本記事では、個人事業主向けに「弥生」と「マネーフォワード」のクラウド会計ソフトを徹底比較します。料金・機能・使いやすさなどの観点から、詳しく解説していきます。
INDEX
目次
弥生とマネーフォワードを徹底比較!【一覧表】
「弥生」と「マネーフォワード」の2社は、個人事業主向けに下記のクラウド会計ソフトを提供しています。本記事では主に、青色申告に対応している「やよいの青色申告 オンライン」と「マネーフォワード クラウド」を比較します。
- 弥生:やよいの白色申告 オンライン/やよいの青色申告 オンライン
- マネーフォワード:マネーフォワード クラウド
弥生・マネーフォワードの違いをわかりやすく【一覧表】
やよいの青色申告 オンライン |
マネーフォワード クラウド | |
---|---|---|
ホーム画面 | ||
料金 (税込) |
セルフプラン 11,330円/年 初年度無料 ベーシックプラン 18,975円/年 初年度無料 トータルプラン 33,000円/年 初年度半額 |
パーソナルミニ 1,408円/月 11,880円/年 パーソナル 1,848円/月 16,896円/年 パーソナルプラス 39,336円/年 |
帳簿付け | ○ | ○ |
自動仕訳 | ○ | ○ |
レシート撮影 | ○ | △ 従量課金 |
クラウドストレージ | ○ | ◯* |
確定申告書の作成 | ○ | ○ |
電子申告(e-Tax) | ○ | ○ |
請求書の作成 | △ | ○* |
スマホアプリ | △ | ○ |
分析レポート | ○ | ○* |
消費税申告 | ○ | ○* |
サポート |
|
|
やよいの青色申告 オンライン |
マネーフォワード クラウド |
* 料金プランによって制限あり
「やよいの“白色”申告オンライン」は、永年無料のプランでも、有料ソフトと同等の機能を利用できます。白色申告なら、弥生を選んでおけば間違いありません。
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「やよいの青色申告 オンライン」に向いている人
- できるだけ安価に会計ソフトを導入したい
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「マネーフォワード クラウド」は、バックオフィス業務に関する複数のサービスがセットになっています。「クラウド確定申告」「クラウド請求書」など、様々なサービスを追加料金なしで利用できます。
① 料金プラン
弥生 | マネーフォワード | |
---|---|---|
やよいの白色申告 オンライン |
やよいの青色申告 オンライン |
マネーフォワード クラウド |
フリープラン ずっと無料 ベーシックプラン 12,650円/年 初年度無料 トータルプラン 23,100円/年 初年度半額 |
セルフプラン 11,330円/年 初年度無料 ベーシックプラン 18,975円/年 初年度無料 トータルプラン 33,000円/年 初年度半額 |
パーソナルミニ 1,408円/月 11,880円/年 パーソナル 1,848円/月 16,896円/年 パーソナルプラス 39,336円/年 |
弥生は、料金プランによって利用できる機能に差はなく、サポート内容のみ異なります。一方、マネーフォワードは、最安プランでは機能制限がかかります。事業の状況に合わせてプランを選択しましょう。
1年目の初心者におすすめのプランはコレ!
弥生 | マネーフォワード | |
---|---|---|
料金 (税込) |
【白】トータルプラン 23,100円/年 初年度11,550円/年 【青】トータルプラン 33,000円/年 初年度16,500円/年 |
パーソナルミニ 1,408円/月 11,880円/年 |
請求書の作成 | 「MISOCA」と連携 | 機能制限あり |
クラウドストレージ | ○ | 累積1,000件まで |
消費税申告 | ○ | × |
サポート |
|
|
弥生の「トータルプラン」なら、帳簿の付け方や管理方法、確定申告で何を提出すればよいかなどの質問に答えてもらえます(業務ヘルプデスク)。初年度は半額なので、1年目の初心者にはうってつけです。
マネーフォワードは、1人で働く個人事業主・フリーランスなら最初は「パーソナルミニ」で機能的には充分でしょう。ただ、請求書などのやり取りが多い場合や、経理業務を二人以上で行う場合は「パーソナル」の利用も検討しましょう。
ちなみに消費税申告は、前々年の年間売上が1,000万円を超えた事業主や、インボイスを発行したい事業主などが行います。該当しない場合は、消費税申告のことは気にしなくてOKです。
2年目以降におすすめのプランはコレ!
弥生 | マネーフォワード | |
---|---|---|
料金 (税込) |
【白】フリープラン ずっと無料 【青】セルフプラン 11,330円/年 |
パーソナル 1,848円/月 16,896円/年 |
請求書の作成 | 「Misoca」と連携 | ○ |
クラウドストレージ | ○ | ◯ |
消費税申告 | ○ | ◯ |
サポート | なし |
|
弥生の「フリープラン・セルフプラン」は、サポートは受けられませんが、使える機能は上位プランと同じです。サポートが要らなくなったら、最安プランへ変更してもまったく問題ありません。
マネーフォワードの「パーソナル」なら、消費税の申告書を作れます。年間売上が1,000万円を超えた場合などで、消費税の申告が必要になったら「パーソナル」へアップグレードしましょう。
② 手入力での帳簿付け
弥生とマネーフォワードは、会計用語を知らない初心者でも、簡単に帳簿付けできるよう入力画面が工夫されています。複式簿記の知識がなくても、フォーマットに従って入力するだけで仕訳が完了します。
初心者向けのわかりやすい入力画面 – 弥生・マネーフォワード
やよいの青色申告 オンライン | マネーフォワード クラウド |
---|---|
慣れてきたら、複式簿記のフォーマットで入力することも可能です。ただ、初心者には少々ハードルが高いでしょうから、最初のうちは上記の画面から入力するのがおすすめです。
手入力の効率アップに役立つ機能 – 弥生・マネーフォワード
やよいの青色申告 オンライン | マネーフォワード クラウド |
---|---|
弥生は、上図のように「よく使う取引」を登録しておけば、日付の入力のみで帳簿付けを完結させることも可能です。もちろん、金額や取引先の変更も自由に行えます。
マネーフォワードの「取引から入力」を活用すれば、誰と何の取引をしたか入力するだけで、自動的に勘定科目を推測して仕訳を作成してくれます。推測の精度は使っていくうちに向上するようですし、手動でルールを設定することもできます。
③ 自動取込での帳簿付け(自動仕訳)
弥生・マネーフォワードを銀行やクレカと連携させると、明細を自動で取り込んでくれます。勘定科目は、取り込んだ時点で自動的に割り当てられます。ユーザーは、これをチェックするだけで帳簿への登録が完了します。
自動取込機能の比較 – 自動仕訳
弥生 | マネーフォワード | |
---|---|---|
仕訳の チェック画面 |
||
同期の頻度 | 週2回 | 1日1回 |
連携できる サービスの例 |
弥生とマネーフォワードを比較すると、基本的な機能はそれほど変わりません。ただ、同期の頻度や、連携サービスの数など、利便性ではマネーフォワードのほうが優れています。
④ レシート撮影による帳簿付け
スマホでレシートを撮影すると、画像解析によって金額などが自動で取り込まれます。この機能を使えば、現金で支払った経費なども楽に記帳できます。
レシート撮影機能の比較 – 弥生・マネーフォワード
弥生 | マネーフォワード | |
---|---|---|
撮影に使う スマホアプリ |
||
撮影画面 (スマホ) |
||
従量課金 (税込) |
なし | 22円/枚 ※月5枚は無料 |
料金プラン による制限 |
なし | 「パーソナルミニ」では 月5件まで |
弥生のアプリで撮影したレシートは、クラウド上に「スキャンデータ」として保存されます。事前に「スキャナ保存」の設定をしておけば、紙は捨てても構いません。
マネーフォワードでは「クラウド確定申告」というアプリにより、レシートを撮影するとクラウドに保存できます。事前に「スキャナ保存」の設定をしておけば、紙は捨ててOKです。
⑤ クラウドストレージ
弥生やマネーフォワードでは、請求書などの画像データやPDFデータを、オンライン上に保存できます。これらの書類データをアップロードすることで、取引内容をそのまま帳簿に取り込むことも可能です。
弥生 | マネーフォワード | |
---|---|---|
サービスの名称 | スマート証憑管理 | クラウドBOX |
プランによる制限 (保存容量) |
なし |
【パーソナルミニ】 合計1,000件*まで 【パーソナル】 【パーソナルプラス】 制限なし |
自動仕訳 | ◯ | ◯ |
撮影したレシート (スキャナ保存) |
◯ | ◯ |
メール添付の請求書 (電子取引データ) |
◯ | ◯ |
*「AI-OCR」で撮影したレシートなどは、パーソナルミニにおいては月5件まで
紙の書類は本来なら紙のまま保存しますが、電子帳簿保存法の要件をクリアしたシステムなどを使えば、画像データでも保存できます(スキャナ保存)。この場合、もとの紙は捨ててもOKです。上記のシステムなら、誰でも簡単にこのスキャナ保存が可能です。
そもそもデータでやり取りしたPDF等の書類については、電子帳簿保存法の要件をクリアしたシステムなどで保存するのが原則です(電子取引情報の保存)。弥生やマネーフォワードのシステムは、要件をしっかり満たしているので安心して利用できます。
⑥ 確定申告書類の作成
弥生とマネーフォワードのどちらも、所得税の確定申告書類を簡単に作成できます。作成から提出までの流れがわかりやすく案内されるので、それに従って操作すればOKです。
確定申告書類の作成機能 – 弥生・マネーフォワードの作成画面など
弥生 | マネーフォワード | |
---|---|---|
作成画面 | ||
確定申告書 第一表・第二表 |
○ | ○ |
第三表 (分離課税用) |
○ | ○ |
第四表 (損失申告用) |
○ | ○ |
第五表 (修正申告用) |
× | × |
通常の確定申告では、第一表・第二表しか提出しません。弥生とマネーフォワードは、このどちらにも対応しています。第三表~第五表は、特殊なケースで提出する書類なので、最初はあまり気にしなくて構いません。
⑦ 電子申告(e-Tax)
弥生やマネーフォワードで作成した確定申告用のデータは、e-Taxによりネットでそのまま提出できます(電子申告)。弥生とマネーフォワードで、電子申告のやり方が多少異なります。
【電子申告】おすすめの方法を比較 – 弥生・マネーフォワード
弥生 | マネーフォワード | |
---|---|---|
操作画面 | ||
送信デバイス | パソコン | スマホ |
対応OS | Windows・Mac | iOS・Android |
マイナンバーカード | 必要 | 必要 |
カードの 読み取り方法 |
【Windowsの場合】 ICカードリーダー 【Macの場合】 対応スマホ* |
対応スマホ* |
*マイナンバーカードの読み取りができるスマホ
iPhoneなら7以降、Androidも近年発売された端末ならほとんどが対応
弥生の場合は、パソコンから操作する必要があります。WindowsではICカードリーダーを使用するのが基本ですが、Macでは対応スマホを用いるのでICカードリーダーは不要です。
マネーフォワードは、スマホアプリを使って申告データを送信します。帳簿付け~確定申告書の作成~電子申告まで、一つのアプリで完結するのでわかりやすいです。
⑧ 請求書の作成
「やよいの青色申告 オンライン」のほかに、弥生は「Misoca(ミソカ)」というクラウド請求書ソフトも提供しています。弥生ユーザーは、この2つを連携させて使用するのが一般的です。
「マネーフォワード クラウド」は、最安プランから請求書を発行できます。「クラウド請求書」で請求書を作成すれば、そのまま仕訳へ反映してくれます。
弥生 (Misoca) | マネーフォワード | ||
---|---|---|---|
作成画面 | |||
利用方法 | 「Misoca」と連携 | 「クラウド請求書」 ※追加料金なし |
|
料金プラン による制限 |
枚数 | 制限あり | 制限なし |
作成機能 | 制限なし | 「パーソナルミニ」は 一部制限あり |
|
郵送代行の料金 (税込) |
231円/通* | 【パーソナルミニ】 220円/通 【パーソナル】 【パーソナルプラス】 198円/通 |
|
主な対応書類 |
|
|
* Misocaの郵送代行サービスは有料プランのみ
- 「郵送代行サービス」とは?
- 請求書などを取引先へ郵送する業務を代行してくれるサービス。ユーザーは封筒や切手を用意したり、封入・宛名書き・投函を行ったりする必要がなく、クラウド上の編集画面からボタン一つで郵送代行を依頼できる。なお、PDFファイルをメール添付する場合や、自らプリントアウトして郵送する場合、このサービスは不要。
弥生(Misoca)は、クラウド上の保存枚数に上限があります(無料プランなら月10枚)。といっても、クラウド上から削除すれば、そのぶん保存枠が空きます。こまめに削除しながら使えば、無料プランでも充分に実用可能です。
マネーフォワードの「パーソナルミニ」では、毎月自動で発行する機能や、一括メール送信など、高度な機能が使えません。月額440円追加して「パーソナル」へプラン変更すれば、すべての機能が利用可能です。
⑨ スマホアプリ
弥生とマネーフォワードは、無料でスマホ用のアプリをダウンロードできます。アカウントにログインすれば、いつでも帳簿付けや編集などができます。
【スマホで帳簿付け】アプリの性能比較 – 弥生・マネーフォワード
弥生 | マネーフォワード | |
---|---|---|
ホーム画面 | ||
対応OS | iOS・Android | iOS・Android |
帳簿付け | ○ | ○ |
自動取込の設定 | × | ○ |
レシート撮影 | ○ 別アプリを併用 |
○ |
確定申告書の作成 | × | ○ | スマホから電子申告 | × | ○ |
分析レポートの表示 | × | ○ |
弥生のスマホアプリは、日々の帳簿付けをスマホで手軽に済ませるのに役立ちます。サクサク動作するので、ちょっとした記帳には便利です。ただ、確定申告書の作成などの複雑な操作には対応していません。
マネーフォワードのスマホアプリは、パソコンの画面よりも操作が簡単です。大抵のことはスマホで完結するので、スマホアプリをメインに使用することも充分可能です。
⑩ 分析レポート
帳簿を自動集計して、様々な分析レポートを見ることができます。グラフで視覚化することで、数字だけでは見落としていたようなミスにも気づきやすくなります。
分析レポートの比較 – 弥生・マネーフォワード
弥生 | マネーフォワード |
---|---|
|
|
弥生なら、どの料金プランでもすべてのレポートを表示できます。マネーフォワードは、パーソナルミニでは制限がかかり、「キャッシュフローレポート」のみ表示できます(パーソナル以上ならすべて表示可能)。
⑪ ユーザーサポート
ユーザーサポートでは、主にソフトの操作方法などを質問できます。弥生の「フリープラン・セルフプラン」は、サポート窓口での質問はできません。
ユーザーサポートの詳細比較 – 弥生・マネーフォワード
弥生 | マネーフォワード | |
---|---|---|
サービスに 関する質問 |
【フリープラン】 【セルフプラン】 サポートなし 【ベーシックプラン】 メール・チャット・電話 ※電話は年10回まで 【トータルプラン】 メール・チャット・電話 |
【パーソナルミニ】 【パーソナル】 メール・チャット 【パーソナルプラス】 メール・チャット・電話 |
有人チャット対応 | 平日 09:30~12:00 13:00~17:30 |
平日 10:30~17:00 |
電話対応 | 平日 09:30~12:00 13:00~17:30 ※混雑時期は延長等あり |
平日 10:30~17:00 |
その他のサポート | 【トータルプランのみ】 業務ヘルプデスク |
なし |
弥生の「業務ヘルプデスク」を利用すれば、確定申告などの業務に関して相談できます。会計ソフトの操作方法と関係なくても、帳簿付けなどで困ったことがあったら質問できます。これは他社にはない独自のサービスです。
マネーフォワードは、最安プランからメール・チャットを利用できるのが嬉しいポイントです。ただ、どのプランもサービスと関係のない相談はできません。パーソナルプラスの電話サポートの内容も、あくまでサービスに関する質問に限られます。
⑫ 業界シェア
クラウド会計ソフトの利用率を比較してみましょう。個人事業主のグラフでは、半数以上が「弥生」となっています。他方、中小法人では「マネーフォワード」が弥生を上回っています。
クラウド会計ソフトの利用率
個人事業主 | 中小法人 |
---|---|
出典:MM総研(2021, 2017)
少し視点を変えて、会計事務所からの評判も見てみましょう。税理士と顧問契約するなら「マネーフォワード」が歓迎されやすい傾向にあるようです。
会計事務所へのアンケート調査
会計事務所での利用率 | 顧問先での導入率 | 新規顧問先に勧めたい |
---|---|---|
出典:マネーフォワード, 株式会社実務経営サービス(2017)
まとめると、多くの個人事業主から実際に選ばれているのが「弥生」で、税理士の先生からおすすめされがちなのが「マネーフォワード」という状況のようです。
【補足】ここが良くない!ダメ出しポイント
最後に、弥生とマネーフォワードの良くない点を紹介します。「どっちも良くて決めきれない!」という個人事業主は、ぜひ参考にしてみてください。
弥生の弱点・注意点
- 全体的な使用感として、ややもたつく印象がある
- スマホやタブレットでできることが少ない
- チャットサポートが繋がりにくいことがある
弥生は、同じ作業の繰り返しは得意ですが、別の作業へ移るときにもたつくことがあります。とくに、他サービスとの連携に使用する「スマート取引取込」の機能で、読み込みに時間がかかったりします。
弥生は、パソコンでの利用を前提としています。スマホ・タブレット用のアプリも提供されているものの、本記事でも紹介した通り、用途が非常に限られます。
弥生のチャットサポートは、混雑時にはチャット欄が開けなくなります。あくまで筆者の経験談ですが、朝から夕方までずっと待機状態のまま、一度もチャットが使えなかった日もありました。混雑するのは確定申告時期に限った話ではないようなので、チャットをメインで使いたい人は要注意です。
マネーフォワードの弱点・注意点
- サービス体系がわかりにくい
- サポートが充実していない
マネーフォワードは、サービス体系がややわかりにくいです。帳簿付け・請求書作成など、バックオフィス用のサービスがセットで提供されているため、自由自在に使いこなせるようになるまでには多少慣れが必要です。
また、複数のサービスをセットで利用する都合上、ユーザーサポートの窓口も分散しています。「その質問は別サービスに該当するので、別の窓口をご案内します」と言われることもままあります。窓口によっては、チャット対応していない点にも要注意です。
ちなみに、2022年6月15日のアップデートで、マネーフォワードでも消費税申告書を作成する機能が使えるようになりました。以前は集計のみで自動作成ができませんでしたが、その弱点はすでに克服されています。
まとめ
「やよいの白色申告 オンライン・やよいの青色申告 オンライン」と「マネーフォワード クラウド」の機能やサポート内容を、料金プランごとにまとめます。
弥生の機能まとめ – 料金プラン別
フリープラン セルフプラン |
ベーシックプラン | トータルプラン | |
---|---|---|---|
料金 (税込) |
【白】 ずっと無料 【青】11,330円/年 初年度無料 |
【白】12,650円/年 初年度無料 【青】18,975円/年 初年度無料 |
【白】23,100円/年 初年度11,550円 【青】33,000円/年 初年度16,500円 |
帳簿付け | ○ | ○ | ○ |
自動仕訳 | ○ | ○ | ○ |
レシート撮影 | ○ | ○ | ○ |
クラウドストレージ | ○ | ○ | ○ |
確定申告書の作成 | ○ | ○ | ○ |
電子申告(e-Tax) | ○ | ○ | ○ |
請求書の作成 | △ 弥生の「Misoca」を連携させる |
||
スマホアプリ | △ 基本的な帳簿付けは可能 |
||
分析レポート | ○ | ○ | ○ |
消費税申告 | ○ | ○ | ○ |
サポート | なし |
|
|
「やよいの白色申告 オンライン・やよいの青色申告 オンライン」は、上位プランではサポートが手厚くなります。機能面は全プラン共通です。
弥生の「トータルプラン」なら、業務ヘルプデスクを利用できます。帳簿付けや確定申告の疑問をサクッと聞けるので、トータルプランが断然おすすめです。初年度は半額で利用できます。
マネーフォワードの機能まとめ – 料金プラン別
パーソナルミニ | パーソナル | パーソナルプラス | |
---|---|---|---|
料金 (税込) |
1,408円/月 11,880円/年 |
1,848円/月 16,896円/年 |
39,336円/年 |
帳簿付け | ○ | ○ | ○ |
自動仕訳 | ○ | ○ | ○ |
レシート撮影 | △ 月5枚まで |
△ 22円/枚(税込) 月5枚は無料 |
△ 22円/枚(税込) 月5枚は無料 |
クラウドストレージ | △ 合計1,000件まで |
○ | ○ |
確定申告書の作成 | ○ | ○ | ○ |
電子申告(e-Tax) | ○ | ○ | ○ |
請求書の作成 | △ 若干の機能制限あり |
○ | ○ |
スマホアプリ | ○ | ○ | ○ |
分析レポート | △ 種類が少ない |
○ | ○ |
消費税申告 | × | ◯ | ◯ |
サポート |
|
|
|
「マネーフォワード クラウド」の場合、1人で働く個人事業主・フリーランスなら「パーソナルミニ」がおすすめです。「パーソナル」との差額は年5,000円程度なので、必要ならいつでも気軽にアップグレードできます。
ちなみに「パーソナルプラス」は、電話サポートがあることを除けば「パーソナル」と全く同じです。電話をそれほど重視していない個人事業主なら「パーソナル」で充分でしょう。
無料トライアルはこちらマネーフォワード 公式サイト