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PayCAS Mobileのメリット・デメリット|PayPay経由の導入がお得?

更新日: 2024/04/03 PR
PayCAS Mobileのメリット・デメリット|PayPay経由の導入がお得?

店舗を営む個人事業主・法人向けに、キャッシュレス決済端末「PayCAS Mobile」のメリット・デメリットをまとめました。現在は、PayPayの公式サイトから申し込むと、お得な「特別セットプラン」で導入できます。

INDEX

目次

    PayCAS Mobileとは?

    PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)の決済端末

    「PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)」とは、店舗のキャッシュレス決済に使えるマルチ決済端末です。1台で、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済に対応できます。ソフトバンクグループの「SB C&S株式会社」が提供しています。

    PayCAS Mobileの導入費用や対応決済など

    対象 個人事業主・法人企業
    初期費用 無料
    月額料金
    (税込)
    2,178円
    対応できる
    キャッシュレス決済
    PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)の対応決済
    決済手数料 2.8% ~ 3.24%
    売上の入金サイクル 月2回の自動入金
    導入にかかる期間 申し込みから1~2ヶ月ほど

    ※ PayPay経由の「特別セットプラン」で申し込んだ場合

    PayCAS Mobileの利用コストは、基本的に「月額料金」と「決済手数料」だけです。決済手数料とは、キャッシュレス決済の売上金額(端末を使って決済した金額)に応じた手数料のことです。PayCAS Mobileでは、キャッシュレス売上の約3%を決済手数料として支払います。

    PayCAS Mobileは「PayPay」から申し込むのがおトク!

    PayCAS Mobileの導入方法には、主に下記の2パターンがあります。

    PayCAS Mobileの導入方法

    • 運営会社のSB C&S株式会社に直接申し込んで導入する
    • PayPay経由で申し込んで「特別セットプラン」で導入する

    現在は、PayPay経由の「特別セットプラン」で導入するほうが断然お得です。端末の機能や対応決済は同じですが、コストがかなり安くなります。

    通常プランと特別セットプランの比較【PayCAS Mobile】

    通常 特別セットプラン
    申込手順 運営会社に
    直接申し込む
    PayPay経由で
    申し込む
    初期費用 86,680円 無料
    月額料金 4,400円~ 2,178円
    決済手数料 3.24%~ 2.8%~
    振込手数料 要問い合わせ 無料

    ※ 料金はすべて税込表示

    PayCAS Mobileの特別セットプランは、個人事業主でも法人企業でも申し込めます。特別セットプランなら、導入時の初期費用がタダになるだけでなく、ランニングコストもかなり抑えられます。

    お得な特別セットプランPayCAS Mobile 公式サイト

    ここからは、PayCAS Mobileのメリット・デメリットを解説していきます。導入を迷っている店舗経営者の方は参考にしてください。

    PayCAS Mobileのメリット

    PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)のメリットを詳しく解説します。一般的なキャッシュレス決済サービスと比較すると、主に下記のような点が優れています。

    1. 対応するキャッシュレス決済の種類が多い
    2. 「VISA」や「PayPay」の決済手数料が安い
    3. 売上の入金手数料が無料
    4. スマホ回線で利用できる
    5. 充電式のコードレス型で使いやすい
    6. レシートプリンターが内蔵されている
    7. 決済端末の機能を拡張できる
    8. 24時間365日対応のコールセンターがある

    それぞれのメリットについては、以下で詳しく解説していきます。

    ① 対応するキャッシュレス決済の種類が多い

    PayCAS Mobileは40種類以上のキャッシュレス決済に対応できます。これは、他社のマルチ決済端末と比較しても多いほうです。ちなみに、通常プランでも特別セットプランでも対応決済の種類は変わりません。

    PayCAS Mobileで導入できるキャッシュレス決済
    クレジットカード 電子マネー QRコード決済
    ・VISA
    ・Mastercard
    ・JCB
    ・Amex
    ・DinersClub
    ・Discover
    ・銀聯
    ・iD
    ・QUICPay
    ・楽天Edy
    ・WAON
    ・nanaco
    ・Suica (スイカ)
    ・PASMO (パスモ)
    ・Kitaca
    ・TOICA
    ・manaca
    ・ICOCA
    ・SUGOCA
    ・nimoca
    ・はやかけん
    ・PayPay
    ・d払い
    ・楽天ペイ
    ・au PAY
    ・メルペイ
    ・J-Coin Pay
    ・AliPay+
    (AliPayなど16種類)
    ・Union Pay
    ・JKOPAY
    ・WeChat Pay

    ※ WeChat Payは法人企業のみ導入可能

    クレジットカードは「VISA・Mastercard・JCB」などの主要な国際ブランドに加えて、中国の「銀聯」にも対応しています。他社の決済端末は銀聯に非対応の場合も多いですが、PayCAS Mobileならインバウンド客層にも対応できます。

    電子マネーの対応数も、他社の決済サービスと比較すると豊富です。SuicaやPASMOなどの交通系ICだけではなく、楽天EdyやWAONなどのいわゆる「流通系電子マネー」にも対応しています。ちなみに、Apple PayとGoogle Payにも対応可能です。

    PayPay経由の特別セットプランで導入する場合、電子マネー決済の導入には「月額1,122円(税込)」の追加料金がかかります。

    QRコード決済(バーコード決済)も、PayPay・d払い・楽天ペイなどのメジャーどころをしっかり押さえています。さらに、AliPayなどの海外系スマホ決済アプリにも対応しています。とくに、台湾の「JKOPAY」に対応している決済サービスは珍しいです。

    ②「VISA」や「PayPay」の決済手数料が安い

    PayCAS Mobileは「VISA・Mastercard・PayPay」の決済手数料が安いです。特にVISAとPayPayは利用者が非常に多いので、ランニングコストに与える影響も大きいです。

    PayCAS Mobileの決済手数料(特別セットプランの場合)
    クレジットカード 電子マネー QRコード決済
    【2.8%】
    ・VISA
    ・Mastercard


    【3.24%】
    ・銀聯

    【3.564%】
    ・JCB
    ・Amex
    ・DinersClub
    ・Discover
    【3.245%】
    ・iD
    ・楽天Edy
    ・WAON
    ・nanaco
    ・Suica (スイカ)
    ・PASMO (パスモ)
    ・Kitaca
    ・TOICA
    ・manaca
    ・ICOCA
    ・SUGOCA
    ・nimoca
    ・はやかけん

    【3.564%】
    ・QUICPay
    【3.08%】
    ・PayPay


    【3.24%】
    ・AliPay+
    ・Union Pay
    ・JKOPAY
    ・WeChat Pay

    【3.245%】
    ・d払い
    ・楽天ペイ
    ・au PAY
    ・メルペイ
    ・J-Coin Pay

    ※ 税込表記なので、公式サイトとは一部料率が異なります

    決済手数料とは?
    キャッシュレス決済の売上金額(端末を使って決済した金額)に応じて支払う手数料のこと。たとえば、PayCAS MobileはVISAの決済手数料率が「2.8%」なので、VISAで1万円の売上が発生した際は「280円」を店舗からPayCAS側に支払うことになる。

    他社の決済サービスだと、決済手数料は「3.24%」程度が一般的です。競合サービスの「エアペイ」「スクエア」と比較すると、主要な決済ブランドの決済手数料は下記のとおりです。

    主要な決済ブランドの手数料率【他社との比較】
    PayCAS Mobile Airペイ Square
    VISA 2.8% 3.24% 3.25%
    Mastercard 2.8% 3.24% 3.25%
    交通系IC 3.245% 3.24% 3.25%
    iD 3.245% 3.24% 3.25%
    楽天Edy 3.245% 非対応 非対応
    PayPay 3.08% 3.24% 3.25%
    d払い 3.245% 3.24% 非対応
    楽天ペイ 3.245% 3.24% 非対応

    ※ PayCAS Mobileの料率は「特別セットプラン」の場合

    パーセンテージだとわずかな差に見えますが、売上が大きくなってくると金額へのインパクトも大きくなります。たとえば、VISAとMastercardで合計100万円の売上があったら、この3社では決済手数料に下記のような差がでます。

    決済手数料の比較(ペイキャスモバイル、エアペイ、スクエア)

    そこそこ規模の大きい店舗なら、1ヶ月のクレカ売上が100万円に達することもあるでしょう。そのような店舗は、PayCAS Mobileを選んでおけば、「エアペイ」や「スクエア」と比べて毎月4,000円以上お得になるわけです。

    申し込みはこちらPayCAS Mobile 公式サイト

    ちなみに、PayCAS Mobileには、他社と比べて決済手数料が高い決済ブランドもあります。このあたりのデメリットについては、記事の後半で詳しく解説しています。

    ③ 売上の入金手数料が無料

    キャッシュレス決済の売上金額は、所定の入金日にまとめて振り込まれるのが一般的です。このとき、他社の決済サービスでは振込手数料がかかる場合も多いですが、PayCAS Mobileなら無料で振り込んでもらえます。

    PayCAS Mobile 一般的な決済サービス
    振込手数料が一律無料
    (特別セットプランの場合)
    入金のたびに
    200~300円ほどかかる

    また、他社の決済サービスでは「〇〇銀行への入金は無料」という場合もありますが、PayCAS Mobileなら金融機関を問わず一律無料です。入金手数料が無条件でタダになるのは、長く使い続けるうえで地味に嬉しいポイントです。

    ④ スマホ回線で利用できる

    一般的に、どの決済端末も利用時にはインターネット環境が必要です。PayCAS Mobileは、Wi-Fi通信や有線LANのほか、スマホ回線(4G回線)でも利用できます。ですから、Wi-Fiや有線LANを設置していない店舗でも導入できます。

    PayCAS Mobile 一般的な決済端末
    スマホ回線・Wi-Fi・有線LAN
    どれでも使える
    Wi-Fiや有線LANが基本

    PayCAS MobileはソフトバンクSIMに対応しており、通信費用も最初から月額料金に含まれています。そのため、スマホ回線で利用する場合も追加料金は発生しません。

    もちろん、Wi-Fi環境のある店舗なら、Wi-Fiに接続することも可能です。なお、別売りの「充電クレードル(9,900円)」を購入すれば、有線LANでの通信にも対応できます。

    ⑤ 充電式のコードレス型で使いやすい

    ペイキャスモバイルを導入した決済場面の例

    PayCAS Mobileは充電式のポータブル端末です。ずっと電源コードを繋いでおく必要がないので、取り回しが良いです。テーブル会計の店舗や、イベント出店などでも使いやすいでしょう。

    バッテリーも長持ちで、開店前に充電しておけば、営業時間中はずっと使い続けられるようです。PayPayの公式サイトでは、下記のように説明されています。

    引用

    Q. モバイル型とのことですがバッテリーはどのくらいもちますか?
    A. 通常の利用であれば、1日ご利用いただけるバッテリーを搭載していますので、営業時間中は充電の必要はありません。

    よくある質問 – PayPay

    ちなみに、端末を置くだけで充電できる「充電クレードル(9,900円)」も別売りで提供されています。これは、充電用の台座のようなものです。購入は必須ではないので、まずはクレードルなしで様子を見てみてもよいでしょう。

    ⑥ レシートプリンターが内蔵されている

    ペイキャスモバイルの決済端末はレシートを発行できる

    PayCAS Mobileにはレシートプリンターが標準搭載されています。ですから、別途でレシートプリンターを用意する必要がありません。ちなみに、レシートロール紙はAmazonなどで1巻110円くらいで購入できます。

    PayCAS Mobile 一般的なカードリーダー端末
    端末からレシートを発行できる レシートの発行には
    別売のプリンターが必要

    たとえば、競合サービスの「エアペイ」や「STORES決済」の場合、紙のレシートを発行するには別売りのレシートプリンターが必要です。プリンターは、安いものでも2~3万円ほどします。PayCAS Mobileなら、そのぶん初期費用を抑えられるわけです。

    ⑦ 決済端末の機能を拡張できる

    PayCAS Mobileには、スマホアプリのような感覚で、様々な便利アプリをインストールできます。専用のアプリストア(PayCAS DX Store)から、欲しいアプリを選んでダウンロードするだけでOKです。

    PayCAS Mobileにインストールできるアプリの例
    KING OF TIMEのアイコン KING OF TIME
    PayCAS Mobileで出退勤管理ができる
    330円/月
    UNITEインボイスのアイコン UNITEインボイス
    インボイス対応の領収書が発行できる
    500円/月
    nRegi-miniのアイコン nRegi-mini
    PayCAS Mobileにレジ機能を搭載できる
    858円/月
    SmartDetaxのアイコン SmartDetax
    免税販売の電子化に対応できる
    3,600円/月~
    L.B.B.Cloudのアイコン L.B.B.Cloud
    予約や事前注文などを受け付けられる
    8,800円/月
    yobocaのアイコン yoboca
    順番待ちのお客さんをLINE等で呼び出せる
    要問い合わせ

    ※ 価格はすべて税込表示

    たとえば「nRegi-mini」をインストールすれば、PayCAS Mobileにレジ機能を搭載できます。あらかじめ商品情報を登録しておけば、端末のタッチパネルで商品を選んでお会計ができます。「ぜんぶ端末ひとつで済ませたい!」という店舗におすすめです。

    ⑧ 24時間365日対応のコールセンターがある

    PayCAS Mobileのコールセンターは年中無休です。操作方法や決済エラーなど、困ったときにいつでも電話で相談できます。他社の決済サービスだと、電話サポートの対応時間は限られている場合が多いです。

    電話サポートの対応時間【競合サービスとの比較】
    PayCAS Mobile Airペイ Square
    24時間365日 9:30~23:00 10:00~18:00
    (年末年始は休業)

    PayCAS Mobileなら、深夜営業の居酒屋や、早朝オープンの飲食店でも安心して使えます。もし深夜~早朝の時間帯に端末トラブルが起きても、すぐに電話でサポートを受けられます。

    申し込みはこちらPayCAS Mobile 公式サイト

    PayCAS Mobileのデメリット

    ここからは、PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)のデメリットを解説します。致命的なデメリットは特にありませんが、下記のようなポイントが気になる場合は、他社の決済サービスも検討してみましょう。

    1. 月額料金がかかる
    2. 4年未満で解約すると違約金がかかる
    3. 「JCB」や「Amex」の決済手数料が高い
    4. 売上の入金サイクルが遅い
    5. 決済端末が届くまでに約1~2ヶ月かかる

    デメリットの各項目について、以下で詳しく解説していきます。

    ① 月額料金がかかる

    PayCAS Mobileの利用には、ランニングコストとして「月額料金」と「決済手数料」がかかります。他社には「決済手数料」だけで使い続けられるサービスもあるので、月額料金がかかるのはPayCAS Mobileのデメリットといえます。

    PayCAS Mobileの月額料金
    クレカとQR決済だけの場合 電子マネーも導入する場合
    2,178円/月 3,300円/月

    ※ どちらも「特別セットプラン」の場合の料金(税込表示)

    PayPay経由の特別セットプランでPayCAS Mobileを導入する場合、基本の月額料金は「2,178円/月」です。電子マネーも導入したい場合は追加料金がかかり、月々の固定費は合計で「3,300円/月」になります。

    ただ、一概に「月額料金がかかるからランニングコストが高い」とは言えません。メリット②で解説したように、PayCAS MobileはVISAやPayPayの決済手数料が安いので、それらの利用頻度が多ければ、トータルでは他社より費用を抑えられる場合もあります。

    ② 4年未満で解約すると違約金がかかる

    PayCAS MobileをPayPay経由で導入する場合は「4年間」の契約が必須です。4年が経過する前に解約すると、解約の時期に応じて違約金がかかります。

    PayCAS Mobileの違約金
    契約から13カ月以内の解約 66,000円
    14~25カ月以内の解約 49,500円
    26~37カ月以内の解約 33,000円
    38~49カ月以内の解約 16,500円

    ※ PayPay経由の「特別セットプラン」で導入した場合

    「そんなに長く使うか使うかわからない」という店舗は、違約金がかからない決済サービスを選んでおくのが無難です。たとえば「エアペイ」や「スクエア」は、どのタイミングで解約しても違約金や解約手数料がかかりません。
    店舗向けのキャッシュレス決済サービスまとめ【比較一覧表】

    ③「JCB」や「Amex」の決済手数料が高い

    メリット②で解説したとおり、PayCAS Mobileは「VISA」や「Mastercard」の決済手数料が安いです。ただ、その代わり「JCB」や「Amex」の決済手数料は高めに設定されています。

    決済手数料率の比較
    PayCAS Mobile Airペイ Square
    VISA 2.8% 3.24% 3.25%
    Mastercard 2.8% 3.24% 3.25%
    JCB 3.564% 3.24% 3.25%
    Amex 3.564% 3.24% 3.25%
    DinersClub 3.564% 3.24% 3.25%
    Discover 3.564% 3.24% 3.25%
    iD 3.245% 3.24% 3.25%
    QUICPay 3.564% 3.24% 3.25%

    ※ PayCAS Mobileの料率は「特別セットプラン」の場合

    業界全体を見ると、クレカや電子マネーの決済手数料は「3.24%~3.25%」くらいが一般的です。PayCAS Mobileだと、JCBやAmexの手数料率は「3.564%」なので、競合他社と比べるとちょっと高いです。

    ただ、クレカの国内シェアはVISAとMastercardが7割超を占めています(イプソス株式会社の調査より)。ですから、「JCBやAmexの手数料が高い」というデメリットは、「VISAやMastercardの手数料が安い」というメリットで十分にカバーできそうです。

    ④ 売上の入金サイクルが遅い

    キャッシュレス決済の売上は、所定の入金日にまとめて振り込まれるのが一般的です。PayCAS Mobileの場合、売上の入金日が月2回しかありません。他社の決済サービスと比較すると、入金サイクルが遅いです。

    PayCASの入金サイクルの例

    ペイキャスモバイルの売上入金サイクル

    資金繰りがシビアなお店は、売上の入金が月2回だけだと少し厳しそうです。PayCAS Mobileを導入する際は、自店のキャッシュフローに支障が出ないか確認しておきましょう。

    ちなみに、競合のキャッシュレス決済サービスでは「決済の翌日」に売上が振り込まれる場合もあります。入金サイクルを重視するなら、他社の決済サービスも検討してみましょう。
    キャッシュレス決済サービスの入金サイクルまとめ【比較一覧表】

    ⑤ 決済端末が届くまでに約1~2ヶ月かかる

    PayCAS Mobileは、申し込んでから届くまでに約1~2ヶ月かかります。「キャッシュレス決済端末を急ぎで導入したい!」という場合、PayCAS Mobileは不向きです。

    決済端末の導入スピード【比較一覧表】
    Square 最短3日
    STORES決済
    楽天ペイ(実店舗決済) 最短5日
    Airペイ 約2週間
    stera pack 約1ヶ月半
    PayCAS Mobile 約1~2ヶ月
    スマレジPAYGATE 約2ヶ月~

    ※ 導入スピードは審査状況などによって変動します

    決済サービスごとに、決済端末の発送や審査に要する時間が異なります。急ぎで導入したい場合は、他社の決済端末を検討しましょう。
    店舗向けのキャッシュレス決済サービスまとめ【比較一覧表】

    PayPay経由でPayCAS Mobileを導入する方法

    PayCAS Mobileは下記のような流れで導入します。PayPayの公式ページから申し込めば、おトクな特別セットプランに加入できます。

    ペイキャスモバイルを導入する方法

    申し込みの手続きは、おおよそ10分程度で完了します。いくつかの必要事項を入力して、店舗の画像をアップロードするだけでOKです。

    申込時の主な入力内容【PayCAS Mobile】

    • 代表者の氏名や住所など
    • 店舗の屋号や住所など
    • 売上を振り込んでもらう口座の情報
    • 店舗ホームページや紹介サイトのURL
    • 店舗の写真(画像をアップロードする)*

    * 店舗が未完成の場合は、営業許可証や開業届の写真でもOK

    ちなみに、PayCAS Mobileの詳しい審査基準は明らかにされていません。ただ、代表者の本人確認書類がいらないなど、他社の決済サービスと比べると申込みのハードルは低いほうです。

    申し込み後は、PayPayとクレジットカードの審査が終わりしだい、端末が発送されます。端末が店舗に届いたら、すぐに使い始められます。

    申し込みはこちらPayCAS Mobile 公式サイト

    PayCAS MobileのQ&A

    PayCAS Mobileの利用に必要なネット環境は?
    PayCAS Mobileは、スマホ回線かWi-Fiで利用できます。月額料金にソフトバンクSIMの利用料が含まれているので、スマホ回線を使う場合も追加料金はかかりません。なお、別売の「充電クレードル」を買えば有線通信も可能です。
    PayCAS Mobileのバッテリーはどのくらい持つ?
    開店前に充電しておけば、営業時間中は使い続けられます。PayPayの説明によると「通常の利用であれば、1日ご利用いただけるバッテリーを搭載していますので、営業時間中は充電の必要はありません」とのことです。
    クレジットカードのタッチ決済にも対応できる?
    PayCAS Mobileは、クレジットカードのタッチ決済にも対応しています。もちろん、カードを差し込む形式や、磁気部分をシュッとスライドする形式でも決済できます。
    別途でレシートプリンターを用意する必要はある?
    PayCAS Mobileにはレシートプリンターが内蔵されているので、別途でプリンターを買う必要はありません。替えのレシートロール紙さえ用意しておけばOKです。レシート紙は、Amazonなどで1巻110円くらいで購入できます。
    PayCAS MobileはPOSレジと併用できる?
    現状、タブレット等にインストールしたPOSレジアプリと連携することはできません。ただ、PayCAS Mobileにレジアプリ(blayn・リアレジ・n-regi miniなど)をインストールして、端末自体でレジ機能を使うことはできます。
    PayCAS Mobileでインボイス対応レシートを発行できる?
    PayCAS Mobileでインボイス対応のレシートを発行するには、端末に「UNITEインボイス(月額500円)」というアプリをインストールする必要があります。なお、このアプリがなくても通常のレシートや領収書は発行できます。

    まとめ

    PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)は、1台でクレカ・電子マネー・QRコードなどのキャッシュレス決済に対応できるマルチ決済端末です。PayPayの公式サイトから申し込めば、初期費用0円の「特別セットプラン」で導入できます。

    PayCAS Mobileのメリット・デメリット

    メリット デメリット
    ・対応する決済ブランドが豊富
    ・VISAやPayPayの決済手数料が安い
    ・売上の入金手数料が無料
    ・スマホ回線で利用できる
    ・コードレスで使いやすい
    ・レシートプリンター内蔵
    ・端末の機能を拡張できる
    ・コールセンターが24時間対応
    ・月額料金がかかる
    ・4年未満での解約は違約金がかかる
    ・JCBやAmexの決済手数料が高い
    ・売上の入金サイクルが遅い
    ・端末が届くまで1~2ヶ月かかる

    最大のメリットは、VISAやPayPayの決済手数料の安さです。個々の決済にかかる費用を抑えられるので、売上規模が大きくなるほどお得になります。別途で「月額料金がかかる」というデメリットもありますが、決済手数料が浮いたぶんでペイできる店舗も多いでしょう。

    また、決済端末の使い勝手の良さも大きな魅力です。コードレス&プリンター内蔵なので、レジから持ち出して使うこともできます。店舗での利用だけでなく、移動販売やイベント出店でも使いやすいでしょう。

    申し込みはこちらPayCAS Mobile 公式サイト

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