ファクタリングとは、資金繰りのために請求書(売掛金)を買い取ってもらうサービスです。手数料と引き換えに、売掛金の現金化を早められます。本記事の「クラウド請求書ソフト」と連携させることで、より手軽にファクタリングを利用できます。
INDEX
目次
請求書ソフトとファクタリングの相性
個人事業主向けのクラウド請求書ソフトと、ファクタリングサービスの相性をわかりやすく整理しました。クラウド請求書を特定のファクタリングサービスと連携させることで、申込みや審査がカンタンになります。
個人事業主向けのクラウド請求書【比較一覧表】
Misoca | freee | マネーフォワード | INVOY | Square | |
---|---|---|---|---|---|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
料金 (税込) |
0円~ | 1,298円/月~ 会計ソフト込 |
1,078円/月~ 会計ソフト込 |
0円~ | 0円~ ※事前審査あり |
月額料金 | 無料 | 無料 | 無料~ | 無料~ | 無料~ |
連携可能な ファクタリング |
![]() ![]() |
![]() ![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() |
– |
請求書の 作成画面 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
運営会社 | 弥生 | freee | マネーフォワード | OLTA | Square |
※「INVOY」から「OLTA」に申し込んでも、手順や審査基準は通常と変わらない
連携できるファクタリングの選択肢がもっとも多いのは「freee(フリー)」です。「会計ソフト」と「請求書ソフト」が一体となっているので、非常に使いやすいソフトです。
freee会計(公式)
「MISOCA(ミソカ)」は、無料プランでも一通りの機能を使える上に、ファクタリング連携も可能です。有料プランも初年度無償で利用できるので、お試しには最適な請求書発行システムです。
MISOCA(公式)
「MISOCA」と好相性のファクタリング
クラウド請求書作成ソフト「MISOCA」と連携できるファクタリングサービスは、「FREENANCE(フリーナンス)」と「ペイトナー」の2つです。
連携のメリット – FREENANCE・ペイトナー
![]() |
![]() |
|
---|---|---|
手軽さ |
ログイン後の画面に請求書が表示される → 選択して申し込むだけ! |
|
利用可能額 | 利用枠が増える | – |
あらかじめMISOCAと連携させておけば、「FREENANCE」と「ペイトナー」はログイン後の画面に請求書一覧が表示されます。それぞれのファクタリングサービスに自分で請求書をアップロードする必要がありません。
さらに「FREENANCE」の場合は、MISOCAと連携するだけで利用上限額がアップします。MISOCAのアカウントは無料で作成できますし、無料プランなら月額料金も発生しません。
MISOCA(公式)
FREENANCE(公式)
ペイトナー(公式)
「freee」と好相性のファクタリング
「freee会計」で発行した請求書に関して、連携可能なファクタリングサービスは「OLTA(オルタ)」「FREENANCE(フリーナンス)」「ペイトナー」の3つです。
連携のメリット – OLTA・FREENANCE・ペイトナー
![]() |
![]() |
![]() |
|
---|---|---|---|
手軽さ | オファー方式 | ログイン後の画面に請求書が表示される → 選択して申し込むだけ! |
|
利用可能額 | – | 利用枠が増える | – |
審査 | 通りやすい | – | – |
「OLTA」に関しては、買い取りの可能性が高い請求書に対して「ファクタリングを利用しませんか?」というオファーがfreee内に表示されます。以下のように、買取希望の請求書にチェックして審査を受ければOKです。
「FREENANCE」や「ペイトナー」と連携した場合、freeeで発行した請求書がファクタリングサービス内で自動表示されます。オファー方式とは異なり、あくまで手続きを簡略化するための機能であり、審査の通りやすさとは無関係です。
freee会計(公式)
OLTA(公式)
FREENANCE(公式)
ペイトナー(公式)
「マネーフォワード」と好相性のファクタリング
「マネーフォワード クラウド」と連携できるのは、「FREENANCE」と「ペイトナー」です。「マネーフォワード クラウド請求書」で発行した請求書を、ファクリングサービス内で自動読み込みできます。
連携のメリット – FREENANCE・ペイトナー
![]() |
![]() |
|
---|---|---|
手軽さ | ログイン後の画面に請求書が表示される → 選択して申し込むだけ! |
|
利用可能額 | 利用枠が増える | – |
マネーフォワードと連携することで、「FREENANCE」と「ペイトナー」は数クリックで申し込みが完了します。また、「FREENANCE」のみ、マネーフォワード クラウドと連携するだけで、利用上限額もアップします。
マネーフォワード クラウド(公式)
FREENANCE(公式)
ペイトナー(公式)
OLTA・FREENANCE・ペイトナーの比較
ここまで見てきたとおり、ファクリングサービス「OLTA・FREENANCE・ペイトナー」は、クラウド請求書ソフト(請求書発行システム)との連携が可能です。連携しておくと、申し込みの手順を短縮できるなどの利点があります。
ファクタリングのアカウントは無料で作れるので、一通り作っておいて損はありません。
ファクタリングサービスの特徴 – OLTA・FREENANCE・ペイトナー
![]() |
![]() |
![]() |
|
---|---|---|---|
アカウント | 無料 | 無料 | 無料 |
手数料 | 2%~9% | 3%~10% | 一律10% |
特長 |
|
|
|
請求書ソフト 連携で利便性 アップ! |
![]() |
![]() ![]() ![]() |
![]() ![]() ![]() |
OLTA | フリーナンス | ペイトナー |
「OLTA」は、最も手数料がリーズナブルです。買い取りの可能性が高い請求書があれば、freee内で通知が出ます。実際に申し込むかは後で判断すればよいので、freeeユーザーの個人事業主は、まずOLTAのアカウントだけでも作成しておきましょう。
「FREENANCE」は、大手企業のGMOグループが運営するサービスです。手数料を抑えやすいので、ペイトナーとの2択で悩んでいるなら、まずはFREENANCEに申し込んでみましょう。
「ペイトナー」は、個人間での取引も対象にしている珍しいサービスです。一般的には法人宛の請求書しか買い取ってくれませんが、ペイトナーなら個人宛の請求書でも審査対象になります。フリーランス同士の取引が多い事業者にとっては、これだけでも登録する価値のあるサービスと言えるでしょう。