せどり・転売で稼いでいる人向けに、おすすめの会計ソフトを比較します。会計ソフトを使えば、帳簿付けや確定申告がぐんと楽になります。
そもそもせどりで確定申告は必要?5分でわかる解説
目次
せどり・転売におすすめの会計ソフト【比較一覧】
スクロールしてご覧ください→
| 料金 | 申告 対応 |
帳簿 付け |
確定 申告 |
口座 連携 |
クレカ 連携 |
Amazon 連携 |
楽天連携 | メルカリ 連携 |
ヤフオク 連携 |
|
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オンライン |
永年無料~ | 白色 | ○ | ○ | ○ | ○ | △ 購入のみ |
× | × | × |
やよいの青色申告オンライン |
12,980円/年~ 初年度無料 |
白色 青色 |
○ | ○ | ○ | ○ | △ 購入のみ |
× | × | × |
マネーフォワードクラウド |
11,880円/年~ | 白色 青色 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ 販売のみ |
× | × |
| 12,936円/年~ | 白色 青色 |
○ | ○ | ○ | ○ | × | × | × | × | |
freee会計 |
12,936円/年~ | 白色 青色 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ 購入のみ |
× | × |
Amazonや楽天市場との連携機能(仕入れ・販売データの取り込み機能)には差がありますが、このあたりは必須の機能ではありません。売上や仕入れの帳簿付けは、口座やクレカとの連携機能(入出金記録の取り込み機能)によって十分に効率化できます。
ここからは、まず「せどり・転売」における帳簿付けの基本を解説していきます。会計ソフト選びのポイントは、記事の後半で詳しく解説しています。
せどりでも帳簿付けは必要?
せどりの利益は「事業所得」か「雑所得」のどちらかに該当します。事業所得として申告するなら、売上や経費の帳簿付けが必須です。一方、雑所得として申告するなら、帳簿付けはしなくてもOKです。
| 事業所得 | 雑所得 | |
|---|---|---|
| 目安 | せどりを事業として 継続的に行っている場合 (個人事業主など) |
せどりを副業などで 小規模に行っている場合 (副業会社員など) |
| 帳簿付け | 必須 | 必須ではない (所得が計算できればOK) |
| 会計ソフト | あったほうがよい | なくてもいいが あると便利 |
事業所得に該当する場合は、一定のルールに従って帳簿付けをする必要があります。この場合は、会計ソフトがほぼマストと考えましょう。会計ソフトを使えば、青色申告特別控除などの節税特典を受けやすい、というメリットもあります。
一方、雑所得に該当する場合は、事業所得のような帳簿付けは不要です。ただ、1年間の所得(収入 − 必要経費)を計算する必要があるので、なんらかの形で記録を残しておきましょう。取引件数が多い場合は、会計ソフトを使っておくと安心です。
せどりの帳簿付けの流れ【仕訳例】
せどり・転売では、主に「商品を仕入れたとき」と「商品が売れたとき」に帳簿付けをします。会計ソフトを使えば簡単ですが、Excel等で自力で帳簿付けする場合は簿記の知識が必要です。
仕訳例① 商品を仕入れたとき
| 日付 | 借方 | 貸方 | 摘要 |
|---|---|---|---|
| 20XX年4月1日 | 仕入れ 18,000 | 現金 18,000 | 商品管理番号xxx-xx |
たとえば、現金18,000円で商品を買い付けたときは、上記のように仕訳をします。商品に管理番号などをつけて在庫管理している人は、帳簿の摘要欄に書いておくと管理しやすいです。(摘要欄の記入は任意です)
ちなみに、クレジットカードで商品を仕入れた場合は、いったん貸方を「未払金」にしておき、引き落としのタイミングで「未払金」を消し込む処理が必要です。ちょっと面倒な作業ですが、会計ソフトにクレカを連携しておけばスムーズに処理できます。
仕訳例② 商品が売れたとき
| 日付 | 借方 | 貸方 | 摘要 |
|---|---|---|---|
| 20XX年4月20日 | メルカリ残高 25,800 | 売上 30,000 | 商品管理番号xxx-xx |
| 支払手数料 3,000 | メルカリ販売手数料 | ||
| 荷造運賃 1,200 | らくらくメルカリ便 |
※「メルカリ残高」の代わりに「預け金」などの科目でもよい
たとえば、メルカリで30,000円の商品が売れて、販売手数料として3,000円が差し引かれ、さらに送料が1,200円かかったときは、上記のように仕訳します。この仕訳では、ひとまず3万円を売上に計上したうえで、手数料と送料を経費計上しています。
せどりで会計ソフトを使うメリット
- 口座やクレカの明細を取り込める
- Amazon等の取引データを取り込める
- レシートを撮影して帳簿付けできる
- 確定申告書を簡単に作れる
- 経営状況を可視化できる
- 65万円の青色申告特別控除を狙いやすい
せどりや転売は、取引数が多くなりがちなうえ、在庫の棚卸し(たなおろし)も必要で、帳簿付けの難易度が高いです。会計ソフトを上手に活用して、コア業務に集中できるようにしましょう。
① 口座やクレカの明細を取り込める
銀行口座やクレジットカードを会計ソフトと連携しておけば、利用明細を自動で取り込んでくれます。取り込んだデータは、自動で帳簿に反映されます。このような機能を「自動仕訳」といいます。
この機能を使えば、口座やクレカの明細を会計ソフトが読み取って、「これは仕入れ」「これは通信費」などと勘定科目を提案してくれます。ユーザーは内容を確認して登録するだけでよいので、取引件数が多くても素早く帳簿付けできます。
② Amazon等の取引データを取り込める
一部の会計ソフトは、Amazonや楽天市場とのデータ連携にも対応しています。Amazonや楽天市場と連携すれば、購入金額や売上金額だけでなく、取引の内容まで取り込めるようになります。
たとえば、マネーフォワードとAmazonを連携すると、Amazonで買った商品の「送料・手数料」や、販売した商品の「商品名・注文番号」などまで詳しく取り込めます。取り込んだデータは仕訳に反映されるので、帳簿付けの手間が減ります。
③ レシートを撮影して帳簿付けできる
レシートをスマホで撮影すると、ソフトが記載内容を読み取って仕訳を作成してくれます。日付や金額が合っているか確認して、そのまま帳簿に登録できます。明るいところで正面から撮影すれば、かなり高精度で取り込み可能です。
ちなみに、撮影したレシートは、電子帳簿保存法のルールに従って保存することも可能です(スキャナ保存)。この場合、紙のレシートは処分しても構いません。リアル店舗での仕入れを頻繁に行う事業者にとって便利な機能です。
④ 確定申告書を簡単に作れる
会計ソフトに日々の取引を入力しておけば、そのデータをもとに確定申告書類を自動で作成できます。売上や経費を自力で集計する必要がないので、確定申告の手間を大きく減らせます。作成した申告書類は、そのままオンラインで提出することも可能です。
所得金額や税額が自動計算されるため、計算ミスや転記ミスを防ぎやすいのもメリットです。画面の案内に沿って必要事項を入力すれば、初めての人でも簡単に確定申告書を作れます。
⑤ 経営状況を可視化できる
昨今の会計ソフトには、経営成績を自動でグラフやチャートにまとめてくれる機能があります。収益性や経費の動向を一目で把握できて、経営判断に役立ちます。
せどりは、基本的に在庫ありきのビジネスです。そのため、会計上の利益と、実際の手残りが一致しないことが多く、黒字倒産のリスクもあります。このようなリスクを避けるためにも、グラフやチャートを上手に活用するとよいでしょう。
⑥ 65万円の青色申告特別控除を狙いやすい
会計ソフトを使えば、簡単に「複式簿記」で帳簿付けできるので、65万円の青色申告特別控除を狙いやすくなります。会計ソフトの利用料金は年間2〜3万円程度ですが、青色申告特別控除による節税金額を考えると、むしろ得になる場合も多いです。
せどりの会計ソフトはエクセルで代用できない?
結論から言うと、会計ソフトをエクセルなどで代用するのは、初心者にとっては難しいです。税務の知識がないままエクセルで記帳すると、あとでミスが発覚して二度手間になる恐れもあるので、最初から会計ソフトを使うのが安全です。
会計ソフトとエクセルの違い
| 会計ソフト | エクセル | |
|---|---|---|
| 帳簿付け | 初心者でもOK | 簿記の知識が必須 |
| 確定申告書類 | 自動作成できる | 自動作成は難しい |
| 記帳のサポート (チャット等) |
サポートあり | サポートなし |
エクセルは自由度が高いですが、それゆえに自分でゼロから作り込まないといけません。入力すべき項目や計算式などの設定が間違っていたら、あとで非常に面倒なことになります。初心者にとっては、かなり困難といえます。
一方、会計ソフトにはわかりやすい入力フォームが用意されています。これに沿って入力するだけで、正しい記帳ができる仕組みになっています。もし操作でわからないことがあっても、チャットなどで気軽に質問できます。
商品管理ツールで帳簿付けできる?
商品管理ツールは、仕入れや売上に関する情報をまとめて管理できるツールです(Amazonセラーセントラルやセラーブックなど)。このような商品管理ツールは、月利や在庫などの把握には役立ちますが、基本的に帳簿付けや確定申告には対応していません。
| 会計ソフト | 商品管理ツール | |
|---|---|---|
| 入力できる取引 | すべての取引を網羅 | 仕入れや売上に限定 |
| 複式簿記の対応 | 対応可能 | 非対応 |
| 確定申告書類 | 自動作成できる | 作成できない |
商品管理ツールは、基本的に「商品」と直結するデータだけを扱います。そのため、商品に紐づかない費用などは、うまく登録できません。店舗仕入れの交通費や、せどり用に購入したスマホ代などが記録できないので、帳簿としては不完全です。
せどりの会計ソフト選びのポイント
- 仕入れと売上の帳簿付けのしやすさ
- 使いやすさ
- 価格・コストパフォーマンス
- サポート体制
ここからは、せどらー特有の課題なども踏まえつつ、ソフトを選ぶ際のポイントを詳しく解説していきます。
ポイント① 仕入れと売上の帳簿付けのしやすさ
- リアル店舗での仕入れが多いなら「レシート読取」が無制限のほうがいい
- Amazonでの仕入れ・販売が多いなら「Amazon連携」ができると便利
- メルカリやヤフオクの売上は「口座連携」の自動仕訳で対応できる
せどりでは、仕入れ・販売のルートによって、相性の良い機能が異なります。たとえば、店舗仕入れが多いなら、レシートを何枚でも取り込めるほうが使いやすいでしょう。他方、Amazonを頻繁に使うなら購入・販売データを直接取り込めるほうが効率的です。
一方、メルカリやヤフオクについては、直接データ連携ができない場合が多いです。ただ、売上の入金先となる口座を連携しておけば、入金明細をもとに自動仕訳できます。自分がよく使う仕入れ先・販売先に合った機能があるかを基準に選ぶとよいでしょう。
ポイント② 使いやすさ
ソフトの画面が見やすく、ストレスなく操作できるものを選びましょう。快適に操作できないと、日常的に長く使っていくのは困難です。無料トライアルなどを活用して、実際に一ヶ月ぐらい使ってみるのがベストです。
また、せどりの場合は、自分でデータ入力するだけでなく、クレカの明細データなどを自動取得する機会も多いです。スムーズにデータ連携できるか、実際に確認したほうがよいです。
ポイント③ 価格・コストパフォーマンス
事業規模に合ったソフトを選ばないと、機能が足りなかったり、無駄に高いお金を取られたりします。せどりの規模は、月利でいうと、数万〜数百万円と幅広いです。事業の成長に合わせて、その時々でコストパフォーマンスの良いソフトを選ぶのが理想です。
サブスク料金のクラウド会計ソフトなら、必要な機能に応じて、料金プランの変更が容易にできます。わざわざ別のソフトに乗り換えなくても、同じソフトを使いながら、簡単に機能を増やしたり減らしたりできます。
ポイント④ サポート体制
せどりを始めたばかりの方や、簿記や会計に自信がない初心者は、サポート体制を重視したほうがよいです。どんなに優れた機能があっても、使いこなせないと意味がありません。誤った記帳を、無自覚のまま何年も続けてしまうリスクもあります。
サポートを上手に活用すれば、迷うことなく記帳でき、余計な手間や時間をかけずに済みます。基本的にはチャットサポートがあれば十分です。メーカーによって質問できる範囲が異なる場合もあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
せどりにおすすめの会計ソフトを個別に解説!
せどりで使うなら「弥生・マネーフォワード・freee」のクラウド会計ソフトがおすすめです。クラウド型なら、申し込んですぐに使い始められますし、事業の成長に合わせて柔軟にプラン変更できます。
やよいの白色申告 オンライン

- 永年無料から使えるクラウド会計ソフト
- 白色申告をするせどらー向け
- パソコンが必要(Windows、Mac)
| 料金(税込) | 申告対応 | 対応OS | デバイス |
|---|---|---|---|
| 無料〜 | 白色申告 | Windows Mac |
パソコン タブレット スマホ |
| レシート撮影 | 自動仕訳 | 電子申告 | サポート |
| ◯ | ◯ | ◯ | メール チャット 電話 |
やよいの白色申告 オンラインは、永年無料から利用できる上に、他の有料ソフトと同等の機能を備えています。無料ソフトのなかではトップクラスの性能なので、白色申告のせどらーには断然おすすめです。
なお、無料プランと有料プランの違いはサポートの有無のみで、機能はまったく同じです。初心者には、サポートありの有料プランがおすすめです。ソフトの操作方法だけでなく、帳簿付けや確定申告に関する一般的な質問もできます。
やよいの青色申告 オンライン

- 初年度は無料で利用できる
- サポートが充実している
- パソコンが必要(Windows、Mac)
| 料金(税込) | 申告対応 | 対応OS | デバイス |
|---|---|---|---|
| 12,980円/年〜 | 白色申告 青色申告 |
Windows Mac |
パソコン タブレット スマホ |
| レシート撮影 | 自動仕訳 | 電子申告 | サポート |
| ◯ | ◯ | ◯ | メール チャット 電話 |
やよいの青色申告 オンラインは、操作画面がシンプルでわかりやすく、初心者でも扱いやすいクラウド会計ソフトです。レシート撮影や自動仕訳など、せどりに欠かせない機能もしっかり揃っています。
料金プランによって、サポートの内容が異なります。どのプランでも、機能はまったく同じです。上位プランでは、帳簿付けや確定申告に関する一般的な質問ができます。初心者には上位プランがおすすめです。
マネーフォワード クラウド確定申告

- 外部サービスとの連携がスムーズ
- 10個以上のクラウドサービスがセットになっている
- スマホ用のアプリが使いやすい
| 料金(税込) | 申告対応 | 対応OS | デバイス |
|---|---|---|---|
| 1,408円/月〜 11,880円/年〜 |
白色申告 青色申告 |
Windows Mac |
パソコン タブレット スマホ |
| レシート撮影 | 自動仕訳 | 電子申告 | サポート |
| ◯ | ◯ | ◯ | メール チャット 電話 |
「マネーフォワード クラウド」は、バックオフィスソフトがまとめてパッケージ化されているクラウドサービスです。そのなかの「クラウド確定申告」というソフトを使って、帳簿付けや確定申告ができます。
外部データの取り込みが得意で、スムーズに連携でき、素早く帳簿に反映できます。取り込んだデータを、一括で登録できる点も便利です。商品在庫を別のアプリで管理するせどらーや、クレカでの取り引きが多いせどらーにおすすめできます。
公式サイトマネーフォワード クラウド
詳細記事はこちら
タックスナップ

- スマホ専用の会計アプリ
- スマホだけで帳簿付けから確定申告までできる
- スワイプ操作で簡単に仕訳できる
| 料金(税込) | 申告対応 | 対応OS | デバイス |
|---|---|---|---|
| 1,958円/月〜 12,936円/年〜 |
白色申告 青色申告 |
iOS Android |
スマホ |
| レシート撮影 | 自動仕訳 | 電子申告 | サポート |
| ◯ | ◯ | ◯ | チャット |
タックスナップは、スマホで手軽に帳簿付けや確定申告をしたい人におすすめの会計アプリです。口座・クレジットカードの明細を取り込めるほか、レシートを撮影して取引を登録することもできます。
せどりで使う場合は、特に店舗仕入れが多い人と相性がよいです。現金で商品を仕入れたときも、レシートを撮影して帳簿付けできます。一方、Amazonや楽天市場とのデータ連携には対応していないので、Amazonでの仕入れ・販売が多い人は他のソフトも検討するとよいでしょう。
公式サイトタックスナップ
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freee会計

- 自由度が高く、先進的な機能が搭載されている
- 業務の自動化や効率化がしやすい
- パソコンがなくてもスマホだけで完結できる
| 料金(税込) | 申告対応 | 対応OS | デバイス |
|---|---|---|---|
| 1,958円/月〜 12,936円/年〜 |
白色申告 青色申告 |
Windows Mac |
パソコン タブレット スマホ |
| レシート撮影 | 自動仕訳 | 電子申告 | サポート |
| ◯ | ◯ | ◯ | メール チャット 電話 |
freee会計は、直感的に操作できるクラウド会計ソフトです。専門用語があまり登場せず、ガイド文もわかりやすいので、初心者でも扱えます。商品在庫の金額を登録できるので、せどりとの相性も良好です(在庫棚卸)。
とくに自動化の性能は、業界内でもトップクラスです。たとえば、「〇〇のお店で△△のクレカを使ったら、仕入れの勘定科目で記帳して」といったルールを設定できます。ルール設定後は、完全放置でもソフトが自動で記帳してくれます。
やよいの青色申告
マネーフォワード
freee会計




