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白色申告の会計ソフト比較一覧表【無料ソフトも!】

更新日: 2022/12/26
白色申告の会計ソフト比較一覧表【無料ソフトも!】

INDEX

目次

    白色申告の会計ソフト – 比較一覧表

    個人事業主・フリーランスの白色申告に対応している会計ソフトを紹介します。どれも「青色申告用だけど白色申告でも使える」ものばかりですが、唯一「やよいの白色申告 オンライン」は白色申告専用のソフトです。

    白色申告対応の会計ソフト【比較一覧表】

    料金(税込) 操作画面
    やよいの白色申告 オンラインやよいの白色申告
    オンライン
    0円~
    クラウド
    やよいの白色申告 オンライン かんたん取引入力
    マネーフォワード
    クラウド確定申告
    10,560円/年~
    クラウド
    「マネーフォワード クラウド確定申告」取引入力画面
    会計freeefreee会計 12,936円/年~
    クラウド
    操作画面(取引入力)- freee
    CalQShare(カルクシェア)CalQShare 0円~
    クラウド
    CalQShareの操作画面
    円簿青色申告円簿青色申告 0円
    クラウド
    円簿青色申告の操作画面
    やよいの青色申告23(インストール型)やよいの青色申告 13,200円~
    インストール
    「かんたん取引」入力画面 - やよいの青色申告
    みんなの青色申告みんなの青色申告 10,780円
    インストール
    操作画面(取引入力)-みんなの青色申告
    やるぞ!青色申告2023(インストール型会計ソフト)やるぞ!青色申告 9,680円~
    インストール
    操作画面(取引入力)-やるぞ!青色申告
    ジョブカン青色申告ジョブカン
    青色申告/確定申告
    5,500円~
    インストール
    操作画面(取引入力)- ジョブカン青色申告
    MJSかんたん!青色申告MJSかんたん!
    青色申告
    7,920円
    インストール
    操作画面(取引入力)- MSJかんたん!青色申告

    会計ソフトは、ChromeやSafariなどのブラウザ上で動作する「クラウド型」と、パソコンにインストールして使う「インストール型」に分かれます。これから導入するなら「クラウド型」がおすすめです。初心者でも操作しやすく、導入コストも抑えやすいです。
    クラウド型とインストール型の違い

    白色申告が可能なクラウド会計ソフト

    無料で使える 有料で使う
    高スペック やよいの白色申告 オンライン ・マネーフォワード クラウド確定申告
    ・freee会計
    低スペック ・CalQShare(自動取込ができない)
    ・円簿青色申告(白色申告には不便)

    やよいの白色申告 オンライン」は無料ながら、機能面でも他の有料ソフトに見劣りしません。むしろ、白色申告に特化している分、他のソフトよりインターフェイスがシンプルで使いやすいです。

    ちなみに「CalQShare」には、銀行口座やクレカの明細をオンラインで自動取得する機能がありません。また「円簿青色申告」では、白色申告者が確定申告で提出する収支内訳書を自動作成できません。いずれも無視できない欠点と言えます(詳細は後述)。

    「やよいの白色申告オンライン」の特長

    やよいの白色申告 オンライン

    • 充実の機能がずっと無料で使える
    • 白色申告に特化している
    • シンプルで分かりやすいインターフェイス

    やよいの白色申告 オンライン」は、白色申告に必要な機能が過不足なく揃っていて、ずっと無料で使えます。白色申告の個人事業主・フリーランスなら、これを選んでおけばまず間違いありません。

    無料で使える「フリープラン」と、その他2つの上位プランの違いは、カスタマーサポートの有無だけです。フリープランでも、上位プランと同じ機能を利用できます。

    「やよいの白色申告 オンライン」の料金プラン

    フリープラン ベーシックプラン トータルプラン
    料金(税込) ずっと無料 10,120円/年
    初年度は半額
    18,480円/年
    初年度は半額
    帳簿付け
    確定申告
    サポート なし
    • メール
    • チャット
    • 電話
    • メール
    • チャット
    • 電話
    • 業務相談

    >>「やよいの白色申告 オンライン」の料金プランを詳しく

    「いままで経理なんかやったことないよ~」という初心者は、トータルプランから始めるのをおすすめします。初年度だけ半額で利用できるので、その間に帳簿付けや確定申告に慣れましょう。その後、サポートが必要なくなってからフリープランへ変更するのが賢い使い方です。

    トータルプランなら「白色申告の帳簿付けって何をすればいいの?」のような、確定申告に関する一般的な質問にもやさしく答えてもらえます(業務相談)。一方、ベーシックプランでは製品の操作方法に関する質問しかできません。フリープランではカスタマーサポートを利用できないので、操作に慣れてからフリープランに切り替えるのがおすすめです。

    やよいの白色申告 オンライン(公式)

    【比較】大手3社のクラウド会計ソフト

    無料で使える 有料で使う
    高スペック ・やよいの白色申告 オンライン ・マネーフォワード クラウド確定申告
    ・freee会計
    低スペック ・CalQShare
    ・円簿青色申告

    大手3社「弥生・マネーフォワード・freee」のクラウド会計ソフトは、いずれもハイスペックなソフトです。銀行やクレカの明細をオンラインで自動取得する機能など、便利な機能を豊富に備えています。

    弥生・マネーフォワード・freeeの比較

    やよいの白色申告
    オンライン
    マネーフォワード
    クラウド確定申告
    freee会計
    操作画面 やよいの白色申告 オンライン かんたん取引入力 「マネーフォワード クラウド確定申告」取引入力画面 操作画面(取引入力)- freee
    料金(税込) 0円~ 10,560円/年~ 12,936円/年~
    帳簿付け 単式簿記 複式簿記に対応 複式簿記に対応
    自動取込
    収支内訳書
    青色申告決算書 ×
    確定申告書
    請求書の作成 Misoca
    と連携
    クラウド請求書
    と連携
    電子申告
    対応ブラウザ
    (パソコン)
    スマホアプリ

    >> 弥生・マネーフォワード・freeeを徹底比較!

    料金面において、弥生には「ずっと無料で使える」という強力なアドバンテージがあります。これを覆せるほどの利点は、マネーフォワードやfreeeには見当たりません。

    そもそも白色申告に必要な機能とは?

    あったほうがよい機能 なくてもよい機能
    • 単式簿記での記帳
    • 収支内訳書の作成
    • 確定申告書の作成
    • 明細の自動取込、レシート撮影
    • 複式簿記での記帳
    • 青色申告決算書の作成
    • e-Taxで電子申告
    • 請求書の作成

    白色申告者にとっては、複式簿記や青色申告決算書の機能は、かえって邪魔なだけです。単式簿記や収支内訳書だけを扱う「やよいの白色申告 オンライン」のほうが、単純明快で使いやすいでしょう。

    【比較】無料のクラウド会計ソフト

    無料で使える 有料で使う
    高スペック ・やよいの白色申告 オンライン ・マネーフォワード クラウド確定申告
    ・freee会計
    低スペック ・CalQShare
    ・円簿青色申告

    無料で「帳簿付け~白色での確定申告」ができるのは、以下のクラウド会計ソフトです。「やよいの白色申告オンライン」は無料とは思えないほど高機能ですから、万人におすすめできます。

    無料のクラウド会計ソフトの比較

    やよいの白色申告
    オンライン
    CalQShare
    (カルクシェア)
    円簿青色申告
    操作画面 やよいの白色申告 オンライン かんたん取引入力 CalQShareの操作画面 円簿青色申告の操作画面
    画面上の広告 なし なし あり
    有料オプション
    (任意)
    ユーザーサポート
    10,120円/年~
    記帳&申告代行
    77,000円/年~
    なし
    帳簿付け 単式簿記 単式簿記 複式簿記に対応
    自動取込 × ×
    収支内訳書 ×
    青色申告決算書 ×
    確定申告書
    請求書の作成 Misoca
    と連携
    × ×
    電子申告 × ×
    対応ブラウザ
    (パソコン)
    スマホアプリ

    やよいの白色申告 オンライン」は、銀行口座やクレカの明細をオンラインで自動取得できます。この機能があるだけで、帳簿付けの手間がかなり省けます。明細データをそのまま帳簿へ反映してくれるので、ユーザーはその内容を確認するだけでOKです。

    「CalQShare」は、自動取り込みに対応していないのが大きな欠点です。個人事業主にとっては、パソコンで操作できない点も不便です。スマホでの取り回しは悪くないので、副業などで家計簿の延長として使っている人もいるかもしれません。

    「円簿青色申告」は、「収支内訳書」を作成できないのが致命的です。科目の集計等はしてくれるので、それらを自ら転記すれば、白色での確定申告も一応は可能です。とはいえ、白色申告でこのソフトをあえて選ぶ意味はないでしょう。

    まとめ

    白色申告の会計ソフトは、機能面と料金面のどちらで考えても「やよいの白色申告 オンライン」がおすすめです。

    白色申告が可能なクラウド会計ソフト

    無料で使える 有料で使う
    高スペック やよいの白色申告 オンライン ・マネーフォワード クラウド確定申告
    ・freee会計
    低スペック ・CalQShare(自動取込ができない)
    ・円簿青色申告(白色申告には不便)

    やよいの白色申告 オンライン」は、有料ソフトと同等の機能を無料で使えます。一方、「CalQShare」と「円簿青色申告」は無料ですが、やはり機能面がいまひとつです。とくに「円簿青色申告」では、収支内訳書が作成できないので注意しましょう。

    大手3社の比較 – 弥生・マネーフォワード・freee

    やよいの白色申告
    オンライン
    マネーフォワード
    クラウド確定申告
    freee会計
    操作画面 やよいの白色申告 オンライン かんたん取引入力 「マネーフォワード クラウド確定申告」取引入力画面 操作画面(取引入力)- freee
    料金(税込) フリープラン
    0円/年

    ベーシックプラン
    10,120円/年
    初年度半額

    トータルプラン
    18,480円/年
    初年度半額
    パーソナルミニ
    1,078円/月
    10,560円/年


    パーソナル
    1,408円/月
    12,936円/年


    パーソナルプラス
    30,336円/年
    スターター
    1,628円/月
    12,936円/年


    スタンダード
    2,948円/月
    26,136円/年


    プレミアム
    43,780円/年
    帳簿付け 単式簿記 複式簿記に対応 複式簿記に対応
    自動取込
    収支内訳書
    確定申告書
    対応ブラウザ
    (パソコン)
    スマホアプリ
    サポート
    • 製品に関する質問
    • 業務相談
    • 製品に関する質問
    • 製品に関する質問
    • 税務調査補償
    • 乗り換え代行

    上表の機能は、3社とも最安プランからすべて利用可能です。ただ、サポートに関しては制限がかかります。たとえば、電話サポートを利用するには、3社とも上位プランでの契約が必要です。

    やよいの白色申告 オンライン」は、白色申告に特化した機能を過不足なく備えています。初年度は、サポートありの有料プランを半額で利用できます。まずは有料プランでサポートを活用し、慣れてきたら無料のフリープランへ変更するとよいでしょう。

    ただ、弥生はスマホ対応でやや遅れをとっています。「パソコンなんて持ってない!」という事業主は、マネーフォワードやfreeeも検討してみましょう。

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