個人事業主に会計ソフトは必要ない?ソフトを使わないで会計業務はできる?

更新日: 2026/01/28 PR
個人事業主に会計ソフトは必要ない?ソフトを使わないで会計業務はできる?

個人事業主・フリーランス向けに、会計ソフトの必要性やデメリットを解説します。「会計ソフトを使わないとどうなる?」「必要ないケースは?」という疑問に答えます。

目次

    個人事業主に会計ソフトは必要ない?

    結論から言うと、個人事業主やフリーランスでも、基本的には会計ソフトを使ったほうがよいです。ただ、自力で帳簿付けや確定申告をする自信がある人は使わなくてもよいでしょう。

    会計ソフトが必要なケース 会計ソフトが不要なケース
    ・時間が足りない
    ・取引数が多い(月に10件以上)
    ・簿記の知識が足りない
    ・計算ミスを減らしたい
    ・法令対応に不安がある
    ・時間が有り余っている
    ・取引数が少ない(月に数件)
    ・簿記を習得している
    ・計算ミスをしない自信がある
    ・自分で法令対応できる

    制度上は、会計ソフトを使わずに帳簿付けしてもOKです。法的な要件さえ満たしていれば、紙やエクセルの帳簿でも問題ありません。しかし、近年はどんどん制度が複雑化しているので、会計ソフトがないと対応が難しくなっているのが実情です。

    個人事業主の会計業務をおさらい

    個人事業主の会計業務の流れ

    >> 個人事業主の会計業務の流れを詳しく

    個人事業主は、簿記のルールにしたがって「帳簿付け」をする義務があります。帳簿付けとは、レシートなどを見ながら、必要経費や売上をひたすら帳簿に記入していく作業です。会計ソフトを使えば、この作業の大部分を自動化できます(詳細は後述)。

    さらに、この帳簿を1年ごとに集計して「確定申告」をしなくてはいけません。計算ミスなどで間違った税額を申告してしまうと、ペナルティが課される可能性もあります。会計ソフトなら、1年分の帳簿を一瞬で集計できて、確定申告書類もほぼ自動で作成できます。

    また、確定申告が終わったあとも、一定期間は帳簿や取引関係書類(レシートなど)を保存しておく必要があります。このとき、ただ保存するだけでなく、法的な要件を満たす方法で保管しなくてはいけません。

    会計ソフトでできること

    会計ソフトでできること・導入のメリット

    会計ソフトを使えば、帳簿付けなどの面倒な作業の大部分を自動化できます。空いた時間は、利益につながるコア業務やスキルアップにあてられます。

    また、法改正や会計ルールの変更についても、メーカー側で対応してくれます。税法や簿記などの専門知識がなくても、会計ソフトの補助があれば、かなりの会計業務を自力で行えます。電話やチャットによるサポートも受けられるため、初心者でも安心して利用できます。
    会計ソフトとは?機能から選定ポイントまで徹底解説

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    エクセルを使えば会計ソフトは必要ない?

    Excel(エクセル)でも帳簿付けは可能ですが、利便性では会計ソフトに遠く及びません。プログラミングの知識があれば、会計ソフトに近い機能を自分で開発できるかもしれませんが、あまり現実的ではないでしょう。

    エクセルで帳簿付けするメリット・デメリット

    メリット デメリット
    ・導入コストがかからない
    ・カスタマイズ性が高い
    ・データの互換性が高い
    ・帳簿のフォーマットを作る必要がある
    ・ミスが起こりやすい
    ・確定申告の知識が必要
    ・引き継ぎが難しい
    ・法改正に自分で対応する必要がある

    >> エクセルと会計ソフトはどっちがいい?個人事業主の帳簿付け

    エクセルのメリットは、一言でいうと「いつも使っているソフトでそのまま帳簿付けできる」という点です。追加のお金はかからないですし、自分が使いやすいようにフォーマットを調整できます。作成した帳簿データは他のパソコンでもそのまま使えます。

    一方、デメリットは非効率な点です。実用レベルのフォーマットを作成するには、簿記や税制の知識が不可欠ですし、エクセルの操作スキルも必要です。自動仕訳などの便利機能がないので、入力作業にも時間や手間がかかります。

    税理士に任せるなら会計ソフトは必要ない?

    税理士に会計業務を一任する場合でも、会計ソフトを活用することで税理士費用を抑えられます。会計ソフトを使えば取引の記録が容易になり、税理士への情報共有もスムーズになります。

    税理士に任せる業務内容と料金

    税理士の活用方法 帳簿付け 確定申告
    料金:高 領収書などを渡すだけ
    (丸投げ)
    任せる 任せる
    料金:低 帳簿付けは自分でやる
    (自計化)
    自分でやる 任せる
    ※ 実際の料金体系は税理士事務所によって異なります

    顧問税理士をつけるときは様々なオプションを選択できるのが一般的で、その内容によって料金が異なります。帳簿付けから確定申告まで税理士に丸投げする場合は、当然ながら高額な費用がかかります。

    税理士費用を抑えたいなら、帳簿付けまでは自分で行い、税理士には決算書や確定申告書の作成を依頼するスタイルがおすすめです。会計ソフトの自動仕訳などを活用すれば、帳簿付けは意外と簡単です。

    会計ソフトのメリット

    1. 会計業務を効率化できる
    2. 専門知識がなくても会計業務ができる
    3. 財務状況を把握できる

    会計ソフトを導入すると、初心者でも簡単に帳簿付けや確定申告ができます。リアルタイムで経営状況を把握できるので、経営改善にも役立ちます。

    メリット① 会計業務を効率化できる

    会計ソフトを使えば、一度の入力だけで、必要な帳簿への転記や集計が瞬時に完了します。また、入力や計算を自動化できるので、人為的なミスも減らせます。法改正にもメーカーが対応してくれるため、自分で対応しなくて済みます。

    メリット② 専門知識がなくても会計業務ができる

    初心者向けの会計ソフトなら、取引金額や内容を入力するだけで、自動で複式簿記の形式に変換してくれます。万が一わからない点があっても、サポートに電話やチャットで問い合わせることも可能です。

    メリット③ 財務状況を把握できる

    会計ソフトのレポート機能では、事業の収支や資金繰りの状況をグラフで出力できます。好きな時期で区切って表示することも可能なので、いつでもタイムリーな財務状況を把握できます。経営改善にも大きく寄与するでしょう。

    会計ソフトのデメリット

    1. 費用がかかる
    2. 操作に慣れる必要がある

    会計ソフトを導入するデメリットはとくにありませんが、強いて挙げるなら以下の2点です。どちらも、導入をためらうほどのデメリットではありません。

    デメリット① 費用がかかる

    白色申告なら無料の会計ソフトでも事足りますが、青色申告の場合は有料ソフトのほうが使いやすいです。有料といっても、個人事業主向けの会計ソフトなら月額1,000円程度から利用できるので、大した負担ではありません。

    会計ソフトで業務効率をアップして、そのぶん収益に直結する業務に注力できれば、ソフトの利用料程度はすぐにペイできるでしょう。また、青色申告であれば65万円の青色申告特別控除が受けられるので、大抵はその節税分だけで十分にお釣りがきます。

    デメリット② 操作に慣れる必要がある

    会計ソフトを思い通りに操作できるまでには、少し時間がかかる場合もあります。ただ、基本的には「どこに何を入力すればいいか」を覚えるだけなので、エクセルをマスターするよりは遥かに簡単です。最近の会計ソフトは操作画面が洗練されており、初心者でも直感的に入力できます。

    さらに、以下でおすすめする会計ソフトであれば、画面上に丁寧なガイド文がついています。それでも困ったら、電話やチャットで操作方法をオペレーターに質問することも可能です。最初から完璧に扱える必要はないので、少しずつ慣れていけばOKです。

    個人事業主におすすめの会計ソフト

    個人事業主・フリーランスに特におすすめの会計ソフトを紹介します。メジャーどころは「弥生」と「マネーフォワード」ですが、スマホ派の人には「タックスナップ」と「スマホ会計FinFin」もおすすめです。

    弥生 マネーフォワード タックスナップ スマホ会計
    FinFin
    操作画面 弥生のクラウド会計ソフトの操作画面 マネーフォワードクラウドの操作画面 タックスナップ - ホーム画面・取引一覧 スマホ会計FinFinの操作画面
    料金
    (税込)
    白:無料〜
    青:12,980円/年〜
    11,880円/年〜 12,936円/年〜 7,887円/年〜
    デバイス パソコン
    スマホ
    パソコン
    スマホ
    スマホ専用 スマホ専用
    申告対応 白色のみ 白色・青色 白色・青色 白色・青色
    帳簿付け
    自動仕訳
    確定申告
    消費税申告
    上位プランのみ
    e-Tax
    特長 シンプルで使いやすい 従業員がいる事業主におすすめ スワイプで帳簿付けできる 青色申告ソフトで最安水準
    サポート メール
    チャット
    電話
    メール
    チャット
    電話
    LINE メール
    チャットボット

    >> 個人事業主におすすめの会計ソフト【比較一覧表】

    弥生の特徴

    「やよいの白色申告 オンライン」と「やよいの青色申告 オンライン」は、シンプルで使いやすい定番ソフトです。白色申告なら永年無料で使い続けることもできます。青色申告でも、初年度はかなりおトクになるので、導入のハードルが低いです。

    マネーフォワードの特徴

    「マネーフォワードクラウド」では、10種類以上のソフトを追加料金なしで使えます。会計ソフトだけでなく、請求書ソフトや給与管理ソフトなども無料で付いてくるイメージです。従業員を雇っている事業主に特におすすめです。

    タックスナップの特徴

    タックスナップは、直感的な操作性を追求したスマホ向け会計アプリです。スワイプ操作だけで簡単に帳簿付けができるうえ、上位プランでは基本的な記帳作業をぜんぶAIに丸投げする機能もあります。

    スマホ会計FinFinの特徴

    スマホ会計FinFinは、低価格でシンプルな会計アプリです。タックスナップほど特徴的な機能はありませんが、そのぶんオーソドックスで分かりやすい仕様になっています。青色申告対応ソフトのなかでは最安レベルです。

    まとめ

    個人事業主にとって、会計ソフトは事業経営に欠かせないツールとなっています。もちろん個々の状況にもよりますが、取引が極端に少ない場合や、経理経験が豊富で簿記に詳しい場合などの例外を除き、基本的には会計ソフトを導入するのがおすすめです。

    会計ソフトが必要なケース 会計ソフトが不要なケース
    ・時間が足りない
    ・取引数が多い(月に10件以上)
    ・簿記の知識が足りない
    ・計算ミスを減らしたい
    ・法令対応に不安がある
    ・時間が有り余っている
    ・取引数が少ない(月に数件だけ)
    ・簿記を習得している
    ・計算ミスをしない自信がある
    ・自分で法令対応できる
    エクセルで代用できない?
    エクセルなどの表計算ソフトでも帳簿付けや確定申告はできますが、会計ソフトのような便利機能はありません。また、税法や簿記の知識がないと、エクセルで正確な帳簿を作成するのは難しいでしょう。
    顧問税理士がいれば会計ソフトは不要?
    会計ソフトを使って簡単な入力作業をすれば、税理士費用を大幅に抑えられます。入力作業といっても、銀行口座やクレカを紐づければ自動化できるので、大した手間ではありません。一方、顧問税理士に全部丸投げすれば、それなりの料金がかかります。
    記帳代行サービスを利用すれば会計ソフトは不要?
    結論から言うと、記帳代行サービスを利用する場合でも、会計ソフトを併用するのをおすすめします。会計ソフトで帳簿データを作成してもらったほうが、確定申告書類が作りやすいからです。

    DENSUKE(伝助)」という記帳代行サービスなら、freeeなどのクラウド会計ソフトにも対応しています(税込17,600円/月〜)。オンラインでやりとりできるので、ストレスなく利用できます。

    オンラインで問い合わせるDENSUKE 公式サイト

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