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キャッシュレス決済の基本【店舗向け】主な3種類の比較

更新日: 2021/09/22
キャッシュレス決済の基本【店舗向け】主な3種類の比較

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目次

    キャッシュレス決済の基本【店舗向け】

    主なキャッシュレス決済には、「QR・バーコード決済」「電子マネー決済」「クレジットカード決済」の3種類があります。いずれも、決済から入金までの仕組みはおよそ下図のようになっています。

    キャッシュレス決済のしくみ - 事業者目線

    ※ 決済代行サービスを利用する場合は流れが異なる

    • キャッシュレス決済による売上は、運営会社から後日振り込まれる
    • 売上からは「決済手数料」と「振込手数料」が差し引かれる
    • 売上が振り込まれるまでの日数は、各社の「入金サイクル」によって異なる

    「決済手数料」は、大体において「売上の2〜3%」です。一方「振込手数料」は、売上金額に関わらず、振り込み時にかかります。振込手数料は無料の場合も多いですが、入金サイクルを早めようとすると数百円ほどかかります。

    「入金サイクル」とは、「決済が済んでから、振り込みまでどれくらいかかるか」を表す言葉です。早ければ翌日、遅くても1ヶ月程度で振り込まれます。

    これ以降で示す数値等は、各社の公開情報に加え、下記4つの調査結果に基づいたものです。
    一般消費者におけるキャッシュレス利用実態調査レポート – NECソリューションイノベータ
    キャッシュレス決済に関する意識調査結果詳細 – 消費者庁
    キャッシュレス決済 実態調査アンケート 集計結果 – 経済産業省
    【ポイント還元事業】店舗の種類別の登録状況と利用状況 – 経済産業省

    ① QR・バーコード決済

    QR・バーコード決済に該当するもの

    店舗側がQRコードの記載されたポップをレジ前に用意し、顧客が手持ちのスマホアプリ(PayPayなど)でそれを読み取って決済するのが「QR・バーコード決済」です。スマホ決済とも呼ばれます。

    決済手数料※1 振込手数料 入金サイクル
    2~3%程度 無料~300円程度 最短翌日
    (通常は月1回ほど)
    キャッシュレスユーザーの
    利用率※2
    ユーザー層※3 ユーザーの平均決済単価※4
    42.1% 20代~30代が中心 約1,100円

    経産省の調査より※1・4

    消費者庁の調査より※2

    NECの調査より※3

    QR・バーコード決済の手数料は、概して電子マネー・クレカの手数料より低く設定されています。また、各社とも普及を進めている段階で、手数料が無料になるキャンペーンも実施されています。

    QR・バーコード決済の導入に必要なもの

    • 掲示用のQRコード
    • スマホ or タブレット(顧客のQRコードを読み取る場合)

    QR・バーコード決済は、基本的に初期費用ゼロで導入できます。運営会社に申請をして、送られてくるQRコードを店頭に置くだけです。なお、店頭にQRコードを置かず、お店側のスマホ・タブレットで顧客のQRコードを読み取る方法もあります。

    ② 電子マネー決済

    電子マネー決済に該当するもの

    お店側が専用端末を用意し、顧客がそれに電子マネーのカードをピッとかざして決済するのが「電子マネー決済」です。電子マネーはスマホに紐付けることもでき、カードの代わりにスマホをかざしても決済できます。その意味で、こちらもスマホ決済と呼ばれることがあります。

    決済手数料※1 振込手数料 入金サイクル
    3%程度 無料~300円程度 最短翌日
    (通常は月1回ほど)
    キャッシュレスユーザーの
    利用率※2
    ユーザー層※3 ユーザーの平均決済単価※4
    交通系:33.8%
    流通系:51.5%
    その他:6.2%
    全年代で幅広く 約1,200円

    経産省の調査より※1・4

    消費者庁の調査より※2

    NECの調査より※3

    交通系・流通系の電子マネーは、20代~60代の全ての年代で4割以上の人が利用しています。ただ、チャージできる金額の上限は低めで、高額の決済では使われにくい傾向があります。

    電子マネー決済の導入に必要なもの

    • 電子マネーの読み取り機器
    • 読み取り機器を接続できるレジ(スマホやタブレットで代用可能)

    電子マネー決済は「決済代行サービス」を利用して、クレカ決済などとまとめて導入するのが一般的です。その際、電子マネーの読み取り機器などは無料提供されることが多いので、初期費用をゼロに抑えることも可能です。

    ③ クレジットカード決済

    クレジットカード決済に該当するもの

    決済手数料※1 振込手数料 入金サイクル
    3%程度 無料~300円程度 月1回 or 月2回
    キャッシュレスユーザーの
    利用率※2
    ユーザー層※3 ユーザーの平均決済単価※4
    81.5% 全年代で幅広く
    (30代~60代が特に多い)
    約4,500円

    ※1・4:経産省の調査より

    ※2:消費者庁の調査より

    ※3:NECの調査より

    クレジットカードは、20代~60代の全ての年代で7割以上の人が利用しています。50代・60代の利用率が高いことも大きな特徴です。また、平均決済単価の高さから、高額の決済でも利用されやすいことが分かります。

    クレジットカード決済の導入に必要なもの

    • カードリーダー
    • カードリーダーを接続できるレジ(スマホやタブレットで代用可能)

    クレカ決済は「決済代行サービス」を利用して、電子マネー決済などと一緒に導入するのが一般的です。カードリーダーなどを無料提供してくれるサービスを選べば、初期費用ゼロでクレカ決済を導入できます。

    3種類のキャッシュレス決済【比較表】

    ここまでに紹介した3種類のキャッシュレス決済を比較表にまとめました。なかでもとくに「QR・バーコード決済」は各運営会社の動きが活発で、店舗側の決済手数料無料キャンペーンなどが開催されています。

    QR・バーコード 電子マネー クレジットカード
    QR・バーコード 電子マネー クレジットカード
    決済手数料 2~3%程度 3%程度 3%程度
    振込手数料 無料~300円程度
    入金サイクル 最短翌日
    (通常は月1回ほど)
    最短翌日
    (通常は月1回ほど)
    月1回 or 月2回
    利用率 42.1% 交通系:33.8%
    流通系:51.5%
    その他:6.2%
    81.5%
    ユーザー層 20代~30代が中心 全年代で幅広く
    (20代~60代の4割)
    全年代で幅広く
    (20代~60代の7割)
    ユーザーの
    平均決済単価
    約1,100円 約1,200円 約4,500円

    いずれの決済方法も、各サービスごとに個別契約ができます。特にQR・バーコード決済の導入には、個別契約の方がオススメです。決済代行サービス経由で導入すると、決済手数料がかえって高くなりがちです。

    とはいえ、導入までの時間や手間を考えると、決済代行サービスを利用した一括契約の方が現実的なこともあります。たとえば、電子マネーやクレカの導入には一括契約がオススメです。「Airペイ」や「楽天ペイ」などを利用すれば、決済機器にかかる初期費用を節約して導入できます。