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【会社員向け】電子申告にマイナンバーカードとICカードリーダーは必要?

更新日: 2022/05/06
【会社員向け】電子申告にマイナンバーカードとICカードリーダーは必要?

INDEX

目次

    【前提】まずは電子申告の方式を理解しよう!

    会社員の電子申告は、スマホ or パソコンで「確定申告書等作成コーナー」にアクセスして行います。その際、下記どちらかの方法による個人認証が必要です。

    確定申告書等作成コーナーの認証方式

    マイナンバーカード方式 マイナンバーカードを読み取って個人認証を行う
    マイナンバーカードと読み取り用の機器が必要
    ID・パスワード方式 事前に発行したIDとパスワードで個人認証を行う
    そもそもマイナンバーカードを使わない

    「マイナンバーカード方式」の場合は、マイナンバーカードと、それを読み取る機器が必要です。マイナンバーカードはスマホでも読み取れるので、専用のICカードリーダーが必須というわけではありません。

    「ID・パスワード方式」では、そもそもマイナンバーカードを使いません。なので、ICカードリーダーも不要です。「ID・パスワード方式」は、税務署で簡単な事前手続きをするだけで利用できます。
    マイナンバーカード方式とID・パスワード方式の違いを詳しく

    ここからは、スマホで申告する場合とパソコンで申告する場合に分けて説明します。確定申告書等作成コーナーは「スマホ版」のほうがシンプルなので、会社員はスマホから申告するのがおすすめです。(事業所得不動産所得がある人は、スマホ版での申告不可)

    スマホから申告する場合

    マイナンバーカード ICカードリーダー
    マイナンバーカード方式 必須 いらない
    ID・パスワード方式 いらない いらない

    スマホがマイナンバーカードの読み取りに対応していれば、スマホから「マイナンバーカード方式」で電子申告ができます。このとき、スマホ本体でカードを読み取るので、ICカードリーダーは必要ありません。

    【ポイント】スマホでマイナンバーカード方式を選択する場合

    • スマホがマイナンバーカードの読み取りに対応していることが前提
    • マイナンバーカードにスマホ本体をかざして読み取る
    • 読み取りには「マイナポータル」という無料アプリを使う
    • 別途でカード読み取り用の機器を用意する必要はない
    • 家族のスマホで電子申告しても問題ない

    「7」以降のiPhoneや、2010年代後半以降に発売されたGalaxy・Xperia・AQUOSなどは、基本的にマイナンバーカードの読み取りに対応しています。
    マイナンバーカードに対応したスマートフォン一覧 – 公的個人認証サービス

    なお、上記の対応機種以外でも「ID・パスワード方式」なら電子申告が可能です。カード読み取りなどの特殊な機能は使わないので、OSのバージョンがよほど古かったりしない限り問題ありません。

    パソコンから申告する場合

    マイナンバーカード ICカードリーダー
    マイナンバーカード方式 必須 基本は使う
    (スマホで代用も可能)
    ID・パスワード方式 いらない いらない

    パソコンから「マイナンバーカード方式」で電子申告をする際は、外付けのICカードリーダーを使うのが基本です。ただし、WindowsパソコンとAndroidスマホのペアであれば、スマホを使ってマイナンバーカードを読み取れます。

    【ポイント】ICカードリーダーをスマホで代用する場合

    • Windowsパソコン + Androidスマホのペアでのみ代用可能
    • Androidスマホがマイナンバーカード読取の対応機種であることが前提
    • 無料アプリ「JPKI利用者ソフト」を使ってパソコンとスマホを接続する
    • 接続用のケーブルなどは不要(Bluetooth接続)
    • 家族のスマホを借りて使っても問題ない
    • 現状、MacパソコンとiPhoneは代用に対応していない

    >> スマホでカードリーダーを代用する方法について詳しく

    2010年代後半以降に発売されたGalaxy・Xperia・AQUOSなどは、基本的にマイナンバーカードの読み取りに対応しています。(iPhoneもカードの読み取りには対応しているが、「JPKI利用者ソフト」でパソコンと接続することができない)
    マイナンバーカードに対応したスマートフォン一覧 – 公的個人認証サービス

    ただ、スマホでICカードリーダーを代用し、パソコンで申告する手順はけっこう面倒です。これは、あくまでスマホ申告ができない人(事業所得不動産所得がある人)の方法だと考えましょう。

    対応機種を持っているなら、パソコンを使わずスマホから申告を行うほうが断然ラクです。

    2022年1月からは、対応スマホでQRコードを読み取ることで、より簡単にスマホとパソコンを接続できる予定です(二次元バーコード認証)。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
    e-TaxでICカードリーダーが不要に【2022年1月~】

    まとめ

    • 会社員の電子申告は「確定申告書等作成コーナー」から行う
    • 確定申告書等作成コーナーはスマホとパソコンの両方で利用できる
    • 一般的な会社員には、スマホからの申告がおすすめ
    • 電子申告をする際は、オンラインで個人認証を行う必要がある
    • 確定申告書等作成コーナーでは個人認証の方式が選べる
    • 選べるのは「マイナンバーカード方式」か「ID・パスワード方式」

    スマホから申告する場合【オススメ!】

    マイナンバーカード ICカードリーダー
    マイナンバーカード方式 必須 いらない
    ID・パスワード方式 いらない いらない

    パソコンから申告する場合

    マイナンバーカード ICカードリーダー
    マイナンバーカード方式 必須 基本は使う
    (スマホで代用も可能)
    ID・パスワード方式 いらない いらない

    スマホから「確定申告書等作成コーナー」にアクセスすると、簡易的な入力フォームで電子申告できます。なので、会社員は基本的にスマホで申告を行うのがおすすめです。

    ただし、スマホから「マイナンバーカード方式」で電子申告ができるのは、マイナンバーカード読取の対応機種に限られるので注意しましょう。「ID・パスワード方式」なら、そのような制限はありません。

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