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マイナポータルでできること
マイナポータルは、政府が運営するオンラインサービスです。基本的には「マイナンバーカード」でログインして使います。ただ、ログインしなくても(マイナンバーカードなしでも)一部の機能は利用できます。
マイナポータルでできること(主な例)
- 自分に合った行政サービスの検索
- 行政手続きのオンライン申請
- e-Taxとの連携による、電子申告の簡便化
- 国や地方自治体から届いた通知の確認
- 所得、税金、世帯情報などの確認
要するに「今までは役所で行っていた手続きを、オンラインで手軽にできるようにする」というのがマイナポータルの中心的役割です。書面のやりとりを電子化したり、行政のネットサービスをまとめて便利にするという側面もあります。
マイナポータルのメニュー
マイナポータルには、以下のようなメニューが用意されています。
ログインして利用するメニュー
お知らせ | 行政機関などから届いた通知を確認できる |
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もっとつながる | マイナポータルと外部サービスを連携させる (詳細後述) |
わたしの情報 | 行政機関などが保有する自身の情報を確認できる (詳細後述) |
やりとり履歴 | 自身の情報が行政機関でどうやりとりされたか確認できる |
以下のメニューは、ログインをしなくても利用できます(マイナンバーカードがない人でも使えます)。
ログインなしで利用できるメニュー
手続の検索・電子申請 (ぴったりサービス) |
自分に合った行政サービスを検索できる 一部の制度では申請書の作成・提出もオンラインで行える |
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就労証明書作成 コーナー |
保育所などに提出する「就労証明書」を作成できる |
法人設立 ワンストップサービス |
法人設立に関する手続きがオンラインでできる |
「手続きの検索・電子申請(ぴったりサービス)」では、ログインすることで申請手続きまでオンラインで完結できるものもあります。「児童手当等の現況届」や「健康診断・検診の受診申込」などは、すでにオンラインで行えます。
「わたしの情報」で分かること
「わたしの情報」では、行政機関が保有している自身の情報などを確認できます。ログインして使うことで、このメニューから下記のようなことを照会できます。
「わたしの情報」で確認できることの具体例
- 所得や住民税の金額
- 今までに納めた年金の金額や、将来の給付見込額
- 国民健康保険料の滞納状況
- いま住んでいる家の世帯主
- 児童手当の支払額と支給年月
- 雇用保険の加入記録
- 生活保護の支給額や支給開始日
- 介護保険の給付情報
役所へ確認しに行ったり、それぞれの専用書類を取り出さないと確認できなかったことが、マイナポータルでできるわけです。「あの書類どこだっけ」と困ることも減っていくでしょう。
「もっとつながる」の対応サービス
「もっとつながる」で外部サービスと連携することによって、マイナポータルでできることの幅が広がります。この「もっとつながる」は独立した機能ではなく、下記のような外部サービスと連携を設定するためのメニューです。
連携できる主な外部サイト
e-Tax (国税庁) |
国税の手続きをオンラインで行えるサービス |
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ねんきんネット (日本年金機構) |
年金の情報を確認できるサービス |
MyPost (日本郵便) |
自治体や企業が電子交付する書類を受け取れるサービス |
e-私書箱 (野村総合研究所) |
公的機関や金融機関が電子交付する書類を受け取れるサービス |
たとえば、e-Taxの「確定申告書等作成コーナー」で申告書を作るときに、「MyPost」や「e-私書箱」で受け取った控除証明書の内容を自動反映させることができます。
マイナポータルのログイン方法
マイナポータルは、パソコン・スマホの両方で利用できます。ログインするには「マイナンバーカード」の読み取りによる個人認証が必要です。
パソコンで利用する場合 | スマホで利用する場合 | |
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ICカードリーダーを使う | 二次元バーコードを使う | |
カードリーダーでマイナンバーカードを読み取る | PCに表示したQRコードをスマホで読み取り、そのスマホでカードを読み取る | スマホでマイナンバーカードを読み取る |
個人認証に関する留意点
- カードの読み取り後に「利用者証明用電子証明書パスワード」の入力が必要
- 2回目以降のログインでも個人認証のプロセスは省略できない
- マイナンバーカードの読み取りに対応していないスマホもある
スマホでカードを読み取る場合、マイナンバーカード読み取りの対応機種であることが前提となります。主な対応機種は、7以降のiPhoneや、おおよそ2017年以降に発売されたXperia・AQUOS・Galaxy・arrowsなどです。
いずれの場合も、アプリなどをインストールしておく必要があります。パソコンとICカードリーダーを繋げて使うなら「マイナポータルAP」という拡張機能が必要です。スマホで読み取る場合は「マイナポータル」というアプリをインストールしましょう。