個人事業主・法人向けに、Square(スクエア)のオンライン決済機能をわかりやすく解説します。記事の後半では、他社サービスとの比較表も掲載しています。
目次
スクエアのオンライン決済とは?
スクエアの決済機能は、大きく分けて「店頭決済」と「オンライン決済」の2種類です。オンライン決済は、初期費用0円で最短即日で使い始められます。
| 店頭決済 | オンライン決済 |
|---|---|
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| 実店舗のお会計で使う | オンライン販売や 非対面の決済で使う |
スクエアのオンライン決済は、下記の4つのサービスで構成されています。どのサービスも、利用にかかる費用は決済手数料(決済額の3.25~3.27%)だけです。
| Square オンラインビジネス |
・ネットショップを作って商品を販売できる ・決済手数料は3.6% →ネットショップを作りたい場合はコレ! |
|---|---|
| Squareリンク決済 | ・決済用URLを送って、そこから決済してもらえる ・決済手数料は3.6% →SNS経由の販売などにおすすめ |
| Square請求書 | ・メールで請求書を送って、そこから決済してもらえる ・決済手数料は3.25%(定期決済は3.75%) →サブスク形式の定期決済や大口注文におすすめ |
| Squareブラウザ決済 | ・お客さんのカード情報を手入力して決済できる ・決済手数料は3.75% →電話で支払いを受け付けるときなどに便利 |
ここからは、それぞれのサービスについて詳しく解説していきます。
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Squareオンラインビジネス

| 導入費用 | 決済手数料 | 利用できる決済方法 |
|---|---|---|
| 0円 | 3.6% | クレジットカード |
Squareオンラインビジネスは、オリジナルのネットショップを作って、そこで商品を販売できるサービスです。プログラミングの知識がなくても簡単にネットショップを作れます。(ちなみに、飲食店のモバイルオーダー受付サイトとしても使えます)
基本的には、メジャーなネットショップ作成サービス(BASEやSTORESなど)と同じような機能が使えると考えてOKです。ただ、Squareオンラインビジネスを使えば、店頭決済の売上とネットショップの売上を一元管理できる、などの利点があります。
Squareリンク決済

| 導入費用 | 決済手数料 | 利用できる決済方法 |
|---|---|---|
| 0円 | 3.6% | クレジットカード |
Squareリンク決済は、SNSで商品を販売する場合や、イベントの参加費を事前徴収する場合に便利です。ネットショップを持っていなくても、簡単にオンラインで支払いを受け付けられます。
スクエアのリンク決済の流れ
- スクエアのマイページにログインする
- 決済用URLを作る(商品名と金額を入力するだけ)
- お客さんにURLを送る
- お客さんがURLを開いてクレカ情報を入力する
- 決済完了!
※ お客さんはスクエアのアカウントがなくてもOK
決済用URLは、メール・DM・チャットなど、どんな方法で送ってもOKです。決済用URLは何度でも使えるので、URLをブログやホームページに掲載しておいて使い回すこともできます。(商品や金額を変える場合は新しいURLが必要)
Square請求書

| 導入費用 | 決済手数料 | 利用できる決済方法 |
|---|---|---|
| 0円 | 通常:3.25% 定期決済:3.75% |
クレジットカード |
Square請求書は、オンラインで請求書を作って、そのままメールやSMSで送信できるサービスです。請求書には支払いボタンが付いていて、お客さんはそこから請求金額をクレジットカードで支払えます。
Square請求書は、先述の「Squareリンク決済」と似ていますが、下記のような違いがあります。
Square請求書とSquareリンク決済の違い
| Square請求書 | Squareリンク決済 | |
|---|---|---|
| 初期費用 | 無料 | 無料 |
| 決済手数料 | 通常:3.25% 定期決済:3.75% |
3.6% |
| 決済方法 | クレカのみ | クレカのみ |
| 定期決済 | ◯ | × |
| リマインダー (支払い催促) |
◯ | × |
Square請求書には定期決済の機能があります。これは、毎月同じ内容の請求書を自動で送ってくれる機能です。お客さんがカード情報を保存してくれたら、請求書の送付だけでなく、毎月の決済まで自動化することもできます。
また、Square請求書には自動リマインダーの機能もあります。これは、支払期日の前後で、お客さんにリマインドメールを自動送信してくれる機能です。この機能を使えば、未払金の催促も自動化できます。(送信の有無やタイミングは自由に設定できます)
Squareブラウザ決済

| 導入費用 | 決済手数料 | 利用できる決済方法 |
|---|---|---|
| 0円 | 3.75% | クレジットカード |
Squareブラウザ決済は、お客さんのカード情報を手入力して決済できるサービスです。たとえば、電話で注文を受けて、そのまま電話口で決済までおこなう場合などに使います。
Squareブラウザ決済は、先述した「Squareリンク決済」や「Square請求書」が使えないときの最終手段、というイメージです。パソコンやスマホが苦手なお客さんに対して、非対面で決済をする場合には役立つかもしれません。
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スクエアのオンライン決済の良いところ
- 売上の入金サイクルが早い
- お客さんはアカウントが要らない
- 実店舗の売上と一元管理できる
他社のオンライン決済サービスと比較したとき、スクエアには上記のようなメリットがあります。以下で詳しく説明していきます。
① 売上の入金サイクルが早い

スクエアの入金サイクルは、業界トップクラスの早さです。入金先が「三井住友銀行」か「みずほ銀行」なら、基本的に決済の翌日に振り込まれます。
さらに、入金予定日まで待てない!というときは「即時入金サービス」も利用できます。手数料(入金額の1.5%)がかかりますが、銀行の営業時間や休業日に関係なく、最短数分で売り上げが受け取れます。
② お客さんはアカウントが要らない
スクエアのオンライン決済は、お客さんがスクエアのアカウントを持っていなくても使えます。お客さんは、決済ページにカード情報を入力するだけで決済できるので、会員登録などをしてもらう必要はありません。
オンライン決済サービスのなかには、お客さんもアカウントを持っていないと使えないものもあります。たとえば、エアペイのオンライン決済では、お客さんも「リクルートID」でログインしてから決済する必要があります(IDがない場合は新規登録する)。
エアペイのオンライン決済について詳しく!
③ オンラインと実店舗の情報を一元管理できる
スクエアでは、店頭決済とオンライン決済の売上情報が、すべて「Squareデータ」というページに集約されます。店頭とオンラインの売上を1つの管理画面で見られるので、経営分析の手間が減ります。(もちろんオンライン決済だけ使っている場合も利用できます)

Squareデータの売上集計機能は、他社と比較してもかなり優秀です。たとえば「エアペイ」では、店頭決済の売上データは詳細に分析できても、オンライン決済については取引履歴の確認くらいしかできなかったりします。
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スクエアのオンライン決済の注意点
- 決済手数料がちょっと高い
- 決済方法はクレジットカードだけ
スクエアのオンライン決済は非常に使いやすいサービスですが、他社と比較するとちょっとした注意点もあります。以下で詳しく解説します。
① 決済手数料がちょっと高い
他社のオンライン決済サービスと比較すると、スクエアは決済手数料がちょっと高いです。小規模事業者に人気の「エアペイ」「STORES」と比較すると下記のとおりです。
オンライン決済の手数料【比較表】
| スクエア | エアペイ | STORES | |
|---|---|---|---|
| ネットショップ | 3.6% | 機能なし | 3.6% |
| リンク決済 | 3.6% | 3.24% | 機能なし |
| 請求書決済 | 3.25% | 機能なし | 3.24% |
| 定期決済 | 3.75% | 3.24% | 4.9% + 99円 |
たとえば、リンク決済の手数料を比べると、スクエアはエアペイより「0.36%」だけ高くなっています。これは、売上1万円につき「36円」の差が出る計算です。
そもそも売上が少なければ大きな差は生まれませんが、売上が増えるほどインパクトも大きくなっていきます。それなりの売上規模を見込んでいる場合は、慎重に検討しましょう。
② 決済方法はクレジットカードだけ
スクエアのオンライン決済で利用できるのはクレジットカードだけです。具体的には、下記の国際ブランドが提供するクレジットカード・デビットカードのみ使えます。
スクエアのオンライン決済で使えるカードブランド
- Visa
- Mastercard
- American Express
- JCB
- Diners Club
- Discover
スクエアのオンライン決済は、QRコード決済・キャリア決済・コンビニ決済などには対応していません。どうしても決済方法も揃えておきたい!という場合は、他社のオンライン決済サービス(STORESやStripeなど)を検討しましょう。
スクエアと他社のオンライン決済を比較してみた
オンライン決済サービスは、スクエア以外にもあります。小規模事業者でも利用しやすいサービスを取り上げ、それぞれの特徴を比較します。
| スクエア | エアペイ | STORES | Stripe | KOMOJU | |
|---|---|---|---|---|---|
| 導入費用 | 無料 | 20,167円 今なら無料 |
無料 | 無料 | 無料 |
| 月額料金 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 決済手数料 | 3.25% ~ 3.75% |
3.24% | 3.24% | 3.6% | 3.75% |
| 売上の 入金手数料 |
0円 | 0円 | 0円 or 220円 |
0円 | 220円~ |
| 売上の 入金サイクル |
最短即日 | 月1回 | 最短 2日以内 |
週1回 | 週1回 |
| 都度決済 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| 定期決済 | ◯ | ◯ | △ 50件超は有料 |
◯ | ◯ |
スクエアとよく比較されるのは「エアペイ」です。ただ、エアペイは店頭決済がメインのサービスなので、”オンライン決済だけ”という場合はあまり使いやすくありません。店頭決済との併用を考えているなら、検討してもよいでしょう。
エアペイのオンライン決済について詳しく!
ネットショップを作りたいなら「STORES」も選択肢に入ります。ただ、ネットショップの作成機能については、スクエアもSTORESも大きな差はありません。総合的に見ると、入金サイクルが早いスクエアのほうがおすすめです。
「Stripe」と「KOMOJU」は、オンライン決済サービスの世界的大手です。機能性と拡張性に富んでいて、大企業の導入実績も多いです。ただ、機能が多すぎて、小規模事業者にとっては逆に使いづらいでしょう。
スクエアのオンライン決済の始め方
スクエアのオンライン決済は、審査がスムーズに進めば最短即日で使い始められます。
スクエアのオンライン決済を導入する流れ
- 公式サイトでアカウントを作る
- 審査を受ける(最短即日で完了)
- 審査に通ったら利用開始!
まずは、スクエアの公式サイトで無料のアカウント登録を行いましょう。アカウントを作成すると、自動的に加盟店審査が開始されます。
審査結果は、最短で当日中に登録したメールアドレスに届きます。審査に通ったら、オンライン決済のすべての機能(ネットショップ・リンク決済・請求書など)を自由に使えます。
公式サイトスクエア
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スクエアのオンライン決済に関する疑問【Q&A】
- スクエアのオンライン決済は個人事業主でも使える?
- スクエアのオンライン決済は、個人事業主でも法人でも利用できます。事業規模に関する規定もないので、副業レベルでも問題ありません。ただし、事業内容によっては開業届などの提出を求められるケースがあります。
- スクエアのオンライン決済で領収書は発行できる?
- スクエアのオンライン決済では、決済が完了したタイミングで自動的に領収書(電子レシート)が発行されます。決済時にお客さんがメールアドレスや電話番号を入力する仕組みになっているため、事業者が特別な手続きをする必要はありません。
- スクエアの安全性・セキュリティは大丈夫?
- スクエアでは、安全に決済するためのセキュリティシステムが整っています。たとえば、カード情報は暗号化して処理され、事業者のサーバーや端末に顧客のカード番号などが保存されることはありません。また、機械学習を活用した不正検知システムにより、不審な取引を自動的に検出するなどの対策も行われています。
- スクエアはオンライン決済“だけ”でも使える?
- スクエアは、オンライン決済のみの利用も可能です。アカウントを作成して加盟店審査に通過すれば、無料でオンライン決済機能を使い始められます。スクエアには、店頭用の決済端末もありますが、こちらの導入は必須ではありません。
まとめ
スクエアを導入すれば「オンラインショップ・リンク決済・請求書決済」などの決済方法が使えるようになります。初期費用や月額料金はかからず、決済手数料のみで利用できます。
| 導入コスト | 0円 |
|---|---|
| ランニングコスト | 決済手数料のみ (決済額の3.25%~3.75%) |
| できること |
|
| 決済手段 | クレジットカード (VISA・Mastercardなど主要6ブランド) |
| 導入方法 | 公式サイトでアカウントを作る ↓ 審査を受ける ↓ 審査に通ったら利用開始 |
| 導入にかかる期間 | 最短即日で使い始められる |
他社のオンライン決済サービスと比較すると、スクエアの大きな強みは「売上入金の早さ」です。三井住友銀行・みずほ銀行なら翌営業日に売上が振り込まれるうえ、資金繰りが厳しいときは即時入金サービス(有料)も利用できます。
一方、決済手数料は他社よりも少しだけ高いです。といっても、基本的には1%未満の差なので、売上がよほど大きくない限りほとんど気にならないでしょう。入金サイクルの早さや、システム全体の使いやすさを考慮すれば、十分に許容できるコストです。
公式サイトスクエア
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