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弥生の会計ソフトと連携できるPOSレジ【比較一覧表】おすすめはどれ?

更新日: 2025/06/06 PR
弥生の会計ソフトと連携できるPOSレジ【比較一覧表】おすすめはどれ?

店舗を営む個人事業主・法人向けに、弥生の会計ソフトと連携できるPOSレジを比較解説します。「弥生会計 オンライン」や「やよいの青色申告 オンライン」を使っている店舗は、POSレジ選びの参考にしてください。

INDEX

目次

    弥生の会計ソフトはPOSレジと連携できる?

    弥生の会計ソフトはPOSレジと連携できます。弥生の会計ソフトには「弥生会計」や「やよいの青色申告」などの種類がありますが、どれもPOSレジ連携に対応しています。

    弥生の会計ソフトと連携できるPOSレジアプリ

    連携できるPOSレジの種類はどのソフトでも同じです。「スマレジ」や「エアレジ」など、5種類のPOSレジアプリとの連動に対応しています。(このあと詳しく比較解説します)

    弥生の会計ソフトとPOSレジを連携すると、POSレジの売上データが会計ソフトに送信されるようになります。弥生の会計ソフトには「自動仕訳」の機能があるので、POSレジから受け取った売上データは自動で帳簿に反映されます。

    POSレジと会計ソフトを
    連携している場合
    POSレジと会計ソフトを
    連携していない場合
    POSレジと会計ソフトを連携すると売上データが自動送信される POSレジと会計ソフトを連携しないと売上データの手入力が必要

    会計ソフトとPOSレジを連携していない場合は、POSレジの売上データをいちいち会計ソフトに手入力する必要があります。毎日のように発生する作業なので、早めに自動化しておくのがおすすめです。

    弥生の会計ソフトと連携できるPOSレジ

    弥生の会計ソフト(弥生会計・やよいの青色申告など)と連携できるPOSレジは下記の5つです。これらはすべて、タブレットやスマホにインストールして使う「POSレジアプリ」です。

    • スマレジ ←迷ったらコレ!
    • エアレジ
    • ユビレジ
    • USENレジ FOOD
    • POS+ food

    このうち、小規模な店舗でも使いやすいのは「スマレジ」と「エアレジ」です。あとの3つは、中規模店舗~大型チェーン店向けと考えましょう。

    弥生の会計ソフトと連携できるPOSレジ【比較一覧表】

    スマレジ エアレジ ユビレジ USENレジ
    FOOD
    POS+
    food
    操作画面 スマレジの商品選択画面 Airレジ(エアレジ)のお会計画面 ユビレジ - お会計画面 USENレジFOODの操作画面(飲食店向けPOSレジアプリ) POS+foodの操作画面(飲食店向けPOSレジアプリ)
    初期費用 0円~ 0円~ 0円~ 82,500円~ 396,000円~
    月額料金
    (税込)
    0円~ 0円 7,590円/月~ 14,278円/月~ 15,400円/月~
    レジ機能
    売上分析
    顧客管理
    有料プラン

    追加料金
    在庫管理
    EC連携不可

    EC連携不可
    × ×
    オーダー
    システム

    有料プラン

    追加料金

    追加料金
    会計ソフト
    連携

    有料プラン
    決済端末
    連携

    結論から言うと、迷ったら「スマレジ」がおすすめです。飲食店向け・小売店向け・チェーン店向けなど、複数のプランが用意されているので、自店にぴったりの機能をリーズナブルな価格で導入できます。

    ここからは、弥生の会計ソフトと連携できる5つのPOSレジについて、詳しく解説していきます。

    スマレジ

    スマレジの商品選択画面

    • 個人店から大規模チェーン店まで対応できる万能レジ
    • 料金プランが細分化されており、自店に合わせて導入できる
    • 無料プランでは会計ソフトと連携できない
    初期費用 月額料金 対応OS 連携できる
    決済端末
    0円~ 0円~ ・PAYGATE
    ・STORES決済
    ・Square など
    売上分析 顧客管理 オーダーシステム 在庫管理

    有料プランのみ

    有料プランのみ

    スマレジは、小規模な個人店から大規模なチェーン店まで対応できる、柔軟性が強みのPOSレジアプリです。無料プランからハイプランまで、様々な使い方が想定されているので、店舗の成長にあわせて柔軟に機能を拡張していけます。

    スマレジの料金プラン

    スタンダード プレミアム プレミアム
    プラス
    フード
    ビジネス
    リテール
    ビジネス
    概要 基本機能のみ 会計ソフトと
    連携可能
    顧客管理機能
    などが付く
    大きめな
    飲食店向け
    店舗数の多い
    小売業向け
    月額
    料金
    (税込)
    無料 5,500円/月 8,800円/月 12,100円/月 15,400円/月
    会計
    ソフト
    連携
    ×
    レジ
    機能
    売上
    分析
    在庫
    管理
    複数
    店舗
    管理
    ×
    顧客
    管理
    × ×
    セルフ
    レジ
    × ×
    オーダー
    システム
    × × × ×
    棚卸
    など
    × × × ×

    >> スマレジの料金プランを詳しく(公式サイト)

    「スタンダード」でも基本的な機能は使えますが、会計ソフトと連携するには「プレミアム」を選びましょう。なお「プレミアムプラス」以上のプランは、わりと大きめな店舗向けと考えてOKです。小規模な店舗の場合は、ちょっとオーバースペックかもしれません。

    スマレジの導入コストをシミュレーション

    初期費用 ・iPad:58,800円
    合計 58,800円
    月額料金 ・プラン料金:5,500円/月(プレミアムの場合)
    ・周辺機器のサブスク:3,960円/月
    合計 9,460円/月

    ※ iPadの価格はモデルによって異なります

    上記は、スマレジのプレミアムプランに加入する場合の想定コストです。スマレジには、レシートプリンターやキャッシュドロアなどの周辺機器をサブスクで借りられるサービスがあるので、初期費用はiPadかiPhoneの購入代金だけで済みます(もちろん、すでに持っている端末を使えば0円です)。

    リーズナブルな万能レジスマレジ 公式サイト

    エアレジ

    Airレジ(エアレジ)のお会計画面

    • 月額0円で使い続けられるPOSレジアプリ
    • とにかく安いのがいい!という小規模店舗におすすめ
    • スマレジなどと比較すると機能や拡張性は劣る
    初期費用 月額料金 対応OS 連携できる
    決済端末
    0円~ 0円 ・エアペイ
    ・Square
    売上分析 顧客管理 オーダーシステム 在庫管理

    6,600円/月~

    EC連携不可

    エアレジはずっと無料で使い続けられるPOSレジアプリです。他社の有料アプリと比較すると機能は少ないですが、最低限のレジ機能があれば大丈夫!という小規模店舗なら問題ありません。

    飲食店向けのオーダーシステムを利用したい場合は、「エアレジ オーダー」という別サービスの契約が必要です(月額6,600円~)。なお、ネットショップと在庫を連動させる機能はないので、小売店などは注意しましょう。

    エアレジの導入コストをシミュレーション

    初期費用 ・iPad:エアペイのキャンペーンで無料
    ・レシートプリンター:24,800円
    ・キャッシュドロア:9,020円
    合計 33,820円
    月額料金 ・プラン料金:0円
    合計 0円

    ※ 周辺機器の価格は公式サイトを参考にしています(変動する可能性あり)

    エアレジの姉妹サービスに「エアペイ」というキャッシュレス決済端末があり、現在エアペイはiPadと決済端末の無料導入キャンペーンを開催しています。iPadを持っていない場合は、これが最もおトクな導入方法です。なお、このキャンペーンを利用すればエアペイは初期費用0円で導入できます。

    ずっと無料で使えるエアレジ 公式サイト

    ユビレジ

    ユビレジ - お会計画面

    • 最安プランから複数店舗の管理機能が使える
    • 基本の月額料金に、任意のオプションを付けて導入する仕様
    • 小規模な店舗にとっては割高になりがち
    初期費用 月額料金 対応OS 連携できる
    決済端末
    0円~ 7,590円/月~ ・Square
    ・STORES決済
    ・JMS など
    売上分析 顧客管理 オーダーシステム 在庫管理

    EC連携不可

    ユビレジは、最安プランから複数店舗の管理機能が使えるのが特徴です。そこそこ規模の大きな事業者向けと言えるでしょう。基本の月額料金(7,590円/月)に、下記のような有料オプションを任意で加えて導入するスタイルです。

    ユビレジのオプション一覧

    概要 月額料金
    (税込)
    ユビレジ
    ハンディ
    iPhoneなどをハンディ端末として
    飲食店のオーダーに使える
    1,650円/月
    (ハンディ1台あたり)
    ユビレジ
    QRオーダー&決済
    お客さんがQRコードを読み取って
    自分で注文と決済ができる
    7,260円/月
    ユビレジ
    在庫管理
    小売店向けの高度な
    在庫管理機能が使える
    4,950円/月
    ユビレジ
    for Salesforce
    Salesforceと連携して
    顧客や会計の情報を管理できる
    要問合せ

    ※「QRオーダー&決済」の導入にはまずハンディが必要

    オプションの追加はあくまで任意です。小規模な店舗の場合は、付けるとしても「ユビレジ ハンディ」くらいでしょう。それ以外のオプションは、大型店舗やチェーン店向けと考えてOKです。

    ユビレジの導入コストをシミュレーション

    初期費用 ・iPad:58,800円
    ・キャッシュドロア一体型プリンター:48,200円
    合計 107,000円
    月額料金 ・プラン料金:7,590円(オプションなし)
    合計 7,590円

    ※ 周辺機器の価格は変動する可能性があります

    上記はオプション無しで導入した場合のコスト例です。オプションを付ける場合は、そのぶん月額料金にプラスして考えてみてください。オプションも含めて考えると、小規模店舗にとってはちょっと割高になりやすいです。

    申し込みはこちらユビレジ 公式サイト

    USENレジ FOOD

    USENレジFOODの操作画面(飲食店向けPOSレジアプリ)

    • 飲食店に特化したPOSレジアプリ
    • 拡張性の高さが魅力だが、小規模店舗にはオーバースペックかも
    • 具体的な利用料金は店舗ごとに問い合わせが必要
    初期費用 月額料金 対応OS 連携できる
    決済端末
    82,500円~ 14,278円/月~ USEN PAY
    売上分析 顧客管理 オーダーシステム 在庫管理

    追加料金

    追加料金
    ×

    USENレジ FOODは、店舗BGMの配信サービスで知られる「株式会社USEN」が提供するレジアプリです。店舗の効率化に関わるサービス(注文用タッチパネル・券売機・タイムカードなど)を複数展開しており、これらとレジを連携することで、店舗の特性にあわせて機能を拡張できます。

    USENレジ FOODの導入コストをシミュレーション

    初期費用 ・サービス加入料:33,000円
    ・クラウドマスタ設定費:16,500円
    ・機器設定費:33,000円
    ・iPad:58,800円
    ・レシートプリンター:61,600円
    ・キャッシュドロア:14,850円
    合計 217,750円
    月額料金 ・月額料金:14,278円/月
    合計 14,278円/月

    ※ 周辺機器の価格は変動する可能性があります

    USENレジは、まず加入時の各種費用として8万円ほどかかります。周辺機器は旧モデルなどを購入すれば価格を抑えられるかもしれませんが、それなりの初期費用は覚悟しておきましょう。なお、月額料金は一律14,278円(+オプション料金)で、小規模店舗向けの安いプランなどはありません。

    USENレジ FOOD(公式サイト)

    POS+ food

    POS+foodの操作画面(飲食店向けPOSレジアプリ)

    • 飲食店に特化した本格的なPOSレジシステム
    • 大規模なチェーン店や海外店舗にも対応可能
    • 具体的な利用料金は店舗ごとに問い合わせが必要
    初期費用 月額料金 対応OS 連携できる
    決済端末
    396,000円~ 15,400円/月~ ・STORES決済
    ・stera pack
    ・楽天ペイ など
    売上分析 顧客管理 オーダーシステム 在庫管理
    ×

    POS+(ポスタス)は、数百店舗のチェーン店にも対応できる本格的なPOSレジシステムです。初期費用や月額料金の高さからも分かるように、小さな店舗にはオーバースペックなので、個人事業主や小規模法人は選択肢から外してOKです。

    ちなみに、POS+には小売店向けの「POS+ retail」やサロン向けの「POS+ beauty」などもありますが、弥生の会計ソフトと連携できるのは今のところ「POS+ food」だけです。

    POS+ foodの導入コストをシミュレーション

    初期費用 ・タブレット
    ・レシートプリンター
    ・キャッシュドロア
    ・アクセスポイント
    ・導入サポート
    すべてセットで396,000円
    月額料金 ・POS利用料:15,400円
    合計 15,400円

    POS+には、タブレット・周辺機器・サポートまでコミコミの導入セットが用意されていますが、ミニマムでも上記の金額がかかるようです。ハンディ端末やキッチンディスプレイなどを使いたい場合は、さらにプラスで費用がかかるものと考えておきましょう。

    POS+ food(公式サイト)

    弥生の会計ソフトとPOSレジを連携する方法

    弥生の会計ソフトとPOSレジを連携する方法は意外と簡単です。例として、「スマレジ」と弥生を連携させる手順をざっくり解説します。(他のPOSレジでも基本的な流れは同じです)

    ステップ① POSレジアプリから連携設定をする

    弥生の会計ソフトとPOSレジアプリの連携方法(スマレジの例)

    まずは、POSレジアプリのほうで会計ソフトとの連携設定を始めます。スマレジの場合は、サイドバーの設定ボタンをタップして「弥生シリーズ連携」という項目を選択するだけでOKです。

    ステップ② 弥生の会計ソフトにログインする

    弥生の会計ソフトとPOSレジアプリの連携方法(弥生のログイン画面)

    POSレジアプリで連携設定を進めると、会計ソフトのログイン画面に自動で遷移します。弥生のIDとパスワードでログインしましょう。

    ステップ③ POSレジアプリとの連携を承認する

    弥生の会計ソフトとPOSレジアプリを連動させる方法

    弥生の会計ソフトにログインすると、上図のような画面が表示されます。ここで「同意の上連携する」を選択すれば、POSレジとの連携設定は完了です。POSレジ各社がヘルプページ等でも詳しく説明しているので、初心者でも迷わず進められるでしょう。

    まとめ

    弥生の会計ソフトは5種類のPOSレジと連携できます。弥生の会計ソフトには「弥生会計 オンライン」や「やよいの青色申告 オンライン」などのバリエーションがありますが、どのソフトでも連携できるPOSレジの種類は同じです。

    弥生の会計ソフトと連動できるPOSレジ【比較表】

    スマレジ エアレジ ユビレジ USENレジ
    FOOD
    POS+
    food
    操作画面 スマレジの商品選択画面 Airレジ(エアレジ)のお会計画面 ユビレジ - お会計画面 USENレジFOODの操作画面(飲食店向けPOSレジアプリ) POS+foodの操作画面(飲食店向けPOSレジアプリ)
    初期費用 0円~ 0円~ 0円~ 82,500円~ 396,000円~
    月額料金
    (税込)
    0円~ 0円 7,590円/月~ 14,278円/月~ 15,400円/月~
    レジ機能
    売上分析
    顧客管理
    有料プラン

    追加料金
    在庫管理
    EC連携不可

    EC連携不可
    × ×
    オーダー
    システム

    有料プラン

    追加料金

    追加料金
    会計ソフト
    連携

    有料プラン
    決済端末
    連携

    店舗の規模や業種を問わずおすすめなのは「スマレジ」です。最安プランでも豊富な機能が使えるうえ、飲食店や小売店に特化したフルプランもあるので、個人店からチェーン店まで安心して導入できます。店舗の成長に合わせて機能を拡張できるのも魅力です。
    スマレジの公式サイトを見てみる

    一方、とにかくコストを抑えたい!という店舗には「エアレジ」もおすすめです。機能面はスマレジに劣りますが、低コストで導入できて、ずっと無料で使い続けられます。
    エアレジの公式サイトを見てみる

    弥生の会計ソフトとPOSレジを連携するメリット・デメリット

    メリット デメリット
    レジの売上データが
    会計ソフトに送信される
    (手入力が不要になる)
    最初の連携設定に
    少しだけ手間がかかる

    弥生の会計ソフトとPOSレジを連携すると、レジの売上データを会計ソフトに送信できるようになります。売上データを会計ソフトに手入力する必要がなくなるので、会計業務を大幅に効率化できます。

    なお、弥生の会計ソフトとPOSレジを連携しても、デメリットはほとんどありません。最初の連携設定に数分かかりますが、それさえ済めば日々の入力業務は格段にラクになります。弥生とPOSレジを連携することによって、何かしらの追加料金が発生することもありません。

    「スマレジ」と「エアレジ」は無料で使用感を試せます。気になった方は、下記の公式サイトからアカウント登録をして、アプリをダウンロードしてみてください。

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