当社は今回、主催するイベント(フリーランス交流会)の参加費の支払い方法として「PayPay」を導入しました。本記事では、その際の流れを参考に、PayPayの導入フローを解説します。
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目次
PayPayを導入する流れ
「PayPay」を導入する流れは、大きく下記の3ステップに分けられます。審査に多少の日数がかかりますが、手続き自体は非常にカンタンです。
申し込みから利用開始までの期間は、スムーズに進めば「1週間程度」です。ただ、審査が長引いたり、審査に落ちてしまうケースもあるようです。
PayPayの導入にかかった日数(当社の場合)
今回、当社は「イベントの参加費決済」という特殊な利用目的が原因で、いちど再審査をくらいました。しかし、サポートセンターのスムーズな応対のおかげで再審査をすぐに通過し、トータルでは2週間ほどで導入できました。
ステップ① 申し込み
- 公式サイトから簡単な申し込みをする
- 登録したメールアドレスに申請用のURLが届く
- 届いたURLから加盟店審査の申請をする(本人確認書類などのアップロードが必要)
まずは、PayPayの公式サイトから簡単な申し込みをします。ここで入力するのは、業種・氏名・メールアドレスなどの基本的な項目だけです。
公式サイトの申し込み画面
上記の申し込みが済むと、記入したアドレスへすぐにメールが届きます。このメールに、加盟店審査に申請するためのURLが記載されているので、そこから手続きを進めます。
加盟店審査の申請画面(メールで届いたURL)
ここでは、事業主や店舗に関する情報などを詳しく入力していきます。あわせて、下記の書類や写真をスマホ等で撮影してアップロードします。
加盟店審査で提出するもの
- 申込者の本人確認書類
- お店の営業に関わる許認可証(許認可が必要ない業種なら提出不要)
- お店の内観や外観の写真(イベント出店なら、実際に出店したお店の写真でもOK)
記入項目や提出物など、少し分かりづらい部分もありますが、解説ページへのリンクがあるので困ることはないでしょう。このほか、サポートセンターに問い合わせることもできます。
「LINE Pay」と「AliPay」の同時申し込みも可能
申請フォームには「LINE Pay」と「AliPay」に関する記入欄もあります。ここで「利用を希望する」と回答しておくと、1つのQRコードで「PayPay・LINE Pay・AliPay」の3つに対応できるようになります。ただ、あとから追加で導入することもできるので、この時点ではまだ決めなくてもOKです。
ステップ② 審査
- 申請が完了すると、PayPay側で審査が行われる
- 一発で審査に通れば、とくに何もしなくてOK
- 「再審査」や「審査落ち」のメールが来た場合は、再び審査を受ける
当社の場合は「イベントの参加費決済」という利用目的がうまく伝わらず、いちど再審査の対象となりました。しかし、下記のような流れで審査を通過できました。
再審査~審査通過の流れ(当社の場合)
- 申請から8日後、再審査のメールが届いた
- すぐにメールを返信するも回答はなし
- 翌日、サポートセンターに電話してみた
- すると、その日のうちに審査通過のメールが届いた
再審査のメールに返信しても、なかなか回答がありませんでした。そこでサポートセンターへ電話して、確認事項についてやりとりしたところ、数時間後には審査通過のメールが届きました。急いでいる場合は、電話でやり取りしたほうがスムーズかもしれません。
ちなみに、審査を通過した時点でマイページから自店舗のQRコードをダウンロードできます。「加盟店キットが届くまで待てない!」という場合は、こちらを使ってもOKです。
ステップ③ キットの到着
審査に通過すると、数日程度で「PayPayコードキット」がポストに届きます(当社の場合は審査通過メールの6日後に届きました)。この中に入っているQRコードを店頭に設置すれば、いよいよPayPayでの決済を始められます。
キットの外観 | キットの中身 |
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「PayPayコードキット」の内容物
- スタートガイド
- QRコードのシール
- QRコード用のスタンド
- QRコード用の台紙
- 店頭用ステッカー
- 宣伝用リーフレット
※ 上記はあくまで基本的な内容物です
当社に届いたキットには、上記のほか「LINE Pay」のステッカー類も同梱されていました。LINE Payの利用を希望していなくても一緒に届くようなので、「ひとまずPayPayだけでいいや」という場合は使わずにしまっておきましょう。
スタートガイドに沿ってマイページの設定を行えば、PayPayの導入完了です。ステッカーやチラシなどは、店頭の目立つところに掲示しておけばOKです。
届いたらすぐに使える!
PayPayコードキットが届いたら、すぐに決済利用できます。お手持ちのスマホでPayPayのアプリを開き、実際にQRコードを読み取ってみましょう。
当社の場合、イベントの受付で決済していただく用途で導入したので、このコードを受付に設置すればそれで準備完了です。売上やシステム手数料は、PayPayのマイページで確認できます。
まとめ – 導入フローの良かった点・気になった点
「PayPay」の導入手続きは非常にカンタンでした。申し込みの手続きはすべてスマホで完結できるうえ、必要事項の入力などもサクサク進められます。
導入フローの良かった点・気になった点
良かった点 | 気になった点 |
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導入フローの中で手間がかかるのは、申し込みフォームの入力作業くらいでした。といっても、早ければ10分程度で入力できる内容で、決して難しくはありません。もし入力に困る項目があっても、ヘルプページを参照したり、サポートに問い合わせたりすればすぐに解決できるでしょう。
唯一気になった点は、再審査の連絡が来るまでに日数がかかったことです。公式サイトでは「最短2営業日」と書いてあったのに対し、今回は8日後に連絡が届きました。審査の連絡が遅れても問題ないように、余裕を持って申し込んでおくのがよさそうです。
審査に落ちても再挑戦できる
もし審査落ちの連絡が届いても、すぐに諦める必要はありません。サポートセンターに問い合わせれば、再審査の手続きへ進むことができます。このような場合、メールではなく電話で問い合わせる方がスムーズに進みやすいのでオススメです。