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ペイトナー(旧yup)・labol(旧nugget)の比較
「ペイトナー ファクタリング(旧yup)」と「labol(旧nugget)」は、表面的にはよく似たファクタリングサービスです。どちらも、小規模なフリーランスにとっては使い勝手のよいサービスです。本記事では、両者の違いを詳しくまとめています。
2022年2月1日より、「nugget(ナゲット)」のサービス名が「labol(ラボル)」へ変更されました。2022年3月15日より、法人もlabolを利用可能となりました。
ペイトナー(旧yup)・labol(旧nugget)の比較表
Paytner(ペイトナー) | labol(ラボル) | |
---|---|---|
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利用者 | 個人事業主・法人 | 個人事業主・法人 |
月額基本料金 | なし | |
2社間手数料 | 一律10% | |
3社間手数料 | 取扱なし | |
調達可能額 | 1万円~15万円 ※初回 | 1万円~10万円 ※初回 |
利用枠を増やす方法 |
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個人間の取引 | 可能 | 不可 |
創業直後の利用 | 可能 | |
担保・保証人 | 不要 | |
審査スピード | 最短10分 | 最短60分 |
即日入金のデッドライン | 正午までに審査完了 | 16時までに審査完了 |
審査時の面談 | 不要 | |
契約時の訪問 | 不要 | |
対応地域 | 全国 | |
支払サイト | 70日以内 | 150日以内 |
償還請求権 |
なし ノンリコース |
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主な必要書類など |
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ペイトナー | labol |
どちらもオンライン完結型で、最短即日での資金調達が可能です。手数料も「一律10%」とわかりやすく、ファクタリング初挑戦の方でも利用しやすいサービスです。
まずは、ペイトナー(旧yup)・labol(旧nugget)の特徴を、順番にざっくり確認しておきましょう。
「ペイトナー ファクタリング(旧yup 先払い)」の特徴
- 提出書類を最小限にしたい人向け
- 個人顧客との取引でも利用できる
- 他社サービスとの連携機能が充実している
ペイトナー(旧yup)のファクタリングでは、個人顧客の売掛金も買い取ってもらえます(取引先が法人でなくもOK)。これはラボル(旧ナゲット)では実現できません。個人顧客の売掛金を現金化したい方はヤップを選びましょう。
申し込み時の必要書類がlabol(旧nugget)に比べて少ないのも、Paytnerの魅力です。ファクタリングは基本的に緊急時に行うものですから、あれもこれもと書類を要求されないのは非常に助かります。
「labol(旧nugget)」の特徴
- 初回から10万円を超えて利用したい人向け
- 個人事業主や小規模事業者に特化したサービス
- 支払サイト150日以内まで買取OK
labol(旧nugget)には、利用実績がゼロでも、利用枠を増やせる仕組みがあります(与信タスク)。アンケートに答えるなどのタスクをこなすだけで、調達可能額の上限が増えます。この仕組みはペイトナー(旧yup)には用意されていません。
また、ラボル(旧ナゲット)は元々「個人のフリーランス」に向けて作られたサービスです。現在は法人でも利用可能ですが、フリーランス・小規模事業者にとって使いやすいよう配慮が行き届いています。
ここからは、①~⑥の6項目にわたって、ペイトナー(旧yup)・labol(旧nugget)の相違点を詳しく比較していきます。
① 利用可能な事業者
ペイトナー(旧yup) | labol(旧nugget) | |
---|---|---|
利用者 | 個人事業主・法人 | |
業種の制限 | なし ※ アフィリエイト、note、UberEatsは不可 |
なし |
ペイトナー(旧yup)とlabol(旧nugget)は、個人事業主・法人を問わず利用可能です。ただし、ペイトナーは「アフィリエイト・note・UberEats」の売掛金は買い取り不可となっています。
一方、labolの場合は、名指しで「これはダメ!」と決まっているサービスはありません。といっても、明記されていないだけなので、一概にどちらが優れているとは言えません。
② 調達可能額の増やし方
ペイトナー(旧yup) | labol(旧nugget) | |
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初期上限 | 15万円 | 10万円 |
増やす方法 |
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ペイトナー(旧yup)で利用枠を増やすには、地道に利用実績を積んでいくしかありません。一方、labol(旧nugget)なら「与信タスク」でも利用枠を増やせます。アンケートに答えるなどのタスクをこなすと、最大で「20万5,000円」利用枠が増えます。
ラボル(旧ナゲット)で新規登録して、タスクをすべてこなせば「10万円 + 20万5,000円 = 30万5,000円」まで初回から利用できるわけです。加えて、利用実績を積んでいけば、さらに利用枠が増えていきます。
③ 個人間の取引
ペイトナー(旧yup) | labol(旧nugget) |
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ペイトナー(旧yup)なら、個人顧客の売掛金も審査して、問題がなければそのまま買い取ってくれます。一方、labol(旧nugget)で買取対象となるのは、法人顧客の売掛金に限られます。
ペイトナーのようなサービスはめずらしく、labolのように個人顧客の売掛金を扱わないサービスのほうが多数派です。以下の記事でも、10サービスを厳選して一挙紹介していますが、個人間の取引に利用できるのはペイトナーのみです。
ファクタリング10選【比較一覧表】
④ 即日入金のデッドライン
ペイトナー(旧yup) | labol(旧nugget) | |
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デッドライン | 正午までに審査完了 | 16時までに審査完了 |
審査スピード | 最短10分 | 最短60分 |
即日入金を謳うファクタリングサービスは世に多数存在しますが、「○時までに契約が完了したら~」のような条件付きであることが多く、その条件も往々にしてシビアです。
その点、ペイトナー(旧yup)とlabol(旧nugget)に関しては、審査さえ完了すれば面倒な契約手続きは不要です。そのため、実際に即日で入金してもらうことも、そう難しくないでしょう。
⑤ 支払サイト
ペイトナー(旧yup) | labol(旧nugget) |
---|---|
70日以内 | 150日以内 |
支払いまでの期間(支払サイト)が長過ぎる売掛金は、ファクタリングで買い取ってもらえません。 ペイトナー(旧yup)の場合、支払サイトが70日を超える売掛金は買取対象外です。
ちなみに、ファクタリングは擬似的な融資と考えることもできます。たとえば、支払サイトが70日であれば、返済期日70日の借入れをしたようなものと考えるわけです。
このように考える場合、手数料が同じ10%でも、支払サイトが70日なら「10% ÷ 70日 × 365日 = 約52.14%」ですが、150日なら「10% ÷ 150日 × 365日 = 約24.33%」と、かなりの差が出ます。
⑥ 主な必要書類など
ペイトナー(旧yup) | labol(旧nugget) |
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ペイトナー(旧yup)では、SNS・HP・GitHub・ポートフォリオなどのURLを提示して、事業の実態を確認してもらうのが基本です(= 仕事のURL)。代わりに、直近3ヶ月程度の入出金明細を提出してもOKです。過去の請求書・納品書などでも代用できます。
labol(旧nugget)の「請求確認メール」は、請求内容について顧客が了承していることがわかるメールです。該当メールのスクリーンショットを、エビデンスとしてアップロードしましょう。合わせて通帳のコピーなどをアップすると、審査の通過率が上がります。
ペイトナー(旧yup)とlabol(旧nugget)の比較まとめ
ペイトナー(旧yup)とlabol(旧nugget)の比較表
Paytner(ペイトナー) | labol(ラボル) | |
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利用者 | 個人事業主・法人 | 個人事業主・法人 |
手数料 | 一律10% | |
調達可能額 | 1万円~15万円 ※初回 | 1万円~10万円 ※初回 |
利用枠を増やす方法 |
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個人間の取引 | 可能 | 不可 |
審査スピード | 最短10分 | 最短60分 |
即日入金のデッドライン | 正午までに審査完了 | 16時までに審査完了 |
審査時の面談 | 不要 | |
契約時の訪問 | 不要 | |
支払サイト | 70日以内 | 150日以内 |
償還請求権 |
なし ノンリコース |
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主な必要書類など |
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Paytner(旧yup) | labol(旧nugget) |
ペイトナー(旧yup)とlabol(旧nugget)は、どちらも小規模なフリーランスに向いたサービスです。手数料は一律10%と明快で、オンラインでサクッと申し込みできます。インターフェイスから受ける印象も、かなり似通っています。
本記事では、両者の違いにスポットを当て、詳しく比較しました。とくに「利用枠の増やし方」「個人間の取引」「主な必要書類」の3項目での違いが顕著なので、ぜひチェックしておきましょう。