店舗を営む個人事業主・法人向けに、キャッシュレス決済端末「Squareハンディ」を徹底解説します。使い方・導入費用・デメリットなどをわかりやすくまとめました。
目次
Squareハンディとは?

- 小売店や飲食店におすすめのキャッシュレス決済端末
- クレカ・電子マネー・QRコード決済に対応
- タッチパネル付きで、POSレジとしても使える
- バーコードスキャナ付きで、商品のバーコードを読み取れる
Squareハンディは、決済サービスの「Square(スクエア)」が提供するキャッシュレス決済端末です。スクエアは複数の決済端末を販売していますが、Squareハンディもその1つです。
スクエアの決済端末【比較表】
| Square リーダー |
Square ターミナル |
Square ハンディ |
Square レジスター |
|
|---|---|---|---|---|
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|
| 端末価格 (税込) |
4,980円 | 39,980円 | 44,980円 | 84,980円 |
| 使い方 | スマホか タブレットと 一緒に使う |
単体で使える | 単体で使える | 単体で使える |
| 通信環境 | Wi-Fi or スマホ回線 |
Wi-Fi or 有線LAN |
Wi-Fi | Wi-Fi or 有線LAN |
| 持ち運び | ◯ | ◯ | ◯ | × |
| レシート プリンター |
別売り | 内蔵 | 別売り | 別売り |
| バーコード スキャナー |
別売り | 別売り | 内蔵 | 別売り |
| カスタマー ディスプレイ |
別売り | 別売り | 別売り | 内蔵 |
| 導入後のコスト | 決済手数料のみ (決済額の2.5%~3.25%) |
|||
| 入金サイクル | 三井住友銀行・みずほ銀行:翌営業日入金 その他の銀行:週1回入金 ※即時入金サービスもあり(有料) |
|||
Squareハンディにはバーコードスキャナが付いているので、バーコードで商品管理をする小売店におすすめです。また、ポケットに収まるサイズなので、テーブル会計の飲食店などでも重宝するでしょう。ただし、紙のレシートの発行するには、別売りのレシートプリンターが必要です。
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Squareハンディでできること
- POSレジ機能(お会計・売上集計・在庫管理など)
- キャッシュレス決済
- 商品バーコードの読み取り
- 商品の撮影
Squareハンディの主な機能は上記の4つです。順番に解説していきます。
① POSレジ機能

Squareハンディはコンパクトな端末ですが、本格的なPOSレジ機能を備えています。Squareハンディがあれば、別途でPOSレジを用意する必要はありません。(POSレジとは、単にお会計をするだけでなく、売上分析や在庫管理まで行えるレジのことです)
SquareハンディのPOSレジ機能(主な例)
- 商品情報の登録
- お会計時の商品選択
- お会計金額の自動計算
- 払い戻し対応
- 売上データの集計
- 顧客情報の管理
- 在庫管理
Squareハンディでお会計をすれば、「何が何個売れているのか」「今日の売上はいくらか」といったデータがリアルタイムで集計されます。加えて、在庫が少なくなった際に通知してくれる機能もあり、在庫切れによる機会ロスも回避できます。
② キャッシュレス決済

Squareハンディは、1台で下記のキャッシュレス決済に対応できます。
Squareハンディの対応ブランド & 決済手数料
| クレカ | 電子マネー | QRコード |
|---|---|---|
| 【2.5%】* ・VISA ・MasterCard ・JCB ・Amex ・Diners Club ・Discover 【3.25%】 ・銀聯 |
【3.25%】 ・交通系IC ・iD ・QUICPay |
【3.25%】 ・PayPay ・d払い ・楽天ペイ ・au PAY ・メルペイ ・WeChat Pay ・Alipay+ |
* キャッシュレス決済額が年間3千万超の場合は3.25%になる
ちなみに、スクエアの対応ブランドの数は、競合他社と比較するとちょっとだけ少ないです(たとえば「エアペイ」はQR決済の対応数がもっと多い)。とはいえ、国内のメジャーな決済ブランドは漏れなく揃っているので、とくに困ることはないでしょう。
スクエアの決済手数料は高い?料金システムを徹底解説!
③ 商品バーコードの読み取り

Squareハンディにはバーコードスキャナが内蔵されていて、商品のバーコードを読み取れます。お会計のときに商品のバーコードをピッと読み取ったり、商品が入荷したときにバーコードで在庫登録をしたりできます。
スクエアの決済端末のなかで、バーコードスキャナが内蔵されているのはSquareハンディだけです。他の端末で同じような機能を使いたい場合は、別売りのバーコードスキャナ(15,000円程度)を買う必要があります。
スクエアの決済端末を徹底比較!おすすめはどれ?
④ 商品の撮影

Squareハンディにはカメラが搭載されており、スマホと同じように写真を撮影できます。Squareハンディで撮った写真は、そのままレジやオンラインショップの画像として使ったり、顧客情報と紐づけたりできます。
もちろん、スマホで撮った写真をレジやオンラインショップにアップロードすることも可能です。ただ、Squareハンディのカメラを使うと少し手間を減らせるので、商品画像を頻繁に更新するような店舗にとっては魅力的な機能といえます。
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Squareハンディの使い方【お会計の流れ】
ここからは、Squareハンディを使ったお会計の流れを、以下の4パターンに分けて解説します。
- クレジットカード決済
- 電子マネー決済
- QRコード決済
- 現金決済
① クレジットカード決済

Squareハンディは、クレジットカードのタッチ決済に対応しています。お客さんのカードがタッチ決済に対応していない場合は、挿入して決済することも可能です。ちなみに、何らかの理由でカードを読み取れない場合は、カード番号などを手入力して決済することもできます。
② 電子マネー決済

電子マネー決済(Suica・iD・QUICPayなど)は、SquareハンディにICカードやスマホをかざしてもらうだけでOKです。ちなみに、電子マネーの残高が不足している場合は決済ができません。「不足分だけ現金で払う」ということもできないので注意しましょう。
③ QRコード決済

QRコード決済(PayPay・d払いなど)のときは、Squareハンディの画面に表示されたQRコードをお客さんに読み取ってもらいます。
なお、Squareハンディにはバーコードスキャナとカメラが付いていますが、これらは決済用ではないので、ストアスキャンによるQRコード決済はできません。(ストアスキャンとは、お客さんが提示したQRコードを、店舗側が読み取って決済する方法のこと)
④ 現金決済

現金決済のやり方は、一般的なレジと同じです。Squareハンディに受領金額を入力すると、お釣りの金額が表示されます。
なお、現金を入れておく「キャッシュドロア」は別売りです。キャッシュドロアは、決済後に自動で開くタイプだと安くても2万円くらいですが、手動で開閉するものなら数千円程度でも買えます。
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Squareハンディの導入費用
- Squareハンディの本体価格は44,980円
- 周辺機器は欲しいものだけ買えばOK
- ランニングコストは決済手数料のみ
ここからは、Squareハンディの導入にかかる費用を「初期費用」と「ランニングコスト」に分けて解説します。
初期費用
| 本体 | 44,980円 |
|---|---|
| 周辺機器 | 2万円程度~ (買わなくてもOK) |
| 入会金など | 0円 |
Squareハンディは、本体だけなら44,980円で導入できます。周辺機器を買う場合は+αの費用がかかりますが、本体だけでも問題なく使えます。ひとまず本体だけ買って、あとから必要に応じて周辺機器を買い足す、という順番でもOKです。
Squareハンディの主な周辺機器
| レシートプリンター | キャッシュドロア (現金の引き出し) |
保護ケース |
|---|---|---|
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| 2~5万円ほど | 1~2万円ほど | 5,400円 |
Squareハンディには、お客さんにSMS等で「電子レシート」を送る機能があるので、レシートプリンターは無くても大丈夫です。ただ、電子レシートを送る際は、いちいちお客さんに電話番号などを聞く必要があるので、客数の多い店舗ではプリンターを用意しておいたほうが無難でしょう。
ランニングコスト
| 月額料金 | 0円 |
|---|---|
| 決済手数料 | キャッシュレス決済額の 2.5%~3.25% |
| 売上の入金手数料 | 0円 |
| 解約手数料 | 0円 |
Squareハンディのランニングコストは「決済手数料」だけです。決済手数料のパーセンテージは、下記のように定められています。
Squareハンディの決済手数料
| クレカ | 電子マネー | QRコード |
|---|---|---|
| 【2.5%】* ・VISA ・MasterCard ・JCB ・Amex ・Diners Club ・Discover 【3.25%】 ・銀聯 |
【3.25%】 ・交通系IC ・iD ・QUICPay |
【3.25%】 ・PayPay ・d払い ・楽天ペイ ・au PAY ・メルペイ ・WeChat Pay ・Alipay+ |
* キャッシュレス決済額が年間3千万超の場合は3.25%になる
たとえば、VISAで1万円の決済をしたら、決済手数料は250円です(1万円 × 2.5% = 250円)。決済手数料は売上金額から差し引かれるので、この場合は9,750円が口座に振り込まれます。
スクエアの決済手数料は高い?料金システムを徹底解説!
Squareハンディの導入方法
Squareハンディの申し込みは、すべてオンラインで完結します。早ければ2~3日程度で使い始められます。
Squareハンディを導入する流れ
- 公式サイトでアカウントを作る
- 審査を受ける(最短即日で完了)
- 審査に通ったら、Squareハンディを注文する
- Squareハンディが届いたら利用開始!
まずは、スクエアの公式サイトで無料のアカウント登録をしましょう。登録が終わると、自動的に審査が始まります。審査にかかる期間は決済ブランドごとに異なりますが、Visa・Mastercardあたりは最短当日に結果が出ます。
審査を通過したら、スクエアの公式サイトでSquareハンディを注文しましょう。注文から2~3日ほどで手元に届きます。届いたあとは、Wi-Fi接続や商品登録などの初期設定を済ませたら、すぐに決済を受け付けられます。
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Squareハンディと他社の決済端末を比べてみた!
Squareハンディを、他社のキャッシュレス決済端末と比較してみます。エアペイやPAYGATEなど、小~中規模の店舗に人気の端末をピックアップしました。
| Square ハンディ |
エアペイ | PAYGATE | stera pack |
|
|---|---|---|---|---|
| 決済端末 | ![]() |
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| 44,980円 | 20,167円 今なら無料 |
39,600円 今なら無料 |
0円 | |
| 月額料金 | 0円 | 0円 | 3,300円 | 3,300円 初年度0円 |
| 決済手数料 | 2.5% 〜 3.25% |
2.48% 〜 3.24% |
1.98% 〜 3.24% |
1.98% 〜 3.24% |
| 入金サイクル | 最短即日 | 月1回 〜 月6回 |
月1回 〜 月2回 |
最短翌々日 |
| 入金手数料 | 0円 | 0円 | 0円 | 三井住友なら 0円 |
| バーコード スキャナ |
内蔵 | 別売り | 別売り | 別売り |
| レシート プリンター |
別売り | 別売り | 内蔵 | 内蔵 |
| 使い方 | 単体で使える | スマホ等と 一緒に使う |
単体で使える | 単体で使える |
| 導入に かかる日数 |
最短2日程度 | 2週間程度 | 4週間程度 | 3週間程度 |
大前提として、バーコードスキャナの使い勝手を重視するなら、Squareハンディの右に出るものはありません。他社の決済端末も、別売りのバーコードスキャナと連携して使うことはできますが、Squareハンディと比べると使いづらいです。
ただ、コスト面を重視するなら、Squareハンディ以外も検討したほうがよいでしょう。初期費用0円で導入できる端末もありますし、決済手数料はスクエアよりちょっと安い場合が多いです(ただし、代わりに月額固定費がかかるサービスもあるので注意)。
Squareハンディのメリット・デメリット
他社の決済端末と比較すると、Squareハンディには下記のようなメリット・デメリットがあります。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・バーコードスキャナ内蔵 ・商品等の写真を撮れる ・POSレジ機能もある ・持ち運びやすい ・防水&防塵仕様 ・最短2日ほどで導入できる ・月額固定費がかからない ・売上の入金手数料が0円 ・最短即日の売上入金も可能 |
・本体が高い ・レシートプリンターは別売 ・決済手数料がちょっと高い ・分割払いやリボ払いには非対応 |
Squareハンディの最大の特徴は、やはり「バーコードスキャナ内蔵」という点でしょう。このような決済端末は、業界全体を見渡してもほとんど存在しません。ちなみに、スクエアは入金サイクルや導入スピードが早いのも隠れた強みです。
一方、最大のデメリットはコスト面です。本体とレシートプリンターをセットで導入しようとすると、初期費用が10万円近くかかる場合もあります。また、決済手数料も他社と比べて少し高いので、売上が増えるほど割高に感じられます。
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Squareハンディに関する疑問【Q&A】
- スクエアの決済端末はSquareハンディ以外にもある?
- Squareハンディ以外にも、スクエアには「Squareリーダー」「Squareターミナル」「Squareレジスター」などの決済端末があります。バーコードスキャナが付いてるのはSquareハンディだけですが、他の端末にもそれぞれ強みがあります。
スクエアの決済端末を徹底比較!おすすめはどれ?
- SquareハンディとSquareターミナルの違いは?
- Squareハンディには「バーコードスキャナ」と「カメラ」が付いています。一方、Squareターミナルにはそれらが無い代わりに「レシートプリンター」が内蔵されています。ちなみに、Squareターミナルのほうが少し安いです。
Squareターミナルとは?使い方・手数料・デメリット
- Squareハンディはどこで買える?
- Squareハンディは、スクエアの公式サイトから購入できます。注文から2~3日程度で届きます。なお、購入後30日以内なら返品可能なうえ、1年間の制限保証付きです。
- Squareハンディのサイズはどれくらい?
- Squareハンディのサイズは、だいたい「縦18cm × 横8cm × 厚さ2cm」くらいです。iPhoneよりちょっと大きいくらいのサイズ感なので、ポケットに入れてラクに持ち歩けます。
- Squareハンディは屋外でも使える?
- Squareハンディは、インターネットに接続できる環境であれば、屋外でも利用できます。お店のWi-Fiが届く範囲ならテラス席でのお会計もできますし、ポケットWi-Fiやスマホのテザリングを活用すれば、イベント出店やキッチンカーでも使えます。
- Squareハンディはレシートを印刷できる?
- Squareハンディで紙のレシートを発行するには、別売りのレシートプリンターが必要です。ただ、プリンターがなくても「電子レシート」は発行できます(メールやSMSでお客さんに購入明細を送る機能のこと)。客数の少ない店舗なら、電子レシートだけでも大丈夫かもしれません。
まとめ

Squareハンディは、バーコードスキャナとカメラを搭載したキャッシュレス決済端末です。入荷処理・商品撮影・お会計・キャッシュレス決済など、様々な役割を1台でこなせます。
| 初期費用 | 本体:44,980円 + 周辺機器:2万円程度~ (レシートプリンターなど) |
|---|---|
| ランニングコスト | 決済手数料のみ (決済額の2.5% ~ 3.25%) |
| 売上の入金サイクル | 三井住友・みずほ銀行:翌営業日入金 その他の銀行:週1回入金 (即時入金サービスも利用可能) |
| 売上の入金手数料 | 無料 |
| 通信環境 | Wi-Fiでインターネットに接続する |
| 導入方法 | 公式サイトでアカウント作成 ↓ 審査に通ったら端末を注文 ↓ 端末が届いたらすぐ使える |
バーコードを使って商品管理をしているなら、Squareハンディはかなりオススメです。価格は高いですが、圧倒的な使い勝手の良さを実感できるはずです。バーコードスキャナ内蔵の決済端末は珍しく、他社のラインナップを見渡してもほとんど見当たりません。
また、Squareハンディはスマホ感覚で扱えて、非常に取り回しが良いので、決済端末を頻繁に持ち運ぶ店舗(テーブル会計の飲食店など)にもおすすめです。ただ、スクエアにはもっとコンパクトな端末もあるので、そのあたりも検討してみるとよいでしょう。
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