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無料の会計ソフトで帳簿づけから確定申告までできる?

更新日: 2020/11/15
無料の会計ソフトで帳簿づけから確定申告までできる?

取引の少ない個人事業主など、「できれば無料の会計ソフトで確定申告まで済ませたい」 というニーズがあるのではないでしょうか?結論からいうと、白色申告であれば「やよいの白色申告 オンライン」というソフトを使うことでこれが達成できます。

INDEX

目次

    お試し版ではなく、正式版が無料

    やよいの白色申告 オンライン」は、正式版がずっと無料で使えるクラウド会計ソフトです。いわゆる「無料おためし版」的なものではありません。個人事業主の白色申告に必要な機能を、制限なしで使い続けることができます。

    要するにこのソフトなら、日々の帳簿づけから確定申告まで、ぜんぶ無料で済ませられるということです。(青色申告用では「やよいの青色申告 オンライン」があります。こちらは有料ですが、はじめの1年間は無料で利用できます。)

    会計ソフトを用いた帳簿づけ〜確定申告までの流れ

    この会計ソフトにおける帳簿づけの方法は、上図の3種類に大別できます。手入力で金額などを打ち込む方法と、自動入力による方法、スマホを使う方法です。自動入力なら、連携させた銀行口座やクレジットカードの情報を、会計ソフトが読み込んでくれます。

    また、確定申告書類の作成も簡単にできます。帳簿づけした内容を、ソフトが自動的に転記してくれるので、自分で面倒な計算をする必要はありません。細かな部分についても、ソフトの指示に従って操作していけばOKなので、初心者でも安心です。

    記帳方法① 手入力

    「かんたん取引入力」の機能を使えば、シンプルな入力項目を埋めるだけで帳簿づけができます。たとえば、事業の備品として1,000円分のコピー用紙を購入したら、以下のように入力します。

    「かんたん取引入力」の操作画面 - やよいの白色申告 オンライン

    「科目」「取引手段」については、デフォルトで項目が用意されているので、基本はそれを選択するだけでOKです。「摘要」「取引先」は、自由入力も可能ですが、過去に登録したデータから選択することもできます。

    記帳方法② 自動入力

    銀行口座やクレジットカードの明細などのデータを自動で取り込みたければ「スマート取引取込」を使用します。たとえば、あらかじめ連携させておいたクレジットカードの明細情報は、以下のように会計ソフト内の帳簿へ反映されます。

    「スマート取引取込」で自動取り込み - やよいの白色申告 オンライン

    勘定科目は、会計ソフトのAIが自動で選択してくれます。基本的にはAIにおまかせで大丈夫ですが、もちろん自分で勘定科目を修正することも可能です。一度修正すると、次からは修正内容を学習するので「スマート取引取込」の精度が上がっていきます。

    この機能をうまく活用すれば、手入力する手間をごっそり削減できます。銀行口座・クレジットカード・電子マネーなど、ふだん事業で使っているものを一通り連携させておくと便利です。

    記帳方法③ スマホからの入力

    専用のスマホアプリも無料で使えます。以下の2種類をスマホにインストールしておけば、スマホで手軽に帳簿づけできます。クラウド会計ソフトなので、もちろんデータは同期されます。

    「弥生 申告」アプリ 「弥生 レシート取込アプリ」
    「弥生 申告」のホーム画面(白色) 「弥生 レシート取込アプリ」編集画面
    収支の手入力などができる レシートの撮影、送信などができる

    どちらのアプリも、iOSとAndroidの両方に対応しています。

    「弥生 申告」アプリで手入力する

    「弥生 申告」で手入力する際の大まかな流れ

    スマホアプリ「弥生 申告」を使えば、直感的な操作で、手軽に取引入力ができます。パソコン版と同じアカウント(弥生ID)でログインするため、データは常に同期され、いつでも帳簿を確認できます。

    「弥生 レシート取込アプリ」でレシートを自動で読み込む

    「弥生 レシート取込アプリ」で自動入力する際の流れ

    スマホで撮影したレシート画像を「やよいの白色申告 オンライン」に送信すれば、自動で取引日・金額などを取り込んで勘定科目も推測してくれます。登録されたこれらのデータはアプリ上でいつでも確認でき、メモなどを入力することも可能です。

    確定申告書類の作成

    所得税の確定申告で提出する書類のうち、この会計ソフトで作成・印刷できるのは以下の書類です。要するに、個人事業の白色申告に必要な書類が作成・印刷できます。帳簿づけだけでなく、確定申告書類の作成までしっかり対応しているわけです。

    基本的な確定申告書類の作成に対応

    • 収支内訳書
    • 確定申告書B 第一表
    • 確定申告書B 第二表
    • 添付書類台紙
    • 確定申告書 第三表(分離課税用)
    • 確定申告書 第四表(損失申告用)※

    ※第四表は、2020年分の確定申告から対応

    何から手をつけていいかわからない人でも、確定申告書類を印刷するまでの流れが3ステップではっきり示されているので、迷うことはないでしょう。さらに、質問文が適宜表示されるので、それに答えるだけで、サクッと作成・印刷まで完結させられます。

    やよいの白色申告 オンライン 確定申告の手順画面

    会計ソフト内の確定申告書類には、帳簿づけした内容が自動で反映されます。あとは必要書類を印刷し、期限内に提出すれば確定申告は完了です。税務署に直接持っていっても構いませんし、郵送も可能です。

    電子申告(e-Tax)にも対応!

    作成した確定申告書類をデータの形式で国税庁に送信して、オンラインで確定申告を行うこともできます(電子申告)。電子申告にはちょっと難しいイメージもありますが、こちらも踏むべきステップがしっかり示されるので、初心者でも挑戦しやすくなっています。

    まとめ

    やよいの白色申告 オンライン」は、フリープランならずっと無料で会計ソフトを使用できます。帳簿づけはもちろん、確定申告の必要書類もきちんと出力できます。ソフトの機能は、フリープランでも有料プランと変わりません。フリープランでも基本機能をすべて使えます。

    「やよいの白色申告 オンライン」の基本情報

    フリープラン ベーシックプラン トータルプラン
    料金 ずっと無料 8,000円/年
    初年度4,000円
    14,000円/年
    初年度7,000円
    ソフトの機能 共通
    対人サポート なし
    • 通常のサポート
    • 通常のサポート
    • 業務ヘルプデスク

    プランの詳細 – やよいの白色申告 オンライン

    電話・メール・チャットなどの対人サポートを受けたい場合は、ベーシック以上のプランに加入する必要があります。トータルプランに加入すれば、記帳や確定申告に関する業務相談も可能です。

    プランの変更はいつでも可能です。初年度はベーシックプランとトータルプランが半額で使えるので、ソフトに慣れるまではサポート付きのプランを使うのもおすすめです。その後、サポートが不要になった時点でフリープランに切り替えるということができます。