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2021年(令和3年)の確定申告期間 – 2020年分の確定申告を行う時期

更新日: 2021/02/18
2021年(令和3年)の確定申告期間 – 2020年分の確定申告を行う時期

2021年(令和3年)の確定申告期間は、2021年2月16日(火)~4月15日(木)です。確定申告の方法は、大きく分けると3種類。税務署に申告書類を直接提出する方法、税務署に申告書類を郵送する方法、e-Taxを使って電子申告する方法の3つです。

INDEX

目次

    2021年の確定申告期間 – 2021年2月16日~4月15日

    確定申告期間は、原則2月16日~3月15日です(期日が土日祝日の場合は翌平日)。2021年(令和3年)の場合、確定申告期間は2月16日~4月15日です。この時期に2020年1月~12月の会計結果をまとめ、税務署に提出しましょう。

    新型コロナウイルス拡大防止の観点から、2020年分の確定申告(2021年に行う確定申告)の期限日が「2021年4月15日(木)」に延長された。所得税などの納付期限日についても、同日に延長される。
    >> 2021年(令和3年)の確定申告期限が延長!期限は4月15日に

    新型コロナウイルスの影響により、2019年分と2020年分の確定申告期間は、原則とは異なる日付が設定されています。

    直近の確定申告期間

    2019年分 2020年分
    2020年2月17日(月)~4月16日(木) 2021年2月16日(火)~4月15日(木)

    確定申告で提出する書類

    確定申告では、以下の書類を提出します。「確定申告書」にはAとBの2種類がありますが、個人事業主が提出するのは確定申告書Bです。また、必要に応じて控除を受けるための証明書など、添付書類を提出します。

    確定申告で提出する書類 – 白色申告と青色申告

    白色申告 青色申告

    個人事業主が確定申告で提出する書類

    白色申告と青色申告では、提出する決算書が異なります。白色申告では「収支内訳書」を提出し、青色申告では「青色申告決算書」を提出します。「確定申告書B」については、どちらでも同じものを使用します。

    先述のとおり、提出方法は大きく分けると「税務署に足を運んで書類を提出する」「税務署に書類を郵送する」「e-Taxを利用してネットで申告する」の3つです。それぞれ簡単に説明していきます。

    提出方法① 税務署に足を運んで書類を提出する

    最もオーソドックスな提出方法が、税務署まで出向いて直接書類を提出する方法です。書類を作成して、税務署の担当窓口に提出します。税務署が閉まっている時間帯は「時間外収受箱」に投函すればOKです。

    直接税務署に書類を提出する方法

    作成にあたって疑問や不明点がある場合は、税務署で職員に相談しながら書類を作成することが可能です。ただし、確定申告の期間中は税務署が大変混み合います。じっくり相談をしたいのであれば、申告期間の前に行くのがおすすめです。

    2020年分の確定申告では入場整理券が必要
    2020年分の確定申告では、入場整理券による申告会場への入場規制が行われる。書類作成の相談を希望する場合、整理券の取得が必要。たんに申告書類を提出するだけなら、整理券なしでも提出できる。
    >> 確定申告会場の入場整理券を入手する方法など

    税務署の開庁時間は、平日の8:30~17:00です。一部の税務署では、確定申告の期間に限り、数回だけ日曜日に開庁することがあります。

    時間外収受箱への投函なら期限日ギリギリまでOK

    窓口が空いていない時間帯は、税務署に設置されている「時間外収受箱」に投函することで書類を提出できます。税務署が閉庁した17時以降に投函した場合、翌日の朝に税務署員が書類を回収してくれます。

    税務署に設置されている時間外収受箱

    たとえば提出期限日が4月15日の場合、4月15日の夜中に時間外収受箱へ投函したら翌日の16日に回収されますが、15日までに提出したとみなされます。

    提出方法② 税務署に書類を郵送する

    税務署に出向かず、書類を郵送して提出する方法も認められています。管轄の税務署が遠くにある場合などは、郵送するのが手っ取り早いです。申告書類の控えがほしければ、切手を貼った返信用封筒も同封しておきましょう。

    税務署に出向かず郵送で提出する方法

    注意したいのが、書類を郵便ポストに投函するタイミングです。郵送の場合は、消印の日付が期限内でないと収受してもらえません。提出期限日が4月15日の場合、4月15日に投函しても郵便ポストの集荷時間に間に合えばセーフですが、夜遅くの投函だとアウトということです。余裕をもってポストに投函しましょう。

    ちなみに確定申告書類は「信書」扱いのため、ゆうパックや宅急便では送れません。郵便物、または信書郵便として送付します。

    提出方法③ e-Taxを利用してネットで申告する

    e-Tax(イータックス)とは、国税の申告や納税に関わるオンラインシステムです。e-Taxを利用すれば、確定申告書類の作成から提出までの流れが自宅で完結します(電子申告)。

    e-Taxを利用すれば書類作成から提出まで自宅で完結できる

    ネットで電子申告するには、個人認証をする必要があります。この方法には「ID・パスワード方式」と「マイナンバーカード方式」があります。ID・パスワード方式なら、マイナンバーカードやICカードリーダーを用意しなくても電子申告できます。

    【電子申告】2つの認証方式

    e-Taxの「マイナンバーカード方式」「ID・パスワード方式」

    >> どっちがいい?ID・パスワード方式とマイナンバーカード方式
    >> 電子申告の方法は何がある?会社員・個人事業主向け一覧表

    所得税の納付期限日

    確定申告をしてから、すぐに納税するのが「所得税」です。所得税の納付期限日は、確定申告期限と同じ日です。2020年分の所得税は、2021年4月15日(木)までに納付しましょう。

    2021年(令和3年)所得税の納付期間

    事前申請をすることで、銀行口座からの振替で税金を納めることもできます。口座振替の場合、振替日は例年4月の下旬頃になります。口座振替なら、納めるタイミングを少し遅らせることできるということです。

    所得税の納付期限日

    2019年分 2020年分
    2020年4月16日(木)
    口座振替なら2020年5月15日(金)
    2021年4月15日(木)
    口座振替なら2021年5月31日(月)

    主な税金の納付方法まとめ – 所得税や住民税の納め方

    申告期限日に間に合わなかったら?

    2021年(令和3年)申告が遅れた場合の期限後申告期間

    申告期限日を過ぎてしまっても、確定申告をすることはできます。この場合は「期限後申告」として扱われ、遅れた日数分の延滞税や、場合によっては無申告加算税を納付することになります。

    延滞税 納付期限を過ぎたときに課される税
    期限から遅れた日数分を支払う(最高14.6%)
    無申告加算税 申告期限までに確定申告を行わなかったときに課される税
    原則、納税額の15%を支払う(50万円を超える部分は20%)

    過去5年間に一度も期限後申告をしたり、重加算税を課されたりしたことがなければ、以下の要件をすべて満たすと無申告加算税は課されません。

    期限後申告でも無申告加算税を課されない要件

    • 最終期限日から1ヶ月以内に、自主的に確定申告を行った
    • 期限内に所得税を全額納付している

    確定申告を忘れたとき – 国税庁

    青色申告の場合は、申告期限を過ぎてしまうと55万円控除・65万円控除を受けられません。自動的に10万円控除の適用となります。必ず期限内に申告しましょう。

    2020年分の確定申告から青色特別控除が変わる!

    2020年分の確定申告(つまり、2021年2月16日~4月15日に行う申告)から、「青色申告特別控除」と「基礎控除」の改正が適用されます。

    青色申告特別控除と基礎控除の改正

    2019年分まで 2020年分から
    青色申告
    特別控除
    10万円 or 65万円 10万円 or 55万円 or 65万円
    基礎控除 一律38万円 最高48万円

    青色申告特別控除額が3パターンに

    これまで青色申告特別控除額は10万円と65万円の2パターンでしたが、これからは55万円控除が加わって3パターンになります。従来の65万円控除に新たな要件(電子申告 or 電子帳簿保存)が追加され、それをクリアしないと65万円控除を受けられません。

    新たな要件をクリアせず従来の方法で申告すると、55万円控除になります。「電子帳簿保存」と比べると「電子申告」のほうが断然ハードルが低いのでおすすめです。
    >> 電子帳簿保存がまだまだ個人事業主におすすめできない理由

    2020年分から青色申告特別控除額が「10・55・65万円」の3段階になる

    青色申告特別控除の改正について

    基礎控除は10万円アップ

    基礎控除は38万円から最大48万円に変更されました。この48万円が適用されるのは、合計所得金額が2,400万円以下の場合です。これよりも所得が多いと控除額が減り、合計所得が2,500万円を超えると基礎控除額はゼロになります。
    >> 基礎控除の変更点を詳しく(2021年に行う確定申告から)

    まとめ

    個人事業主は、前年1年分の会計結果をまとめ、原則として2月16日~3月15日の確定申告期間中に申告します。2021年(令和3年)の確定申告期間は、2021年2月16日(火)~4月15日(木)です。

    2021年(令和3年)の確定申告期間

    確定申告の方法は、大きく分けると以下の3種類です。2020年分の確定申告からは、青色申告で65万円控除を受ける要件に「電子申告」or「電子帳簿保存」が加えられました。青色申告者は注意が必要です。>> どっちがいい?電子申告と電子帳簿保存【青色申告特別控除の改正】

    確定申告の方法

    1. 税務署に足を運んで書類を提出する
    2. 税務署に書類を郵送する
    3. e-Taxで電子申告する

    確定申告の方法まとめ【直接提出・郵送・e-Tax】

    確定申告をして、まず最初に納めるのが「所得税」です。所得税の納付期限日は、確定申告の期限日と同じです。2020年分の所得税は、2021年4月15日(木)までに納付しましょう。