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40代以上のフリーランス「案件取りづらい」が7割!

更新日: 2022/05/06 投稿日: 2022/04/27
40代以上のフリーランス「案件取りづらい」が7割!

本記事では、株式会社Miraieの「シニアエンジニアの将来への不安」に関する調査を紹介します。2022年3月に行われた本調査で、40代~60代のフリーランスエンジニアのうち、7割以上が「案件獲得に苦労している」と答えています。

INDEX

目次

    40代以上のシニアフリーランスが抱える不安

    10年以上活躍している40代~60代のフリーランスを対象に、将来の不安についてアンケートが行われました。「システムエンジニア(SE)・プログラマ(PG)・デザイナー・フロントエンジニア」などが回答しています。

    40代以上のシニアフリーランス(エンジニア)に対するアンケート - 将来への不安

    「『シニアエンジニアの将来への不安』に関する調査」SEES(株式会社miraie)

    このアンケート結果によれば、シニアフリーランスが抱える不安は、概ね以下の3点に集約されるようです。とくにITエンジニアは、求められるスキルも目まぐるしく変化するため、案件獲得に関する不安が膨らみがちです。

    • 案件が取れなくなる
    • 単価が下がる
    • 体力や集中力がもたない

    漠然と不安を抱えるのではなく、きちんと実態を把握することも重要です。ここからは、「実際どのくらい苦労するのか」など、実態に関するアンケート結果を紹介していきます。

    案件が取れなくなる

    40代~60代のすべての世代において、案件獲得に「苦労している」と回答したフリーランスの割合が「70%」を超えています。

    40代以上のシニアフリーランス(エンジニア)に対するアンケート - 案件獲得の苦労

    「『シニアエンジニアの将来への不安』に関する調査」SEES(株式会社miraie)

    40代後半以降になると、案件獲得に苦労している人の割合は「80%」前後まで上昇します。本格的に案件を獲得しづらくなるのは、40代後半ということですね。

    ちなみに、60代になると「70%」まで減少していますが、これは現役引退も視野に入ってくるためと考えられます。

    単価が下がる

    シニアエンジニアの場合、案件の月額単価は「40万円~60万円」ぐらいが相場のようです。また、以前と比べて単価が減ったと回答した人は「70%弱」でした。

    40代以上のシニアフリーランス(エンジニア)に対するアンケート - 案件単価の減少

    単価の減少に関しては、必ずしも加齢のみが原因とは限りません。dodaの「平均年収ランキング」によれば、会社員を含むITエンジニア全体の平均年収は、ここ数年にわたり減少傾向にあります。

    ITエンジニア全体の平均年収の推移

    ITエンジニアの平均年収の推移 - 2017~2021年

    出典:「平均年収ランキング」doda

    要因はどうあれ、以前より収入が減っているのは間違いなさそうです。今後、安定的な収入を維持していくには、きちんと対策を練る必要があるでしょう。

    シニアこそ人脈形成が重要!

    日本労働組合総連合会(連合)の調査によれば、世代ごとに案件の獲得方法が異なります。2021年11月に連合より発表された「フリーランスの意識・実態調査2021」を見てみましょう。

    フリーランスが新規案件を獲得する方法 - 2021年11月発表

    ※連合調べ

    若年世代ほど、人脈への依存度が低くなっています。上記の項目を「人脈」と「非人脈」のざっくり2つに分けて、わかりやすく整理したのが以下のグラフです。

    フリーランスが新規案件を獲得する際の人脈への依存度

    出典:「フリーランスの意識・実態調査2021」連合調べ

    20代の場合、人脈と非人脈の割合は、ほぼ半々です。他方、40代は新規案件の「70%」を人脈から獲得しています。このように、40代以降の案件獲得においては、人脈が非常に重要となります。

    人脈形成は、なかなか一朝一夕にできるものではありません。早いうちから、コツコツとつながりを増やしていくのが上策です。20代~30代のフリーランス・個人事業主も、将来に向けてしっかり準備しておきましょう。

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