確定申告書類はどこでもらえる?配布はいつから?用紙の入手方法まとめ

更新日: 2025/10/14
確定申告書類はどこでもらえる?配布はいつから?用紙の入手方法まとめ

個人事業主や会社員向けに、確定申告書類の入手方法をまとめました。記事の後半では、オンラインで確定申告する方法についても解説しています。

目次

    確定申告書類はどこでもらえる?

    確定申告書類の入手方法は下記の4種類です。確定申告で使う用紙は全国共通ですから、どの方法で手に入れても内容は同じです。

    1. 国税庁サイトからダウンロードする
    2. 税務署や確定申告会場で手に入れる
    3. 電話で取り寄せる
    4. 郵送で取り寄せる

    税制改正に合わせて用紙が変更されている場合もあるので、必ず最新の様式を使いましょう。基本的に、1月には最新バージョンの用紙が配布されているはずです。

    ここからは、4つの入手方法を詳しく解説していきます。

    ① 国税庁サイトからダウンロードする

    国税庁のウェブサイトでは、確定申告書類のPDFデータが公開されています。これをダウンロードして印刷すれば、そのまま提出用として使えます。
    確定申告書等の様式・手引き等 – 国税庁

    確定申告書類を印刷する際のポイント

    • 印刷用紙は、A4サイズの「普通紙」を使用
    • 必ず「片面印刷」
    • 印刷の色はカラー・白黒どちらでも可
    • 印刷した書類の隅に、黒い四角形が印刷されているか確認

    印刷した書類に、左上・左下・右上の3箇所に黒い四角形(3点マーク)が、キレイに印刷されているか確認しましょう。印刷した書類に四角形が表示されていなかったら、正しく印刷されていない可能性があります。

    印刷した確定申告書類は3点マークがあるか確認する

    ちなみに、確定申告書のPDFファイルには「控え」の用紙も含まれています。控えの作成は任意なので、不要な場合は原本のほうだけ印刷してもOKです。

    ② 税務署や確定申告会場でもらう

    確定申告書類の用紙は、税務署や確定申告会場でも配布されています。書き損じに備えて、2部以上もらっておくと安心です。

    確定申告書類の主な配布場所

    • 税務署
    • 確定申告会場
    • 指導相談会場
    • 各市区町村の役所(自治体によっては無い場合も)

    税務署には確定申告書類の用紙がズラッと並べられており、自由に持ち帰れます。だいたい入口の近くに置いてあるので、窓口に行く必要はありません。

    ちなみに「確定申告会場」や「指導相談会場」は、確定申告時期に公民館・文化センター・ショッピングセンターなどに設置される会場です。ここでは、用紙だけもらうこともできますし、確定申告の相談なども行えます。

    ③ 電話で取り寄せる

    所轄の税務署に電話をして、用紙を郵送してもらう方法もあります。ただ、毎年1~3月は税務署の繁忙期と重なることもあり、電話してから届くまで10日ほどかかるようです。

    電話で送付依頼する流れ

    1. 所轄の税務署に電話をかける
    2. 自動音声案内に従って「税務署にご用の方」の番号をプッシュ*
    3. 「所得税の確定申告について、用紙の郵送を希望します」と伝える

    * 確定申告の時期は「確定申告電話相談センター」の番号でもよい

    取り寄せるにあたって、こちらから税務署に返信用封筒や切手を送る必要はありません。ほかの方法と同じく、基本的には無料で入手できます。

    どの用紙が必要かわからなくても、電話口で教えてもらえます。いくつか簡単な質問をされますから、確定申告をする目的や、収入の種類(給与、事業、雑……など)を答えられるようにしておくとスムーズです。
    >> 個人事業主が確定申告で提出する書類
    >> 会社員が確定申告で提出する書類

    ④ 郵送で取り寄せる

    封筒に下記の3点を同封して税務署へ送付すれば、確定申告書類を送ってもらえます。ただ、1月~3月の繁忙期には、書類を受け取るまでに10日前後かかる可能性があります。

    郵送する封筒の中に入れるもの

    • 取り寄せたい書類用紙を記載したメモなど
    • 返信用の封筒(サイズは「角型2号」がおすすめ)
    • 返信用の切手(120円 or 140円)

    申告書類のサイズはA4なので、返信用に「角型2号」の封筒を同封しておきます。郵送用の封筒にも角型2号を使う場合には、それに120円切手を貼って発送します。その中に同じく角型2号の返信用封筒を半分に折って入れておきましょう。

    返送用の切手は、請求する用紙の重さに合わせて用意します。角型2号封筒は約15グラム、A4サイズの紙は約4グラムです。

    請求する書類の枚数 重さ 切手料金
    (定形外郵便物 規格内の場合)
    ~8枚
    (4g × 8枚) +15g = 39g
    50g以内 120円
    9~21枚
    (4g × 9枚) +15g = 51g
    (4g × 21枚) +15g = 99g
    100g以内 140円

    >> 郵便物の基本料金 – 日本郵便

    申告書類の枚数は、下記のとおりです。会社員など「確定申告書」と「添付書類台紙」だけを請求するケースであれば、120円の切手で大丈夫でしょう。個人事業主の場合は、請求する用紙が多いので、140円の切手が妥当です。

    基本的な申告書類と枚数

    収支内訳書
    2枚
    青色申告決算書
    4枚
    確定申告書
    2枚
    添付書類台紙
    1枚
    会社員 × ×
    個人事業主
    白色申告者のみ

    青色申告者のみ
    毎年確定申告する人には税務署が書類を郵送してくれる?
    前年に申告書類を手書きで作成・提出した人のうち、その後も申告が必要と見込まれる場合は、1月下旬以降に申告書類の用紙を送付してもらえる。手書きではなく、e-Tax等で申告した場合は、用紙の代わりに「確定申告のお知らせ」というはがきが届く。

    確定申告はオンラインでもできる!

    国税庁の「確定申告書等作成コーナー」なら、パソコンやスマホで簡単に確定申告書類を作成できます。

    「確定申告書等作成コーナー」で作成した書類は、印刷すればそのまま提出できます。なお、マイナンバーカードを持っていれば、作成した書類をオンラインで提出することも可能です(電子申告)。

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