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弥生とfreeeを徹底比較!個人事業主のクラウド会計ソフト

更新日: 2022/09/20
弥生とfreeeを徹底比較!個人事業主のクラウド会計ソフト

本記事では、個人事業主向けに「弥生」と「freee(フリー)」のクラウド会計ソフトを徹底比較します。料金・機能・使いやすさなどの観点から、詳しく解説していきます。

INDEX

目次

    弥生とfreeeを徹底比較!【一覧表】

    「弥生」と「freee」の2社は、下記のクラウド会計ソフトを提供しています。本記事では主に、青色申告に対応している「やよいの青色申告 オンライン」と「freee会計」を比較します。

    弥生・freeeの違いをわかりやすく【一覧表】

    やよいの青色申告
    オンライン
    freee会計
    ホーム画面 やよいの青色申告 オンライン トップページ freee トップページ画面
    料金
    (税込)
    セルフプラン
    8,800円/年
    初年度無料

    ベーシックプラン
    13,200円/年
    初年度半額

    トータルプラン
    22,000円/年
    初年度半額
    スターター
    1,298円/月
    12,936円/年

    スタンダード
    2,618円/月
    26,136円/年

    プレミアム
    43,780円/年
    帳簿付け
    自動仕訳
    レシート撮影 ○*
    確定申告書の作成
    電子申告
    (e-Tax)
    請求書の作成 ○*
    スマホアプリ
    分析レポート ○*
    消費税申告 ○*
    サポート
    • メール*
    • チャット*
    • 電話*
    • 業務ヘルプデスク*
    • メール
    • チャット
    • 電話*
    • 税務調査補償*
    • 乗り換え代行*
    やよいの青色申告
    オンライン
    freee会計

    * 料金プランによって制限あり

    「日々の帳簿付け~確定申告書の作成」に必要な基本機能は、どちらにも完備されています。料金面では弥生が強く、機能の多彩さではfreeeが一歩先を進んでいます。

    「やよいの青色申告 オンライン」に向いている人

    • できるだけ安価に会計ソフトを導入したい
    • サポートを受けながら会計知識を身につけたい
    • あれこれ余計な機能はつけないでほしい

    >> やよいの青色申告 オンライン(公式)

    「freee会計」に向いている人

    • 会計ソフトを使ったことがない
    • スマホやタブレットで手軽に操作したい
    • 帳簿付けの自動化を徹底したい

    >> freee会計(公式)

    なお「やよいの“白色”申告オンライン」は、青色申告に関する機能がないぶん、無料 or 低料金で利用できます。その他の機能やサポート内容などは「やよいの青色申告 オンライン」と共通です。白色申告なら、弥生を選んでおけば間違いないでしょう。
    やよいの白色申告 オンライン(公式)

    ① 料金プラン

    弥生 freee
    やよいの白色申告
    オンライン
    やよいの青色申告
    オンライン
    freee会計
    フリープラン
    ずっと無料

    ベーシックプラン
    8,800円/年
    初年度半額

    トータルプラン
    15,400円/年
    初年度半額
    セルフプラン
    8,800円/年
    初年度無料

    ベーシックプラン
    13,200円/年
    初年度半額

    トータルプラン
    22,000円/年
    初年度半額
    スターター
    1,298円/月
    12,936円/年

    スタンダード
    2,618円/月
    26,136円/年

    プレミアム
    43,780円/年
    弥生・freeeの料金改定について
    弥生は、2022年10月から「有料プランの年額料金」が数千円ほど値上げされる(白色のフリープランは無料のまま)。freeeは、2022年12月から「全プランの月額料金」が300円ほど値上げされる(年額契約の場合は影響なし)。
    >> 弥生・freeeの価格改定について詳しく

    弥生は、どのプランでも機能制限はなく、高額プランほどサポートが手厚くなります。一方freeeは、料金に比例して機能・サポートの両面が充実します。いずれもプランは途中変更できるので、事業の成長に合わせて最適なプランを選びましょう。

    1年目の初心者におすすめのプランはコレ!

    弥生 freee
    料金
    (税込)
    【白】トータルプラン
    15,400円/年
    初年度7,700円/年

    【青】トータルプラン
    22,000円/年
    初年度11,000円/年
    スターター
    1,298円/月
    12,936円/年
    レシート撮影 月5枚まで
    請求書の作成 「Misoca」と連携 機能制限あり
    消費税申告 ×
    サポート
    • メール
    • チャット
    • 電話
    • 業務ヘルプデスク
    • メール
    • チャット

    弥生の「トータルプラン」なら、ソフトの使い方だけでなく、帳簿付けや確定申告などの業務について基本的な質問もできます(業務ヘルプデスク)。しかも初年度は半額なので、1年目の初心者にはピッタリのプランです。

    freeeは、プラン名の通り「スターター」から始めるのがおすすめです。一番手の届きやすい料金ですし、一般的な個人事業主・フリーランスであれば、機能面・サポート面ともに必要十分な内容と言えます。

    ちなみに、消費税申告の義務は、基本的に開業から2年目までは発生しません。そのため、開業したばかりなら、消費税申告の機能がなくても何ら支障ありません。

    2年目以降におすすめのプランはコレ!

    弥生 freee
    料金
    (税込)
    【白】フリープラン
    ずっと無料

    【青】セルフプラン
    8,800円/年
    スタンダード
    2,618円/月
    26,136円/年
    レシート撮影
    請求書の作成 「Misoca」と連携
    消費税申告
    サポート なし
    • メール
    • チャット

    弥生の場合、どのプランでも機能面は共通です。「フリープラン・セルフプラン」にダウングレードしても、サポートがなくなるだけで、使える機能はまったく変わりません。業務に慣れたら、サポートなしでも問題ないでしょう。

    freeeの「スターター」で物足りなさを感じてきたら、「スタンダード」へ切り替えましょう。ほぼすべての機能制限が取り払われ、快適に利用できます。とはいえ、スターターのままで問題なければ、無理に変更しなくてもOKです。

    ② 手入力での帳簿付け

    弥生とfreeeの場合、帳簿付けを手入力で行う際に、主に2つのフォーマットを使い分けます。手軽に素早く入力するときと、細かく正確に入力するときで使い分けましょう。

    サクサク入力したいとき – 弥生・freeeの手入力画面

    やよいの青色申告 オンライン freee会計
    かんたん取引入力 - やよいの青色申告 オンライン 【freee】手入力での帳簿付け(簡単) - 連続取引登録

    弥生の入力画面は非常にシンプルで、初心者でも迷わず入力できます。会計の知識がなくても、わかりやすい用語解説が表示されるので、とくに困ることはないでしょう。

    freeeは、家計簿と同じようなスタイルで、直感的に記帳できます。入力した取引がどんどん下に追加されていくので、視覚的にもわかりやすいです。

    しっかり入力したいとき – 弥生・freeeの手入力画面

    やよいの青色申告 オンライン freee会計
    【弥生】手入力での帳簿付け(複式) - 仕訳の入力 【freee】手入力での帳簿付け(複式) - 取引の一覧・登録

    「弥生」の場合、複式簿記で手入力する際は、上記の画面で行います。といっても、基本的には複式簿記に慣れている人向けなので、無理にこの画面から入力する必要はありません。

    「freee」で初めて登録する取引は、上記の画面で入力するのがおすすめです。わかりやすいヘルプを見ながら正確に記帳でき、即座に複式簿記の形式でプレビューもできます。

    ③ 自動取込での帳簿付け(自動仕訳)

    「自動仕訳」とは、銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取り込んで、会計ソフトへ反映してくれる機能です。以下のように、表示された取引にチェックをつけるだけで記帳できます。

    自動取込機能の比較 – 自動仕訳

    弥生 freee
    仕訳の
    チェック画面
    スマート取引取込 - やよいの青色申告 オンライン 自動取込での帳簿付け - 自動で経理
    記帳の
    完全自動化
    ×
    同期の頻度 週2回 週2回

    弥生とfreeeの最大の違いは、帳簿付けの「完全自動化」にあります。freeeのみ、取り込み~登録まで、すべて自動でも行えます。

    弥生の場合、取り込みと勘定科目の推測は自動で行われます。ユーザーはそのリストを見ながら、推測結果や金額などが合っているか確認して、問題なければそのまま登録します。

    freeeは楽天銀行と自動連携できない
    2022年2月24日以降、freeeは楽天銀行から自動取込ができなくなりました。楽天銀行での取引をfreeeへ登録する際は、明細を自分でアップロードする必要があります。

    ④ レシート撮影による帳簿付け

    スマホの専用アプリでレシートを撮影すると、画像解析によって金額などが自動で取り込まれます。ユーザーは、解析結果が合っているかチェックして、帳簿へ登録するだけでOKです。

    また、弥生とfreeeは「スキャナ保存(電子帳簿保存法4条3項)」にも対応しているので、事前に設定しておけば、撮影済みのレシートは捨ててもよいです。

    レシート撮影機能の比較 – 弥生・freee

    弥生 freee
    撮影に使う
    スマホアプリ
    弥生レシート - アプリアイコン freee会計 - アプリアイコン
    撮影画面
    (スマホ)
    弥生レシート - 実際の撮影画面 freee会計アプリ - レシート撮影画面
    料金プラン
    による制限
    制限なし 「スターター」では
    月5件まで

    弥生は、どの料金プランでも枚数制限などはありません。ただ、スマホでは解析結果の確認や、簡単なメモの入力しかできません。そのため、帳簿への登録はパソコンで行う必要があります。

    freeeでは、レシート撮影から帳簿への登録まで、スマホアプリ内ですべての作業が完結します。もちろん、パソコンの広い画面でまとめて登録作業を行うことも可能です。

    ⑤ 確定申告書類の作成

    弥生・freeeのどちらも、所得税の確定申告書類は問題なく作成できます。大まかな手順が表示されるので、それに従って操作すればOKです。

    確定申告書類の作成機能 – 弥生・freeeの作成画面など

    弥生 freee
    作成画面 確定申告書の作成 - やよいの青色申告 オンライン 確定申告書の作成 - freee
    確定申告書B
    第一表・第二表
    第三表
    (分離課税用)
    第四表
    (損失申告用)
    第五表
    (修正申告用)
    × ×

    確定申告書類の作成機能に関しては、それほど大きな違いはありません。ですから、弥生とfreeeのどちらを利用するか迷っている事業主は、他の比較項目で判断したほうがよいでしょう。

    なお、一般的な個人事業主の確定申告では、第一表・第二表さえ作成できればとりあえずOKです。第三表~第五表は、特殊なケースでのみ使用する様式です。

    ⑥ 電子申告(e-Tax)

    弥生やfreeeで作成した確定申告データは、そのままe-Taxで国税庁へ送信できます(電子申告)。マイナンバーカードを読み取れるスマホを持っていれば、freeeのほうがお手軽に電子申告できます。

    【電子申告】おすすめの方法を比較 – 弥生・freee

    弥生 freee
    操作画面 電子申告(e-Taxで確定申告)の操作画面 - 弥生 電子申告の流れ - freeeのスマホアプリ
    送信デバイス パソコン スマホ
    対応OS Windows・Mac iOS・Android
    マイナンバーカード 必要 必要
    カードの
    読み取り方法
    【Windowsの場合】
    ICカードリーダー

    【Macの場合】
    対応スマホ*
    対応スマホ*

    *マイナンバーカードの読み取りができるスマホ
    iPhoneなら7以降、Androidも近年発売された端末ならほとんどが対応

    弥生の場合は、パソコンから操作する必要があります。WindowsとMacで、カードの読み取り方法が若干異なるので注意しましょう。

    freeeは、パソコンとスマホのどちらでも電子申告が可能です。おすすめはスマホ申告です。パソコンから行う場合はICカードリーダーを用意する必要があります。

    ⑦ 請求書の作成

    「やよいの白色申告 オンライン」と「やよいの青色申告 オンライン」には、請求書機能がありません。ですが、弥生の別サービスとして、「Misoca(ミソカ)」というクラウド請求書ソフトが提供されています。これを会計ソフトと連携させるのが一般的です。

    freeeは、会計ソフト内で請求書などを作成可能です。料金プランに応じて利用できる機能は異なりますが、通常の請求書を発行するだけならスターターでも充分です。

    弥生 (Misoca) freee
    作成画面 請求書の作成画面(Misoca) 請求書の作成画面(freee会計)
    利用方法 「Misoca」と連携 freee内で利用可能
    料金プラン
    による制限
    枚数 制限あり 制限なし
    作成機能 制限なし 「スターター」は
    一部制限あり
    郵送代行の
    料金(税込)
    176円/通* 165円/通
    主な対応書類
    • 請求書
    • 見積書
    • 納品書
    • 注文書(発注書)
    • 注文請書
    • 検収書
    • 請求書
    • 見積書
    • 納品書
    • 領収書
    • 発注書

    * Misocaの郵送代行サービスは有料プランのみ

    「郵送代行サービス」とは?
    請求書などを取引先へ郵送する業務を代行してくれるサービス。ユーザーは封筒や切手を用意したり、封入・宛名書き・投函を行ったりする必要がなく、クラウド上の編集画面からボタン一つで郵送代行を依頼できる。なお、PDFファイルをメール添付する場合や、自らプリントアウトして郵送する場合、このサービスは不要。

    弥生(Misoca)は、無料プランでは月5枚までしかクラウド上に保存できません。といっても、削除すれば何枚でも作成できるので、無料プランでも充分に実用可能です。クラウド上から1枚削除すると、その月の保存枠が1枚分また使えるようになるわけです。

    freeeの「スターター」では、請求書を定期的に自動発行する機能など、高度な機能が使えません。このような機能を安価に利用したい場合は、他サービスとの連携なども含めて検討しましょう。freeeは、Misocaとの連携にも対応しています。

    ⑧ スマホアプリ

    弥生とfreeeは、どちらも無料のスマホアプリをダウンロードできます。アプリからログインすれば、いつでも最新の帳簿データにアクセスできます。

    【スマホで帳簿付け】アプリの性能比較 – 弥生・freee

    弥生 freee
    ホーム画面 弥生スマホアプリ 勘定科目選択画面 スマホアプリ版のホーム画面 - freee
    対応OS iOS・Android iOS・Android
    帳簿付け
    自動取込の設定 ×
    レシート撮影
    別アプリを併用
    確定申告書の作成 ×
    スマホから電子申告 ×
    別アプリを併用
    分析レポートの表示 ×

    弥生のスマホアプリは、出先などでちょこっと経費を入力する用途に特化しています。ですので、確定申告書の作成などはパソコンのブラウザから行う必要があります。

    freeeのスマホアプリは、パソコンとほとんど同じことができます。スマホ・タブレットをメインに会計ソフトを使いたいならfreeeがおすすめです。

    ⑨ 分析レポート

    帳簿データから様々な分析レポートを自動生成してくれます。確定申告において必須の機能ではありませんが、経営状態の把握などに役立ちます。

    分析レポートの比較 – 弥生・freee

    弥生 freee
    やよいの青色申告 オンライン 損益レポート画面 分析レポートの画面 - freee
    • 損益レポート
    • 科目別損益レポート
    • 取引先別損益レポート
    • 日別取引レポート
    • 貸借レポート
    • 損益レポート
    • 収益レポート
    • 費用レポート
    • 現預金レポート
    • 資金繰りレポート
    • 集計表(ピボット分析)

    弥生なら、どの料金プランでもすべてのレポートを表示できます。freeeは、スターターでは制限がかかり、「損益レポート」と「現預金レポート」のみ表示できます(スタンダード以上のプランならすべて表示可能)。

    ⑩ ユーザーサポート

    ユーザーサポートを利用し、会計ソフトの操作方法などを質問できます。弥生の「フリープラン・セルフプラン」は、サポートを利用できません。

    ユーザーサポートの詳細比較 – 弥生・freee

    弥生 freee
    サービスに
    関する質問
    【フリープラン】
    【セルフプラン】
    サポートなし

    【ベーシックプラン】
    メール・チャット・電話

    【トータルプラン】
    メール・チャット・電話
    【スターター】
    メール・チャット

    【スタンダード】
    メール・チャット(優先対応)

    【プレミアム】
    メール・チャット(優先対応)・電話
    有人チャット対応 平日
    09:30~12:00
    13:00~17:30
    平日
    10:00~12:00
    13:00~18:00
    電話対応 平日
    09:30~12:00
    13:00~17:30
    ※混雑時期は延長等あり
    平日(事前予約制)
    10:00~12:00
    13:00~18:00
    その他の
    サポート
    【トータルプランのみ】
    業務ヘルプデスク
    【プレミアムのみ】
    税務調査補償
    乗り換え代行

    弥生の「業務ヘルプデスク」は、確定申告などの業務に関して相談できるサービスです。会計ソフトの操作方法とは直接関係ない質問でも受け付けてもらえます。

    freeeの「税務調査補償」では、税理士の立会費用の一定額を補償してくれます。また「乗り換え代行」は、他社から乗り換える際、インポート作業を無料で依頼できます。

    ⑪ 業界シェア

    「自分では決めきれないな」という事業主のために、クラウド会計ソフトの利用率を比較してみましょう。ユーザー数が多ければ、それだけ高い評価を得ていると考えられますし、操作方法などで困ったときに相談相手を確保しやすいという利点もあります。

    個人事業主 中小法人
    クラウド会計ソフトのシェア(個人事業主) クラウド会計ソフトのシェア(中小法人)

    出典:MM総研(2021, 2017)

    個人事業主のグラフを見ると、半数以上が「弥生」を選んでいるようです。弥生の場合、白色申告の個人事業主であれば、永年無料のプランを利用できます。その影響もあって、このような利用率になっていると推察されます。

    とはいえ、中小法人のグラフを見ればわかるように「freee」も多くの事業者から支持されています。有料プランを前提とすれば、個人事業においてもfreeeのシェアは決して低くないと考えられます。

    【補足】ここが良くない!ダメ出しポイント

    最後に、弥生とfreeeの「ここは弱点だな」というポイントを簡単に紹介します。どちらも優れたサービスなのは間違いないですが、良い点・悪い点の両方を知っておくことで、より理解が深まるでしょう。

    弥生の弱点・注意点

    • 全体的な使用感として、ややもたつく印象がある
    • スマホやタブレットでできることが少ない
    • 月単位での契約ができない

    弥生の全体的な使用感として、同じ作業を連続して行う場合はサクサク操作できますが、別の作業へ移るときの読み込みに時間がかかったりします。たとえば、銀行明細の自動取り込みに使用する「スマート取引取込」の機能などにおいて顕著です。

    弥生は、パソコンでの利用を前提としています。スマホ・タブレット用のアプリも提供されているものの、本記事でも紹介した通り、用途が非常に限られます。

    月単位での契約ができないのも、人によっては不便に感じるかもしれません。「最初の数ヶ月だけユーザーサポートを受けたい」「確定申告のときだけ利用したい」といった使い方はできません。

    freeeの弱点・注意点

    • 完全自動化の設定を間違えると、あとで修正が大変
    • 「タグ」機能の使い方がわかりにくい
    • 楽天銀行から取引の自動取得ができない

    freeeで仕訳を完全自動化する際は、ルール設定を慎重に行う必要があります。設定ミスを放置した場合、誤った仕訳が大量に生成され続けることになります。ルールを修正しても過去の仕訳には反映されないので、すべて手作業で仕訳を修正することになります。

    freeeには「タグ」という独自機能がありますが、公式ページの説明があまり親切ではなく、使い方がわかりにくいです。とくに家事按分や源泉徴収に関しては、タグ機能を適切に使用しないと確定申告で困る場合があるため注意しましょう。

    2022年2月から、freeeは楽天銀行の明細を自動で取り込めなくなりました。そのため、明細をいちいちアップロードしなくてはいけません。自動化機能に魅力を感じてfreeeを選んだユーザーにとっては、大きなマイナスポイントでしょう。

    まとめ

    「やよいの白色申告 オンライン・やよいの青色申告 オンライン」と「freee会計」の機能・サポート内容などを、料金プランごとにまとめます。

    弥生の機能まとめ – 料金プラン別

    フリープラン
    セルフプラン
    ベーシックプラン トータルプラン
    料金
    (税込)
    【白】
    ずっと無料

    【青】8,800円/年
    初年度無料
    【白】8,800円/年
    初年度4,400円

    【青】13,200円/年
    初年度6,600円
    【白】15,400円/年
    初年度7,700円

    【青】22,000円/年
    初年度11,000円
    帳簿付け
    自動仕訳
    レシート撮影
    確定申告書の作成
    電子申告
    (e-Tax)
    請求書の作成
    弥生の「Misoca」を連携させる
    スマホアプリ
    基本的な帳簿付けは可能
    分析レポート
    消費税申告
    サポート なし
    • メール
    • チャット
    • 電話
    • メール
    • チャット
    • 電話
    • 業務ヘルプデスク

    >> 弥生の料金プランについて詳しく

    「やよいの白色申告オンライン・やよいの青色申告オンライン」は、どの料金プランでも機能面に差はなく、上位プランではサポートが手厚くなります。

    弥生の「トータルプラン」なら、業務ヘルプデスクを利用できます。帳簿付けや確定申告でわからないことがあったら、ソフトと直接関係ない質問でも答えてもらえます。初年度は半額で利用できるので、トータルプランから始めるのが断然おすすめです。

    freeeの機能まとめ – 料金プラン別

    スターター スタンダード プレミアム
    料金
    (税込)
    1,298円/月
    12,936円/年
    2,618円/月
    26,136円/年
    43,780円/年
    帳簿付け
    自動仕訳
    レシート撮影
    月5件まで
    確定申告書の作成
    電子申告(e-Tax)
    請求書の作成
    若干の機能制限あり
    スマホアプリ
    分析レポート
    種類が少ない
    消費税申告 ×
    サポート
    • メール
    • チャット
    • メール(優先対応)
    • チャット(優先対応)
    • メール(優先対応)
    • チャット(優先対応)
    • 電話
    • 税務調査補償
    • 乗り換え代行

    >> freeeの料金プランについて詳しく

    「freee会計」の場合、一般的な個人事業主・フリーランスなら、まずは「スターター」がおすすめです。必要に応じて、上位プランへ切り替えていけばOKです。

    ただ、freeeはインターフェイスが独特なので、他社ソフトからの乗り換え作業では少々手間取る場合があります。そのような事業主は「プレミアム」の乗り換え代行サポートを活用するとよいでしょう。

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