キャッシュレス決済サービス「Square(スクエア)」の決済端末をまとめて比較します。スクエアには4種類の決済端末があり、デザイン・価格・使い勝手などが違います。それぞれの特徴を理解して、店舗に合った端末を選びましょう。
INDEX
目次
スクエアの決済端末は4種類【比較一覧表】
スクエアには4種類のキャッシュレス決済端末があり、加盟店舗は好きなものを導入できます。単純にデザインの好みで選んでもOKですが、端末ごとに必要な周辺機器(タブレットやレシートプリンターなど)が異なるので注意しましょう。
Square リーダー |
Square スタンド |
Square ターミナル |
Square レジスター |
|
---|---|---|---|---|
価格 (税込) |
4,980円 | 29,980円 | 39,980円 | 84,980円 |
月額料金 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
使い方 | タブレットか スマホと 一緒に使う |
iPadと 一緒に使う |
端末だけで 使える |
端末だけで 使える |
レシート プリンター |
別売り | 別売り | 端末に内蔵 | 別売り |
持ち運び | ◯ | ✕ | ◯ | ✕ |
決済手数料 | VISA・Master:2.5% その他:3.25% |
|||
売上の 入金サイクル |
三井住友 or みずほ銀行なら翌営業日入金 (その他の銀行は週1回の定期入金) |
|||
入金手数料 | 無料 | |||
導入スピード | 最短2日で導入可能 |
結論から言うと、おすすめは「Square ターミナル」か「Square レジスター」です。端末1台で決済ができるので、別途でスマホやタブレットを用意する必要がありません。本体価格はちょっと高いですが、トータルで考えればむしろ安上がりです。
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ちなみに、どの端末を選んでも「対応できる決済ブランド」と「決済手数料」は同じです。幅広い決済手段を、下記のような決済手数料率で導入できます。
クレジットカード | 電子マネー | QRコード決済 |
---|---|---|
【2.5%】 ・VISA ・Mastercard 【3.25%】 ・JCB ・Amex ・DinersClub ・Discover |
【3.25%】 ・交通系IC (Suica・PASMOなど) ・iD ・QUICPay |
【3.25%】 ・PayPay ・d払い ←NEW! ・楽天ペイ ←NEW! ・au PAY ←NEW! ・メルペイ ←NEW! ・Alipay+ ←NEW! ・WeChat Pay ←NEW! |
スクエアは、2024年11月からVISAとMastercardの決済手数料を業界最安水準の「2.5%」に引き下げました。これまでスクエアは決済手数料が微妙に高いのがデメリットでしたが、これによりほとんど弱点がなくなりました。
ここからは、各端末の特徴を順番に解説していきます。
Square リーダー
価格 | 必要な周辺機器 | 通信環境 |
---|---|---|
4,980円(税込) | ・タブレットかスマホ ・レシートプリンター |
タブレットやスマホが 繋がる場所ならOK |
「Square リーダー」は、スクエアの中でもっとも安い決済端末です。コンパクトな端末なので、既存のレジ端末と組み合わせて使いたい店舗などに向いています。充電式で持ち運びしやすいので、イベント出店や移動販売にも便利です。
「Square リーダー」は、タブレットかスマホとBluetooth接続して使います(Android・iOSの両方に対応)。ですから、すでにタブレットなどを持っている店舗におすすめです。費用を抑えたいなら、プライベートで使っているスマホを流用するのもアリです。
Square スタンド
価格 | 必要な周辺機器 | 通信環境 |
---|---|---|
29,980円(税込) | ・iPad ・レシートプリンター |
iPadが 繋がる場所ならOK |
「Square スタンド」は、iPadをはめ込んで使うタイプの決済端末です。簡単に言うと「決済機能つきのiPadスタンド」というイメージです。iPadの画面で商品選択や金額入力をしたあと、スタンド部分に内蔵されたカードリーダーなどで決済をします。
「Square スタンド」の利用にはiPadが必要です(Androidのタブレットは利用不可)。対応機種のiPadを持っていない場合は、iPadの購入費用として数万円がプラスでかかると考えましょう。
Square ターミナル
価格 | 必要な周辺機器 | 通信環境 |
---|---|---|
39,980円(税込) | とくになし | Wi-Fi or 有線LAN |
「Square ターミナル」は、1台でキャッシュレス決済を完結できる”オールインワン型”の決済端末です。タッチパネルとレシートプリンターが搭載されているので、他に周辺機器を買う必要がありません。スクエアの中で、もっともコスパの良い端末と言えます。
充電式で片手に収まるサイズなので、持ち運びにも便利です。Wi-Fiのあるお店なら、テーブル決済などにも活用できるでしょう。ポケットWi-Fiと併用すれば、イベント出店などでも使えます。
Square レジスター
価格 | 必要な周辺機器 | 通信環境 |
---|---|---|
84,980円(税込) | レシートプリンター | Wi-Fi or 有線LAN |
「Square レジスター」は、2024年3月に発売された最新の決済端末です。他と比較するとちょっと高いですが、予算に余裕があるならもっともおすすめの端末です。
「Square レジスター」は、先述した「Square スタンド」の進化版と考えましょう。こちらは端末自体に画面が付いているので、iPadなしで使えます。また、カスタマーディスプレイ(お客さん側の画面)も搭載されており、スムーズなお会計が可能です。
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比較① 導入にかかる初期費用
決済端末ごとに、導入にかかる初期費用を比較します。端末によっては、本体価格に加えて「周辺機器の購入費用」がかかります。
Square リーダー |
Square スタンド |
Square ターミナル |
Square レジスター |
|
---|---|---|---|---|
本体価格 (税込) |
4,980円 | 29,980円 | 39,980円 | 84,980円 | 必要な 周辺機器 |
・タブレットかスマホ ・レシートプリンター |
・iPad ・レシートプリンター |
とくになし | ・レシートプリンター |
ここからは、各端末の具体的な導入費用をシミュレーションしてみます。ちなみに、レシートプリンターがなくても「電子レシート」の発行は可能ですが、今回は紙のレシートを発行する前提でシミュレーションしています。
【Square リーダー】初期費用シミュレーション
・端末本体はスクエア公式サイトで購入:4,980円 ・スマホはすでに持っているものを使う:0円 ・プリンターは最安モデルをAmazonで購入:33,500円 →合計:38,480円 |
※レシートプリンターの価格は変動する可能性があります
「Square リーダー」は、自分のスマホと連携して使うと安上がりです。新たに店舗用のタブレット等を買う場合は、そのぶんの金額がプラスして考えましょう。プリンターについては、対応機種をチェックしたうえで、最安モデルをAmazonや楽天で探すと費用を抑えやすいです。
【Square スタンド】初期費用シミュレーション
・端末本体はスクエア公式サイトで購入:29,980円 ・iPadはApple公式ストアで購入:49,800円 ・プリンターは最安モデルをAmazonで購入:33,500円 →合計:113,280円 |
※iPad・レシートプリンターの価格は変動する可能性があります
「Square スタンド」は必ずiPadとセットで使うので、どうしてもiPadの購入費用がかさみます。ただ、中古のiPadで妥協すればもう少し安く済むでしょう。すでにiPadがある店舗なら、かなり初期費用を抑えられます。
【Square ターミナル】初期費用シミュレーション
・端末本体はスクエア公式サイトで購入:39,980円 ・タブレットやスマホは不要 ・プリンターは端末に内蔵されている →合計:39,980円 |
「Square ターミナル」は端末1台で使えるので、周辺機器の購入費用がかかりません。ですから、トータルで見ると「Square リーダー」と初期費用はほとんど同じです。端末の機能性を加味すれば、非常にコスパの良い選択と言えるでしょう。
【Square レジスター】初期費用シミュレーション
・端末本体はスクエア公式サイトで購入:84,980円 ・タブレットやスマホは不要 ・プリンターは最安モデルをAmazonで購入:33,500円 → 合計:118,480円 |
「Square レジスター」はスクエアの最新&最上位モデルです。スクエアの中では高価ですが、「カスタマーディスプレイまで付いて10万円以下」というのは、他社の決済端末と比べるとむしろリーズナブルな価格設定といえます。レシートプリンターを合わせても、トータル10万ちょっとで導入できます。
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比較② 決済端末の使い方(お会計の流れ)
スクエアの決済端末では、端末ごとに決済の受付方法が異なります。ここからは、クレジットカード決済の流れを例に、使い方の違いを比較します。(電子マネー決済やQRコード決済の場合も大まかな流れは同じです)
【Square リーダー】クレカ決済の流れ
※ タブレットに「Square POSレジ」というアプリをインストールしておく
「Square リーダー」は、タブレット or スマホとBluetooth接続して使います。金額入力などの操作は、タブレットやスマホのほうで行います。ちなみにQR決済の場合は、お客さんのQRコードをタブレット等のカメラで読み取ります。
【Square スタンド】クレカ決済の流れ
※ iPadに「Square POSレジ」というアプリをインストールしておく
「Square スタンド」は、端末にiPadをはめ込んで使います。iPadで会計金額を入力したら、画面をお客さん側に向けて、暗証番号の入力などをしてもらいます。端末の土台が回転盤になっているので、片手でクルッとお客さん側に向けられます。
【Square ターミナル】クレカ決済の流れ
「Square ターミナル」では、端末1台でキャッシュレス決済に必要な作業をすべて完了できます。金額や暗証番号は端末のタッチパネルで入力できますし、レシートは内蔵のプリンターから自動で印刷されます。
【Square レジスター】クレカ決済の流れ
「Square レジスター」には2つのディスプレイがあります(店員側と客側)。まず、店員側の画面で会計金額などを入力します。すると、客側の画面に金額が表示されるので、あとはお客さんが自分で決済を完了できます。
比較③ 必要な通信環境
どの決済端末も、キャッシュレス決済を受け付けるにはインターネット接続が必要です。必要な通信環境は端末によって異なります。
Square リーダー |
Square スタンド |
Square ターミナル |
Square レジスター |
---|---|---|---|
タブレットやスマホを介して 通信する |
Wi-Fiか有線LANで 通信する |
「Square リーダー」と「Square スタンド」は、連携したタブレットやスマホを介してインターネットに接続します。スマホが繋がる環境ならどこでも決済を受け付けられるので、お店にネット回線を引いていなくても使えます。
「Square ターミナル」と「Square レジスター」は、Wi-Fiか有線LANでインターネットに接続します。お店にネット回線を引いていない場合は、ポケットWi-Fiなどを活用するのもアリです。
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比較④ 決済端末のサイズ・重さ
ここからは、スクエアの決済端末のサイズと重さを比較してみます。決済端末を並べると、おおよそ下図のようになります。
各端末の詳しい大きさ・重量は下記のとおりです。
【Square リーダー】端末のサイズ・重さ
「Square リーダー」は、スクエアの中でもっともコンパクトな決済端末です。他社のカードリーダーと比べても、ここまで小さい端末は珍しいです。重さもだいたい卵1個分くらいしかありません。持ち運びしやすいので、イベント等での利用にもオススメです。
【Square スタンド】端末のサイズ・重さ
「Square スタンド」は、簡単に言うと「ちょっとゴツいiPadスタンド」くらいの大きさです。本体をお客さん側にクルッと回転させて使うので、設置には直径35cmのスペースが必要です。重量は2kgを超えるうえ電源コードがあるので、持ち運びはできません。
【Square ターミナル】端末のサイズ・重さ
「Square ターミナル」は、例えるなら「厚みのあるスマホ」くらいのサイズです。重量も500mlペットボトルより軽いくらいなので、片手でラクに持ち運びができます。テーブル会計やイベント出店などでも使いやすいでしょう。
【Square レジスター】端末のサイズ・重さ
「Square レジスター」は、スクエアの中でもっとも操作画面が大きい決済端末です。iPadより一回り大きいディスプレイで、快適に操作できます。お客さん側のカスタマーディスプレイは、カウンターの広さに応じて柔軟に置き方を変えられます。
比較⑤ 電源コードの有無
スクエアの決済端末は、それぞれ電源供給のしかたが違います。テーブル決済やイベント出店などで、持ち運んで使いたい場合は「充電式」の端末を選びましょう。
Square リーダー |
Square スタンド |
Square ターミナル |
Square レジスター |
---|---|---|---|
充電式 | 電源コード | 充電式 | 電源コード |
「Square リーダー」と「Square ターミナル」は、充電式なのでコードレスで使えます。公式サイトによると、開店前に充電しておけば、営業時間中は充電なしで使い続けられるようです。バッテリーが心配な場合は、ケーブルを繋げたまま使うこともできます。
「Square スタンド」と「Square レジスター」は、常に電源コードに繋いで使います。カウンターに据え置きで使うなら問題ありませんが、持ち運びには不向きです。ちなみに「Square スタンド」では、スタンドからiPadに給電されるので、iPadを別個で充電する必要はありません。
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スクエアの決済端末を他社と比較してみた
本記事で紹介したSquare(スクエア)と、他社の主要なキャッシュレス決済端末を比べてみました。他社と比較すると、スクエアは決済手数料の安さや入金サイクルの速さが強みです。
主要なキャッシュレス決済サービスの比較表
スクエア | エアペイ | stera pack |
STORES決済 | |
---|---|---|---|---|
決済端末 | ||||
4,980円~ | 20,167円 | 無料 | 19,800円 | |
月額料金 | 無料 | 無料 | 3,300円/月 | 無料 |
決済手数料 | 2.5% ~ 3.25% |
3.24% | 1.98% ~ 3.24% |
3.24% |
入金手数料 | 無料 | 無料 | 無料 or 220円 |
無料 or 200円 |
入金サイクル | 最短翌日 | 月1回 ~ 月6回 |
月2回 or 月6回 |
最短 2日以内 |
クレカ | 6ブランド | 7ブランド | 7ブランド | 6ブランド |
電子マネー | 11種類 | 11種類 | 14種類 | 11種類 |
QR決済 | 7種類 | 30種類以上 | 9種類 | 1種類 |
導入スピード | 最短3日 | 2週間程度 | 約1ヶ月半 | 最短3日 |
スクエアは月額料金が無料なうえ、VISA・Mastercardの決済手数料が2.5%と格安です。売上の振込手数料も無料なので、ランニングコストを抑えやすいでしょう。また、最短翌日で売上を入金してもらえるので、資金繰りが厳しい店舗でも導入しやすいです。
一方、エアペイやステラパックと比較すると、スクエアは対応決済の種類がちょっと少ないです。ただ、メジャーな決済ブランドには一通り対応しているので、ひとまず大きな問題はないでしょう。2024年9月からは、QRコード決済の対応数も大幅に増えています。
>> スクエアとAirPAY(エアペイ)の比較記事はこちら
>> スクエアとstera pack(ステラパック)比較記事はこちら
【補足】決済端末が不要の「スマホでタッチ決済」とは?
- スマホひとつで決済を受け付けられる
- 初期費用・月額料金は無料
- 必要なものは、対応機種のiPhoneかAndroidスマホだけ
- 対応決済はクレカ・モバイルウォレット・QRコード決済のみ(電子マネー不可)
スクエアは、スマホだけでキャッシュレス決済を導入できる「スマホでタッチ決済」というサービスも提供しています。決済端末を買う必要がないので、対応機種のiPhoneかAndroidスマホさえ持っていれば初期費用ゼロで始められます。
スクエアの導入方法を比較【決済端末 or スマホ】
決済端末を購入する場合 | スマホだけで導入する場合 (スマホでタッチ決済) |
|
---|---|---|
初期費用 | 4,980円〜 (端末の種類による) |
無料 |
月額料金 | 無料 | 無料 |
決済手数料 | 2.5%〜3.25% | 2.5%〜3.25% |
クレカ | ◯ | ◯ |
電子マネー | ◯ | × |
QRコード決済 | ◯ | ◯ |
「スマホでタッチ決済」はスマホだけで手軽に導入できるのがメリットですが、SuicaやPASMOなどの電子マネーには対応できません。ですから、ひとまず「クレカとQR決済だけ対応しとけば十分かな」という店舗におすすめです。より幅広い決済ブランドに対応したい場合は、本記事で紹介した決済端末を導入しましょう。
ちなみに「スマホでタッチ決済」の対応スマホは、スクエアの公式サイトで確認できます。公式サイトの一番下にある「よくある質問」に、「スマホでタッチ決済に対応しているスマートフォンを教えてください」という項目があるので、そちらをご覧ください。
公式サイトスマホでタッチ決済
詳細記事はこちら
まとめ – スクエアのおすすめ決済端末はどれ?
Square(スクエア)は4種類の決済端末を提供しています。どの端末を選んでも、対応できる決済ブランドや決済にかかる手数料は変わりません。デザインや導入コストに注目して選びましょう。
Square リーダー |
Square スタンド |
Square ターミナル |
Square レジスター |
|
---|---|---|---|---|
価格 (税込) |
4,980円 | 29,980円 | 39,980円 | 84,980円 |
使い方 | タブレットか スマホと 一緒に使う |
iPadと 一緒に使う |
端末だけで 使える |
端末だけで 使える |
レシート プリンター |
別売り | 別売り | 端末に内蔵 | 別売り |
持ち運び | ◯ | ✕ | ◯ | ✕ |
通信環境 | タブレット・スマホを 介して通信する |
Wi-Fi or 有線LANで 通信する |
||
決済手数料 | VISA・Mastercard:2.5% その他:3.25% |
|||
売上の 入金サイクル |
三井住友 or みずほ銀行なら翌営業日入金 (その他の銀行は週1回の定期入金) |
|||
入金手数料 | 無料 | |||
導入スピード | 最短2日で導入可能 |
おすすめは「Square ターミナル」と「Square レジスター」です。本体価格はちょっと高いですが、タブレットやスマホを用意する必要がないので、トータルで見ればコスパ◎です。
まずは手軽にキャッシュレス対応したい!という店舗には「Square リーダー」もおすすめです。業界最小クラスのカードリーダーを、たったの4,980円で導入できます。とにかくコンパクトで取り回しが良いので、既存のレジ設備に追加しても邪魔になりません。
一方「Square スタンド」に関しては、どうせなら「Square レジスター」のほうがいいんじゃない?というのが正直なところです。ただ、すでにiPadを持っている人や、クルッと回るギミック感に惹かれる人は、あえて「スタンド」を選ぶのもアリです。
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下記の記事では、スクエアと他社の決済端末を比較しています。まだスクエアに決めかねている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。