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いつからどこでもらえる?確定申告書類の入手方法

更新日: 2023/08/04
いつからどこでもらえる?確定申告書類の入手方法

確定申告書類の入手方法についてまとめました。大別して3つの方法があります。もし手書きではなくパソコンで書類作成する場合は、国税庁のサイト「確定申告書等作成コーナー」の利用がオススメです。

INDEX

目次

    申告書類を手に入れる3つの方法

    確定申告書類を手に入れる方法は、大きく分けて以下の3つです。確定申告で使う用紙は全国共通ですから、どの方法で手に入れても内容に変わりありません。

    • データをダウンロードして印刷する
    • 税務署や確定申告会場で手に入れる
    • 所轄の税務署に連絡して取り寄せる

    毎年の税制改正に合わせて、用紙も必要に応じて更新されています。なので、基本的には最新の用紙を使いましょう。ただし、還付申告や期限後申告で数年分さかのぼって申告する場合など、古いバージョンの用紙を使うこともあります。
    >> 最新バージョンのダウンロードはこちら – 国税庁
    >> 過去バージョン(7年分)のダウンロードはこちら – 国税庁

    毎年確定申告する人には税務署が書類を郵送してくれる?
    前年に申告書類を手書きで作成・提出した人のうち、その後も申告が必要と見込まれる場合は、1月下旬以降に申告書類の用紙を送付してもらえる。手書きではなく、e-Tax等で申告した場合は、用紙の代わりに「確定申告のお知らせ」というはがきが届く。

    書類をパソコンで作成するという方法も

    申告書類のデータは、オンラインで作成することもできます。オススメなのが「確定申告書等作成コーナー」という国税庁のサイトで作成する方法です(詳しくは後述)。

    入手方法① データをダウンロードして印刷する

    国税庁のウェブサイトでは、確定申告書類のPDFデータが公開されています。これをダウンロードして印刷すれば、そのまま提出用として使えます。
    >> 確定申告で提出する書類のPDFデータ – 国税庁

    印刷する際のポイント

    • 印刷用紙は、A4サイズの「普通紙」を使用
    • 必ず「片面印刷」
    • 印刷の色はカラー・白黒どちらでも可
    • 印刷した書類の隅に、黒い四角形が印刷されているか確認

    印刷した書類に、左上・左下・右上の3箇所に黒い四角形(3点マーク)が、キレイに印刷されているか確認しましょう。印刷した書類に四角形が表示されていなかったら、正しく印刷されていない可能性があります。

    印刷した確定申告書類は3点マークがあるか確認する

    「控え」は手書き or コピーで作成

    ダウンロードしたPDFデータをすべて印刷すると、原本の用紙だけでなく、控えの用紙も一緒に印刷されます。控えも手書きで作成する人は、この用紙に直接ボールペンで記入して提出します。

    あるいは、記入済みの原本をコピーし、それを控えとして提出することも可能です。マイナンバーの欄をふせんなどで隠した状態でコピーするとよいでしょう。コピーしたら、原本と見分けがつくよう、上部の余白などに「控え」という文字を記入しておきます。

    コンビニ等のマルチコピー機で印刷する

    コンビニにあるマルチコピー機を使って、申告書類の用紙を印刷することもできます。USBメモリなどでデータを持ち込む方法や、ネットプリント機能を使う方法があります。

    入手方法② 税務署や確定申告会場で手に入れる

    確定申告書類の用紙は、下記のような場所で配布されています。最新の様式が配布され始めるのは、大体1月頃です。書き損じに備え、2部以上もらっておくと安心です。

    主な配布場所

    • 税務署
    • 確定申告会場
    • 指導相談会場
    • 各市区町村の役所*

    *自治体によっては置いていない

    確定申告書の様式は、全国共通です。用紙を入手するだけなら、どこで入手しても構いません。たとえば、職場の近くに税務署があって、所轄の税務署よりも行きやすい場合は、職場近くの税務署でもらってOKです。

    「確定申告会場」とは

    確定申告の時期には、税務署が「確定申告会場」を各地に設置します。地域によっては、公民館・文化センター・ショッピングセンターなどに設置されることもあります。ここでは、用紙だけもらうこともできますし、確定申告の相談・書類の提出なども行えます。
     

    「指導相談会場」とは

    税務署が主催する「確定申告会場」とは別に、税理士会や青色申告会などが「無料相談会」や「指導会」を例年開催しています。これらの会場でも用紙は入手可能です。

    入手方法③ 税務署に連絡して取り寄せる

    所轄の税務署に電話をして、用紙を郵送してもらう方法もあります。ただ、毎年1~3月は税務署の繁忙期と重なることもあり、電話してから届くまで10日ほどかかるようです。3つの入手方法のなかでは、最も時間がかかります。

    申告書類の用紙を電話で取り寄せる際の流れ

    取り寄せるにあたって、こちらから税務署に返信用封筒や切手を送る必要はありません。ほかの方法と同じく、基本的には無料で入手できます(通話料はかかる)。

    電話で送付依頼する流れ

    1. 所轄の税務署に電話をかける
    2. 自動音声案内に従って「税務署にご用の方」*の番号をプッシュ
    3. 「所得税の確定申告について、用紙の郵送を希望します」と伝える

    * 確定申告の時期は「確定申告電話相談センター」の番号でもよい

    どの用紙が必要かわからなくても、電話口で教えてもらえます。いくつか簡単な質問をされますから、軽く準備しておきましょう。確定申告をする目的(還付 or 納付)や、収入の種類(給与、事業、雑……など)を答えられるようにしておくとスムーズです。
    >> 個人事業主が確定申告で提出する書類
    >> 会社員が確定申告で提出する書類

    また、取り寄せたい書類のメモを税務署へ郵送することで、申告書類を送ってもらうこともできます。特に繁忙期の税務署は、電話が通じにくいこともあります。平日の日中に時間がとれない人はこの方法を検討してみてください。次項で詳細を説明します。

    郵送による取り寄せについて

    郵送による取り寄せでは、封筒に下記の3点を同封して税務署へ送付しましょう。この方法も1月~3月の繁忙期には、書類を受け取るまでに10日前後かかる可能性があります。

    郵送する封筒の中に入れるもの

    • 取り寄せたい書類用紙を記載したメモなど
    • 返信用の封筒(サイズは「角型2号」がおすすめ)
    • 返信用の切手(120円 or 140円)

    申告書類のサイズはA4なので、返信用に「角型2号」の封筒を同封しておきます。郵送用の封筒にも角型2号を使う場合には、それに120円切手を貼って発送します。その中に同じく角型2号の返信用封筒を半分に折って入れておきましょう。

    返送用の切手は、請求する用紙の重さに合わせて用意します。角型2号封筒は約15グラム、A4サイズの紙は約4グラムです。

    請求する書類の枚数 重さ 切手料金
    (定形外郵便物 規格内の場合)
    ~8枚
    (4g × 8枚) +15g = 39g
    50g以内 120円
    9~21枚
    (4g × 9枚) +15g = 51g
    (4g × 21枚) +15g = 99g
    100g以内 140円

    >> 郵便物の基本料金 – 日本郵便

    申告書類の枚数は、下記のとおりです。会社員など「確定申告書」と「添付書類台紙」だけを請求するケースであれば、120円の切手で大丈夫でしょう。個人事業主の場合は、請求する用紙が多いので、140円の切手が妥当です。

    基本的な申告書類とその枚数

    収支内訳書
    2枚
    青色申告決算書
    4枚
    確定申告書
    控え込みで4枚
    添付書類台紙
    1枚
    会社員
    個人事業主
    白色申告者のみ

    青色申告者のみ

    【オススメ】国税庁のウェブサイトで申告書類を作成する

    国税庁の「確定申告書等作成コーナー」なら、パソコンやスマホを使って書類を作成できます。画面の案内に従って入力していくだけなので、操作は簡単です。個人事業主でも会社員でも、誰もが無料で利用できます。

    パソコンから「確定申告書等作成コーナー」にアクセスしたときの画面

    「確定申告書等作成コーナー」では、上記のような書類を作成できます。作成した書類は、印刷して提出することもできますし、オンラインで書類データを送信することも可能です(電子申告)。

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