個人事業主・フリーランス向けに、「弥生」と「マネーフォワード」のクラウド会計ソフトを徹底比較します。どちらを導入すべきか迷っている方は参考にしてください。
目次
【前提】白色申告なら弥生を無料で使える!
- 白色申告:無料で使える弥生のソフトが断然おすすめ!
- 青色申告:弥生が使いやすいが、従業員がいるならマネーフォワードもアリ
前提として、弥生の会計ソフトは白色申告向けと青色申告向けで分かれていますが、マネーフォワードは1つのソフトで両方に対応しています。
| 弥生 | マネーフォワード | |
|---|---|---|
| 白色申告 | オンライン |
マネーフォワードクラウド確定申告 |
| 青色申告 | やよいの白色申告オンライン |
白色申告の個人事業主・フリーランスには「やよいの白色申告 オンライン」が断然おすすめです。永年無料のプランがあり、コスパ面で他社を圧倒しています。白色申告者があえてマネーフォワードを選ぶメリットは少ないでしょう。
一方、青色申告の個人事業主・フリーランスならマネーフォワードも選択肢に入ります。会計初心者には弥生のほうが使いやすいですが、マネーフォワードは従業員がいる事業者向けの機能(勤怠管理や給与計算など)が充実しています。本記事を参考に検討してみてください。
弥生とマネーフォワードの違いまとめ【比較一覧表】
| 弥生 | マネーフォワード | ||
|---|---|---|---|
| 操作画面 | ![]() |
![]() |
|
| 料金 (税込) |
白 色 申 告 |
フリープラン 0円/年 ずっと無料 ベーシックプラン 12,650円/年 初年度は無料 トータルプラン 23,100円/年 初年度は半額 |
パーソナルミニ 11,880円/年 パーソナル 16,896円/年 パーソナルプラス 39,336円/年 |
| 青 色 申 告 |
セルフプラン 12,980円/年 初年度は無料 ベーシックプラン 25,080円/年 初年度は無料 トータルプラン 43,560円/年 初年度は半額 |
||
| 帳簿付け | ○ | ○ | |
| 自動仕訳 | ○ | ○ | |
| レシート撮影 | ○ | △ 一部有料 |
|
| クラウドストレージ | ○ | ◯ | |
| 確定申告 | ○ | ○ | |
| 消費税申告 | ○ | △ 最安プランは不可 |
|
| e-Tax | ○ | ○ | |
| 請求書の作成 | △ 月10枚超は有料 |
○ | |
| スマホアプリ | ○ | ○ | |
| 分析レポート | ○ | ○ | |
| 操作サポート | ○ | ○ | |
| 業務相談 | ○ | ○ 申告時期のみ |
|
こんな人には弥生がおすすめ!
- まずは費用を抑えて会計ソフトを導入したい
- サポートを受けながら会計知識を身につけたい
- あれこれ余計な機能はつけないでほしい
こんな人にはマネーフォワードがおすすめ!
- 幅広い機能を低コストで利用したい
- バックオフィス業務全般をカバーしたい
- 家計簿アプリ「マネーフォワードME」と併用したい
公式サイトマネーフォワード クラウド
詳細記事はこちら
ちなみに、白色申告の個人事業主には「やよいの“白色”申告オンライン」が断然おすすめです。永年無料のプランでも、有料ソフトと同等の機能を利用できます。白色申告なら、弥生を選んでおけば間違いありません。
やよいの白色申告 オンライン【詳細記事はこちら】
① 料金プラン
| 弥生 | マネーフォワード | |
|---|---|---|
| やよいの白色申告 オンライン |
やよいの青色申告 オンライン |
マネーフォワード クラウド |
| フリープラン 0円/年 ずっと無料 ベーシックプラン 12,650円/年 初年度は無料 トータルプラン 23,100円/年 初年度は半額 |
セルフプラン 12,980円/年 初年度は無料 ベーシックプラン 25,080円/年 初年度は無料 トータルプラン 43,560円/年 初年度は半額 |
パーソナルミニ 11,880円/年 パーソナル 16,896円/年 パーソナルプラス 39,336円/年 |
弥生は、料金プランによって利用できる機能に差はなく、サポート内容のみ異なります。一方、マネーフォワードは、最安プランでは機能制限がかかります。事業の状況に合わせてプランを選択しましょう。
1年目の初心者におすすめのプランはコレ!
| やよいの白色申告 オンライン |
やよいの青色申告 オンライン |
マネーフォワード クラウド |
|
|---|---|---|---|
| おすすめ プラン |
トータルプラン 23,100円/年 初年度は半額 |
トータルプラン 43,560円/年 初年度は半額 |
パーソナルミニ 11,880円/年 |
| 機能制限 (主な例) |
機能制限なし | 機能制限なし | ・消費税申告は非対応 ・レシート撮影は月15枚まで ・証憑の保存は1,000件まで ・メンバー追加は不可 |
| 操作サポート | ◯ | ◯ | ◯ |
| 会計業務の相談 | ◯ | ◯ | △ 申告時期のみ |
| 問合せ手段 | ・メール ・チャット ・電話 |
・メール ・チャット ・電話 |
・メール ・チャット |
弥生の「トータルプラン」なら、帳簿の付け方や管理方法、確定申告で何を提出すればよいかなどの質問に答えてもらえます(業務ヘルプデスク)。初年度は半額なので、1年目の初心者にはうってつけです。
マネーフォワードは、1人で働く個人事業主・フリーランスなら最初は「パーソナルミニ」で機能的には充分でしょう。ただ、請求書などのやり取りが多い場合や、経理業務を二人以上で行う場合は「パーソナル」の利用も検討しましょう。
ちなみに消費税申告は、前々年の年間売上が1,000万円を超えた事業主や、インボイスを発行したい事業主などが行います。該当しない場合は、消費税申告のことは気にしなくてOKです。
2年目以降におすすめのプランはコレ!
| やよいの白色申告 オンライン |
やよいの青色申告 オンライン |
マネーフォワード クラウド |
|
|---|---|---|---|
| おすすめ プラン |
フリープラン 永年無料 |
セルフプラン 12,980円/年 |
パーソナルミニ 11,880円/年 |
| 機能制限 (主な例) |
機能制限なし | 機能制限なし | ・消費税申告は非対応 ・レシート撮影は月15枚まで ・証憑の保存は1,000件まで ・メンバー追加は不可 |
| 操作サポート | × | × | ◯ |
| 会計業務の相談 | × | × | △ 申告時期のみ |
| 問合せ手段 | – | – | ・メール ・チャット |
弥生の「フリープラン・セルフプラン」は、サポートは受けられませんが、使える機能は上位プランと同じです。サポートが要らなくなったら、最安プランへ変更してもまったく問題ありません。
マネーフォワードは、2年目以降も最安プランの「パーソナルミニ」で問題ありません。ただし、年間売上が1,000万円を超えた場合などで、消費税の申告が必要になったら「パーソナル(年額16,896円)」へアップグレードしましょう。
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② 手入力での帳簿付け
弥生とマネーフォワードは、会計用語を知らない初心者でも、簡単に帳簿付けできるよう入力画面が工夫されています。複式簿記の知識がなくても、フォーマットに従って入力するだけで仕訳が完了します。
初心者向けの記帳画面【弥生とマネーフォワードの比較】
| 弥生 | マネーフォワード |
|---|---|
![]() |
![]() |
慣れてきたら、複式簿記のフォーマットで入力することも可能です。ただ、初心者には少々ハードルが高いでしょうから、最初のうちは上記の画面から入力するのがおすすめです。
手入力の効率アップに役立つ機能
| 弥生 | マネーフォワード |
|---|---|
![]() |
![]() |
弥生は、上図のように「よく使う取引」を登録しておけば、日付の入力のみで帳簿付けを完結させることも可能です。もちろん、金額や取引先の変更も自由に行えます。
マネーフォワードの「取引から入力」を活用すれば、誰と何の取引をしたか入力するだけで、自動的に勘定科目を推測して仕訳を作成してくれます。推測の精度は使っていくうちに向上するようですし、手動でルールを設定することもできます。
③ 自動取込での帳簿付け(自動仕訳)
弥生・マネーフォワードを銀行やクレカと連携させると、明細を自動で取り込んでくれます。勘定科目は、取り込んだ時点で自動的に割り当てられます。ユーザーは、これをチェックするだけで帳簿への登録が完了します。
自動仕訳機能【弥生とマネーフォワードの比較】
| 弥生 | マネーフォワード | |
|---|---|---|
| 仕訳の チェック画面 |
![]() |
![]() |
| 同期の頻度 | 週2回 | 1日1回 |
| 連携できる サービスの例 |
![]() |
![]() |
弥生とマネーフォワードを比較すると、基本的な機能はそれほど変わりません。ただ、同期の頻度や、連携サービスの数など、利便性ではマネーフォワードのほうが優れています。
④ レシート撮影による帳簿付け
スマホでレシートを撮影すると、画像解析によって金額などが自動で取り込まれます。この機能を使えば、現金で支払った経費なども楽に記帳できます。
レシート読み取り機能【弥生とマネーフォワードの比較】
| 弥生 | マネーフォワード | |
|---|---|---|
| 撮影に使う スマホアプリ |
||
| 撮影画面 | ![]() |
![]() |
| 従量課金 | なし | 月30枚を超えると 22円/枚 |
| 料金プラン による制限 |
なし | パーソナルミニでは 月15件まで |
※ 料金はすべて税込表示
弥生のアプリで撮影したレシートは、クラウド上に「スキャンデータ」として保存されます。事前に「スキャナ保存」の設定をしておけば、紙は捨てても構いません。
マネーフォワードでは「クラウド確定申告」というアプリにより、レシートを撮影するとクラウドに保存できます。事前に「スキャナ保存」の設定をしておけば、紙は捨ててOKです。
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⑤ クラウドストレージ
弥生やマネーフォワードでは、撮影したレシートや、メールで送受信した請求書(電子取引データ)を、オンライン上に保存できます。これらの書類データをアップロードすることで、取引内容をそのまま帳簿に取り込むことも可能です。
| 弥生 | マネーフォワード | |
|---|---|---|
| サービスの名称 | スマート証憑管理 | クラウドBOX |
| プランによる制限 (保存容量) |
なし | 最安プランだと 1,000件まで (上位プランは制限なし) |
紙の書類は本来なら紙のまま保存しますが、電子帳簿保存法の要件をクリアしたシステムなどを使えば、画像データでも保存できます(スキャナ保存)。この場合、もとの紙は捨ててもOKです。上記のシステムなら、誰でも簡単にこのスキャナ保存が可能です。
そもそもデータでやり取りしたPDF等の書類については、電子帳簿保存法の要件をクリアしたシステムなどで保存するのが原則です(電子取引情報の保存)。弥生やマネーフォワードのシステムは、要件をしっかり満たしているので安心して利用できます。
⑥ 確定申告
弥生とマネーフォワードのどちらも、所得税の確定申告書類を簡単に作成できます。作成から提出までの流れがわかりやすく案内されるので、それに従って操作すればOKです。
確定申告機能【弥生とマネーフォワードの比較】
| 弥生 | マネーフォワード | ||
|---|---|---|---|
| 申告画面 | ![]() |
![]() |
|
| 対 応 書 類 |
収支内訳書 | ○ | ○ |
| 青色申告決算書 | ○ | ○ | |
| 確定申告書 第一表・第二表 |
○ | ○ | |
| 第三表 (分離課税用) |
○ | ○ | |
| 第四表 (損失申告用) |
○ | ○ | |
通常の確定申告では、決算書と第一表・第二表しか提出しません。弥生とマネーフォワードは、このどちらにも対応しています。第三表と第四表は、特殊なケースで提出する書類なので、最初はあまり気にしなくて構いません。
⑦ e-Tax
弥生やマネーフォワードで作成した確定申告書類は、e-Taxによりネットでそのまま提出できます(電子申告)。弥生とマネーフォワードで、電子申告のやり方が多少異なります。
電子申告機能【弥生とマネーフォワードの比較】
| 弥生 | マネーフォワード | |
|---|---|---|
| 申告画面 | ![]() |
![]() |
| 電子申告のやり方 | パソコンでやる | スマホでやるのがラク (一応パソコンでも可能) |
| 必要なもの | ・マイナンバーカード ・カードを読み取れるスマホ |
・マイナンバーカード ・カードを読み取れるスマホ |
弥生の場合は、パソコンから電子申告を行います。マイナンバーカードの読み取りにはスマホを使うので、対応機種のスマホも必要です。
マネーフォワードは、スマホアプリを使って電子申告をします。確定申告書の作成から電子申告まで、1つのアプリで完結するのでわかりやすいです。
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⑧ 請求書の作成
弥生ユーザーは、同社が提供する「Misoca(ミソカ)」というソフトで請求書を作れます。一方、マネーフォワードでは、マネーフォワードクラウドのセットに含まれる「クラウド請求書」というソフトで請求書を作れます。2社とも、請求書を作成すれば、売掛金などの情報が自動で帳簿に反映されます。
| 弥生 | マネーフォワード | |
|---|---|---|
| 作成画面 | ![]() |
![]() |
| 利用料金 | 月11枚以上保存するなら 追加料金 (9,680円/年〜) |
追加料金なし |
| 郵送代行の料金 | 231円/通 | 231円/通 |
| 主な対応書類 |
|
|
※ 料金はすべて税込表示
- 郵送代行サービスとは?
- 請求書などの郵送業務を代行してくれるサービス。自分で宛名書きや投函作業をする必要がなく、ボタン一つで代行を依頼できる。(請求書をメール送る場合や、自分で郵送する場合は利用しなくてよい)
弥生の「Misoca」は無料でも使えますが、無料プランだと月10枚までしか請求書を保存できません。といっても、送付済みの請求書をクラウド上から削除すれば、そのぶん保存枠が空きます。こまめに削除しながら使えば、無料プランでも充分に実用可能です。
マネーフォワードの「クラウド請求書」では、最安プラン(パーソナルミニ)だと、定期発行機能や一括メール送信など、高度な機能が使えません。とはいえ、どれも必須の機能ではないので、大きな問題はないでしょう。
⑨ スマホアプリ
弥生とマネーフォワードは、無料でスマホ用のアプリをダウンロードできます。アカウントにログインすれば、いつでも帳簿付けや編集などができます。
スマホアプリの機能【弥生とマネーフォワードの比較】
| 弥生 | マネーフォワード | |
|---|---|---|
| 操作画面 | ![]() |
![]() |
| 対応OS | iOS・Android | iOS・Android |
| 帳簿付け | ○ | ○ |
| 自動取込の設定 | × | ○ |
| レシート撮影 | ○ 別アプリを併用 |
○ |
| 確定申告書の作成 | × | ○ | スマホから電子申告 | × | ○ |
| 分析レポートの閲覧 | × | ○ |
弥生のスマホアプリは、日々の帳簿付けをスマホで手軽に済ませるのに役立ちます。サクサク動作するので、ちょっとした記帳には便利です。ただ、確定申告書の作成などの複雑な操作には対応していません。
マネーフォワードのスマホアプリは、パソコンの画面よりも操作が簡単です。大抵のことはスマホで完結するので、スマホアプリをメインに使用することも充分可能です。
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⑩ 分析レポート
帳簿を自動集計して、様々な分析レポートを見ることができます。グラフで視覚化することで、数字だけでは見落としていたようなミスにも気づきやすくなります。
分析レポート【弥生とマネーフォワードの比較】
| 弥生 | マネーフォワード |
|---|---|
![]() |
![]() |
| ・損益レポート ・科目別損益レポート ・取引先別損益レポート ・日別取引レポート ・貸借レポート |
・キャッシュフローレポート ・収益レポート ・費用レポート ・得意先レポート ・仕入先レポート |
弥生なら、どの料金プランでもすべてのレポートを表示できます。マネーフォワードは、パーソナルミニでは制限がかかり、「キャッシュフローレポート」のみ表示できます(パーソナル以上ならすべて表示可能)。
⑪ ユーザーサポート
ユーザーサポートでは、主にソフトの操作方法などを質問できます。弥生の「フリープラン・セルフプラン」は、サポート窓口での質問はできません。
ユーザーサポートの詳細比較 – 弥生・マネーフォワード
| 弥生 | マネーフォワード | |
|---|---|---|
| サービスに 関する質問 |
【フリープラン】 【セルフプラン】 サポートなし 【ベーシックプラン】 メール・チャット・電話 ※電話は年10回まで 【トータルプラン】 メール・チャット・電話 |
【パーソナルミニ】 【パーソナル】 メール・チャット 【パーソナルプラス】 メール・チャット・電話 |
| 有人チャット対応 | 平日 09:30~12:00 13:00~17:30 |
平日 10:30~17:00 |
| 電話対応 | 平日 09:30~12:00 13:00~17:30 ※混雑時期は延長等あり |
平日 10:30~17:00 |
| その他のサポート | 【トータルプランのみ】 仕訳相談 経理業務相談 確定申告相談 |
なし |
弥生の「トータルプラン」では、帳簿付けや確定申告などのやり方についても相談できます。会計ソフトの操作方法と関係なくてもOKです。これは他社にはない独自のサービスです。
マネーフォワードは、最安プランからメール・チャットを利用できるのが嬉しいポイントです。ただ、どのプランもサービスと関係のない相談はできません。パーソナルプラスの電話サポートの内容も、あくまでサービスに関する質問に限られます。
⑫ 業界シェア
クラウド会計ソフトの利用率を比較してみましょう。個人事業主のグラフでは、半数以上が「弥生」となっています。他方、中小法人では「マネーフォワード」が弥生を上回っています。
クラウド会計ソフトのシェア率
| 個人事業主 | 中小法人 |
|---|---|
![]() |
![]() |
出典:MM総研(2021, 2017)
少し視点を変えて、会計事務所からの評判も見てみましょう。税理士と顧問契約するなら「マネーフォワード」が歓迎されやすい傾向にあるようです。
会計事務所へのアンケート調査
| 会計事務所での利用率 | 顧問先での導入率 | 新規顧問先に勧めたい |
|---|---|---|
![]() |
![]() |
![]() |
出典:マネーフォワード, 株式会社実務経営サービス(2017)
まとめると、多くの個人事業主から実際に選ばれているのが「弥生」で、税理士の先生からおすすめされがちなのが「マネーフォワード」という状況のようです。
公式サイトまずは1ヶ月無料でお試しマネーフォワード クラウド
公式サイト
ここが良くない!弥生とマネーフォワードのダメ出しポイント
最後に、弥生とマネーフォワードの良くない点を紹介します。「どっちも良くて決めきれない!」という個人事業主は、ぜひ参考にしてみてください。
弥生のデメリット・注意点
- 全体的な使用感として、ややもたつく印象がある
- スマホやタブレットでできることが少ない
- チャットサポートが繋がりにくいことがある
弥生は、同じ作業の繰り返しは得意ですが、別の作業へ移るときにもたつくことがあります。とくに、他サービスとの連携に使用する「スマート取引取込」の機能で、読み込みに時間がかかったりします。
弥生は、パソコンでの利用を前提としています。スマホ・タブレット用のアプリも提供されているものの、本記事でも紹介した通り、用途が非常に限られます。
弥生のチャットサポートは、混雑時にはチャット欄が開けなくなります。あくまで筆者の経験談ですが、朝から夕方までずっと待機状態のまま、一度もチャットが使えなかった日もありました。混雑するのは確定申告時期に限った話ではないようなので、チャットをメインで使いたい人は要注意です。
マネーフォワードのデメリット・注意点
- サービス体系がわかりにくい
- サポートが充実していない
マネーフォワードは、サービス体系がややわかりにくいです。帳簿付け・請求書作成など、バックオフィス用のサービスがセットで提供されているため、自由自在に使いこなせるようになるまでには多少慣れが必要です。
また、複数のサービスをセットで利用する都合上、ユーザーサポートの窓口も分散しています。「その質問は別サービスに該当するので、別の窓口をご案内します」と言われることもままあります。窓口によっては、チャット対応していない点にも要注意です。
ちなみに、2022年6月15日のアップデートで、マネーフォワードでも消費税申告書を作成する機能が使えるようになりました。以前は集計のみで自動作成ができませんでしたが、その弱点はすでに克服されています。
まとめ
「やよいの白色申告 オンライン・やよいの青色申告 オンライン」と「マネーフォワード クラウド」の機能やサポート内容を、料金プランごとにまとめます。
弥生の料金プラン【比較表】
| フリープラン セルフプラン |
ベーシックプラン | トータルプラン | |
|---|---|---|---|
| 料金 (税込) |
【白】0円/年 ずっと無料 【青】12,980円/年 初年度は無料 |
【白】12,650円/年 初年度は無料 【青】25,080円/年 初年度は無料 |
【白】23,100円/年 初年度は半額 【青】43,560円/年 初年度は半額 |
| 帳簿付け | ○ | ○ | ○ |
| 自動仕訳 | ○ | ○ | ○ |
| レシート撮影 | ○ | ○ | ○ |
| クラウドストレージ | ○ | ○ | ○ |
| 確定申告 | ○ | ○ | ○ |
| 消費税申告 | ○ | ○ | ○ |
| e-Tax | ○ | ○ | ○ |
| 請求書の作成 | ○ | ○ | ○ |
| スマホアプリ | ○ | ○ | ○ |
| 分析レポート | ○ | ○ | ○ |
| 操作サポート | × | ○ | ○ |
| 仕訳相談 | × | × | ○ |
| 経理業務相談 | × | × | ○ |
| 確定申告相談 | × | × | ○ |
| 問合せ手段 | – | ・メール ・チャット ・電話 |
・メール ・チャット ・電話 |
「やよいの白色申告 オンライン・やよいの青色申告 オンライン」は、上位プランではサポートが手厚くなります。機能面は全プラン共通です。
弥生の「トータルプラン」なら、帳簿付けや確定申告の疑問もサクッと質問できます。会計初心者は、おトクな初年度だけでもトータルプランにしておくのがおすすめです。2年目以降は、サポートなしの最安プランに切り替えてもよいでしょう。
公式サイト今なら初年度無料やよいの青色申告 オンライン
公式サイト
マネーフォワードの料金プラン【比較表】
| パーソナルミニ | パーソナル | パーソナルプラス | |
|---|---|---|---|
| 料金 (税込) |
11,880円/年 | 16,896円/年 | 39,336円/年 |
| 帳簿付け | ○ | ○ | ○ |
| 自動仕訳 | ○ | ○ | ○ |
| レシート撮影 | △ 月15枚まで |
◯ 月31枚以上は 22円/枚 |
◯ 月100枚以上は 22円/枚 |
| クラウドストレージ | △ 合計1,000件まで |
○ | ○ |
| 確定申告 | ○ | ○ | ○ |
| 消費税申告 | × | ◯ | ◯ |
| e-Tax | ○ | ○ | ○ |
| 請求書の作成 | △ 機能制限あり |
○ | ○ |
| スマホアプリ | ○ | ○ | ○ |
| 分析レポート | △ 種類が少ない |
○ | ○ |
| サポート |
|
|
|
マネーフォワードの場合、1人で働く個人事業主・フリーランスなら「パーソナルミニ」がおすすめです。「パーソナル」との差額は年5,000円程度なので、必要ならいつでも気軽にアップグレードできます。
ちなみに「パーソナルプラス」は、電話サポートがあることを除けば「パーソナル」と全く同じです。電話をそれほど重視していない個人事業主なら「パーソナル」で充分でしょう。
公式サイトマネーフォワード クラウド
詳細記事はこちら

































