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ふるさと納税の手続き簡素化【特定事業者の一覧つき】

更新日: 2024/08/08 投稿日: 2021/12/17 PR
ふるさと納税の手続き簡素化【特定事業者の一覧つき】

2024年(令和6年)現在、ふるさと納税の手続きはかなり簡素化されています。個人事業主などが確定申告をする際、提出書類が少なくなりました。この簡素化は、2021年分の確定申告から適用されています。

【会社員向け】ふるさと納税の申告 – ワンストップ特例の利用方法

INDEX

目次

    簡素化のあらまし

    2021年分の確定申告から、ふるさと納税で寄附金控除を受ける手続きが簡素化されました。国税庁が指定する「特定事業者」のふるさと納税サイトを利用することで、自治体ごとの証明書を用意しなくてもよくなりました。

    ふるさと納税簡素化の概要 – 令和3年分から

    • 特定事業者のサイトからふるさと納税をすると「寄附金控除に関する証明書」を発行してもらえる
    • この証明書には、そのサイトで行ったふるさと納税の内訳が記載されている
    • 確定申告の際はこの証明書だけ添付すればOK
    • 各自治体が発行する「寄附金受領証明書」の提出や保管は不要に

    2024年(令和6年)現在、上記の制度へ移行済

    主要なふるさと納税サイトは、すでに「特定事業者」に指定されています。利用したふるさと納税サイトから申し込むことで、下図のような「寄附金控除に関する証明書」を発行できます(サイトによって対応開始時期が異なります)。

    寄附金控除に関する証明書

    寄附金受領証明書

    「寄附金控除に関する証明書」を参照すれば、計算の手間が省け、確定申告書の記入がラクになります。また、提出時の添付書類も「寄附金控除に関する証明書」のみで済むようになります。
    ふるさと納税の簡素化について詳しく

    特定事業者のふるさと納税サイト一覧

    2024年8月時点では、下記のふるさと納税サイトが「特定事業者」によって運営されています。(指定順に掲載)

    >> 国税庁長官が指定した特定事業者 – 国税庁

    上記のサイトを利用してふるさと納税をすれば、「寄附金控除に関する証明書」が発行され、申告の手続きがラクになります。

    手続きの簡素化に関するFAQ

    Q.今回の制度改正は、個人事業主にとって要するにどういうこと?
    今まで、個人事業主が確定申告でふるさと納税の申告をする場合、各自治体が発行した「寄附金受領証明書」の添付と、合計金額の計算が必要でした。これが、ふるさと納税サイトの発行する「寄附金控除に関する証明書」で代替できるようになり、その書類に合計金額も記載されるかたちになります。
    Q.今回の制度改正は、会社員には関係ある?
    ふるさと納税の「ワンストップ特例制度」を利用する会社員には関係ありません。そうではなく、ふるさと納税した会社員がみずから確定申告する場合は、今回の制度改正によって手続きがラクになります。
    Q.「寄附金控除に関する証明書」は、どのように発行される?
    基本的には、利用したふるさと納税サイトから自分で申込みをすることで発行されます。たとえば「さとふる」の場合、公式サイトから「電子発行(e-Tax用)か書面発行」の申し込みができます。電子発行のみのサイトもあり、その場合は必要に応じて納税者がプリントアウトしましょう。
    Q.複数のふるさと納税サイトを利用した場合は?
    複数のふるさと納税サイトを利用した場合は、サイトごとに「寄附金控除に関する証明書」を発行できます。この場合、合計金額は納税者がみずから計算することになります。

    おすすめのふるさと納税サイト3選

    最後に、掲載自治体数や返礼品数などの総合的な観点から、おすすめのふるさと納税サイトを3つ紹介します。

    楽天ふるさと納税 さとふる ふるなび
    特定事業者の
    指定
    自治体数 1,677 1,368 1,365
    返礼品数 546,000 809,000 603,000
    主な決済方法
    • カード決済
    • スマホ決済
    • 楽天バンク決済
    • カード決済
    • スマホ決済
    • キャリア決済
    • コンビニ決済
    • カード決済
    • スマホ決済
    マイナポータル連携
    楽天ふるさと納税公式サイトで見る さとふる公式サイトで見る ふるなび公式サイトで見る

    「自治体数」は記事更新時点(2024年8月)の掲載自治体数
    「返礼品数」は記事更新時点の概数(百の位を四捨五入)

    これらのふるさと納税サイトは、いずれも特定事業者に指定されています。さらに、確定申告書等作成コーナーの「マイナポータル連携」にも対応済みです。「マイナポータル連携」の機能を使うと、申告書の作成がより簡単になります。

    楽天ふるさと納税

    • 楽天ポイントが貯まる & 使える
    • 楽天カードで決済すればポイント還元率アップ
    • 楽天市場のショッピングと同じ要領でふるさと納税ができる

    >> 楽天ふるさと納税(公式サイト)

    さとふる

    • 寄付方法は「公式サイトから」or「Yahoo!ショッピング経由」の2パターン
    • 公式アプリから寄付すれば、常時1%相当のPayPayポイントがもらえる
    • さとふるが定めた日にアプリから寄付すると還元率アップ*

    *キャンペーンには参加条件や対象外の寄付あり、詳しくはさとふるの公式ページにて

    >> さとふる(公式サイト)

    ふるなび

    • 寄付方法は「公式サイトから」or「Yahoo!ショッピング経由」の2パターン
    • 公式サイトから寄付で、寄付額の6~12%相当の「ふるなびコイン」が貯まる
    • 貯まった「ふるなびコイン」は、Amazonギフト券やPayPay残高に交換できる

    >> ふるなび(公式サイト)

    CMでお馴染みのふるさと納税サイト【さとふる】
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