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目次
個人事業主向けの3プラン【比較一覧表】
freeeには3つの個人事業主向けプランがあります。どのプランでも、日々の帳簿づけや確定申告書類の作成は問題なく行えます。
スターター | スタンダード | プレミアム | ||
---|---|---|---|---|
料金 (税込) |
月額 | 1,628円 | 2,948円 | – |
年額 | 12,936円 | 26,136円 | 43,780円 | |
基本機能 | 帳簿づけ | ○ | ○ | ○ |
自動仕訳 | ○ | ○ | ○ | |
申告書類の 作成 |
○ | ○ | ○ | |
サポート | メール | ○ | ○ (優先対応) |
○ (優先対応) |
チャット | ○ | ○ (優先対応) |
○ (優先対応) |
|
電話 | × | × | ○ | |
分析レポートの自動作成 | △ | ○ | ○ | |
消費税申告 | × | ○ | ○ | |
従業員・税理士との 共有機能 |
△ | ○ | ○ | |
請求書の作成 | ○ | ○ | ○ | |
申告対応 | 白色申告・青色申告 | |||
対応OS・端末 |
|
プラン詳細はこちらfreee会計 公式サイト
「スターター」は消費税申告に未対応なので、消費税の課税事業者は「スタンダード」以上のプランを選びましょう(課税事業者については後述)。
また「スタンダード」と「プレミアム」にはサポートの優遇があり、メール・チャットの相談に優先対応してもらえます。後から下位プランへの変更はできるので、初年度はサポートがスムーズなプランから始めるというのも一案です。
無料トライアルも可能!
いずれのプランも、公式サイトから無料体験が可能です。無料体験の終了後、有料プランに移行する場合は、無料期間中に作成したデータをそのまま引き継げます。
まずは無料トライアルfreee会計 公式サイト
① 基本機能(帳簿づけ・確定申告)
スターター | スタンダード | プレミアム | ||
---|---|---|---|---|
帳簿づけ | 帳簿づけ(手入力) | ◯ | ◯ | ◯ |
自動仕訳 | ◯ | ◯ | ◯ | |
自動登録ルールの設定 | ◯ | ◯ | ◯ | |
月締め | × | ◯ | ◯ | |
申告書類の 作成 |
収支内訳書 | ◯ | ◯ | ◯ |
青色申告決算書 | ◯ | ◯ | ◯ | |
確定申告書 (第一表~第四表) |
◯ | ◯ | ◯ | |
電子申告 | ◯ | ◯ | ◯ |
自動登録ルールの設定
freeeでは自動仕訳の機能を使う際に「自動登録ルール」を設定できます。あらかじめ「ネット料金は、通信費の勘定科目で登録する」というようにルールを設定できるので、帳簿づけの手間を着実に省略していけます。
月締め ※スタンダード以上
「月締め」の機能を使えば、特定の日付までの記帳を締めることができます。月締めをすると、締められた期間について仕訳の登録・編集・削除ができなくなりますが、あとから月締めを解除することもできます。
電子申告
freeeが無料で提供する「電子申告アプリ」を使えば、作成した申告書類をデータのまま国税庁へ送信できます(電子申告)。「電子申告アプリ」にはPC版(Windows・Mac)とスマホ版(Android・iOS)があり、どのデバイスでもfreeeの見やすいインターフェイスのまま電子申告ができます。
② サポート
スターター | スタンダード | プレミアム | |
---|---|---|---|
メールサポート | ◯ | ○ (優先対応) |
○ (優先対応) |
チャットサポート | ◯ | ○ (優先対応) |
○ (優先対応) |
電話サポート | × | × | ○ |
税務調査サポート補償 | × | × | ○ |
メールサポート
全てのプランで「通常メールサポート」を利用できます。通常メールサポートでは、問い合わせから原則3営業日以内に回答をもらえます。また、「スタンダード」以上のプランなら、原則1営業日以内に回答をもらえる「お急ぎメールサポート」を利用できます。
チャットサポート
チャットサポートも全てのプランで利用可能です。また「スタンダード」以上のプランなら、混雑時に優先してチャットにつながります。
電話サポート ※プレミアムのみ
電話サポートの営業時間は、平日10:00~12:00と13:00~18:00です(土日祝日は休み)。サポートの利用は予約制で、専用の予約フォームから事前に申し込みが必要です。
税務調査サポート補償 ※プレミアムのみ
「税務調査サポート補償」は、税務調査が入る際に無料で税理士を紹介し、税理士費用を最大50万円まで補償してくれるサービスです。(プラン課金日から30日以内は補償の対象外)
③ 消費税の申告機能
消費税の申告に対応しているのは「スタンダード」以上のプランです。消費税の課税事業者は「スタンダード」か「プレミアム」を選びましょう。
スターター | スタンダード | プレミアム | |
---|---|---|---|
消費税申告 | × | ◯ | ◯ |
税区分の設定 | × | ◯ | ◯ |
消費税区分別表 消費税集計表 |
◯ | ◯ | ◯ |
消費税申告 ※スタンダード以上
スタンダード以上のプランでは、消費税の申告に必要な機能を利用できます。日々入力してきた取引情報をもとに、消費税額の集計や申告書類の作成などを、ソフトが自動で行ってくれます。
以下のいずれかを満たすと、消費税の課税事業者となり、事業で得た消費税を税務署へ納めることになります。
- 前々年の課税売上高が1,000万円を超えている
- 特定期間の課税売上高と支払った給与の両方が1,000万円を超えている
(個人事業における特定期間とは、前年1月1日~6月30日のこと)
>> 個人事業の消費税について
④ 従業員・税理士との共有機能
下記の機能は、従業員や税理士を招待して、freeeを複数人で使う場合に利用するものです。会計ソフトを自分ひとりで利用するのであれば、ここは読み飛ばしてかまいません。
スターター | スタンダード | プレミアム | |
---|---|---|---|
メンバー招待 | × | ◯ 4人目以降は追加料金 |
◯ 4人目以降は追加料金 |
税理士招待* | ◯ | ◯ | ◯ |
仕訳承認 | × | × | ◯ |
仮締め | × | × | ◯ |
部門階層・配賦計算 | × | × | ◯ |
経費精算機能 | × | × | ◯ |
コメント | ◯ | ◯ | ◯ |
*freeeのアドバイザー制度加入者(会費あり)および認定アドバイザーの税理士に限る
仕訳承認 ※プレミアムのみ
担当者(仕訳承認者)以外が入力した仕訳について、帳簿への反映を承認制に設定できます。デフォルトの担当者は管理者(事業主)のみですが、管理者の追加設定もできるので、顧問税理士や特定の従業員に承認を任せることも可能です。
仮締め ※プレミアムのみ
「仮締め」の機能では、特定の日付までの記帳を締めることができます。仮締めされた期間は、管理者以外が仕訳を登録・編集・削除できなくなります。
部門階層・配賦計算 ※プレミアムのみ
「部門階層」は、「営業本部・営業一課・営業二課」などと部門が分かれている場合に、ソフト上でも部門ごとに階層を設定できる機能です。また、あわせて「配賦(はいふ)計算」の機能を使えば、部門ごとの損益をより正確に把握できます。
コメント
複数人でfreeeを利用している場合、コメント機能を使ってメンバー間で連絡がとれます。コメントには宛先を設定できるので、記帳内容の修正を依頼する際や、不明点を質問する際に便利な機能です。
経費精算機能 ※プレミアムのみ
「プレミアム」プランでは、従業員の経費申請から承認・精算までを、freee上で完結できます。承認した経費は、そのまま仕訳登録が可能です。
⑤ レポート作成機能
freeeには、日々入力した取引データをもとに、レポートやグラフを自動作成してくれる機能があります。経営状況の分析に役立つ便利な機能です。
スターター | スタンダード | プレミアム | |
---|---|---|---|
収益レポート | × | ◯ | ◯ |
費用レポート | × | ◯ | ◯ |
損益レポート | ◯ | ◯ | ◯ |
入金管理レポート | × | ◯ | ◯ |
支払管理レポート | × | ◯ | ◯ |
現預金レポート | ◯ | ◯ | ◯ |
資金繰りレポート | × | ◯ | ◯ |
集計表 | × | ◯ | ◯ |
日次残高推移 | × | ◯ | ◯ |
月次推移 | × | ◯ | ◯ |
試算表 | ◯ | ◯ | ◯ |
損益レポート
「損益レポート」では、「収益」または「費用」として登録した取引が一覧表示されます。経費や売上がどれくらい発生したかや、結果的に損益はどうなったのかをチェックするのに役立ちます。
現預金レポート
「現預金レポート」では、現金もしくは預金のお金の出入りを確認できます。 また、青色申告で作成が必要な現金出納帳・預金出納帳としても活用できます。
試算表
試算表は、入力したすべての取引について、勘定科目ごとの合計金額を一覧表にしたものです。「損益計算書」と「貸借対照表」の2つの形式で表示されます。「損益計算書」では収益・費用の発生状況や利益を、「貸借対照表」では資産・負債の残高を確認できます。
⑥ その他の機能
スターター | スタンダード | プレミアム | |
---|---|---|---|
請求書の作成 | ◯ | ◯ | ◯ |
定期請求 | × | ◯ | ◯ |
合算請求 | × | ◯ | ◯ |
支払調書の作成 | × | ◯ | ◯ |
ファイルボックス | △ 5枚/月 |
◯ 10GB/月 |
◯ 10GB/月 |
定期請求 ※スタンダード以上
「定期請求」は、定期的な請求書の作成を自動化する機能です。あらかじめ設定した指定日になると請求書が自動で作成され、「請求書を作成しましたよ」と通知が届きます。
合算請求 ※スタンダード以上
「合算請求」機能を利用すると、freeeで作成した複数の見積書・納品書を合算して、1枚の請求書にまとめることができます。特定の取引先に対して、月ごとにまとめて請求を行う場合などに便利な機能です。
ファイルボックス
スマホで撮影した領収書やレシートなどの画像を「ファイルボックス」に保存できます。ファイルボックスは全プランで利用できますが、「スターター」プランだと月5枚までしか画像を保存できません。
プラン比較まとめ
スターター | スタンダード | プレミアム | |
---|---|---|---|
料金(月額) | 1,628円 | 2,948円 | – |
料金(年額) | 12,936円 | 26,136円 | 43,780円 |
基本機能 | ◯ | ◯ | ◯ |
サポート |
|
|
|
消費税申告 | × | ◯ | ◯ |
従業員・税理士 との共有機能 |
× メンバー招待は 基本不可 |
△ 招待はできるが 共有機能が少ない |
◯ 従業員や税理士との 共有機能が充実 |
レポート作成 | △ 損益レポート・ 現預金レポートのみ |
◯ | ◯ |
申告対応 | 白色申告・青色申告 | ||
対応OS・端末 |
|
- 基本的な帳簿づけや確定申告を済ませるだけなら「スターター」で十分
- 消費税の課税事業者なら「スタンダード」以上がオススメ
- 電話サポートや税務調査サポート補償を利用したい場合などは「プレミアム」
一人で仕事をするフリーランスや、副業で個人事業を営んでいる人など、小規模な事業者なら一番安い「スターター」プランで問題ありません。ただ、フリーランスでも消費税の納付義務がある人は「スタンダード」以上のプランを選びましょう。
店舗や事業所を複数経営していて、事業規模がある程度大きい場合は「プレミアム」を検討してみてもよいでしょう。