10月は、多くの個人事業主が住民税の第三期分を納めることになります。6月ごろに届いた納付書を用いて、10月末日までに納付を済ませましょう。
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目次
10月に納める税金には何がある?
個人事業主が10月に納める主な税金
対象となる事業主 | 納付期限日 | |
---|---|---|
住民税 (第三期分) | ほとんどの人が対象 (一括納付の場合は納付済み) |
10月末日* |
*納付期限日が土日祝日に当たる場合は翌平日へ繰越
個人事業主が10月に納める税金は、住民税の第三期分くらいです。納付対象者には、6月中旬ごろに、市区町村の役所から納税通知書や納付書が届いているはずです。納付書には、納付期限日や税額が記載してあります。これにしたがって納付しましょう。
社会保険料(国民年金・国民健康保険)は毎月納付する
個人事業主は「国民年金」や「国民健康保険」といった社会保険料を、自分で納付することになっています。国民年金は、毎月納付するのが基本です。国民健康保険は、お住まいの地域にもよりますが、年間8~10回払いのケースが多いです(詳細は後述)。
住民税(第三期分)
住民税の納付方法には、一括納付と分割納付(年4回)があります。分割で納める場合は、10月に第三期分を納付することになります。
住民税の納付期限日
第一期分 | 第二期分 | 第三期分 | 第四期分 |
---|---|---|---|
6月末日 | 8月末日 | 10月末日 | 翌年1月末日 |
*納付期限日が土日祝日にあたる場合は翌平日へ繰越
住民税の金額は自治体ごとに若干異なりますが、だいたい「所得の10% + 約5000円」に設定されています。一括・分割どちらを選んでも、トータルの税額は変わりません。なお、特にメリットはないですが、第三期分と同時に第四期分を納付してもOKです。
納付方法
住民税の納付書は、一括納付用と分割納付用(4回分)が、毎年6月中旬ごろにまとめて送られてきます。この届いた納付書を使って納付すればOKです。納付書を紛失してしまった場合は、市区町村の役所に連絡すれば再発行してもらえます。
住民税の納付方法について詳しく
社会保険料は例月どおり納付する
国民年金は4月上旬に、国民健康保険(国保)は大体6月~7月ごろに、1年分の納付書がまとめて送られてきます。納付書には納付期限日や金額が記載してあるので、これにしたがって納付しましょう。
国民年金 | 国民健康保険(国保) | |
---|---|---|
保険料の目安 | 月々およそ17,000円 | 所得の7%~14%程度 |
納付書の送付時期 | 4月上旬ごろ | 6月~7月ごろ |
納付回数 | 毎月 | 年間8~10回 |
国民健康保険は地域によって異なる
ちなみに、社会保険料は一定期間分をまとめて前払い(前納)することができます。なかでも国民年金は、前納制度を利用すると保険料が割引されます。
個人事業主の社会保険料について詳しく
【おまけ】iDeCoの控除証明書も10月下旬に届く
iDeCo(個人型確定拠出年金)で積立をしている場合、10月下旬ごろに国民年金基金連合会から「小規模企業共済等掛金払込証明書」が届きます(個人払込の場合)。この証明書は、確定申告で「小規模企業共済等掛金控除」を適用する際に必要です。
万が一証明書を紛失した際は、運営機関に申請すれば再発行してもらえます。ただし、再発行には2週間ほどかかることもあるので注意しましょう。なお、初回の掛金の払込が10月以降の人は、翌年の1月以降に証明書が送付されます。