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個人事業の会計ソフト【比較一覧表】2020年最新版

更新日: 2020/11/20
個人事業の会計ソフト【比較一覧表】2020年最新版

個人事業向けの会計ソフト10種の比較情報を一覧にまとめました。料金・申告対応・対応OSなどで各ソフトを比較しています。

INDEX

目次

    個人事業向け会計ソフトの比較一覧表

    前提として、クラウド型とインストール型で大きくソフトの扱いが異なります。この違いは重要なので、比較表でぜひ着目して頂きたいポイントです(詳細は後述)。

    料金
    (年額)
    申告
    対応
    形式 対応OS 備考
    弥生のクラウド会計ソフト 白:0円~
    青:8,000円~
    白・青 クラウド Windows
    Mac
    初年度は無料 or 半額
    会計freee
    (フリー)
    11,760円~ 白・青 クラウド Windows
    Mac
    マネーフォワード クラウド確定申告 9,600円~ 白・青 クラウド Windows
    Mac
    やよいの
    青色申告
    12,000円~ 白・青 インストール Windows
    みんなの
    青色申告
    9,800円 白・青 インストール Windows
    やるぞ!
    青色申告
    8,800円~ 白・青 インストール Windows
    Mac
    ツカエル
    青色申告
    5,000円~ 白・青 インストール Windows
    MJSかんたん!青色申告 7,200円 白・青 インストール Windows
    フリーウェイ経理Lite 0円~ 未対応 インストール Windows 申告書の作成機能は別ソフト
    Macの
    青色申告
    7,500円~ 青のみ インストール Mac 確定申告書Bの作成は不可

    表示は税抜き料金

    有料で提供されている会計ソフトには、取引の記帳や確定申告の書類作成といった基本的な機能が大抵備わっています。

    無料で利用できる会計ソフトも紹介していますが、基本的に十分な機能が備わっていないので注意しましょう。ただ、無料で利用できる会計ソフトのなかでも唯一「やよいの白色申告 オンライン」は、帳簿づけから確定申告書類の作成までの基本機能を有料版と同等に利用できます(白色申告のみ)。

    クラウド型とインストール型の違い

    ここ数年でシェアを伸ばしているクラウド型は、ブラウザから直接ソフトを利用できるタイプです。対してインストール型は、パソコン本体にソフトをインストールして使う、従来のタイプを指します。

    クラウド型 インストール型
    費用 ・ソフトの利用料金
    (月額 or 年額)
    ・ソフトの購入費用
    ・バージョンアップ費用(年に1回)
    対応OS Windows・Macの両方に対応 Windows or Mac
    (ソフトにより異なる)
    デバイス パソコン・タブレット・スマホなどデバイスを問わない パソコン
    画面構成 シンプル
    (初心者・経理経験者向き)
    複雑
    (経理経験者向き)

    >> クラウド型とインストール型の違い

    初めて会計ソフトを利用するのであれば、手軽に導入できるクラウド型の会計ソフトが断然おすすめです。クラウド会計ソフトの大手3社である、弥生・freee・マネーフォワードの会計ソフトを詳しく見ていきましょう。

    【クラウド型】弥生のクラウド会計ソフト

    • クラウド会計大手3社のなかで最も低価格の料金プラン
    • 業界最大規模のカスタマーセンターによる万全のサポート体制
    • インターフェイスは項目が少なく、スッキリとした印象

    弥生のクラウド型会計ソフトは、白色申告用の「やよいの白色申告 オンライン」と、青色申告用の「やよいの青色申告 オンライン」の2つがあります(ちなみに「弥生会計 オンライン」は法人向けのソフト)。インストール型ソフトについては、後半で紹介します。

    料金(税抜) お試し期間 申告対応 対応OS デバイス
    白:0円~
    青:8,000円/年~
    白:なし
    青:2ヶ月
    (基本機能のみ)
    白色・青色 Windows
    Mac
    パソコン
    タブレット
    スマホ
    操作性 帳簿づけ 自動仕訳 確定申告書類 スマホアプリ

    弥生の料金は他社よりも低めで、白色申告なら無料で利用できます。また、有料のプランでもキャンペーンにより、初年度は無料もしくは半額になります。ちなみに、freeeとマネーフォワードでは月払いも選べますが、弥生は年払いのみです。

    基本的な操作画面(やよいの青色申告 オンライン)

    トップ 取引入力
    やよいの青色申告 オンライン トップページ やよいの青色申告 オンライン 取引入力画面
    レポート 申告書類作成
    やよいの青色申告 オンライン 損益レポート画面 やよいの青色申告 オンライン 申告書作成画面

    メニュー画面には必要最低限の項目しかなく、非常にさっぱりとしています。ですから、初めは使いたい項目にたどり着くまで時間がかかるかもしれません。また、自動仕訳機能に関してもロードに時間がかかるなど、他社よりも使いにくい面があります。

    弥生の大きなメリットに、サポートの手厚さが挙げられます。自社で専用のカスタマーセンターを構えているので、ユーザーは迅速かつ丁寧なサポートを受けることができます。

    >> 「やよいの白色申告 オンライン」
    >> 「やよいの青色申告 オンライン」

    【クラウド型】会計freee(フリー)

    • 専門用語がほとんど登場しない、初心者特化型のクラウド会計ソフト
    • 初めての確定申告でも簡単に提出書類を作成可能
    • スマホ用アプリでは、帳簿づけや確定申告書類の作成ができる

    freeeは白色申告・青色申告の両方に対応している会計ソフトです。スマホアプリにも力を入れており、スマホで取引の登録だけでなく確定申告書類の作成まで行うことができます。

    料金(税抜) お試し期間 申告対応 対応OS デバイス
    1,180円/月~
    11,760円/年~
    1ヶ月
    (好きなプラン)
    白色・青色 Windows
    Mac
    パソコン
    タブレット
    スマホ
    操作性 帳簿づけ 自動仕訳 確定申告書類 スマホアプリ

    基本的には、有料のプランを契約して利用します。無料プランも一応ありますが「データの閲覧は直近1ヶ月まで」などと機能が制限されているお試し程度のものです。

    基本的な操作画面

    トップ 取引入力
    freee トップページ画面 freee 取引入力画面
    レポート 申告書類作成
    freee 損益レポート画面 freee 申告書作成画面

    freeeでは、簿記の用語が身近な言葉にわかりやすく置き換えられています。確定申告の書類についてもアンケートのような形式で作成できるので、初めてでもカンタンです。ただ、ほかの会計ソフトを使ったことがある人には、独特すぎて扱いにくく感じるかもしれません。

    >> 「会計freee」

    【クラウド型】マネーフォワード クラウド確定申告

    • 全部で7つのクラウドサービスがセットで使える料金プラン
    • 初心者・上級者に関わらず、使いやすいインターフェイス
    • 価格よりも質を重視する事業主にピッタリの会計ソフト

    「マネーフォワード クラウド確定申告」は、帳簿・確定申告書類の作成機能が備わっている個人事業向けの会計ソフトです(「マネーフォワード クラウド会計」は法人向けソフト)。白色申告・青色申告ともに対応しています。

    料金(税抜) お試し期間 申告対応 対応OS デバイス
    980円/月~
    9,600円/年~
    1ヶ月
    (プランはパーソナルのみ)
    白色・青色 Windows
    Mac
    パソコン
    タブレット
    スマホ
    操作性 帳簿づけ 自動仕訳 確定申告書類 スマホアプリ

    マネーフォワードの大きな特徴は、請求書の作成や経費精算など、他のクラウドサービスも料金内で利用できる点です。これらをうまく利用すれば、事務的業務の効率を上げることができます。

    マネーフォワードも、有料プランでの契約が基本です。こちらも無料プランはありますが、取引の登録可能件数が年間50件までなど、限られた範囲でしか使用できません。

    基本的な操作画面

    トップ 取引入力
    マネーフォワード 確定申告 トップページ画面 マネーフォワード 確定申告 取引入力画面
    レポート 申告書類作成
    マネーフォワード 確定申告 レポート画面 申告書類の作成 - マネーフォワードWeb版

    マネーフォワードの操作画面はとてもわかりやすいですが、簿記の用語がそのまま登場するので、会計業務に慣れていないと初めは戸惑うかもしれません。ただ、ヘルプページが充実しているので、わからないことがあっても大抵のことは自力で解決できるはずです。

    >> 「マネーフォワード クラウド確定申告」

    【インストール型】やよいの青色申告

    • 老舗メーカーが提供する、ロングセラーのインストール型会計ソフト
    • インストール型なのにクラウド型に近い機能が使える
    • 対応OSはWindowsのみ

    弥生が提供するインストール型の会計ソフトが「やよいの青色申告」です(「弥生会計」は法人向けソフト)。名称に「青色申告」とありますが、白色申告にも対応しています。

    料金(税抜) お試し期間 申告対応 対応OS デバイス
    12,000円~ 1ヶ月
    (体験版)
    白色・青色 Windowsのみ パソコン
    スマホ(レシート取込アプリ)
    操作性 帳簿づけ 自動仕訳 確定申告書類 スマホアプリ

    「やよいの青色申告」は長年にわたる利用者が多い、歴史ある会計ソフトです。インストール型のソフトとしては、初心者にもやさしいインターフェイスとなっています。とはいえ、クラウド型の分かりやすさにはかないません。

    自動仕訳やスマホ用アプリの連携が可能!

    インストール型ではあるものの、自動仕訳機能を搭載していたりスマホ用アプリと連携できたりと、クラウド型に近い側面をもっています。

    なお「やよいの青色申告」はWindowsにしか対応していません。Macでインストール型の会計ソフトを使う場合は、WindowsとMacの両方に対応している「やるぞ!青色申告」がオススメです。

    最近サービスを終了した主な会計ソフト

    会計ソフトを選ぶ上では、市場シェアも重要視しておきましょう。ある程度のソフトであっても、数年でサービスを終了してしまうケースがあります。

    最近サービスを終了した主な会計ソフト

    名称 サービス提供期間
    フリビズ 2014年10月14日~2018年3月31日
    ネットde青色申告 2011年9月30日~2018年5月31日
    ハイブリッド会計Crew 2015年2月23日~2018年11月30日

    いずれのサービスも、ユーザー数の伸び悩みで撤退したと推測されます。個人事業向けの会計ソフトは、先に挙げた弥生・freee・マネーフォワードの3社がメインで切磋琢磨している状態なので、やはりこの3社のなかから選ぶのがおすすめです。

    ちなみに、この3社のシェア率については、明確な数字が出ていません。ユーザーアンケートの結果なども目まぐるしく変化しています。しばらくはこの3社が、個人事業用クラウド会計の大手ブランドとして活躍する状態が続きそうです。

    クラウド会計ソフトの弥生・freee・マネーフォワードを比較

    クラウド会計ソフトの大手3社「弥生」「freee」「マネーフォワード」の比較情報を表にまとめました。

    弥生・freee・マネーフォワードの比較表

    弥生 freee マネーフォワード
    料金 白色申告オンライン
    フリープラン
    0円/年
    ベーシックプラン
    8,000円/年
    トータルプラン
    14,000円/年

    青色申告オンライン
    セルフプラン
    8,000円/年
    ベーシックプラン
    12,000円/年
    トータルプラン
    20,000円/年

    スターター
    1,180円/月
    11,760円/年

    スタンダード
    2,380円/月
    23,760円/年

    プレミアム
    39,800円/年

    パーソナルミニ
    980円/月
    9,600円/年

    パーソナル
    1,280円/月
    11,760円/年

    パーソナルプラス
    35,760円/年

    お試し期間 2ヶ月
    (基本機能のみ)
    1ヶ月
    (好きなプラン)
    1ヶ月
    (パーソナルのみ)
    取引入力の画面 やよいの青色申告 オンライン 取引入力画面 freee 取引入力画面 マネーフォワード 確定申告 取引入力画面
    申告書類
    作成の画面
    やよいの青色申告 オンライン 申告書作成画面 freee 申告書作成画面 マネーフォワード 確定申告 確定申告書作成画面
    対応OS Windows・Macなど
    デバイス パソコン・タブレット・スマホ
    自動仕訳
    チャット
    サポート
    ベーシックプラン
    トータルプラン
    全プラン 全プラン
    メール
    サポート
    ベーシックプラン
    トータルプラン
    全プラン 全プラン
    電話
    サポート
    ベーシックプラン
    トータルプラン
    プレミアムプラン パーソナルプラス
    (会計ソフトに関する問い合わせのみ可能)
    確定申告
    などの相談
    サポート
    トータルプラン なし なし
    スマホ用
    アプリ
    共有可能
    人数
    1ユーザーまで
    追加ごとに通常プランと同じ料金がかかる
    3ユーザーまで
    3名を超える場合
    毎月360円/ユーザー数
    制限なし
    追加料金はかからない

    表示は税抜き料金

    最後に、それぞれの会計ソフトがどんな事業者に向いているのかまとめています。検討の際、参考にしてみてください。

    「弥生のクラウド会計ソフト」がオススメなのはこんな人

    • とにかく低価格でクラウド会計ソフトを利用したい
    • 確定申告などの相談についてもしっかりサポートを受けたい
    • 老舗メーカーが提供する安心感のあるソフトを使いたい

    「会計freee」がオススメなのはこんな人

    • 経理未経験で、確定申告をしたことがない
    • とにかくラクに会計業務を済ませたい
    • 帳簿や確定申告書類の作成をスマホアプリで行いたい

    「マネーフォワード クラウド確定申告」がオススメなのはこんな人

    • 会計ソフト以外のクラウドサービスも合わせて利用したい
    • 簿記について、ある程度の知識がある
    • 効率化のためなら、それなりのコストは許容できる

    上記3つのうち、どの会計ソフトを選んでも帳簿や確定申告書類の作成機能は備わっています。どれも無料でお試しできるので、実際に使い心地を確かめてみてください。