飲食店を営む個人事業主や小規模法人向けに、おすすめの「POSレジアプリ」をまとめました。POSレジアプリなら、本格的なレジ機能やオーダーエントリーシステムを低コストで導入できます。
テイクアウト専用店におすすめのレジはこちら
INDEX
目次
飲食店向けのPOSレジアプリ【比較一覧表】
レストラン・カフェ・居酒屋などにおすすめの「POSレジアプリ」をピックアップしました。どのアプリも、タブレットやスマートフォンにインストールすれば、すぐに使い始められます。
飲食店にオススメのPOSレジアプリ【比較一覧表】
Airレジ | スマレジ | Square POSレジ |
ユビレジ | |
---|---|---|---|---|
お会計画面 | ||||
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額料金 (税込) |
無料 | 無料 or 5,500円〜 |
無料 | 無料 or 7,590円 |
対応OS | iOS | iOS | iOS・Android | iOS (iPadのみ) |
キャッシュレス対応 | ○ | ○ | ○ | ○ |
オーダーエントリー システム |
○ | ○ | ○ | ○ |
個別会計* | ○ | ○ | △ 電子マネー不可 |
○ |
*1テーブルの伝票を分割して会計できる機能のこと
POSレジアプリを利用すれば、基本的なお会計機能はもちろんのこと、キャッシュレス決済やオーダーエントリーシステムなどの便利機能も手軽に導入できます。
- オーダーエントリーシステムとは?
- ハンディ端末(スマホ等)で受けた注文を、キッチンやレジと自動共有する機能のこと。ハンディ端末で入力した注文内容を、キッチンのプリンターで印刷したり、お会計の際に呼び出したりできる。小規模なお店なら無理に導入しなくてもOK。
ここからは、各アプリの利用料金・機能を、飲食店に重要なポイントに絞って解説していきます。
Airレジ
初期費用 | 月額料金 | 対応OS |
---|---|---|
無料 | 無料 | iOS |
キャッシュレス対応 | オーダーエントリー | 個別会計 |
○ | ◯ (有料サービスと連携する) |
○ |
- 決済代行サービスの「Airペイ」か「Square」と連携すればキャッシュレスにも対応可能
- オーダーエントリーシステムは「Airレジ オーダー」と連携すれば使える(有料)
- 「出前館」の注文内容をレジに自動反映できる機能もある
「Airレジ」は、同社が提供するオーダーエントリーシステムの「Airレジ オーダー」と連携できます。「Airレジ オーダー」には5つの料金プランが用意されており、最安で月額6,600円から利用できます。
【Airレジ】実際の操作画面
オーダーエントリーシステム (Airレジ オーダー) |
お会計 |
---|---|
「Airレジ オーダー」を使えば、ハンディ端末(iPhoneなど)で入力した注文内容を、キッチンのプリンターで自動印刷したり、キッチン用のタブレットに表示したりできます。また、Airレジでお会計をする際に、注文内容をワンタッチで呼び出せるようになります。
「Airレジ」の会計画面では、商品名のタイルをカテゴリごとに色分け・並べ替えできます。さらに、商品画像を登録すれば、商品の見つけやすさもアップします。ちなみに「Airレジ オーダー」のハンディ画面には、Airレジでの色分け設定がそのまま引き継がれます。
今ならカードリーダーも無料Airレジ 公式サイト
スマレジ
初期費用 | 月額料金 | 対応OS |
---|---|---|
無料 | 無料 or 5,500円〜 | iOS |
キャッシュレス対応 | オーダーエントリー | 個別会計 |
○ | ◯ (有料プランのみ) |
○ |
- 「PAYGATE」や「Square」と連携すればキャッシュレス決済にも対応可能
- オーダーエントリーシステムを使うには有料プランの加入が必須
- 「Uber Eats」の注文内容をレジに自動転送できる機能もある(月額1,100円~)
「スマレジ」には5つの料金プランがあります。小規模な飲食店なら、無料プランでも基本的なレジ機能は使えます。オーダーエントリーシステムが欲しければ「フードビジネスプラン」に加入しましょう。
スマレジの料金プラン
月額料金 | キャッシュレス対応 | オーダー エントリー |
個別会計 | |
---|---|---|---|---|
スタンダード | 無料 | ○ | × | ○ |
プレミアム | 5,500円 | ○ | × | ○ |
プレミアムプラス | 8,800円 | ○ | × | ○ |
フードビジネス (飲食店向け) |
12,100円 | ○ | ○ | ○ |
リテールビジネス (小売店向け) |
15,400円 | ○ | × | ○ |
※ 料金はすべて税込表示
フードビジネスプランでは、オーダーエントリーシステムの「スマレジ・ウェイター」と、追加料金なしで連携できます。ちなみに「スマレジ・ウェイター」は、単体での無料利用も可能です。ただ、スマレジと連携させないと、注文内容をレジに自動反映することはできません。
【スマレジ】実際の操作画面
オーダーエントリーシステム (スマレジ・ウェイター) |
お会計 |
---|---|
「スマレジ・ウェイター」を使えば、ハンディ端末(スマホなど)で入力した注文内容を、キッチンのプリンターから自動印刷できます。また、この注文内容はお会計時にレジで呼び出すこともできます。
スマレジのショールームに行けば、操作の流れを実際に体験できます。もしくは、オンライン無料相談で、実際の操作映像を見せてもらうこともできます。どちらも簡単に予約できるので、気になっている人は気軽に相談してみるのがおすすめです。
スタンダードプランならずっと無料スマレジ 公式サイト
Square POSレジ
初期費用 | 月額料金 | 対応OS |
---|---|---|
無料 | 無料 | iOS・Android |
キャッシュレス対応 | オーダーエントリー | 個別会計 |
○ | ○ | △ 電子マネー不可 |
- 決済代行サービスの「Square」と連携すればキャッシュレスにも対応可能
- オーダーエントリーシステムを追加料金なしで使える
- 個別会計機能はあるが、個別会計の場合には電子マネーが使えない
「Square POSレジ」は、とにかくシンプルで使い勝手の良いPOSレジアプリです。追加料金なしで、簡易的なオーダーエントリーシステムも使えます。他社の有料オーダーエントリーシステムと比べると機能は劣りますが、小規模な店舗なら十分に使えそうです。
【Square POSレジ】実際の操作画面
オーダーエントリーシステム (Square POSレジ) |
お会計 |
---|---|
Square POSレジでは、ハンディ端末専用アプリはありません。レジアプリをスマホなどにインストールして使います。レジ打ちと同じ要領で注文をとると、キッチンで注文伝票が印刷され、レジにも注文内容が共有されます。
「Square POSレジ」の操作画面は、とにかくシンプルで見やすいデザインになっています。余分な機能が表示されないので、POSレジを使ったことがない人でも迷わず操作できるでしょう。
ずっと無料で使えるSquare POSレジ 公式サイト
ユビレジ
初期費用 | 月額料金 | 対応OS |
---|---|---|
無料 | 無料 or 7,590円 | iOS (iPadのみ) |
キャッシュレス対応 | オーダーエントリー | 個別会計 |
○ | ○ (有料プラン + 追加料金) |
○ |
- SquareやSTORES 決済などと連携すれば、キャッシュレス決済にも対応可能
- オーダーエントリーシステムと連携するには、有料プランへの加入が必須
- 年払い契約の場合は、1ヶ月あたりの利用料金が5%安くなる
「ユビレジ」には、無料の「お試しプラン」と、有料の「プレミアムプラン」があります。実際に店頭で使うなら「プレミアムプラン」へ加入しましょう。無料プランでは、過去72時間までの売上しか閲覧できません。
ユビレジの料金プラン
月額料金 | レジ機能 | オーダー エントリー |
個別会計 | |
---|---|---|---|---|
お試しプラン | 無料 | △ 売上の閲覧制限あり |
× | ○ |
プレミアムプラン | 7,590円 | ○ | ◯ 月額1,650円〜 |
○ |
※ 料金はすべて税込表示
オーダーエントリーシステムを利用する場合も、プレミアムプランへの加入が必要です。システムの利用には、プラン料金とは別に追加で費用がかかります。使用するハンディ端末(スマホ等)の台数によって料金は異なり、1台につき月額1,650円です。
【ユビレジ】実際の操作画面
オーダーエントリーシステム (ユビレジ ハンディ) |
お会計 |
---|---|
「ユビレジ・ハンディ」のハンディ端末(iPhoneやiPod)で注文を確定すると、キッチンで注文伝票が印刷されます。利用するには、対応プリンター(数万円~)が必要です。レジでは、会計の際に注文内容を呼び出せるようになります。
「ユビレジ」の会計画面では、商品画像を登録できず、商品名をリスト形式でしか表示できません。他社と比べると、少し商品を探しにくいデザインです。ハンディ端末では、商品名がアイコン形式で表示されます。
無料お試しプランありユビレジ 公式サイト
まとめ – レストランにおすすめのPOSレジアプリ
本記事で紹介したPOSレジアプリは、個人事業主・法人のどちらでも導入できます。いずれも初期費用は無料で、アプリのインストールだけで導入できる手軽さが特徴です。
POSレジアプリの機能比較
Airレジ | スマレジ | Square POSレジ |
ユビレジ | |
---|---|---|---|---|
お会計画面 | ||||
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額料金 (税込) |
無料 | 無料 or 5,500円〜 |
無料 | 無料 or 7,590円 |
対応OS | iOS | iOS | iOS・Android | iOS (iPadのみ) |
キャッシュレス 対応 |
・Airペイ ・Square |
・PAYGATE ・Square ・STORES 決済 など |
Square |
・Square ・STORES 決済 など |
オーダーエントリー システム |
○ | ○ | ○ | ○ |
個別会計 | ○ | ○ | △ 電子マネー不可 |
○ |
オーダーエントリーシステムのインターフェイスが使いやすいのは「Airレジ、スマレジ、ユビレジ」です。直感的に操作でき、初心者でもすぐ使いこなせます。あくまでもコストを重視するなら「Square POSレジ」という選択肢もあります。
あるいは、キャッシュレス決済への対応で選んでもよいでしょう。本記事で紹介したアプリのうち「Airレジ、スマレジ、Square POSレジ」は、同じ運営会社が決済代行サービスも提供しています。特にこだわりがなければ、同社製品どうしでレジ周りを揃えるのがラクです。