住民税や固定資産税のお得な払い方について、2023年現在の最新情報をまとめました。地方税には複数の納付方法がありますが、「クレジットカード」や「QR決済アプリ」で納税すると、ポイント還元を受けられる場合があります。
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目次
住民税・固定資産税の納付方法は7通り
住民税や固定資産税の納付方法は、大きく7通りに分けられます。このうち「クレジットカード納付・QR決済・コンビニ納付」なら、ポイントをもらえる可能性があります。
クレジットカード納付の場合、ポイント付与の有無はカードによって異なります。たとえば「楽天カード・JCBカード・セゾンカード」などは、納付金額に応じてポイント還元が受けられます。
QRコード決済とコンビニ納付の場合、納付による直接的なポイント付与はありません。ただ、たとえば「au PAY」や「nanaco」をクレカでチャージすれば、クレジットカードのほうにポイントが付く場合があります。
お得な払い方① クレジットカード納付
住民税や固定資産税は、専用サイトからクレジットカード決済で納めることもできます。納付額に応じた手数料(40円~)がかかりますが、ポイント還元率の高いカードを使えばお得になります。
クレジットカード納付の流れ
たとえば、下記のクレジットカードは納税によってポイントが付与されます。これ以外だと「納税で使った分にはポイントが付かない」というカードも多いので、あらかじめポイント付与ルールを確認しておきましょう。
納税でポイントが付与されるカードの例
- ビュースイカカード(付与率0.5%)
- AMEXカード(付与率0.5%)
- ダイナースクラブカード(付与率0.5%)
- 楽天カード(付与率0.2%)
- JCBカード(付与率0.1%)
- セゾンカード(付与率0.1%)
- ライフカード(付与率0.1%)
上記のようなクレジットカードを持っている場合は、手数料と付与ポイントを比較して、おトクになるか計算してみましょう。クレカ納付の手数料の手数料は、おおよそ下記のように決まっています。
上記は「地方税お支払サイト」からクレカ納付する場合の手数料です。地方税お支払サイトとは、2023年4月から開設された納税用のホームページです。現状は別の納付サイトを使っている自治体もあり、その場合は手数料が上記よりも少し高くなります。
お得な払い方② QR決済(スマホ決済)
納付書のQRコードやバーコードを読み取れば、QR決済アプリ(スマホ決済アプリ)で納税できます。
QR納付の流れ
QRコード決済で納税しても、アプリにポイントが付くことはほとんどありません。ただ、納付額をクレジットカードからチャージすれば、カード側にポイントが付くことがあります。
「au PAY」では、特定のクレカで残高チャージすると、カードのほうにポイントが付きます。たとえば「au PAYゴールドカード」でチャージすると、カード側にポイントが1%還元されます。そのほか、セゾンカードやエポスカードでもポイントを獲得できます。
「楽天ペイ」も、クレカから残高チャージすることで、カード側にポイントが付与されます。楽天ペイのチャージに使えるクレジットカードは「楽天カード」だけです。楽天ペイにチャージした場合、ポイントの還元率は0.5%です。
ちなみに、「PayPay」と「d払い」で納税してもポイントは付きません。PayPayにチャージできるクレカは「PayPayカード」だけですが、残高チャージはポイント付与の対象外です。また、d払いはそもそもクレカでのチャージに対応していません。
お得な払い方③ コンビニ納付
納付書をコンビニに持参すれば、その場で住民税や固定資産税を納付できます。電子マネーの「nanaco」か「WAON」を活用すれば、納付額に応じたポイントを獲得できます。
コンビニ納付の流れ
電子マネーで納付しても、nanacoやWAONに直接ポイントが付くわけではありません。QR決済の場合と同様に、クレジットカードでチャージして「クレカ側でポイントをゲットする」という方式です。
nanacoはセブンイレブンでのコンビニ納付に使えます。nanacoの場合、たとえば「セブンカード」から残高をチャージすると、チャージ金額の0.5%分のポイントが「セブンカード」のほうに付与されます。
WAONはミニストップでのコンビニ納付で使えます。WAONの場合、たとえば「イオンカードセレクト」から残高チャージすると、チャージ金額の0.5%分のポイントが「イオンカードセレクト」のほうに還元されます。
まとめ – 地方税のお得な納付方法を比較
住民税や固定資産税のお得な払い方は「クレジットカード納付・QR決済・コンビニ納付」の3種類です。それぞれの特徴を一覧表で比較します。
どの納付方法でも、クレジットカードにポイントが貯まります。ポイントを狙うなら、手持ちのカードと相性がいい納付方法を選びましょう。なお、クレジットカード納付の場合はポイントと手数料を天秤にかけて考える必要があります。
ちなみに、最近では国民年金や国税でもスマホ決済への対応が進んでいます。さらなるポイント獲得を狙うなら、年金や所得税の納付にもQR決済を使ってみましょう。