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キャッシュレス決済の種類 – 電子マネー・QRコード・クレカの比較

更新日: 2021/07/19
キャッシュレス決済の種類 – 電子マネー・QRコード・クレカの比較

INDEX

目次

    キャッシュレス決済とは

    「キャッシュレス決済」とは、広い意味で言うと「現金以外を使った決済方法」の総称です。例えば、以下のようなものが含まれます。

    広義のキャッシュレス決済に含まれるもの

    ただ、昨今一般的に「キャッシュレス決済」という場合には「電子マネー決済」「QR・バーコード決済」「クレジットカード決済」の3つを指す場合が多いようです。

    狭義のキャッシュレス決済 - 分類と具体例

    本記事では、注目度の高いこの3つのキャッシュレス決済について、特徴をまとめています。

    主なキャッシュレス決済3種【比較表】

    キャッシュレス決済3種の一般的な特徴は、下表のとおりです。

    電子マネー QR・バーコード クレジットカード
    電子マネー QR・バーコード クレジットカード
    媒体 カード・スマホ スマホ (アプリ) カード
    決済方法 ピッとかざす QRコードの
    提示 or スキャン
    カードを挿す
    支払い 事前のチャージ
    (前払い)
    事前のチャージ
    (前払い)
    口座から引き落とし
    (後払い)
    利用料金 カード発行に
    数百円かかる
    かからない 年会費が
    かかる場合も
    利用の制約 チャージ上限あり
    (多くて5万円)
    チャージ上限あり
    (月100万円が目安)
    利用上限あり
    (通常10万〜数百万円)

    電子マネー決済

    媒体 支払い 利用料金 利用の制約
    カード・スマホ 事前のチャージ
    (前払い)
    カード発行に
    数百円かかる
    チャージ上限あり
    (多くて5万円)

    電子マネーは、基本的にはICカードに内蔵されていますが、「モバイルSuica」のようにスマホに取り込んで使えるものもあります。

    • ICカードやスマホを、端末にピッとかざして決済する
    • 電子マネーは、大きく「交通系」と「流通系」に分けられる
    • 交通系は「Suica・PASMO・ICOCA」など
    • 流通系は「楽天Edy・WAON・nanaco」など

    主要な電子マネーの比較

    還元率 加盟店数* スマホでの決済
    Android iPhone
    Suica 0.5~2% 112万店
    PASMO 0.5~1%
    楽天Edy 0.5% 85万店 ×
    WAON 0.5~1% 80万店 ×
    nanaco 0.5~1% 77万店 ×

    *いずれも2021年時点

    「iD」や「QUICPay」も、電子マネーに含まれます。ただし、他の電子マネーとは性質が大きく異なります(チャージが不要など)。

    QR・バーコード決済

    媒体 支払い 利用料金 利用の制約
    スマホアプリ 事前のチャージ
    (前払い)
    かからない チャージ上限あり
    (月100万円が目安)

    スマホにアプリをインストールし、手軽に使えるのが「QR・バーコード決済」です。「スマホ決済」とも呼ばれます。

    • 決済方法は「お店のQRコードを読み取る」or「自分のバーコードを見せる」
    • 銀行口座やクレジットカードから事前にチャージしておくのが基本
    • アプリの操作でチャージが可能
    • 電子マネーよりもチャージ上限額が高い
    • クレジットカードとひも付けて決済することもできる

    主要なQR・バーコード決済の比較

    メイン
    利用率
    還元率 貯まるポイント 主なチャージ方法
    PayPay 54.8% 0.5~1.5% PayPayボーナス
    • 銀行口座
    • ヤフーカード
    • 現金
    楽天ペイ 16.1% 0.5~1.5% 楽天ポイント
    • 楽天銀行
    • 楽天カード
    • ラクマの売上
    d払い 10.6% 0.5~1% dポイント
    • 銀行口座
    • 現金
    LINE Pay 9.3% 0.5% LINEポイント
    • 銀行口座
    • 現金
    au PAY 4.1% 0.5~1% Pontaポイント
    • 銀行口座
    • クレジットカード
    • 現金

    上表の「メイン利用率」は、公正取引委員会の調査結果を参考にしています。この調査は、ORコード決済の利用者4,000人を対象に「最も頻繁に使っているアプリ」を調べたものです(p.8 令和2年4月 キャッシュレス決済に関する調査報告書 – 公正取引委員会)。

    クレジットカード決済

    媒体 支払い 利用料金 利用の制約
    カード 口座から引き落とし
    (後払い)
    年会費が
    かかる場合も
    利用上限あり
    (通常10万〜数百万円)
    • 利用した金額が、振替日に銀行口座から引き落とされる
    • 電子マネーやQR決済アプリのチャージにも使える(一部のアプリを除く)
    • ただし、チャージ分の利用金額にはポイントが付かない or 還元率が低い場合も
    • 審査があり、発行までに時間がかかるのがカードの難点

    先述の「QR・バーコード決済」は、同グループ会社のカードを併用することで利便性が上がったり、お得にチャージできます。たとえば、PayPayもヤフーもソフトバンク傘下であり、PayPayへのカードチャージはヤフーカードからしかできません。

    QR決済アプリと相性の良いカード

    還元率 国際ブランド 主な特徴
    ヤフーカード 1%
    • Visa
    • Master
    • JCB
    • 年会費は永年無料
    • PayPayチャージが可能 (ポイントなし)
    • ヤフーショッピングなら3%還元
    楽天カード 1%
    • Visa
    • Master
    • Amex
    • JCB
    • 年会費は永年無料
    • 楽天ペイへのチャージで0.5%還元
    • 楽天市場なら3%還元
    dカード 1%
    • Visa
    • Master
    • 年会費は永年無料
    • d払いの支払いに使うと最大2%還元
    • 「特約店」なら還元率アップ (最大5%)
    Visa LINE Payクレジットカード 2%
    • Visa
    • 2年目以降は年会費1,350円
      (カードを1度でも使えば無料)
    • LINE Payの支払いに使うと0.5%還元
    • 2022年4月まで還元率2%が基本
    au PAYカード 0.5~1%
    • Visa
    • Master
    • 2年目以降は年会費1,375円
      (カードを1度でも使えば無料)
    • au PAYへのチャージで1%還元
    • au PAYマーケットなら最大16%還元