【徹底解説】Square(スクエア)とは?初期費用・導入方法・使い方など

更新日: 2025/12/11 PR
【徹底解説】Square(スクエア)とは?初期費用・導入方法・使い方など

お店を営む個人事業主・法人向けに、キャッシュレス決済サービス「Square(スクエア)」について徹底解説します。スクエアを導入すれば、クレカ・電子マネー・QR決済などの支払方法に対応できるようになります。

目次

    Square(スクエア)とは?

    • 店舗向けのキャッシュレス決済サービス
    • クレカ・電子マネー・QR決済などの支払方法に対応できる
    • 個人事業主でも法人でも利用可能

    店舗向けキャッシュレス決済サービスのSquare(スクエア)

    スクエアは「どうやって導入するか」によって費用や使い方が異なります。導入方法は大きく分けて3パターンあり、それぞれの店舗に合ったスタイルで導入できます。

    スクエアの導入スタイル

    1. スマホだけで導入する
    2. 「連携型」の決済端末で導入する
    3. 「自立型」の決済端末で導入する

    それぞれの違いは下表のとおりです。(スクエアには6種類の決済端末がありますが、ここではひとまず「連携型」と「自立型」に大別しています)


    スマホだけで
    導入する

    連携型の
    端末で導入する

    自立型の
    端末で導入する
    Square(スクエア)をスマホだけで導入する場合 Square(スクエア)を連携型端末で導入する場合 Square(スクエア)を自立型端末で導入する場合
    導入の流れ スマホに
    専用アプリを入れる
    決済端末を買って
    スマホと連携する
    決済端末を買う
    必要なもの スマホだけ 決済端末
    +
    スマホかタブレット
    決済端末だけ
    初期費用 0円 4,980円~ 39,980円~
    導入後の費用 決済手数料だけ
    (決済金額の2.5% ~ 3.25%)
    クレカ
    (タッチ決済のみ)
    電子マネー ×
    QR決済

    >> スクエアの決済端末を徹底比較!おすすめはどれ?

    スクエアの利用にかかる費用は、基本的に「決済端末の購入費用」と「決済手数料」だけです(スマホだけで導入する場合、決済端末の購入費用はかかりません)。決済手数料は、下記のように決済ブランドごとに決められています。

    スクエアの対応決済 & 決済手数料

    クレカ 電子マネー QRコード
    【2.5%】*
    ・VISA
    ・MasterCard
    ・JCB
    ・AmericanExpres
    ・DinersClub
    ・Discover

    【3.25%】
    ・銀聯
    【3.25%】
    ・交通系IC
    ・iD
    ・QUICPay
    【3.25%】
    ・PayPay
    ・d払い
    ・楽天ペイ
    ・au PAY
    ・メルペイ
    ・WeChat Pay
    ・Alipay+

    * キャッシュレス決済額が年間3,000万円超の場合は3.25%になる

    決済手数料は「スクエアで決済した金額 × 料率」で算出されます。たとえば、VISAで1万円の決済をすると、250円の決済手数料が発生します(1万円 × 2.5% = 250円)。この250円は、お客さんではなく店舗側が負担します。

    スタイリッシュで使いやすい決済端末スクエア
    公式サイト

    スクエアの導入にかかる費用


    スマホだけで
    導入する

    連携型の
    端末で導入する

    自立型の
    端末で導入する
    Square(スクエア)をスマホだけで導入する場合 Square(スクエア)を連携型端末で導入する場合 Square(スクエア)を自立型端末で導入する場合
    対応できる
    決済方法
    ・クレカ(タッチ決済)
    ・QRコード決済
    ・クレカ
    ・電子マネー
    ・QRコード決済
    ・クレカ
    ・電子マネー
    ・QRコード決済
    初期費用 0円 4,980円~
    (端末代)
    39,980円~
    (端末代)
    スマホ 必須 必須
    (タブレットも可)
    いらない
    任意で買う
    周辺機器
    ・レシートプリンター:4~6万円ほど
    ・バーコードスキャナー:1~2万円ほど
    ・キャッシュドロア:1~5万円ほど

    ※ 上記の周辺機器はなくても使えます

    Square(スクエア)では導入スタイルによって初期費用が異なります。①~③のパターンに分けて、詳しく解説していきます。

    ① スマホだけで導入する場合の費用

    Square(スクエア)をスマホだけで導入する場合の使い方

    導入に必要なもの スマホ
    (iOSでもAndroidでも可)
    初期費用 0円
    任意で買う周辺機器 ・レシートプリンター:4~6万円ほど
    ・バーコードスキャナー:1~2万円ほど
    ・キャッシュドロア:1~5万円ほど

    スクエアをスマホで導入する場合は、公式サイトでアカウントを作ってから、専用のアプリをダウンロードするだけでOKです。アカウント登録にもアプリダウンロードにも料金はかかりません。

    周辺機器の購入はあくまで任意なので、なくても問題ありません。ひとまずスマホだけで導入してみて、使い勝手を試してから周辺機器を揃えてもよいでしょう。

    スクエアをスマホで導入するメリット・デメリット

    ② 連携型端末で導入する場合の費用

    Squareリーダー Squareスタンド
    スクエアのカードリーダー型決済端末(Squareリーダー) スクエアのiPad一体型決済端末(Squareスタンド)
    端末の価格
    (税込)
    4,980円 29,980円
    端末のほかに
    必要なもの
    スマホかタブレット
    (iOS・Android)
    iPad
    任意で買う
    周辺機器
    ・レシートプリンター:4~6万円ほど
    ・バーコードスキャナー:1~2万円ほど
    ・キャッシュドロア:1~5万円ほど

    連携型の決済端末は「Squareリーダー」と「Squareスタンド」の2種類です。どちらも、必ずスマホやタブレットと一緒に使います(SquareスタンドはiPadをハメ込んで使う)。すでに店舗用のスマホがある場合や、プライベートのスマホを流用できる場合は安上がりです。

    新たにスマホ・タブレットを購入する場合は、対応機種であれば中古品でもOKです。ただ、中古でもだいたい2~3万円はするので、どうせなら後述の「Squareターミナル」あたりを買ったほうが良いかもしれません。

    ③ 自立型端末で導入する場合の費用

    Square
    ターミナル
    Square
    ハンディ
    Square
    レジスター
    スクエアのオールインワン型決済端末(Squareターミナル) Squareハンディ(スクエアの決済端末) Squareレジスター(スクエアのレジ一体型決済端末)
    端末の価格
    (税込)
    39,980円 44,980円 84,980円
    端末のほかに
    必要なもの
    なし なし なし
    レシート
    プリンター
    内蔵 別売り 別売り
    バーコード
    スキャナ
    別売り 内蔵 別売り
    カスタマー
    ディスプレイ
    別売り 別売り 付属

    ※ 別売りの周辺機器は買わなくてもOK

    上記3つの決済端末は、単体で決済を完結できるので、スマホやタブレットと連携する必要がありません。また、プリンターやスキャナ等の機能が最初から内蔵されています。

    端末価格はちょっと高いですが、周辺機器をアレコレ揃える必要がないので、トータルで考えると意外と安上がりです。たとえば、レシートプリンターを単体で買うと4~6万円くらいですが、プリンター内蔵の「Squareターミナル」はそれより安いです。

    スクエアの使い方【お会計の流れ】


    スマホだけの場合

    連携型端末の場合

    自立型端末の場合
    Square(スクエア)をスマホだけで導入する場合 Square(スクエア)を連携型端末で導入する場合 Square(スクエア)を自立型端末で導入する場合
    スマホに金額を入力して
    カードをかざす
    スマホに金額を入力して
    端末で決済する
    端末に金額を入力して
    そのまま決済する

    Square(スクエア)の使い方は導入スタイルによって異なります。ここからは、それぞれの決済の流れをざっくり解説していきます。

    ① スマホだけで導入する場合の使い方

    Square(スクエア)の「スマホでタッチ決済」

    スクエアをスマホだけで導入する場合、お会計は下記のような流れで行います。スマホだけでお会計を完結できます。

    スマホだけでお会計する流れ

    1. スマホのアプリで商品を選ぶ(もしくは金額を入力する)
    2. 会計ボタンを押す
    3. スマホにクレカをかざしてもらう*
    4. 決済完了!

    * ApplePay等でクレカ払いをする場合はスマホをかざしてもらう

    上記は「タッチ決済対応のクレジットカード」でお会計をするときの流れです。お客さんのカードがタッチ決済に対応していない場合は、カード番号などを手入力する必要があります。

    ちなみに、QRコード決済でお会計する場合は、スクエアのアプリから画面にQRコードを表示できます。それをお客さんのスマホで読み取ってもらえばOKです。なお、電子マネー決済には対応していません(電子マネーを使うには決済端末が必要)。

    Squareをスマホで導入する場合の使い方について詳しく!

    ② 連携型端末で導入する場合の使い方

    Squareリーダー・Squareスタンドの使い方(スクエア)

    連携型の決済端末(Squareリーダー・Squareスタンド)を使う場合は、下記のような流れでお会計をします。スマホ・タブレットと決済端末をセットで使います。

    連携型端末でお会計する流れ

    1. スマホ・タブレットのアプリで商品を選ぶ(もしくは金額を入力する)
    2. 会計ボタンを押す
    3. 決済端末でクレカや電子マネーを読み取る
    4. 決済完了!

    連携型の決済端末は「Squareリーダー」と「Squareスタンド」の2種類です。どちらもディスプレイが付いていないので、金額入力などはスマホ・タブレットのほうで行います。そのあと、決済端末にカードを挿したり、スマホをかざしたりして決済します。

    ちなみにQRコード決済の場合は、スマホやタブレットの画面にQRコードを表示して、それをお客さんに読み取ってもらいます。(QRコード決済のやり方は、前述した「スマホだけで導入する場合」と同じ)

    ③ 自立型端末で導入する場合の使い方

    Squareターミナル・ハンディ・レジスターの使い方(スクエア)

    自立型の決済端末(Squareターミナル等)を使う場合、お会計の流れは下記のとおりです。決済端末だけでお会計を完結できます。

    自立型端末でお会計する流れ

    1. 決済端末のディスプレイで商品を選ぶ(もしくは金額を入力する)
    2. 会計ボタンを押す
    3. 決済端末でクレカや電子マネーを読み取る*
    4. 決済完了!

    * QR決済の場合は、ディスプレイに表示したQRコードを読み取ってもらう

    自立型の決済端末は、Squareターミナル・Squareハンディ・Squareレジスターの3種類です。このうち「Squareターミナル」にはプリンターが内蔵されているので、決済完了と同時にレシートが印刷されます。

    ちなみに「Squareハンディ」にはバーコードスキャナが内蔵されているので、商品のバーコードを読み取ってお会計ができます。また「Squareレジスター」にはカスタマーディスプレイが付いているので、お客さん側にもお会計内容がわかりやすく表示されます。

    スクエアのメリット・デメリット

    メリット デメリット
    ・店舗に合った導入方法を選べる
    ・スマホで導入すれば初期費用0円
    ・最短即日で使える
    ・月額料金が0円
    ・売上の振込手数料が0円
    ・売上の入金サイクルが早い
    ・オンライン決済も可能
    ・一部端末はオフラインでも使える
    ・決済端末は有料
    ・決済手数料が少しだけ高い
    ・決済ブランドがやや少ない
    ・分割払いやリボ払いには非対応
    ・年末年始はサポートが休業

    スクエアの最大のメリットは、店舗のニーズに合わせて導入方法を選べるところです。スマホを使って無料&即日で導入することもできますし、決済端末(Squareリーダー・Squareターミナルなど)を買って豊富な決済手段に対応することもできます。

    一方、デメリットを挙げるなら、「エアペイ」などの競合サービスと比較すると若干コストがかかる点です。決済端末を購入する場合は初期費用(4,980円~)がかかるうえ、決済手数料が相場より0.01%だけ高かったりします。

    スクエアを他社サービスと比較してみた

    スクエア エアペイ PAYGATE STORES決済
    決済端末 スクエアのカードリーダー型決済端末(Squareリーダー) AirPAY(エアペイ)のカードリーダー型決済端末 スマレジPAYGATEのオールインワン型決済端末 STORES決済のカードリーダー型決済端末(ストアーズ)
    4,980円~ 20,167円
    今なら無料
    39,600円
    今なら無料
    0円
    月額料金 0円 0円 3,300円 3,300円
    決済手数料 2.5%

    3.25%
    2.48%

    3.24%
    1.98%

    3.24%
    1.98%

    3.24%
    振込手数料 0円 0円 0円 無料
    or
    200円
    入金サイクル 最短翌日 月1~6回 月1~2回 最短2日以内
    クレカ 7ブランド 7ブランド 7ブランド 6ブランド
    電子マネー 11種類 11種類 14種類 11種類
    QRコード 7種類 30種類以上 8種類 20種類以上
    導入に
    かかる日数
    最短即日 最短即日 4週間程度 最短3日

    >> 店舗向けキャッシュレス決済端末の比較一覧表

    よくスクエアと比較検討されるのは「エアペイ」です。スクエアは入金サイクルの早さが強みですが、コスト面や対応ブランド数ではエアペイが勝っています。ただ、エアペイには「連携型」の決済端末しかないので、「自立型」の端末がほしいならスクエアがおすすめです。
    スクエアとエアペイを徹底比較!おすすめはどっち?

    ちなみに「PAYGATE」と「STORES決済」は決済手数料が安さがウリです。ただ、代わりに月額固定費(3,300円/月)がかかるので、どちらかと言うと売上規模の大きい店舗に向いています。

    もっと詳しい比較表を見たい方はこちら!

    スクエアの導入方法

    Square(スクエア)は下記のような手順で導入できます。

    スクエアを導入する流れ

    1. 公式サイトでアカウントを作る
    2. 審査を受ける
    3. アプリをダウンロードする or 公式サイトで決済端末を買う

    アカウント作成は無料です。名前やアドレスを入力して、身分証などをアップロードするだけなので、とくに難しいことはありません。登録したアカウント情報をもとに審査が行われ、最短即日で決済ができるようになります。

    審査に通ったら、スマホで導入する場合はアプリをダウンロードするだけで準備完了です。決済端末がほしい場合は公式サイトから購入できます(早ければ2日ほどで届く)。決済端末が届いたら、簡単な初期設定を済ませればすぐに使えます。

    スタイリッシュで使いやすい決済端末スクエア
    公式サイト

    スクエアに関する疑問【Q&A】

    スクエアって何ができるの?
    スクエアに申し込むと、20種類以上のキャッシュレス決済を一括導入できます。具体的な使い方は導入スタイルによって異なりますが、スマホや決済端末を使って「クレジットカード・電子マネー・QRコード決済」などを受け付けられるようになります。
    スクエアはどんな業種で使える?
    スクエアは個人事業主・法人を問わず、さまざまな業種で導入できます。飲食店・小売店・美容室といった店舗だけでなく、イベント出店・移動販売・オンラインショップなどでも使えます。
    スクエアの導入費用はいくら?
    スクエアの導入にかかる初期費用は、基本的に「決済端末の購入代金」だけです。決済端末にはいくつか種類があり、安いものなら4,980円で買えます。なお、決済端末を買わずにスマホだけで導入する場合、初期費用はかかりません。
    スクエアの導入に必要なものは?
    最低限、タッチ決済に対応しているスマホ(iPhone・Android)があれば導入できます。そのほか、必要に応じて「決済端末」や「レシートプリンター」などを購入しましょう。
    スクエアの導入には何日くらいかかる?
    スクエアは最短即日で導入できます。公式サイトでアカウント登録をすると、審査が完了した決済ブランドから使えるようになります。「VISA・MasterCard・AmericanExpress​・銀聯」あたりは、当日中に審査が完了することもあるようです。
    スクエアで決済した売上はいつ振り込まれる?
    「三井住友銀行」か「みずほ銀行」の口座なら、1日分の売上が翌日に振り込まれます(銀行が休みの日は翌営業日)。それ以外の銀行の場合は、1週間分の売上が週1回まとめて振り込まれます。なお、どの銀行口座でも振込手数料は一律0円です。
    スクエアの操作は難しい?
    シンプルな設計なので、説明書なしでも使えるくらい簡単です。ヘルプページや解説動画も充実しているので、デジタル機器が苦手な方でも心配はいりません。
    スクエアで決済後の払い戻しはできる?
    決済ブランドにもよりますが、1年以内の取引であれば基本的に払い戻しができます。1年以上経っている取引など、スクエアで払い戻しができない場合は、現金で返金対応しましょう。

    まとめ

    Square(スクエア)は、低コストかつスピーディーに導入できるキャッシュレス決済サービスです。ランニングコストは決済手数料だけなので、創業間もない事業者でも安心して利用できます。

    スクエアの重要ポイント

    • 個人事業主でも法人でも導入できる
    • 20種類以上のキャッシュレス決済に対応可能
    • スマホだけで導入する場合は初期費用0円
    • 決済端末を買う場合は4,980円~
    • レシートプリンター等の周辺機器はなくてもOK
    • ランニングコストは決済手数料のみ(決済額の2.5~3.25%)
    • 売上は最短翌日に振り込まれる
    • 売上の振込手数料は0円

    「スクエアをちょっと使ってみたいな」と思ったら、まずはスマホだけで導入してみるのがおすすめです。タッチ決済対応のスマホさえあれば、クレカ決済を最短当日で無料で導入できます。(iPhoneでもAndroidでもOK)

    店頭で本格的に使い始めるなら、決済端末を購入してもよいでしょう。一番安くてコンパクトな「Squareリーダー」なら4,980円で買えます。ちなみに、イチオシの決済端末は、レシートプリンター内蔵型の「Squareターミナル」です。

    スタイリッシュで使いやすい決済端末スクエア
    公式サイト

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