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還元率・実質還元率とは?実質還元率の計算方法

更新日: 2021/08/17
還元率・実質還元率とは?実質還元率の計算方法

還元率の算出方法には統一されたルールがないので、各社が公表している数字をそのまま比較するのはおすすめできません。当メディアでは、計算条件と計算式を定めた上で「実質還元率」を比較できるようにしています。

INDEX

目次

    還元率とは?

    一般的に「還元率」と言うと、「100円の支払いで何ポイントもらえるか」という値を示していることが多いです。しかし、この値はあくまでポイントの「付与率」であって、実際にポイントを使う時のレートを考慮していません。

    たとえば、1,000円の買い物で5ポイントを貰えるとき、還元率は「0.5%」とされることが多いです。しかし、これではポイントを使う時のレートが「1pt = 1円」でも「1pt = 5円」でも還元率は同じ、ということになってしまいます。

    そこで、当メディアでは「ポイントを貰える時の付与率」と「ポイントを使う時の交換レート」をかけ合わせて、より実態に即した「実質還元率」を算出しています。

    実質還元率の計算式

    当メディアにおける「実質還元率」の計算方法は、下記のとおりです。

    実質還元率の計算方法

    「付与率」とは

    • 支払額のうち、何%がポイントで付与されるかを示す値(小数点第2位以下切捨)
    • たとえば「100円の支払いで1ポイント付与」なら付与率は「1.0%」

    当メディアでは、あくまで通常時の付与率に絞って、実質還元率を計算します。たとえば「この店舗で買い物をしたら〇%付与」といった限定的な条件や、一時的なキャンペーンによる付与率アップは考慮しません。

    「交換レート」とは

    • ポイントを使う時、1ポイントが何円の価値かを示す値(小数点第2位以下切捨)
    • たとえば「1ポイント = 1円」として使えるなら交換レートは「1.0」

    貯めたポイントの用途には「商品・商品券と交換する」「お会計でお金の代わりに使う」などがあります。このときに、1ポイントが何円分なのか示す値を「交換レート」と呼んでいます。

    当メディアでは、下記のような用途だけを、交換レートを考える上での対象としています。

    • ポイントを、買い物代金の支払いや、月々の引き落としに充当する
    • ポイントを、汎用性の高い商品券(共通商品券・Amazonギフト券など)と交換する

    「特定の景品と交換するとおトク」というような、限定的な用途は計算に含めていません。多くの消費者は「最大値が高くお得に見えても、必要ないものとしか交換できない」というオチを求めていないからです。

    実質還元率「〇% ~ 〇%」ってどういう意味?

    当メディアで「実質還元率 〇% ~ 〇%」と表記している場合は、実質還元率の「通常値」と「最大値」を表しています。

    実質還元率の説明と一例

    低いほうの値は、あくまで「通常値」であり、最小値ではありません。他と比較する際の基準になるよう、下限を「通常値」としています。一般的な使い方であれば、実質還元率がこれを下回ることはないと考えてください。

    たとえば、WAONポイントは会計時に「1pt = 1円」として使えるが、あえてイオン商品券に交換すると「1pt = 0.8円」程度まで交換レートが下がってしまう。こうした要因による実質還元率の低下は、「◯%〜◯%」という表記に反映していない。

    高いほうの値は、先述した条件での「最大値」を表します。限定的な条件やキャンペーンによる付与率・交換レートは対象にしていません。

    計算例① Suica(JREポイント)

    付与率 交換レート 実質還元率
    0.5% 1.0 0.5%

    Suicaでは、鉄道利用や買い物の支払いのたびに「JREポイント」が付与されます。これは「200円で1pt」が基本なので、付与率は「0.5%」と考えます。(一部のお店では「100円で1pt」が付与されますが、対象店舗は限定的です)

    貯めたポイントは「1pt = 1円」としてSuicaのチャージに使えるので、交換レートは「1.0」です。

    付与率「0.5%」× 交換レート「1.0」= 実質還元率「0.5%」

    ビュー・スイカカードの場合

    付与率 交換レート 実質還元率
    0.5~1.5% 1.0 0.5~1.5%

    ビュー・スイカカードなら、チャージを「オートチャージ」や「モバイルSuica」で行うことで、付与率が1.5%になります。交換レートはSuicaと変わらず「1.0」です。

    付与率「1.5%」× 交換レート「1.0」= 実質還元率「1.5%」

    計算例② 楽天カード(楽天ポイント)

    付与率 交換レート 実質還元率
    1.0% 1.0 1.0%

    楽天カードを使うと、様々な支払いで「楽天ポイント」が付与されます。原則「100円で1pt」なので、付与率は「1.0%」と考えます。ちなみに、楽天市場での買い物なら「100円で3pt」ですが、そういった限定的な条件は考慮しません。

    楽天ポイントは、提携店舗や提携サービスの支払いで「1pt = 1円」として使えるので、交換レートは「1.0」です。なお、楽天の各サービスではポイントアップのキャンペーンが多く行われていますが、一時的な要素なので除外しています。

    付与率「1.0%」× 交換レート「1.0」= 実質還元率「1.0%」

    計算例③ JCBカード(Oki Dokiポイント)

    付与率 交換レート 実質還元率
    0.1% 3.0~4.9* 0.3~0.49%

    * 小数点第2位以下切り捨て

    JCBカードでは、毎月の利用額に対して「1,000円で1pt」の「Oki Dokiポイント」が付与されます。したがって、付与率は「0.1%」と考えます。年間利用額に応じて付与率がアップする特典もありますが、今回は基本の付与率で計算します。

    貯めたポイントは、請求額の支払いに充当できます。このとき「1pt = 3円」として使えるので、通常の交換レートは「3.0」です。

    また、JCBのギフトカードに交換すると、10,000円分の商品券が2,050ptでゲットできるなど、最大で「4.9」の高レートを実現できます(数値は小数点第2位以下切り捨て)。

    通常値:付与率「0.1%」× 交換レート「3.0」= 実質還元率「0.3%」
    最大値:付与率「0.1%」× 交換レート「4.9」= 実質還元率「0.49%」