個人事業主・フリーランスが税務調査で聞かれがちな質問を紹介します。例年、7月~12月は税務調査の件数が増えると言われているので、心の準備をしておくとよいかもしれません。
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目次
税務調査でよく質問される項目
「税務調査」とは、税金の申告漏れがありそうな人をねらって、税務署の職員などが直接訪問して調査することをいいます。個人事業主やフリーランスの税務調査では、よく下記のような質問をされるようです。
税務調査でよく聞かれること – 質問の例
- 開業時期や起業理由
- 事業内容(受注〜売上回収までの流れなど)
- 家族構成や従業員の有無
- 月々の家賃やローン支払額
- 取引先の会社名や年間取引額
- 決済手段や取引銀行名
- 記帳などの経理業務の流れ
- 趣味や休日の過ごし方
- 経費計上した飲み代や食事代の内容
- 確定申告業務の具体的な手順
「なんで調査官がこんなこと聞くの?」と思うかもしれませんが、大抵は「売上を隠していないか」「経費を水増ししていないか」を遠回しに確認しているのです。ですから、どんな質問であっても、聞かれたことにだけ端的に答えるよう心がけましょう。
とくに趣味に関する質問などは、つい軽い気持ちで余計なことを答えてしまいがちです。たとえば、聞かれてもいないのに「ドライブが趣味で~最近〇〇に行って~」などと喋ってしまうと、旅費交通費に疑いが向けられるかもしれません。
もし税務調査が入ったら – 対応のポイント
税務調査では、申告漏れがないか確かめるため、様々な角度から質問されます。調査官の質問には以下のポイントを踏まえて回答し、余計な疑いを与えないことが重要です。
- 聞かれたことだけ答えて、事実だけを述べる
- 記憶があいまいなら「わからない」と答える
- その場で答えられない質問は、後日でも構わない
税務調査では事実だけを淡々と答えればOKですが、なかにはよく覚えていない質問もあるでしょう。そんなときは素直に「わからない」「記憶にない」と答えて構いません。