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個人事業主に会計ソフトは必要ない?ソフトを使わないで会計業務はできる?

更新日: 2024/10/01 PR
個人事業主に会計ソフトは必要ない?ソフトを使わないで会計業務はできる?

個人事業主・フリーランス向けに、「会計ソフトを使わないとどうなるの?」「会計ソフトが必要ないケースはある?」という疑問についてわかりやすく解説します。会計ソフトを導入したものの、まだ有効活用できていない方にも参考にしていただけます。

INDEX

目次

    個人事業主の帳簿付けに会計ソフトは必要?

    会計ソフトの必要性は状況によって異なりますが、現実的に考えると、会計ソフトが必要な個人事業主のほうが相当多いでしょう。以下の表で、必要なケースと不要なケースをわかりやすくまとめています。

    会計ソフトが必要なケース・不要なケース(主な例)

    会計ソフトが必要なケース 会計ソフトが不要なケース
    ・時間が足りない
    ・取引数が多い(月に10件前後〜)
    ・簿記の知識が足りない
    ・計算ミスや転記ミスを減らしたい
    ・法令対応に不安がある
    ・時間が有り余っている
    ・取引数が少ない(月に数件程度)
    ・簿記を習得している
    ・計算ミスなどをしない自信がある
    ・税法などに詳しく、自分で法令対応できる

    ちなみに、会計ソフトを使わない帳簿付けも、制度上は認められています。法的な要件さえ満たしていれば、紙の帳簿やエクセルの帳簿でも何ら問題ありません。しかし、近年はどんどん制度が複雑化しているので、会計ソフトがないと対応が難しくなっているのが実情です。

    個人事業主に必要な会計業務

    個人事業主の会計業務の流れ

    個人事業主は、仕入れや売上などの取引に関して、簿記のルールにしたがって「帳簿付け」をする義務があります。レシートなどを見ながら、ひたすら帳簿に記入していく作業です。会計ソフトを使えば、この作業の大部分を自動化できます(詳細は後述)。

    さらに、この帳簿を毎年の決算で集計し、所定の方法で「確定申告」の手続きをしなくてはいけません。計算ミスなどで間違った税額を申告してしまうと、ペナルティの対象にもなりえます。会計ソフトなら自動で集計でき、確定申告書にも自動で転記してくれます。

    確定申告が終わったあとも、一定期間は帳簿などを保存する必要があります。レシートなどの取引関係書類も同様です。ただ保存するだけでなく、法的な要件を満たす形で保存しなくてはいけません。

    何をすればいい?個人事業主の帳簿づけから確定申告まで

    会計ソフトでできること

    会計ソフトでできること・導入のメリット

    会計ソフトを使えば、帳簿への入力作業など、生産性に乏しい業務の大部分を自動化できます(自動仕訳・決算書の自動作成など)。空いた時間は、利益につながりやすいコア業務や研修などに充てられます。

    また、法改正や会計ルールの変更についても、メーカー側で対応してくれます。税法や簿記などの専門知識がなくても、会計ソフトの補助があれば、かなりの会計業務を自力で行えます。電話やチャットによるサポートも受けられるため、初心者でも安心して利用できます。

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    Q.これまでに会計ソフトを導入したことがある?

    初めて導入する 導入した経験あり

    会計ソフトとは?メリットから選定ポイントまで徹底解説

    会計ソフトを使わずにエクセルで代替できる?

    エクセルでも帳簿付けや確定申告は可能ですが、利便性では会計ソフトに遠く及びません。プログラミングの知識があれば、会計ソフトに近い機能を自分で開発できるかもしれませんが、あまり現実的な方法ではないでしょう。

    エクセルで帳簿付けする主なメリット・デメリット

    メリット デメリット
    ・導入コストがかからない
    ・カスタマイズ性が高い
    ・データの互換性が高い
    ・帳簿のフォーマットを作る必要がある
    ・ミスが起こりやすい
    ・確定申告の知識が必要
    ・引き継ぎが難しい
    ・法改正に自分で対応する必要がある

    >> 帳簿付けはエクセルと会計ソフトどっちがいい?【メリット・デメリット】

    エクセルのメリットを一言でいうと、いつも使っているソフトでそのまま帳簿付けできる点です。追加のお金はかからないですし、自分が使いやすいようにフォーマットを調整できます。作成した帳簿データは他のパソコンでもそのまま使えます。

    一方、デメリットは非効率な点です。実用レベルのフォーマットを作成するには、簿記や税制の知識が不可欠ですし、エクセルの操作スキルも必要です。自動仕訳などの便利機能がないので、入力作業にも時間や手間がかかります。

    税理士に任せる場合、会計ソフトはいらない?

    税理士に会計業務を一任する場合でも、会計ソフトを活用することで税理士費用を抑えやすくなります。会計ソフトを使えば取引の記録が容易になり、税理士への情報共有もスムーズになります。

    税理士に任せる業務内容と料金(大まかな考え方)

    顧問税理士の活用方法 帳簿付け 確定申告
    料金:高 領収書などを渡すだけ。いわゆる「丸投げ」。 任せる 任せる
    料金:低 帳簿のデータ入力は自分でやる(自計化)。 自分でやる 任せる

    ※実際の料金体系は税理士事務所によって異なります

    顧問税理士をつけるときは様々なオプションを選択できるのが一般的で、その内容によって料金が異なります。帳簿付けから確定申告まで税理士にすべて丸投げする場合は、当然ながら高額な費用がかかります。

    税理士費用を抑えたい事業主には、帳簿付けまでは自分で行い、税理士には決算書や確定申告書の作成を依頼するスタイルがおすすめです。会計ソフトの自動仕訳などを活用すれば、それほど大きな負担はありません。

    会計ソフトのメリット

    1. 会計業務を効率化できる
    2. 専門知識が足りなくても会計業務ができる
    3. 財務状況を把握できる

    会計ソフトを導入すると、初心者でも効率よく帳簿付けや確定申告ができます。リアルタイムで経営状況を把握できるので、経営改善にも役立ちます。

    メリット① 会計業務を効率化できる

    会計ソフトを使えば、一度の入力だけで、必要な帳簿への転記や集計が瞬時に完了します。また、入力や計算を自動化できるので、人為的なミスも減らせます。法改正にもメーカーが対応してくれるため、自分で対応しなくて済みます。

    メリット② 専門知識が足りなくても会計業務ができる

    初心者向けの会計ソフトなら、取引金額や内容を入力するだけで、自動で複式簿記の形式に変換してくれます。万が一わからない点があっても、サポートに電話やチャットで問い合わせることも可能です。

    メリット③ 財務状況を把握できる

    会計ソフトのレポート機能では、事業の収支や資金繰りの状況をグラフで出力できます。好きな時期で区切って表示することも可能なので、いつでもタイムリーな財務状況を把握できます。経営改善にも大きく寄与するでしょう。

    会計ソフトのデメリット

    1. 費用がかかる
    2. 操作に慣れる必要がある

    会計ソフトを導入するデメリットはとくにありませんが、強いて挙げるなら以下の2点です。どちらも、導入をためらうほどのデメリットではありません。

    デメリット① 費用がかかる

    白色申告なら無料の会計ソフトでも事足りますが、青色申告の場合は有料ソフトのほうが使いやすいです。有料といっても、個人事業主向けの会計ソフトなら月額1,000円程度から利用できるので、大した負担ではありません。

    会計ソフトで業務効率をアップして、そのぶん収益に直結する業務に注力できれば、ソフトの利用料程度はすぐにペイできるでしょう。また、青色申告であれば最大65万円の特別控除が受けられるので、大抵はその節税分だけで十分にお釣りがきます。

    デメリット② 操作に慣れる必要がある

    会計ソフトを思い通りにパッと操作できるまでには、一定の時間がかかります。ただ、基本的には「どこに何を入力すればいいか」を覚えるだけなので、エクセルをマスターするよりは遥かに簡単です。最近の会計ソフトは操作画面が洗練されており、初心者でも直感的に入力できます。

    さらに、以下でおすすめする会計ソフトであれば、画面上に丁寧なガイド文がついています。それでも困ったら、電話やチャットで操作方法をオペレーターに質問することも可能です。最初から完璧に扱える必要はないので、少しずつ慣れていけばOKです。

    個人事業主におすすめの会計ソフト

    個人事業主におすすめの会計ソフトは、以下の4種類です。白色申告であれば「やよいの白色申告 オンライン」を選んでおけば間違いありません。青色申告なら「弥生・freee・マネーフォワード」の3つから選ぶのがおすすめです。

    やよいの白色申告
    オンライン
    やよいの青色申告
    オンライン
    freee会計 マネーフォワード
    クラウド確定申告
    帳簿入力画面 かんたん取引入力 - やよいの白色申告 オンライン かんたん取引入力 - やよいの青色申告 オンライン 取引の登録(手入力) – freee 簡単入力 - マネーフォワード
    料金
    (税込)
    永年無料〜 11,330円/年〜
    初年度無料〜
    12,936円/年〜 11,880円/年〜
    対応OS Windows
    Mac
    Windows
    Mac
    Windows
    Mac
    Windows
    Mac
    申告対応 白色のみ 白色・青色 白色・青色 白色・青色
    自動仕訳
    金融機関連携
    確定申告書の作成
    法令対応
    特長 完全無料で有料並みの機能が使える 画面がシンプルでわかりやすい 自動化の機能が充実している 外部とのデータ連携がしやすい
    サポート メール
    チャット
    電話
    メール
    チャット
    電話
    メール
    チャット
    電話
    メール
    チャット
    電話

    >> 弥生・freee・マネーフォワードの会計ソフトを徹底比較

    弥生の特長:シンプルな操作性とリーズナブルな料金

    「やよいの青色申告 オンライン」は、シンプルで直感的な操作性が特長です。使い勝手が良く、会計ソフトに慣れていない初心者にもおすすめです。低コストながら、会計に必要な機能はしっかり備わっています。

    freeeの特長:自動化を徹底できる先進的な機能

    「freee会計」は、会計業務を徹底的に効率化したい個人事業主におすすめです。とくにキャッシュレスでの取引に関しては、記帳を完全に自動化することも可能です。freeeのコンセプトに合わせて業務フローを調整できれば、圧倒的な業務効率アップが狙えます。

    マネーフォワードの特長:豊富な機能とコストパフォーマンス

    「マネーフォワード クラウド確定申告」は、基本の会計機能に加え、様々なバックオフィスソフトを追加料金なしで利用できます。会計ソフトだけでなく、請求書ソフトや給与管理ソフトなどが無料で付いてくるイメージです。非常にコストパフォーマンスのよいソフトだと言えます。

    まとめ

    個人事業主にとって、会計ソフトは事業経営に欠かせないツールとなっています。もちろん個々の状況にもよりますが、取引が極端に少ない場合や、経理経験が豊富で簿記に詳しい場合などの例外を除き、基本的には会計ソフトを導入するのがおすすめです。

    会計ソフトが必要なケース 会計ソフトが不要なケース
    ・時間が足りない
    ・取引数が多い(月に10件前後〜)
    ・簿記の知識が足りない
    ・計算ミスや転記ミスを減らしたい
    ・法令対応に不安がある
    ・時間が有り余っている
    ・取引数が少ない(月に数件程度)
    ・簿記を習得している
    ・計算ミスなどをしない自信がある
    ・税法などに詳しく、自分で法令対応できる
    エクセルで代用できるのでは?
    エクセルなどの表計算ソフトでも帳簿付けや確定申告はできますが、会計ソフトのような便利機能はありません。また、税法や簿記の知識がないと、エクセルで正確な帳簿を作成するのは難しいでしょう。会計ソフトの代用というには、力不足は否めません。
    顧問税理士がいれば会計ソフトは不要?
    会計ソフトを使って簡単な入力作業をすれば、税理士費用を大幅に抑えられます。入力作業といっても、銀行口座やクレカを紐づければ自動化できるので、大した手間ではありません。一方、顧問税理士に全部丸投げすれば、相応の料金がかかります。
    どの会計ソフトがおすすめ?
    これから新たに導入するなら、基本的にはクラウド型の会計ソフトをおすすめします。インターネットでログインして使うタイプなので、WindowsとMacのどちらでも、契約したその日から使い始められます。オンライン明細の取得や自動仕訳などの機能も充実しています。
    やよいの白色申告
    オンライン
    やよいの青色申告
    オンライン
    freee会計 マネーフォワード
    クラウド確定申告
    帳簿入力画面 かんたん取引入力 - やよいの青色申告 オンライン かんたん取引入力 - やよいの青色申告 オンライン 取引の登録(手入力) – freee 簡単入力 - マネーフォワード
    料金(税込) 永年無料〜 11,330円/年〜
    初年度無料〜
    12,936円/年〜 11,880円/年〜
    特長 完全無料で有料並みの機能が使える 画面がシンプルでわかりやすい 自動化の機能が充実している 外部とのデータ連携がしやすい

    >> 弥生・freee・マネーフォワードの会計ソフトを徹底比較

    白色申告の個人事業主なら「やよいの白色申告 オンライン」を選んでおけば間違いないでしょう。ソフト自体はずっと無料で利用でき、追加料金を払えば電話などのサポートも受けられます。初年度はサポートが半額になるので大変お得です。

    青色申告の個人事業主には、弥生・freee・マネーフォワードの3社いずれかのソフトがおすすめです。それぞれ特長が異なるので、会計ソフトの導入目的に合ったものを選びましょう。どれも無料トライアル可能なので、迷ったら実際に使ってみるのが手っ取り早いです。

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    初めて導入する 導入した経験あり
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