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テイクアウト店におすすめのPOSレジアプリ – キッチンカー・移動販売にも

更新日: 2024/07/01
テイクアウト店におすすめのPOSレジアプリ – キッチンカー・移動販売にも

テイクアウト専門の飲食店向けに、おすすめのPOSレジアプリ(タブレットPOS)をまとめました。POSレジアプリはスマホやタブレットで使えるので、低コスト&省スペースで導入できます。

INDEX

目次

    テイクアウト店にはPOSレジアプリがオススメ!

    レジスター
    (POS機能付き)
    POSレジアプリ
    POSレジ端末のイメージ POSレジアプリのイメージ
    ・重いうえに場所をとりがち
    ・高価なモノが多い
    ・まず操作を覚えるのが大変
    ・軽量でコンパクト
    ・無料でも使える
    ・初心者でも直感的な操作が可能

    「POSレジアプリ」は、手持ちのタブレットやスマホでレジ機能を使えるアプリです。スペースが限られがちなテイクアウト専門店なら、一般的な「レジスター」よりも「POSレジアプリ」の導入をオススメします。

    POSレジアプリの特徴

    • スマホやタブレットがあれば無料で使える
    • コンパクトで場所をとらない
    • 初心者でも操作しやすいインターフェイス
    • お店にネット回線を引いていなくても使える
    • 常に電源と繋いでいなくても使える
    • キャッシュレス決済への対応もスムーズ

    本記事で紹介するPOSレジアプリは、店舗でテイクアウト飲食店を営む事業者のほか、以下のような事業形態の方にもご利用いただけます。

    • 持ち帰り専門店
    • お弁当専門店
    • 惣菜専門店
    • デリカテッセン
    • 移動販売車
    • キッチンカー
    • フードトラック
    • ケータリングカー
    • ケータリングトラック

    テイクアウト向けのPOSレジアプリ【比較表】

    テイクアウト専門の飲食店におすすめのPOSレジアプリをまとめました。

    テイクアウト専門店におすすめのPOSレジアプリ【比較一覧表】

    Airレジ スマレジ STORES
    レジ
    Square
    POSレジ
    操作画面 Airレジ - お会計画面 スマレジ - お会計画面 STORES レジ - お会計画面 Square POSレジ - お会計画面
    初期費用 無料 無料 無料 無料
    月額費用
    (税込)
    無料 無料
    or
    5,500円~
    無料
    or
    4,950円
    無料
    対応OS iOS iOS iOS
    (iPadのみ)
    iOS
    Android
    連携 キャッシュレス決済
    デリバリー
    サービス
    × ×
    ネット注文
    システム
    × ×

    デリバリーサービス(出前館、UberEatsなど)やネット注文システムとの連携機能もありますが、この2つはそこまで重視しなくてOKです。連携機能があってもなくても、利便性はあまり変わりません。

    キャッシュレス決済の導入について

    POSレジアプリ単体では、クレジットカードや電子マネーでの支払いを受け付けられません。別途「決済代行サービス」と契約すると「決済端末」が手に入るので、これを使ってキャッシュレス決済に対応します。

    POSレジアプリでのキャッシュレス対応

    本記事で紹介するPOSレジアプリはすべて、各運営会社が決済代行サービスも提供しています。例えば「Airレジ」の運営会社は、決済代行サービス「Airペイ」をリリースしています。特にこだわりがなければ、同じ会社同士で揃えるのがラクです。

    Airレジ(エアレジ)

    Airレジの操作イメージ

    初期費用 月額料金 対応OS
    無料 無料 iOS
    連携できる
    決済代行サービス
    デリバリーサービス
    との連携
    ネット注文システム
    との連携
    ・Airペイ
    ・Square

    (出前館)
    ×

    Airレジ」は、リクルートが運営するPOSレジアプリです。レジのインターフェイスがわかりやすく、どこで何ができるのか一目瞭然です。初めてPOSレジに触る人でも、すぐにサクサク操作できるようになります。

    「Airレジ」のお会計画面

    Airレジ - お会計画面

    お会計画面には、基本的に商品名だけが表示されます。ですが、商品数が多いお店など、レジの視認性を上げたい人向けに「商品画像とセットで表示できる」「商品をカテゴリごとに色分けできる」といった機能も提供されています。

    決済代行サービス「Airペイ」について

    Airペイの決済端末

    初期費用
    (端末代)
    月額料金 決済手数料 振込手数料
    20,167円
    無料キャンペーン中
    無料 3.24% 無料

    「Airレジ」でのキャッシュレス対応には「Airペイ」がおすすめです。このサービスは、導入できるキャッシュレス決済の種類がとにかく多いのが特徴です。とくにQR決済の対応数は他社より圧倒的に多く、国内外合わせて40種類以上のQR決済をまとめて導入できます。

    そのほか、Airペイではクレジットカードや電子マネー決済の導入も可能。ただし「常設店舗以外の複数の場所」で利用する場合は、交通系電子マネー(Suica・PASMOなど)を導入できないので要注意。これには、たとえば移動販売やキッチンカーなどの業態が該当する。

    今ならカードリーダーも無料Airレジ 公式サイト

    スマレジ

    スマレジの操作イメージ

    初期費用 月額料金 対応OS
    無料 無料 or 5,500円~ iOS
    連携できる
    決済代行サービス
    デリバリーサービス
    との連携
    ネット注文システム
    との連携
    ・スマレジPAYGATE
    ・Square
    ・STORES 決済
    など

    (UberEats)

    (L.B.B. Cloudなど)

    スマレジ」では、5種類の料金プランが用意されています。プランによって使えるレジ機能は異なりますが、テイクアウト専門店やキッチンカーなら無料プランで十分使えます。

    「スマレジ」の料金プラン

    月額料金 特徴
    スタンダード 無料 基本のPOSレジ機能が揃っている
    プレミアム 5,500円 店舗が複数ある事業者向け
    プレミアムプラス 8,800円 顧客管理に力を入れたい店舗向け
    フードビジネス
    (飲食店向け)
    12,100円 プレミアムプラス + 飲食店向け機能
    リテールビジネス
    (小売店向け)
    15,400円 プレミアムプラス + 小売店向け機能

    「フードビジネスプラン」の飲食店向け機能は、どちらかというとイートイン店舗に特化したものです。例えば、ウェイターが受けたオーダー内容をキッチンに送信する「オーダーエントリーシステム」などが含まれます。

    「スマレジ」のお会計画面

    スマレジの商品選択画面

    「スマレジ」はiPadとiPhoneで使えますが、それぞれお会計画面が異なります。iPadでは、お会計画面に商品画像を表示できるので、視認性が高く初心者でも使いやすい仕様です。一方、iPhoneでは商品画像が表示されず、操作性重視のコンパクトな画面構成になります。

    決済代行サービス「スマレジ・PAYGATE」について

    決済のイメージ - スマレジ・PAYGATE

    初期費用
    (端末代)
    月額料金 決済手数料 振込手数料
    30,800円
    無料キャンペーン中
    3,300円 3.24%~
    割引キャンペーン中
    要問い合わせ

    スマレジは様々な決済代行サービスと連携できますが、おすすめは「スマレジ・PAYGATE」です。端末1台でQR・電子マネー・クレカに対応できるうえ、レシートプリンターまで内蔵しているので、スムーズにお会計を済ませられます。4G回線に対応しているので、屋外でも使えます。

    「スマレジ」や「スマレジ・PAYGATE」の使い勝手は、ショールームで実際に触って試すことができます。簡単に予約できるので、まずは実際に操作感を試してみるのがおすすめです。

    スタンダードプランならずっと無料スマレジ 公式サイト

    STORES レジ

    STORES レジの操作イメージ

    初期費用 月額料金 対応OS
    無料 無料 or 4,950円 iOS
    (iPadのみ)
    連携できる
    決済代行サービス
    デリバリーサービス
    との連携
    ネット注文システム
    との連携
    STORES 決済 × ×

    STORES レジ」は、ネットショップ作成サービス「STORES」の会社が提供するPOSレジアプリです。料金プランは2つありますが、テイクアウト専門店や移動販売車で利用するなら、無料プランで十分です。

    「STORES レジ」の料金プラン

    月額料金 特徴
    フリープラン 無料 基本的なPOSレジ機能が揃っている
    ベーシックプラン 4,950円 ネットショップ向けの機能が充実している

    POSレジとしての機能は、どちらのプランもほとんど変わりません。ベーシックプランは、例えばアパレルショップなど、実店舗とネットショップのどちらにも力を入れたいお店向けです。

    「STORES レジ」のお会計画面

    STORES レジ - お会計画面

    「STORES レジ」のお会計画面では、商品名と商品画像がセットで表示できます。商品画像が他社のPOSレジアプリより大きめに表示されるので、レジ打ちの際は商品を見つけやすいです。

    決済代行サービス「STORES 決済」について

    STORES 決済の決済端末

    初期費用
    (端末代)
    月額料金 決済手数料 振込手数料
    19,800円 無料 1.98%~3.24% 無料 or 200円

    「STORES レジ」と連携できる決済代行サービスは「STORES 決済」だけです。STORES決済は、交通系電子マネー(Suica・PASMOなど)の決済手数料の安さが特徴です。電子マネーの手数料率は3%〜が一般的ですが、STORES決済なら「1.98%」で利用できます。

    「STORES 決済」では、移動販売車のような業態だと交通系電子マネーを導入できないので要注意。なお「STORES 決済」が対応しているその他の決済方法(クレカ・QR決済)は、移動販売車でも導入可能。

    フリープランならずっと無料STORES レジ 公式サイト

    Square POSレジ

    Square POSレジの操作イメージ

    初期費用 月額料金 対応OS
    無料 無料 iOS・Android
    連携できる
    決済代行サービス
    デリバリーサービス
    との連携
    ネット注文システム
    との連携
    Square ×
    (Square オンラインビジネス)

    Square POSレジ」は、iOSとAndroidの両方で使えるPOSレジアプリです。機能を絞ったシンプルな操作画面で、デジタル機器に不慣れな人でも扱えます。レジ周りをおしゃれに演出したいお店におすすめです。

    「Square POSレジ」のお会計画面

    Square POSレジ - お会計画面

    お会計画面では、商品の名前と画像がセットで表示できます。このため、レジ打ち時にはさほど時間をかけずに商品を見つけられ、会計までスムーズに進めます。

    決済代行サービス「Square」について

    Square(スクエア)のキャッシュレス決済端末

    初期費用
    (端末代)
    月額料金 決済手数料 振込手数料
    4,980円~ 無料 3.25%
    割引キャンペーン中
    無料

    「Square POSレジ」でキャッシュレス対応する場合、同社の決済代行サービス「Square」を導入します。他社サービスより決済手数料が0.01%ほど高いですが、端末などのスタイリッシュなデザインには優位性があります。

    ずっと無料で使えるSquare POSレジ 公式サイト

    まとめ

    本記事で紹介したPOSレジアプリは、いずれも初期費用・月額費用ともに無料で利用できます。有料プランがある「スマレジ」や「STORES レジ」でも、小規模なお持ち帰り専門店なら無料プランで十分です。

    テイクアウト向けPOSレジアプリ【比較表】

    Airレジ スマレジ STORES
    レジ
    Square
    POSレジ
    操作画面 Airレジ - お会計画面 スマレジ - お会計画面 STORES レジ - お会計画面 Square POSレジ - お会計画面
    初期費用 無料 無料 無料 無料
    月額費用
    (税込)
    無料 無料
    or
    5,500円~
    無料
    or
    4,950円
    無料
    対応OS iOS iOS iOS
    (iPadのみ)
    iOS
    Android
    連携 キャッシュレス決済
    デリバリー
    サービス

    出前館

    UberEats
    × ×
    ネット注文
    システム
    ×
    L.B.B. Cloudなど
    ×
    Square オンラインビジネス
    運営会社 リクルート スマレジ STORES Square

    POSレジアプリだけでは、キャッシュレス決済を受け付けられません。キャッシュレス決済を受け付けるには「決済代行サービス」の決済端末を購入しましょう。POSレジアプリとキャッシュレス決済端末を連携させることで、お会計がスムーズになります。

    POSレジアプリでのキャッシュレス対応 – クレカ払いの例

    POSレジアプリとキャッシュレス決済端末の役割(カード払いの流れ)

    POSレジアプリの運営会社は、それぞれが独自の決済端末を提供しています。基本的には、同じ会社のものをセットで申し込むのがおすすめです。最後に、各社の決済代行サービスを比較表にまとめておきます。

    決済代行サービスの比較表

    Airペイ スマレジ
    PAYGATE
    STORES決済 Square
    初期費用
    (端末代)
    20,167円
    無料キャンペーン中
    30,800円
    無料キャンペーン中
    19,800円 4,980円~
    月額費用 無料 3,300円 無料 無料
    決済手数料 3.24% 3.24%~
    割引キャンペーン中
    1.98%

    3.24%
    3.25%
    割引キャンペーン中
    振込手数料 無料 要問い合わせ 無料
    or
    200円
    無料
    入金サイクル 月1回

    月6回
    月1回
    or
    月2回
    最短2日以内 最短翌日
    対応する
    決済数
    QR 40種類以上 20種類以上 1種類 1種類
    電子マネー 11種類 14種類 9種類 11種類
    クレカ 7ブランド 7ブランド 6ブランド 6ブランド
    同社の
    POSレジアプリ
    Airレジ スマレジ STORES
    レジ
    Square
    POSレジ
    Airペイ スマレジ
    PAYGATE
    STORES決済 Square

    ※ 料金はすべて税込表示

    オススメは「Airレジ」と「Airペイ」のセット導入です。「Airペイ」は、キャンペーン利用で初期費用・月額料金ともに無料で使えるうえ、対応するキャッシュレス決済の数も40種類以上と、他社サービスよりとびぬけて多いです。

    お会計の効率を重視するなら「スマレジ」と「スマレジ・PAYGATE」のセットもアリです。1台の決済端末でQR・電子マネー・クレカに対応できるので、シンプルな手順でスピーディにお会計ができます。決済端末にはレシートプリンターも内蔵されているので、省スペースにも一役買ってくれます。

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