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「労災保険の特別加入」対象範囲が拡大【2021年9月~】

更新日: 2021/09/03 投稿日: 2021/09/02
「労災保険の特別加入」対象範囲が拡大【2021年9月~】

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目次

    【労災保険】特別加入の対象拡大

    2021年9月1日から、下記のような個人事業主が「労災保険の特別加入」の対象に加わりました。

    1. 自転車を使用して貨物運送事業を行う者
    2. ITフリーランス

    「自転車を使用して貨物運送事業を行う者」には、たとえば「Uber Eats」「出前館」の自転車配達員や、メッセンジャー(自転車便)が該当します。従来、特別加入ができるのは自動車やバイクの配達員だけでしたが、自転車でも加入が可能になりました。

    「ITフリーランス」は、情報システム・ソフトウェア・ウェブページなどの開発や管理を行う個人事業主を指します。具体的には、下記のような人が該当します。

    • ITコンサルタント
    • プロジェクトマネージャー
    • システムエンジニア
    • データサイエンティスト
    • プログラマ
    • Webデザイナー
    • Webディレクター など

    労災保険に加入していれば、仕事が原因で怪我や病気をした際に、所定の給付を受けられます。保険料(収入の1%前後)を支払うことになりますが、仕事内容に不安がある人は加入を検討しましょう。

    【労災保険の特別加入】対象拡大の範囲について詳しく

    加入の流れ

    1. 自分の業種に対応する「特別加入団体」を探す
    2. 「特別加入団体」に加入する
    3. あとは「特別加入団体」が手続きをしてくれる

    自転車配達員やITフリーランスが特別加入をする際は、まず「特別加入団体」に加入する必要があります。「特別加入団体」は全国にいくつもありますが、それぞれ対応している業種が異なります。

    自転車配達員の特別加入団体

    自転車配達員は「貨物運送事業者」向けの特別加入団体に加入しましょう。まだ改正直後なので、各団体の案内は少なめですが、すでにネット検索でヒットするものもあります(一人親方労災保険組合など)。

    ITフリーランスの特別加入団体

    ITフリーランス向けの特別加入団体は、これから徐々に増えていくと考えられます。現時点では「ITフリーランス支援機構」が名乗りを上げていますが、加入方法などの詳しい説明は公開されていません。

    「どの団体に加入すればいいかわからない!」という場合は、都道府県の労働局か労働基準監督署に相談しましょう。厚生労働省の該当ページで、所在地や電話番号が公開されています。