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副業サラリーマンのおすすめ会計ソフト【無料の帳簿付けアプリも】

更新日: 2023/01/24
副業サラリーマンのおすすめ会計ソフト【無料の帳簿付けアプリも】

「副業向けの会計・確定申告アプリ」を選ぶ際のポイント

  • 給与所得の申告にも対応していること
  • 会計初心者でもカンタンに記帳・確定申告できること
  • 帳簿などをペーパーレスで保管できること

INDEX

目次

    副業にピッタリの会計ソフトはどれ? – 比較一覧表

    「副業を始めたし、帳簿を作らなきゃ!」という会社員に最適な会計ソフト・アプリを紹介します。副業のサラリーマンは「給与所得」と「事業所得」の申告が必要になることが多いので、これらに対応したソフトを選択しましょう。

    副業の確定申告に使える会計ソフト – 比較一覧表

    料金
    (税込)
    対応している所得 自動記帳 ペーパーレス化 備考
    やよいの白色申告 オンラインやよいの白色申告
    オンライン
    0円〜 「給与」「事業」 シェアNo.1*
    迷ったらコレ!
    会計freeefreee会計 12,936円/年~ 「給与」「事業」 高水準の自動化機能
    マネーフォワード
    クラウド確定申告
    10,560円/年~ 「給与」「事業」「雑」 サービス連携に強み
    マネーフォワード ME - アプリアイコンマネーフォワード
    ME
    0円~ 「給与」「雑」 × ベースは家計簿アプリ
    CalQShare(カルクシェア)CalQ Share 0円~ 「給与」「事業」「雑」 × × 最低限の機能のみ
    円簿青色申告円簿青色申告 0円 「事業」 × × 簿記の知識が必要

    * 詳細は「クラウド会計ソフトのシェア率・近年の推移

    「自動記帳」の機能があれば、売上や経費を入力する手間がかなり省けます。銀行口座やクレジットカードを連携させたり、レシート画像をスマホで撮影したりすることで、帳簿付けの大半を自動化できます。

    「ペーパーレス化」に対応していれば、帳簿やレシート類を電子データで保存できます。帳簿などの保存義務は最長7年にも及ぶため、すべて紙で保存すると意外にかさばります。データなら紙と違って劣化しませんし、管理もラクです。

    ※ そもそも副業に会計ソフトは必要か

    副業の稼ぎは、基本的に「事業所得」か「雑所得」に該当します。「事業所得」なら、専用の会計ソフト・アプリを使って帳簿付けするのが効率的です。「雑所得」であれば記帳義務がないので、エクセルなどで軽くメモするだけでも構いません。

    事業所得と雑所得(業務)の違い - 記帳義務の有無と税制優遇

    事業所得で申告するつもりなら、必ず帳簿を作成しましょう。事業所得と雑所得の明確な判定基準は存在しませんが、国税庁は「帳簿をきっちりつけていれば、一般的に事業所得に該当することが多い(大意)」と説明しています。

    ちなみに、副業による所得が年間20万円以下であれば、確定申告は不要とされています(売上 - 必要経費 = 所得)。しかし、その場合でも事業所得の記帳義務は免除されません。たとえ売上が少なくても、帳簿はちゃんと作成しておきましょう。

    やよいの白色申告 オンライン

    やよいの白色申告 オンライン

    料金 (税込) パソコンのOS スマホのOS 対応ブラウザ
    0円~
    自動記帳 ペーパーレス化 確定申告書の作成 決算書の作成
    給与・事業 白色のみ

    やよいの白色申告 オンライン」は、ずっと無料ですべての機能を利用できるクラウド会計ソフトです。直感的に操作できるシンプルなインターフェイスでありながら、有料ソフトと同等以上の機能を備えています。

    操作画面 – 基本の取引入力

    やよいの白色申告 オンライン - パソコン・スマホの取引入力画面

    パソコンとスマホのどちらでも、簡単に売上や必要経費を帳簿付けできます。入力したデータはクラウド上で自動的に保存・同期されるので、状況に応じて使いやすいデバイスから入力してOKです。

    確定申告書の自動作成 – どの所得に対応している?

    給与所得 源泉徴収票を手元に用意し、画面の案内に従って入力するだけ
    事業所得 帳簿付けしたデータが申告書などに自動で反映される
    雑所得 (業務) 自分で売上や経費を集計する必要がある

    「給与所得」と「事業所得」の面倒な計算は、すべてソフトにおまかせでOKです。帳簿さえつけていれば、確定申告書の大部分を自動作成できます。

    やよいの白色申告 オンライン(公式)

    freee会計

    freee会計(個人)

    料金 (税込) パソコンのOS スマホのOS 対応ブラウザ
    12,936円/年~
    自動記帳 ペーパーレス化 確定申告書の作成 決算書の作成

    最安プランは制限あり
    給与・事業・雑 白色・青色

    freee会計」は、最先端の機能を取り揃えたクラウド会計ソフトです。業務フローの見直しと初期設定さえ適切に行えば、記帳の“完全な”自動化すら実現可能です。料金はやや割高ですが、青色申告を行って節税すれば充分にもとは取れるでしょう。

    確定申告書の自動作成 – どの所得に対応している?

    給与所得 源泉徴収票を手元に用意し、画面の案内に従って入力するだけ
    事業所得 帳簿付けしたデータが申告書などに自動で反映される
    雑所得 (業務) 自分で売上や経費を集計する必要がある

    わかりやすいアンケート方式で確定申告書を作成できるので、初心者の副業会社員でも安心です。e-Taxで電子申告する際も、いろいろな選択肢をわかりやすく表示してくれます。利便性はトップクラスといってよいでしょう。

    freee会計(公式)

    マネーフォワード クラウド確定申告

    マネーフォワード クラウド確定申告

    料金 (税込) パソコンのOS スマホのOS 対応ブラウザ
    10,560円/年~
    自動記帳 ペーパーレス化 確定申告書の作成 決算書の作成
    給与・事業・雑 白色・青色

    マネーフォワード クラウド」は、バックオフィス全般をサポートするクラウドサービスです。追加料金なしで「クラウド確定申告」「クラウド請求書」などの多彩なサービスを利用できます。他社サービスとの連携も充実しており、拡張性に優れています。

    確定申告書の自動作成 – どの所得に対応している?

    給与所得 源泉徴収票を手元に用意し、画面の案内に従って入力するだけ
    事業所得 帳簿付けしたデータが申告書などに自動で反映される
    雑所得 (業務) 「マネーフォワード ME」と連携させれば自動入力できる

    給与所得と事業所得の申告は「マネーフォワード クラウド」内で完結できます。さらに家計簿アプリの「マネーフォワード ME」を併用すれば、医療費控除や雑所得の入力も自動化できます。

    マネーフォワード クラウド(公式)

    マネーフォワード ME

    料金 (税込) パソコンのOS スマホのOS 対応ブラウザ
    0円~
    自動記帳 ペーパーレス化 確定申告書の作成 決算書の作成

    無料は4口座まで
    × 給与*・雑*

    * マネーフォワード クラウド確定申告を併用(無料可)

    「マネーフォワード ME」は、いわゆる家計簿アプリです。基本的には家計管理に特化したサービスですが、雑所得の申告にも対応しています。雑所得であれば記帳義務はないので、無理にアプリを導入する必要はありません。

    確定申告書の自動作成 – どの所得に対応している?

    給与所得 「マネーフォワード クラウド」との連携が必要(無料)
    事業所得 「マネーフォワード クラウド」の有料ユーザーに限る
    雑所得 (業務) 「マネーフォワード クラウド」との連携が必要(無料)

    「マネーフォワード ME」には確定申告書の作成機能がありません。マネーフォワード クラウド」と連携させ、「ME」のデータを「クラウド」に取り込むことで、確定申告書を自動作成できます。

    ただし「マネーフォワード クラウド」には無料プランと有料プランがあり、無料プランでは事業所得の申告に対応できません。もし有料プランに加入するなら、「ME」ではなく「クラウド」をメインで使ったほうがいいでしょう。

    マネーフォワード クラウド(公式)

    CalQ(カルク) Share

    料金 (税込) パソコンのOS スマホのOS 対応ブラウザ
    0円~
    自動記帳 ペーパーレス化 確定申告書の作成 決算書の作成
    × × 給与・事業・雑 白色・青色*

    * 青色申告特別控除は10万円のみ(55万円・65万円控除は不可)

    「CalQ Share」は、ごく小規模な副業向けのスマホアプリです。最低限の帳簿付け・確定申告はできますが、自動記帳やペーパーレス化のような便利機能はありません。「記帳の頻度が年に数回程度」という副業サラリーマンは検討してもよいでしょう。

    確定申告書の自動作成 – どの所得に対応している?

    給与所得 源泉徴収票を手元に用意し、画面の案内に従って入力するだけ
    事業所得 帳簿付けしたデータが申告書などに自動で反映される
    雑所得 (業務) 帳簿付けしたデータが申告書などに自動で反映される

    最大のネックは、帳簿付けがすべて手作業になってしまう点です。また、ペーパーレス化には非対応のため、帳簿を紙にプリントアウトした上で、確定申告後も最長7年は保存する必要があります。

    円簿青色申告

    料金 (税込) パソコンのOS スマホのOS 対応ブラウザ
    0円
    自動記帳 ペーパーレス化 確定申告書の作成 決算書の作成
    × × 事業 青色のみ

    「円簿青色申告」は、青色申告専用のクラウド会計ソフトです。無料ではありますが、複式簿記の知識がないと使いづらいです。会計初心者の副業サラリーマンにはあまりおすすめできません。

    確定申告書の自動作成 – どの所得に対応している?

    給与所得 申告書の書き方を自分で1から調べる必要がある
    事業所得 帳簿付けしたデータが申告書などに自動で反映される
    雑所得 (業務) 自分で売上や経費を集計する必要がある

    あくまで事業所得の申告だけに特化したサービスなので、給与所得についてはすべて手作業で申告書に記入していく必要があります。ヘルプページの説明があまり親切ではなく、初めて確定申告書を作成するサラリーマンにはなかなかハードルが高いでしょう。

    ※ 白色申告・青色申告って何?

    事業所得の申告をする際は、必ず「白色申告」と「青色申告」のどちらかの方式を選びます。一般的には「白色申告」のほうがお手軽だと言われています。青色申告をするには税務署への事前申請が必要で、この申請をしていなければ白色申告となります。

    「白色申告」と「青色申告」の違いをわかりやすく!

    白色申告 青色申告
    概要 ベーシックな申告方式
    (最低限の記帳でOK)
    模範的な申告方式
    (高度な記帳が求められる)
    税務署の承認 不要 期限内の申請が必要
    節税の特典 なし あり

    「青色申告」の一番の利点は、一定の要件をクリアすれば最大65万円の「青色申告特別控除」が受けられる点です。以下のように事業所得を減らせるので、所得税や住民税の負担を軽減できます。

    青色申告特別控除で所得税・住民税を軽減できる仕組み - 事業所得の計算方法

    ただし、青色申告では模範的な記帳や申告が求められるため、簿記の知識などが前提となります。副業を始めたばかりで、今後も安定的に稼いでいけるかわからない状況であれば、無理に青色申告を選ばなくてもよいでしょう。

    まとめ – 副業には弥生がおすすめ!

    副業を始めたサラリーマン向けの会計ソフトとしては、まず「やよいの白色申告 オンライン」をおすすめします。副業が軌道に乗り青色申告に挑戦したくなったら、姉妹ソフトの「やよいの青色申告 オンライン」に乗り換えることもできます。

    やよいの白色申告 オンライン – 料金プラン

    フリープラン ベーシックプラン トータルプラン
    料金 (税込) 無料 10,120円/年
    初年度は5,060円
    18,480円/年
    初年度は9,240円
    すべての機能
    サービス案内
    (ユーザーサポート)
    ×
    業務相談
    (ユーザーサポート)
    × ×

    「業務相談」では、電話・メール・チャットを使って、帳簿付けや確定申告の一般的な質問に答えてもらえます。他社ソフトの場合は、製品に関する質問しか受け付けていないのが普通です。これほどサポートが手厚いのも、弥生ならではの利点といえます。

    プラン選択の考え方 – 初心者はこう考えよう!

    「いままで家計簿くらいしかつけたことないから心配……」という初心者には、業務相談つきの「トータルプラン」がおすすめです。慣れないうちは「スマホ代は経費にできますか?科目はどれですか?」など、聞きたいことが山積みでしょう。

    まずは「トータルプラン」を初年度半額で利用し、帳簿付け・確定申告の要領を掴むとよいです(月額換算で1,000円程度)。2年目以降、自信がついてきたら「フリープラン」や「ベーシックプラン」への切り替えを改めて検討してみましょう。

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