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マイナンバーカードを紛失したら?必要な手続きの流れ

更新日: 2021/02/16
マイナンバーカードを紛失したら?必要な手続きの流れ

マイナンバーカードを紛失したときの流れをまとめました。マイナンバーカードは再交付できますが、新しいものが届くまで約1~2ヶ月かかります。なお、マイナンバーの「通知カード」は再交付できません(>> マイナンバーカードと通知カードの違い)。

INDEX

目次

    マイナンバーカード紛失時の流れ

    マイナンバーカードを自宅の外で紛失した際は、以下のような流れで手続きを行います。自宅内で紛失した場合は、ステップ②は不要です。

    マイナンバーカードを紛失したときの流れ

    まず、コールセンターに電話して「一時利用停止」の手続きを行います。これにより、カードに内蔵されている「電子証明書」等の悪用を防ぐことができます。この手続きは、24時間365日いつでも受け付けています。

    次に、警察に遺失届を提出して「遺失届の受理番号」を控えておきましょう。この番号は、市役所などで「紛失・廃止届」を提出する際に必要です。紛失・廃止の届出は、以下のように法律で義務づけられています。

    引用

    個人番号カードの交付を受けている者は、当該個人番号カードを紛失したときは、直ちに、その旨を住所地市町村長に届け出なければならない。

    マイナンバー法 第17条 第5項

    義務といっても、罰則規定などはありません。失くした場所に心当たりがあるなど、見つかる期待が十分に持てるときは「紛失・廃止届」は提出せずに、しばらく探してみてもよいでしょう。「完全に紛失した」と諦めのついた時点で届け出ればOKです。

    マイナンバーカードの再交付を希望する場合「紛失・廃止の手続き」のあとに「再交付の申請手続き」を行います。再交付には、原則1,000円の手数料がかかります。

    ステップ① 一時利用停止(コールセンターへ電話)

    マイナンバーカードを紛失したら、まずは下記どちらかのコールセンターに連絡して、一時利用停止の手続きをします。どちらも、紛失・盗難に関しては24時間365日受け付けています。

    マイナンバー総合フリーダイヤル
    (無料)
    個人番号カードコールセンター
    (有料)
    0120-95-0178 0570-783-578

    >> 問い合わせについて – マイナンバーカード総合サイト

    無料のフリーダイヤルにかけてみて、うまくつながらないときは有料のほうを試してみましょう。一部のIP電話などでどちらにもつながらない方には「050-3818-1250」の有料ダイヤルも用意されているようです。

    一時利用停止が完了すると、カードに搭載されている「電子証明書」等の機能が停止します。なお、どちらのコールセンターでも、電話口でマイナンバー(個人番号)を聞かれることはありません。

    ステップ② 遺失届出書の提出(警察)

    自宅の外で失くした場合、最寄りの警察署・交番・駐在所に遺失届を提出します。自宅内で紛失したのであれば、遺失届を提出する必要はないので、読み飛ばしてステップ③に進んでください。

    「遺失届出書」を警察に提出し、受理されると「遺失届受理番号のお知らせメモ」がもらえます。次に行う役所での手続きで、この番号が必要になります。失くさないよう大事に保管しておきましょう。

    「遺失届出書」の記入例

    遺失届出書(見本)

    >> 遺失届出書 記載例・注意事項 – 警視庁

    「遺失届出書」には、紛失時の日時や場所、紛失物の特徴などを記入します。このとき、間違っても自分のマイナンバー(12桁の数字)を記入しないようにしましょう。

    ステップ③ 紛失・廃止の手続き(役所)

    マイナンバーカードが見つからなければ、各市区町村の役所の窓口で「マイナンバーカードの紛失・廃止の手続き」を行います。このとき、「本人確認書類」と「遺失届の受理番号」が必要です(自宅で紛失した場合「遺失届の受理番号」は不要)。

    本人確認書類の例

    役所での本人確認で使えるもの

    「マイナンバーの変更」や「マイナンバーカードの再交付」を希望する場合は、次に進んでください。どちらも行わなければ、役所での手続きはこれで終了です。

    なお、マイナンバーカードがなくても「住民票の写し」を発行すればマイナンバーを把握できます。「住民票の写し」は役所で発行可能です。ついでにもらっておくといいでしょう(発行手数料は、原則300円)。
    >> マイナンバーを知る方法

    希望すればマイナンバーの変更やカードの再交付申請も

    希望すれば「マイナンバーの変更」や「マイナンバーカードの再交付申請」といった手続きも役所の窓口で行えます。このときも「本人確認書類」と「遺失届の受理番号」が求められます。

    マイナンバーの変更

    不正使用の恐れがある場合のみ、特別にマイナンバー(12桁の数字)を変更することができます。変更できるとはいえ、好きな番号を選べるわけではありません。

    マイナンバーカードの再交付申請

    カードの新規交付と同じ流れで、新しいものが完成するまで約1~2ヶ月かかります。その日のうちに手に入るわけではありません。

    マイナンバーカードが見つかったら?

    紛失したマイナンバーカードが見つかった場合、ステップ③の「紛失・廃止の手続き」が済んでいるかどうかで、対応が異なります。

    紛失したマイナンバーカードを発見したときの対応

    ステップ③「紛失・廃止の手続き」がまだの場合

    ステップ③の手続きをまだしていなければ、ステップ①で行った一時利用停止の解除を行います。これをしなければ、発見したマイナンバーカードの使用はできません。

    一時利用停止の解除は電話ではできず、役所に出向く必要があります。

    このとき、「見つけたマイナンバーカード」と「本人確認書類」を持っていきましょう。この手続きにおいては、マイナンバーカード以外の本人確認書類を提示する必要があります。

    ステップ③「紛失・廃止の手続き」が完了している場合

    ステップ③の手続きが完了している場合は、見つけたマイナンバーカードを再び使用することはできません。役所に返却しましょう。

    まとめ

    最後に、本記事で紹介した一連の流れをまとめておきます。マイナンバーの変更や、新しいマイナンバーカードの交付を希望する場合は、ステップ③の後に対応してもらえます。

    ステップ① コールセンターに電話する

    手続き コールセンターに電話し、一時利用停止の手続きを行う
    窓口 【無料】マイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)
    【有料】個人番号カードコールセンター(0570-783-578)
    特記事項
    • 紛失や盗難に関する手続きは24時間365日対応
    • この手続きによって「署名用電子証明書」が失効する

    ステップ② 警察に遺失届を提出する

    手続き 警察に届け出をして「遺失届受理番号のお知らせメモ」を受け取る
    窓口 最寄りの警察署・交番・駐在所
    特記事項
    • 「遺失届受理番号」は、次に役所で行う手続きで必要
    • 自宅で紛失した場合、この手続きは不要

    ステップ③ 役所で手続きを行う

    手続き
    • マイナンバーカードの紛失、廃止の手続き
    • マイナンバーの変更(任意)
    • マイナンバーカードの再交付申請(任意)
    必要なもの 「本人確認書類」と「遺失届の受理番号」
    ※上記の全手続き共通
    窓口 各市区町村の役所
    特記事項
    • 最低限「マイナンバーカードの紛失・廃止の手続き」を行う
    • 新しいカードが欲しければ、再交付申請をする(手数料は原則1,000円)

    マイナンバーカードを再交付してもらう場合、新しいものが届くまで約1~2ヶ月を要します。オンラインで申告(電子申告)するために今すぐ必要なのに!という方は、マイナンバーカードが不要な「ID・パスワード方式」を検討してみるといいでしょう。