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白色申告の会計ソフト比較【無料ソフトも!】

更新日: 2020/11/24
白色申告の会計ソフト比較【無料ソフトも!】

白色申告に対応している会計ソフト10種類の比較情報を一覧表にまとめました。料金・形式・対応OSなどについて比較したので、検討時の参考にしてください。

INDEX

目次

    白色申告対応の会計ソフト比較表

    会計ソフトは、大きくはクラウド型とインストール型に分けられます。どちらも基本的に帳簿づけから確定申告書類の作成まで可能ですが、これから新たに会計ソフトを導入するなら、初心者でも操作しやすく、導入コストもおさえられるクラウド型がおすすめです。

    料金
    (年額)
    形式 対応OS 対応
    デバイス
    備考
    やよいの
    白色申告
    オンライン
    0円~ クラウド Windows
    Mac
    パソコン
    タブレット
    スマホ
    サポートは有料
    会計freee
    (フリー)
    11,760円~ クラウド Windows
    Mac
    パソコン
    タブレット
    スマホ
    マネーフォワード クラウド確定申告 9,600円~
    無料プランあり
    クラウド Windows
    Mac
    パソコン
    タブレット
    スマホ
    ちまたの会計 0円~ クラウド Windows
    Mac
    パソコン
    タブレット
    スマホ
    確定申告書類の作成は不可
    フリーウェイ経理Lite 0円~ インストール Windows パソコン 申告書の作成機能は別ソフト
    やよいの
    青色申告
    12,000円~ インストール Windows パソコン
    スマホ
    (アプリ版)
    みんなの
    青色申告
    9,800円 インストール Windows パソコン
    やるぞ!
    青色申告
    8,800円~ インストール Windows
    Mac
    パソコン
    ツカエル
    青色申告
    5,000円~ インストール Windows パソコン
    MJSかんたん!青色申告 7,200円 インストール Windows パソコン

    表示は税抜き料金

    「白色申告専用」の会計ソフトは基本的になく、「青色申告用だけど白色申告でも使える」というものがほとんどです。「やよいの白色申告 オンライン」が唯一、白色申告専用のソフトです。

    また、無料のソフトはいくつかありますが、上表の中で帳簿づけから確定申告書類の作成までを無料でできるのは「やよいの白色申告 オンライン」のみです。

    クラウド型とインストール型の違い

    近年、利用者が急速に増加しているクラウド型は、ネット経由で自分のアカウントにアクセスして、ログインして操作を行うものです。これに対して、従来のインストール型は、ソフトをパソコン本体にインストールして利用します。

    クラウド型 インストール型
    費用 ・ソフトの利用料金
    (月額 or 年額)
    ・ソフトの購入費用
    ・バージョンアップ費用(年に1回)
    対応OS Windows・Macの両方に対応 Windows or Mac
    (ソフトにより異なる)
    デバイス パソコン・タブレット・スマホなどデバイスを問わない 基本、パソコンのみ
    画面構成 シンプル
    (初心者・経理経験者向き)
    複雑
    (経理経験者向き)

    >> クラウド型とインストール型の違いを詳しく

    クラウド型の魅力の一つ、データの自動取得機能

    ほとんどのクラウド型ソフトには、取引データの自動取得機能が搭載されています。ソフトに銀行口座やカードを登録すると、取引明細データを自動取得して、さらに適切な勘定科目の提案をしてくれる機能です。記帳の手間が大幅にカットできる便利な機能です。

    ここからは、クラウド会計大手の弥生・freee・マネーフォワードの提供するソフトと、弥生のインストール型会計ソフトについて、それぞれ特徴を紹介していきます。

    【クラウド型】やよいの白色申告 オンライン

    • 無料で使える実用的なプランがあるほか、有料プランも割安
    • 確定申告や経理業務に関する相談も可能(トータルプランのみ)
    • スッキリ見やすいインターフェイス
    料金(税抜) お試し期間 操作性 対応OS デバイス
    0円~ なし Windows
    Mac
    パソコン
    タブレット
    スマホ
    帳簿づけ 自動取込 確定申告書類 申告対応 メーカー
    白色 弥生

    「やよいの白色申告 オンライン」は、お試し期間がないかわりに、サポートなしのプランをずっと無料で利用できます。無料プランでも、帳簿づけから確定申告書類の作成までを含めた全機能を有料プランと変わらず利用できるので、コストをかけずに会計ソフトを使いたい人に一番オススメのソフトです。

    サポートを利用するには有料プランを契約する必要がありますが、他社のサポート付きプランと比較すると、こちらもかなり安価です。

    弥生の基本的な操作画面

    トップ 取引入力
    やよいの白色申告 オンライン ホーム画面 やよいの白色申告 オンライン かんたん取引入力画面
    レポート 申告書類作成
    やよいの白色申告 オンライン 日別取引レポート画面 やよいの白色申告 オンライン 収支内訳書作成画面

    基本的な機能のみ搭載している分、操作画面はスッキリとしています。また、専門用語には解説が付いているので、初心者も安心して利用できます。ただ、自動仕訳は別画面に移動する必要があり、画面切り替え時に少々時間がかかるのがネックです。

    ちなみに、弥生の同シリーズに青色申告者向けのクラウド型ソフト「やよいの青色申告 オンライン」があります。同シリーズ内なら移行もカンタンなので、ゆくゆくは青色申告への切り替えを予定している人でも問題ありません。

    >> やよいの白色申告 オンライン
    >> やよいの青色申告 オンライン

    【クラウド型】会計freee(フリー)

    • 初心者向けに特化した独自のインターフェイス
    • ○☓に答えていけば自動で確定申告書類を作成してくれる
    • 使いやすいスマホアプリで、経理業務がよりカンタンに
    料金(税抜) お試し期間 操作性 対応OS デバイス
    1,180円/月~
    11,760円/年~
    1ヶ月
    (好きなプラン)
    Windows
    Mac
    パソコン
    タブレット
    スマホ
    帳簿づけ 自動仕訳 確定申告書類 申告対応 メーカー
    白色・青色 freee

    freeeでは、機能やサポート内容ごとに3つの料金プランが用意されています。とはいえ、大抵の事業主は最安プランで問題なく確定申告できるはずです。

    無料体験版のお試し期間は1ヶ月。終了後は無料プランに自動移行となります。無料プランには機能制限がかかっていて、直近の1ヶ月分しかデータを保存できません。また確定申告書類の作成もできないので、実用するには不向きです。

    freeeの基本的な操作画面

    トップ 取引入力
    freee トップページ画面 freee 取引入力画面
    レポート 申告書類作成
    freee 損益レポート画面 freee 確定申告書類作成画面

    freeeの操作画面は、初心者向けに特化しています。簿記の専門用語を、やさしい言葉に言い換えてくれています。ただ、freee独自の言い換えなので、簿記の知識がある人にとってはかえって難しく感じるソフトかもしれません。

    また、スマホアプリが充実しているのもfreeeの特徴です。ソフト本体とほぼ同機能を利用できるほか、レシート撮影機能など、本体にはない機能も使えます。
    >> freee

    【クラウド型】マネーフォワード クラウド確定申告

    • 簿記初心者から上級者まで使いやすいインターフェイス
    • マネーフォワードシリーズの他サービスとセットで使える
    • 取引件数が年間50件までなら無料で使える
    料金(税抜) お試し期間 操作性 対応OS デバイス
    980円/月~
    9,600円/年~
    無料プランあり
    1ヶ月
    (プランはパーソナルのみ)
    Windows
    Mac
    パソコン
    タブレット
    スマホ
    帳簿づけ 自動仕訳 確定申告書類 申告対応 メーカー
    白色・青色 マネー
    フォワード

    マネーフォワードは、会計ソフト「マネーフォワード クラウド確定申告」をはじめとした、計7つのサービスをこの料金内で使えます。請求書の作成や従業員の管理など、バックオフィスに関する他サービスもセットで使いたいのであれば、最もコスパ良く使えるソフトです。

    無料体験プランでは、有料プランが1ヶ月無料でお試しできることになっています。このお試し期間が終わると「フリープラン」という制限つきの無料プランへ、自動的に移行されます。フリープランは、年間の取引登録件数が50件までに制限されています。

    マネーフォワードの基本的な操作画面

    トップ 取引入力
    マネーフォワード 確定申告 トップページ画面 マネーフォワード 確定申告 取引入力画面
    レポート 申告書類作成
    マネーフォワード キャッシュフローチャート画面 マネーフォワード 確定申告書Bの作成画面

    簿記の初歩的な知識がある人にとっては非常に操作しやすく、ソフト自体の動作も早いので、値段よりも機能性を求める人にオススメです。逆に、専門用語などに関する解説は少なめなので、まったくの未経験者は少々使いにくく感じるかもしれません。
    >> マネーフォワード クラウド確定申告

    【インストール型】やよいの青色申告

    • トップシェアを誇る大手老舗メーカーのロングセラー商品
    • インストール型の中では初心者も操作しやすいインターフェイス
    • 自動仕訳やスマホ対応など、クラウド型のように機能が充実している
    料金(税抜) お試し期間 操作性 対応OS デバイス
    12,000円~ 1ヶ月
    (体験版)
    Windows パソコン
    スマホ(レシート取込アプリ)
    帳簿づけ 自動仕訳 確定申告書類 申告対応 メーカー
    白色・青色 弥生

    「やよいの青色申告」は、大手老舗メーカーの弥生が提供するロングセラーの会計ソフトです。ちなみに、弥生の個人事業主向けインストール型ソフトはこのソフトのみ。青色申告者向けをうたっていますが、このソフトは白色申告にも対応しています。

    他社のインストール型ソフトと比べると、操作画面がシンプルに作られています。とはいえ、クラウド型のように直感的な操作もできないので、やはりある程度の経験がある人向けです。

    クラウド型のような便利機能も搭載されている

    やよいの青色申告は、インストール型では珍しく、自動仕訳や専用スマホアプリなど、便利機能が搭載されています。特に自動仕訳は、この機能目的でクラウド型を導入する人も多いので、どうしてもクラウド型に抵抗がある人にとっては嬉しい機能です。

    まとめ – 白色申告対応のクラウド型ソフトを比較

    無料で使えるもので、帳簿づけと確定申告に必要な基本機能が備わっている会計ソフトは「やよいの白色申告 オンライン」のみです。コストをかけずに実用的なソフトを使いたいという人は、この一択になるでしょう。

    逆に、ソフトの使いやすさや業務の効率化を重視し、ある程度のコストは許容できるという事業主には、freeeとマネーフォワードがおすすめです(とはいえ、弥生のソフトも使いにくいわけではまったくありません)。

    料金プラン比較

    やよいの白色申告
    オンライン
    会計freee マネーフォワード クラウド確定申告
    フリープラン
    0円/年
    初年度無料

    ベーシックプラン
    8,000円/年
    初年度4,000円/年

    トータルプラン
    14,000円/年
    初年度7,000円/年

    スターター
    1,180円/月
    11,760円/年

    スタンダード
    2,380円/月
    23,760円/年

    プレミアム
    39,800円/年

    パーソナルミニ
    980円/月
    9,600円/年

    パーソナル
    1,280円/月
    11,760円/年

    パーソナルプラス
    35,760円/年

    表示は税抜き料金

    「やよいの白色申告 オンライン」は0円から利用できるほか、サポート付きの有料プランであっても、競合他社と比べるとかなり割安な料金体系であることがわかります。

    無料で使えるプランの機能を比較

    弥生 freee マネーフォワード
    取引の登録 データの保存は
    1ヶ月間
    登録は年50件まで
    自動仕訳 データの保存は
    1ヶ月間
    登録は年50件まで
    確定申告書類
    サポート

    freeeとマネーフォワードの無料プランには機能制限がかかります。特にfreeeの無料プランは実用的ではなく、完全にお試し版という位置づけです。登録データは直近1ヶ月間しか保存されないほか、確定申告書類も作成できません。

    freeeは有料プランのみだが、未経験者は使いやすい

    freeeは、初心者向けにふりきって作られたソフトで、簿記の知識は無しでもすぐに使えるはずです。ソフトを使いながら経理に慣れて「ゆくゆくは青色申告もしたい」という経理未経験者にオススメです。

    取引件数が少ない人ならマネーフォワードでも

    マネーフォワードの無料プランでは、年間50件までの取引登録が可能です。取引件数が極端に少ない副業程度の事業主は実用も可能ですが、年間50件までのしばりは、多くの事業主にとっては厳しい制限のはずです。したがって、継続して実用するなら有料プランということになります。

    簿記の基本知識がある人なら非常に操作しやすく、ソフト自体の動作も早いので、値段よりも機能性を求める人に使ってほしいソフトです。また会計だけでなく、請求書の作成や従業員管理などのサービスをセットで使えるので、全体的な業務効率化を求める事業主におすすめです。