マネーフォワードとfreeeを徹底比較!個人事業主の会計ソフトはどっちがいい?

更新日: 2025/07/29 PR
マネーフォワードとfreeeを徹底比較!個人事業主の会計ソフトはどっちがいい?

個人事業主・フリーランス向けに、マネーフォワードとfreeeの会計ソフトを徹底比較します。2社で迷っている方は参考にしてください。

目次

    マネーフォワードとfreeeの違いまとめ【比較一覧表】

    「マネーフォワード クラウド」と「freee会計」の違いを比較します。どちらも白色申告・青色申告の両方に対応しています。

    マネーフォワード
    クラウド
    freee会計
    ホーム画面 マネーフォワード 確定申告 トップページ画面 freee トップページ画面
    料金
    (税込)
    パーソナルミニ
    1,408円/月
    11,880円/年

    パーソナル
    1,848円/月
    16,896円/年

    パーソナルプラス
    39,336円/年
    スターター
    1,958円/月
    12,936円/年

    スタンダード
    3,278円/月
    26,136円/年

    プレミアム
    43,780円/年
    帳簿付け
    自動仕訳
    レシート撮影
    従量課金
    ○*
    クラウドストレージ ○* ◯*
    確定申告書の作成
    電子申告
    (e-Tax)
    請求書の作成 ○* ○*
    スマホアプリ
    分析レポート ○* ○*
    従業員管理
    消費税申告 ○* ○*
    サポート
    • メール
    • チャット
    • 電話*
    • メール
    • チャット
    • 電話*
    • 税務調査補償*
    • 乗り換え代行*

    * 料金プランによって制限あり

    マネーフォワードとfreeeは、どちらもバックオフィス業務全般を広くカバーできるサービスです。基本的な帳簿付けや確定申告はもちろん、自動仕訳(取引データの自動取込)や電子申告、請求書の作成にも対応しています。

    マネーフォワードクラウドがおすすめな人

    • 幅広い機能を低コストで利用したい
    • ちょっとでも会計知識がある
    • 家計簿アプリ「マネーフォワードME」に興味がある

    「マネーフォワード クラウド」は、確定申告・請求書作成・給与計算など、複数の業務ソフトをまとめて使えるクラウドサービスです。基本料金だけで、必要な機能を自由に選んで使えます。バックオフィス業務をまとめて効率化できるため、非常にコストパフォーマンスのよいサービスです。

    まずは1ヶ月無料でお試しマネーフォワード クラウド
    公式サイト

    freee会計がおすすめな人

    • スマホやタブレットで手軽に操作したい
    • 帳簿付けの自動化を徹底したい

    「freee会計」は、会計・請求・経費精算などの業務をまとめて管理するクラウド会計ソフトです。チームでの運用や業務ルールの標準化に向いています。freeeを使いこなすには、特有の操作システムに慣れる必要があり、柔軟な処理や手動での微調整はやや不得手です。

    freee会計
    公式サイト

    ① 料金プラン – どっちがおトク?

    結論から言うと、以下で紹介するマネーフォワードのミドルプラン「パーソナル」が、最も機能と価格のバランスが良く、コストパフォーマンスに優れています。「マネーフォワード クラウド」と「freee会計」は、料金プランが3段階に分かれていますので、順番に紹介していきます。

    【最安プラン】一般的な個人事業主・フリーランス向け

    マネーフォワード freee
    料金
    (税込)
    パーソナルミニ
    1,408円/月
    11,880円/年
    スターター
    1,958円/月
    12,936円/年
    レシート撮影 枚数制限なし 月15枚まで
    請求書の作成 機能制限あり 機能制限あり
    従業員管理 「freee人事労務」を使う
    (別料金)
    消費税申告 × ×
    サポート
    • メール
    • チャット
    • メール
    • チャット

    基本的な「帳簿付け~確定申告」の機能は、最安プランでも利用できます。ただ、取引が増えると機能制限に引っかかり、いずれはプランのアップグレードが必要になることが多いです。最安プランではあまり両社の金額に差はないですが、freeeはミドルプランから急に料金が跳ね上がるため注意しましょう。

    【ミドルプラン】消費税申告が必要な課税事業者向け

    マネーフォワード freee
    料金
    (税込)
    パーソナル
    1,848円/月
    16,896円/年
    スタンダード
    3,278円/月
    26,136円/年
    レシート撮影
    請求書の作成
    従業員管理 「freee人事労務」を使う
    (別料金)
    消費税申告
    サポート
    • メール
    • チャット
    • メール
    • チャット

    一般的な個人事業主やフリーランスが、ストレスなく実用するならミドルプランがおすすめです。マネーフォワードのミドルプラン「パーソナル」の月額は、freeeの最安プラン「スターター」よりも安いです。ミドルプラン同士の年額を比較しても、マネーフォワードのほうが1万円ほど安価に利用できます。

    【ハイプラン】手厚いサポートが必要な初心者向け

    マネーフォワード freee
    料金
    (税込)
    パーソナルプラス
    39,336円/年
    プレミアム
    43,780円/年
    レシート撮影
    請求書の作成
    従業員管理 「freee人事労務」を使う
    (別料金)
    消費税申告
    サポート
    • メール
    • チャット
    • 電話
    • メール
    • チャット
    • 電話
    • 税務調査補償
    • 乗り換え代行

    上記のプランであれば、どちらも電話サポートを受けられます。さらに、freeeの「プレミアム」には「税務調査補償」や「乗り換え代行」といった独自のサポートがつきます。ここに価値を感じて「プレミアム」で契約するなら、freeeを選ぶのもありです。

    >> マネーフォワードクラウドの個人事業主向け料金プランを徹底比較!
    >> freee会計の個人事業主向け料金プランを徹底比較!

    ② 手入力での帳簿付け

    帳簿付けのもっとも基本的な機能として、勘定科目や金額などを手入力する画面を紹介します。どちらも取引内容を入力するだけで、複式簿記での帳簿付けが可能です。

    シンプルな入力画面 – マネーフォワード・freee

    マネーフォワード freee
    簡単入力 - マネーフォワード 【freee】手入力での帳簿付け(複式) - 取引の一覧・登録

    マネーフォワードの記帳画面はすっきりして見やすいです。カレンダーで日付選択できるのも地味に便利です。上図のシンプルな画面のほか、複式簿記での記帳画面にも切り替えられるので、経理の経験がある人にも使いやすいです。

    freeeの記帳画面は、専門用語が少ないのが特徴です。多彩な機能がfreeeの魅力ですが、そのぶん見た目が少しごちゃついています。「タグ」などのfreee独自の機能もあり、使いこなすには一定の慣れが必要です。

    freee会計のタグ機能とは
    タグ機能を使えば、各取引ごとに取引先などの情報を付加できる。例えば、A社からの仕入取引に「A社」とタグ付けしておけば、タグに基づきA社からの仕入だけをピックアップできる。簿記に詳しい人なら、補助科目の代わりとしても使える。

    一括編集用の画面 – マネーフォワード・freee

    マネーフォワード freee
    仕訳帳の一括編集画面 - マネーフォワード 取引の一括編集画面 - freee

    マネーフォワードでも同様に、仕訳帳(取引を複式簿記の形式で時系列順に記録した帳簿)の絞り込み検索や一括編集が可能です。ただし、複式簿記の形式なので、ちょっとだけ会計知識が必要となります。

    freeeは、複数の条件で絞り込み検索を行い、取引内容の一括編集ができます。ただ、複式簿記の形式で直接編集できるわけではないので、会計知識がある人は少々もどかしく感じるかもしれません。

    ③ 自動取込での帳簿付け(自動仕訳)

    クラウド会計ソフトは、銀行やクレカの明細を自動で取り込んで、帳簿用のデータに変換してくれます。この機能を俗に「自動仕訳」と言います。ユーザーは内容をチェックして、問題があれば修正し、なければそのまま登録するだけでOKです。

    自動取込機能の比較 – 自動仕訳

    マネーフォワード freee
    仕訳の
    チェック画面
    マネーフォワード 自動仕訳した取引データ画面 自動取込での帳簿付け - 自動で経理
    記帳の完全自動化 ×
    同期の頻度 1日1回 週2回
    連携できる
    サービスの例
    連携できるサービスの例(電子マネー)- マネーフォワード 連携できるサービスの例(電子マネー)- freee

    マネーフォワードは、同期の頻度や、連携サービスの多さで優れています。家計簿アプリ「マネーフォワードME」とも連携可能で、事業と家計の一元管理も得意です。ソフトの仕訳提案をユーザーが確認し、登録ボタンを押すだけで仕訳が完了します。

    freeeも、同様に自動取込が可能です。さらに、電気代がこの口座から引かれたら水道光熱費で記帳する、といった「自動登録ルール」を前もって設定することで、ユーザーが登録ボタンを押さなくても帳簿付けが完結します(目視確認は必要)。

    ④ レシート撮影による帳簿付け

    マネーフォワードとfreeeのスマホアプリを使えば、撮影したレシートの画像解析ができます。下記のように、金額などが自動で取り込まれます。現金で支払った経費なども自動仕訳と同じように処理できるので、非常に便利な機能です。

    レシート撮影機能の比較 – マネーフォワード・freee

    マネーフォワード freee
    撮影に使う
    スマホアプリ
    MFクラウド確定申告 - アプリアイコン freee会計 - アプリアイコン
    撮影画面
    (スマホ)
    会計ソフトのレシート撮影・OCR(文字認識)機能 - マネーフォワード 会計ソフトのレシート撮影・OCR(文字認識)機能 - freee
    従量課金
    (税込)
    22円/件
    月5件は無料
    なし
    料金プラン
    による制限
    「パーソナルミニ」では
    月5件まで
    「スターター」では
    月5件まで

    マネーフォワードとfreeeは「レシート撮影~画像解析~取引の登録」まで、すべての操作を同じアプリで行えます。「スキャナ保存(電子帳簿保存法4条3項)」にも対応しており、あらかじめ設定しておけば、撮影した紙のレシートはすぐに捨ててもOKです。

    マネーフォワードは月5件まで無料で読み取れますが、6件目からは税込22円/件の費用がかかります(AI-OCR)。とはいえ、追加で月10件(計15件)読み取ったとしても「10件 ✕ 22円 = 220円」ですから、普通に使うぶんには大した負担にはなりません。

    ⑤ クラウドストレージ

    マネーフォワードやfreeeでは、取引に関する様々な書類をオンライン上に保存できます。メールでやり取りした請求書などのPDFファイルや、スマホで撮影したレシート画像をここにアップロードすると、取引内容をそのまま帳簿に取り込むことも可能です。

    freee マネーフォワード
    サービスの名称 クラウドBOX ファイルボックス
    プランによる制限
    (保存容量)
    【パーソナルミニ】
    合計1,000件*まで
     
    【パーソナル】
    【パーソナルプラス】
    制限なし
    【スターター】
    月5件まで
     
    【スタンダード】
    【プレミアム】
    月10GBまで
    自動仕訳
    撮影したレシート
    (スキャナ保存)
    メール添付の請求書
    (電子取引データ)

    *「AI-OCR」で撮影したレシートなどは、パーソナルミニにおいては月5件まで

    紙の書類は本来なら紙のまま保存しますが、電子帳簿保存法の要件をクリアしたシステムなどを使えば、スマホのカメラやスキャナでデータ化して保存しても構いません(スキャナ保存)。上記のシステムなら、誰でも簡単にスキャナ保存が可能です。

    データでやり取りした書類についても、電子帳簿保存法の要件をクリアしたシステムなどで電子保存するのが原則です(電子取引情報の保存)。パソコンにただ保存するだけでは要件をまずクリアできませんが、マネーフォワードやfreeeなら問題なく電子保存できます。

    ⑥ 確定申告書類の作成

    マネーフォワードとfreeeは、所得税の確定申告書類を簡単に作成できます。以下のように、どちらも作成できる書類は同じで、目立った違いはありません。

    確定申告書類の作成機能 – マネーフォワード・freeeの作成画面など

    マネーフォワード freee
    作成画面 確定申告書の作成 - マネーフォワード 確定申告書の作成 - freee
    確定申告書
    第一表第二表
    第三表
    (分離課税用)
    第四表
    (損失申告用)

    通常の確定申告では、上記のうち第一表・第二表さえ提出できればOKです。マネーフォワードとfreeeは、このどちらにも対応しています。

    作成画面のインターフェイスは、freeeのほうが初心者への配慮は行き届いている印象です。マネーフォワードの画面はすっきり見やすく、サポートチャットが使いやすいです。確定申告書は基本的に年に1回しか作らないので操作方法を忘れてしまうことも多く、チャットで質問しながら作成したほうが結果的には早く正確に仕上がります。

    ⑦ 電子申告(e-Tax)

    マネーフォワードやfreeeで作成した確定申告書類は、e-Taxによりオンライン提出できます(電子申告)。マイナンバーカードの読み取りに対応したiPhoneやAndroidスマホを使って、自宅からでも簡単に申告できます。

    スマホを使った電子申告 – マネーフォワード・freee

    マネーフォワード freee
    操作画面 電子申告の流れ - マネーフォワードのスマホアプリ 電子申告の流れ - freeeのスマホアプリ
    対応OS iOS・Android iOS・Android
    マイナンバーカード 必要 必要
    ICカードリーダー 不要 不要

    スマホ申告に必要なアプリは、無料でダウンロードできます。追加料金もかかりません。iPhone8以降の機種や、最近のAndroidスマホなら大体はスマホ申告に対応しています。おサイフケータイ機能がある機種や、マイナンバーカードの内蔵機能がある機種なら、基本的に対応していると思ってOKです。

    ちなみに、マネーフォワードとfreeeのどちらも、パソコンにICカードリーダーを接続する昔ながらの方法も利用できます。すでにICカードリーダーでの申告に慣れている事業主でも安心です。

    ⑧ 請求書の作成

    マネーフォワードとfreeeは、最安プランから請求書を作成可能です。書式の整った正確な請求書を、ネットで簡単に作成できます。また、請求書の情報をそのまま会計ソフトに反映できるので、売掛金の記帳漏れや転記ミスの防止などに役立ちます。

    請求書等の作成機能 – マネーフォワード・freee

    マネーフォワード freee
    作成画面 請求書の作成画面(マネーフォワード クラウド請求書) 請求書の作成画面(freee会計)
    料金プラン
    による制限
    枚数 制限なし 制限なし
    作成機能 「パーソナルミニ」は
    一部制限あり
    「スターター」は
    一部制限あり
    郵送代行の料金
    (税込)
    231円/通 165円/通
    主な対応書類
    • 請求書
    • 見積書
    • 納品書
    • 領収書
    • 請求書
    • 見積書
    • 納品書
    • 領収書
    • 発注書
    「郵送代行サービス」とは?
    請求書などを取引先へ郵送する業務を代行してくれるサービス。ユーザーは封筒や切手を用意したり、封入・宛名書き・投函を行ったりする必要がなく、クラウド上の編集画面からボタン一つで郵送代行を依頼できる。なお、PDFファイルをメール添付する場合や、自らプリントアウトして郵送する場合、このサービスは不要。

    マネーフォワードは、ミドルプランの「パーソナル」なら、すべての機能が利用可能です。最安プラン「パーソナルミニ」との差額は月440円なので、それほど負担にはなりません。

    freeeの「スターター」プランでは、定期的に自動発行する機能(定期請求)や、複数の見積書・納品書から合算請求書を発行する機能(合算請求)が利用できません。

    ⑨ スマホアプリ

    マネーフォワードとfreeeのスマホアプリを使えば、スマホやタブレットでも記帳できます。移動のスキマ時間などで、ちょこっと帳簿付けするのに便利です。

    【スマホで帳簿付け】アプリの性能比較 – マネーフォワード・freee

    マネーフォワード freee
    ホーム画面 スマホアプリのホーム画面 - マネーフォワード スマホアプリ版のホーム画面 - freee
    対応OS iOS・Android iOS・Android
    帳簿付け
    自動取込の設定
    レシート撮影
    従量課金制
    確定申告書の作成
    スマホから電子申告
    別アプリを併用
    分析レポートの表示

    マネーフォワードのスマホアプリは、パソコンよりシンプルで使いやすいです。細かな設定にはパソコンを併用したほうがよいですが、簡単な帳簿付けならスマホアプリでまったく問題ありませんし、スマホアプリでの確定申告も可能です。

    freeeの場合も、帳簿付け~確定申告まで、ほとんどのことはスマホアプリだけでも行えます。ただ、上位プランの「プレミアム」でも、アプリ画面にfreeeカードや保険商品などの広告が出るので、人によっては邪魔に感じるかもしれません。

    ⑩ 分析レポート

    帳簿に基づいて、以下のような分析レポートが生成されます。わかりやすく視覚化することで、経営分析や記帳ミスの防止にも役立てることができます。

    分析レポートの比較 – マネーフォワード・freee

    マネーフォワード freee
    分析レポート画面の例 - マネーフォワード 分析レポートの画面 - freee
    【パーソナルミニ】
    ・キャッシュフローレポート

    【パーソナル】
    【パーソナルプラス】
    ・キャッシュフローレポート
    ・収益レポート
    ・費用レポート
    ・得意先レポート
    ・仕入先レポート
    【スターター】
    ・損益レポート
    ・現預金レポート

    【スタンダード】
    【プレミアム】
    ・損益レポート
    ・収益レポート
    ・費用レポート
    ・現預金レポート
    ・資金繰りレポート
    ・集計表(ピボット分析)

    マネーフォワードは、キーボードを使ったほうがサクサク操作できます。freeeは、マウスやタッチパネルでの操作にも適しています。

    ⑪ ユーザーサポート

    ユーザーサポートでは、主にソフトの操作方法・料金などについて質問できます。ただし、サービスに直接関係ない税務相談などは受け付けていないようです。

    ユーザーサポートの詳細比較 – マネーフォワード・freee

    マネーフォワード freee
    サービスに関する質問 【パーソナルミニ】
    【パーソナル】
    メール・チャット

    【パーソナルプラス】
    メール・チャット・電話
    【スターター】
    メール・チャット

    【スタンダード】
    メール・チャット(優先対応)

    【プレミアム】
    メール・チャット(優先対応)
    電話
    有人チャット対応 平日
    10:30~17:00
    平日
    10:00~12:00
    13:00~18:00
    電話対応 平日
    10:30~17:00
    平日(事前予約制)
    10:00~12:00
    13:00~18:00
    その他のサポート なし 【プレミアムのみ】
    税務調査補償
    乗り換え代行

    マネーフォワードとfreeeは、どちらも最安プランからメール・チャットでの質問ができます。ただし、freeeのチャットについては、いったんAIチャットを挟んでからでないと有人対応をしてもらえません。

    freeeのプレミアムには、独自のサポートが用意されています。「税務調査補償」では、税理士の立会費用に関して、一定額を補償してくれます。また「乗り換え代行」は、他社から乗り換える際、インポート作業を無料で依頼できます。

    マネーフォワードのメリット・デメリット

    「マネーフォワード クラウド確定申告」は、会計の初心者だけでなく、経験者にも配慮されたクラウド会計ソフトです。freeeと比較すると、主なメリット・デメリットは下表の通りです。

    メリット デメリット
    ・freeeより利用料金が安い
    ・経理経験者でも使いやすい
    ・関連サービスが充実している
    ・サービス体系がわかりにくい
    ・サポート体制が分散している

    マネーフォワードは、freeeとほとんど同等の機能を備えているにも関わらず、利用料金が割安です。また、複数の帳簿付け画面(振替伝票入力・仕訳帳入力など)を簡単に切り替えられるので、初心者だけでなく経理経験者にとっても使いやすいでしょう。

    ただ、マネーフォワードのサービス体系は、初見だとかなりわかりにくいです。サービスごとにできることを把握するまで、少し時間がかかるかもしれません。ヘルプページもサービスごとに異なるため、トラブル発生時に問い合わせ先を探すのも一苦労です。

    「マネーフォワード クラウド確定申告」がおすすめの個人事業主

    • ある程度の会計・簿記の知識を持っている
    • バックオフィス関連の様々な機能を、コストを抑えて導入したい
    • 家計簿アプリ「マネーフォワードME」に興味がある

    まずは1ヶ月無料でお試しマネーフォワード クラウド
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    freeeのメリット・デメリット

    「freee会計」は、簿記の知識がなくても使える初心者向けのクラウド会計ソフトです。マネーフォワードと比較すると、下記のようなメリット・デメリットがあります。

    メリット デメリット
    ・専門用語があまり出てこない
    ・自動仕訳の登録作業を省略できる
    ・サポートが充実している
    ・利用料金が高い
    ・使いこなすには慣れが必要
    ・あまり使わない機能もけっこうある

    freeeは先進的な自動化機能を備えており、うまく使いこなせば経理業務の効率を一気にアップできます。反面、他の会計ソフトと操作感が違いすぎて、使いこなすまでに時間がかかる恐れもあります。良くも悪くも「freeeが好きだ!」という人向けのソフトです。

    「freee会計」がおすすめの個人事業主

    • freeeの見た目や設計思想に好感を持っている
    • スマホやタブレットでサクッと記帳したい
    • 帳簿づけの自動化を徹底させ、少しでも記帳の手間を減らしたい

    freee会計
    公式サイト

    まとめ

    「マネーフォワード クラウド」と「freee会計」の機能・サポート内容などを、料金プランごとにまとめます。

    マネーフォワードの機能まとめ – 料金プラン別

    パーソナルミニ パーソナル パーソナルプラス
    料金
    (税込)
    1,408円/月
    11,880円/年
    1,848円/月
    16,896円/年
    39,336円/年
    帳簿付け
    自動仕訳
    レシート撮影
    月15枚まで

    22円/枚(税込)
    月30枚は無料

    22円/枚(税込)
    月100枚は無料
    クラウドストレージ
    月5件まで
    確定申告書の作成
    電子申告(e-Tax)
    請求書の作成
    若干の機能制限あり
    スマホアプリ
    分析レポート
    種類が少ない
    消費税申告 ×
    サポート
    • メール
    • チャット
    • メール
    • チャット
    • メール
    • チャット
    • 電話

    >> マネーフォワードの個人事業主向け料金プランを徹底解説!

    「マネーフォワード クラウド」の場合、1人で働く個人事業主・フリーランスならひとまず「パーソナル」がおすすめです。開業したばかりで、取引がまだそれほど多くない場合は「パーソナルミニ」から始めるのもありです。

    ちなみに「パーソナルプラス」は、電話サポートのほかは「パーソナル」と何の違いもありません。電話サポートが必要なければ「パーソナルプラス」は無視してOKです。

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    freeeの機能まとめ – 料金プラン別

    スターター スタンダード プレミアム
    料金
    (税込)
    1,958円/月
    12,936円/年
    3,278円/月
    26,136円/年
    43,780円/年
    帳簿付け
    自動仕訳
    レシート撮影
    月5件まで
    クラウドストレージ
    月5件まで

    月10GBまで

    月10GBまで
    確定申告書の作成
    電子申告(e-Tax)
    請求書の作成
    若干の機能制限あり
    スマホアプリ
    分析レポート
    種類が少ない
    消費税申告 ×
    サポート
    • メール
    • チャット
    • メール(優先対応)
    • チャット(優先対応)
    • メール(優先対応)
    • チャット(優先対応)
    • 電話
    • 税務調査補償
    • 乗り換え代行

    >> freee会計の個人事業主向け料金プランを徹底解説!

    「freee会計」の場合、一般的な個人事業主・フリーランスなら、まずは「スタンダード」がおすすめです。売上や経費の取引件数が、月5件以下に収まるのであれば「スターター」でも構いません。

    freee会計の詳細記事はこちら

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