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FREENANCE・ペイトナー・PayToday比較 – フリーランスファクタリング

更新日: 2023/07/25
FREENANCE・ペイトナー・PayToday比較 – フリーランスファクタリング

INDEX

目次

    FREENANCE・ペイトナー(旧yup)・PayToday【比較表】

    本記事では「買取ファクタリング」のうち、フリーランスでも利用しやすいサービスを比較します。以下の3つは、いずれも少額から利用でき、WEB上でログインしてサクッと手続きを進められます。

    FREENANCE ペイトナー(旧yup) PayToday
    FREENANCE - ロゴ画像 Paytner PayToday - ロゴ画像
    利用者 個人事業主・法人 個人事業主・法人 個人事業主・法人
    月額基本料金 なし なし なし
    2社間手数料 3%~10% 一律10% 1%~9.5%
    3社間手数料 非公開 取扱なし 取扱なし
    調達可能額 1万円~申請上限なし 1万円~25万円※初回 約10万円〜約5,000万円
    業歴 3ヶ月以上 不要
    創業直後でも利用可能
    6ヶ月以上
    担保・保証人 不要 不要 不要
    審査スピード 最短30分 最短10分 最短15分
    審査時の面談 基本不要
    必要ならオンラインで
    不要 基本不要
    必要なら電話で
    契約時の訪問 不要 不要 不要
    対応地域 全国 全国 全国
    支払サイト 105日以内 70日以内 90日以内
    償還請求権 なし
    ノンリコース
    なし
    ノンリコース
    なし
    ノンリコース
    主な必要書類など
    • 請求書(フリーナンス口座)
    • メール履歴
    • 入出金明細
    • 本人確認書類
    • 登記簿謄本(法人のみ)
    • 請求書
    • 仕事のURL
    • 本人確認書類
    • 請求書
    • 入出金明細
    • 確定申告書
    • 本人確認書類
    FREENANCE ペイトナー(旧yup) PayToday
    2022年3月1日、「yup(ヤップ)先払い」のサービス名について「ペイトナー(Paytner) ファクタリング」への変更が発表されました。名称変更後も、サービス内容に変更はありません。

    こんな人向け!各サービスの特徴

    FREENANCE・ペイトナー(旧yup)・PayTodayのいずれも、小規模なフリーランスや個人事業主向きのサービスです(法人も利用可能)。そのなかでも細かな棲み分けがあるので、まずはそれぞれの特徴をざっくり説明しておきます。

    「FREENANCE 即日払い」の特徴

    FREENANCE - ロゴ画像

    • 「フリーナンス口座」で入出金するのがイヤじゃない人向け
    • 保険サービスなどもセットで利用できる
    • 条件が整っていれば3社間ファクタリングも可能

    FREENANCEのサービスは、基本的に「フリーナンス口座」での入出金が前提です。そのため、顧客に「あ、このひとフリーナンス使ってるんだ」とバレてしまうこともままあります。それがイヤな人には、あまり向いていません。

    ただ、それさえ許容できれば、メリットも大きいです。無料で「あんしん補償」という保険サービスも付帯しますし、ファクタリングの入金なども「フリーナンス口座」を通じてスムーズに進めてもらえます。

    FREENANCE(公式ページ)

    「ペイトナー ファクタリング(旧yup 先払い)」の特徴

    Paytner

    • 面倒な書類はできるだけ省きたい!という人向け
    • 法人顧客がいなくても利用できる
    • Zoomや電話は必要ない

    ペイトナー(旧yup)のファクタリングでは、個人顧客の売掛金も買い取ってもらえます。他の一般的なファクタリングサービスでは、法人顧客の売掛金しか買い取ってもらえません。ですから、ふだん法人との取引がない場合は、ペイトナー(Paytner)一択と言ってもよいでしょう。

    必要書類も他サービスに比べて少なく、オンライン面談なども不要なので、初めてファクタリングに挑戦してみよう、という人にも向いています。ちなみに、「labol(旧nugget)」というよく似たサービスもあるので、合わせて検討してみましょう。 
    >> ペイトナー(旧yup)・labol(旧nugget)の徹底比較!

    ペイトナー ファクタリング(公式ページ)

    「PayToday」の特徴

    PayToday - ロゴ画像

    • 手数料が「1%~9.5%」と、2社間ファクタリングとしては最安水準
    • 60%~70%が女性の会社なので、女性でも相談しやすい
    • 出張サービスを利用すれば、対面での契約も選べる

    PayTodayは、買取額に上限・下限を設けていないので、審査に問題がなければ必要な金額を調達しやすいです。手数料の上限も「9.5%」と決まっているため、安心して利用できます。

    契約方法は、オンラインと対面の2種類から選べます。基本的にはオンラインでの利用がおすすめです。対面での利用は「出張費を負担してもいいから、しっかりコミュニケーションをとりたい」という人に向いています。

    PayToday(公式ページ)

    以上、3つのサービスについて大まかに特徴を整理しました。ここからは、①~⑨の9項目で詳しく比較していきます。

    ① 利用可能な事業者

    FREENANCE ペイトナー(旧yup)* PayToday
    • 個人事業主 (フリーランス)
    • 法人
    • 個人事業主 (フリーランス)
    • 法人
    • 個人事業主 (フリーランス)
    • 法人

    *ただしアフィリエイト、note、UberEatsは不可

    いずれも個人・法人問わず利用できます。ただし、ペイトナー(旧yup)に関しては「アフィリエイト」「note」「UberEats」の報酬に関する売掛金は、買取の対象にはなりません。類似の報酬に関しても、このような制限がないか事前に確認しておきましょう。

    一般的に「フリーランス」とは、企業に雇用されず、独立して自由に働いている個人事業主や業務委託社員などを指します。ファクタリングサービスの利用にあたっては、開業届を出しているかどうかは関係ありません。

    ② 手数料 – 2社間・3社間

    FREENANCE ペイトナー(旧yup) PayToday
    2社間 3%~10%
    フリーナンス口座の場合
    一律10% 1%~9.5%
    3社間 非公開 取扱なし 取扱なし
    別途料金 なし なし (対面希望時のみ)
    出張費実費+3万円

    FREENANCEの2社間ファクタリングは、フリーナンス口座に紐付いた請求書のみ手数料「3%~10%」で利用できます。一般の銀行口座でも利用はできますが、手数料が高くなってしまいます。一方、ペイトナー(旧yup)とPayTodayには、そのような制約はありません。

    3社間ファクタリングが可能なのは、上記3つのなかではFREENANCEのみです。ただし、FREENANCEと提携する「ともだち企業」への請求書に限られます。手数料は公開されていませんが、通常の2社間よりは安く済みます。

    ③ 買い取ってもらえる金額

    FREENANCE ペイトナー(旧yup) PayToday
    初期設定 1万円〜申請上限なし 1万円~25万円 10万円〜5,000万円
    最大 1万円~非公開

    「FREENANCE」は1万円の少額から利用でき、一律での上限金額も設定されていません。以前は「初回25万円まで」などの上限がありましたが、現在は撤廃されました。

    ペイトナー(旧yup)は、新規利用登録をしたばかりだと、調達できる金額が少ないです。利用実績を積むことで、利用枠が大きくなります。ペイトナーの最大枠は公開されていませんが、「50万円以上で利用している人も多数」とのことです(自営百科調べ)。

    PayTodayは、そもそも一律での利用枠は設けられていませんので、審査次第で希望した金額を調達できます。公式サイトによると、最高5,000万円までは調達可能です。申込金額に上限・下限は設けられていません。

    ④ 業歴 – 創業直後でも利用できるか?

    FREENANCE ペイトナー(旧yup) PayToday
    3ヶ月以上の
    入出金明細が必要
    創業直後でも利用可能 6ヶ月以上の
    入出金明細が必要

    上記3つのなかで、創業直後でも利用できるのはペイトナー(旧yup)のみです。FREENANCEは創業してから少なくとも3ヶ月以上、PayTodayは6ヶ月以上の業歴がないと利用できません。

    ⑤ 審査スピード・入金までの時間

    FREENANCE ペイトナー(旧yup) PayToday
    審査スピード 最短30分 最短10分 最短15分
    入金まで 最短即日
    (11:30までに審査完了)
    最短即日
    (正午までに審査完了)
    最短即日

    FREENANCEは、平日の午前11:30までに審査が完了すれば、即日での入金が可能です。ただ、初回利用時は、アカウント開設に3時間前後かかるので注意しましょう。

    ペイトナー(旧yup)は、平日の正午までに審査が済めば即日入金となります。初回のアカウント開設は、メールの認証URLをクリックして本登録するだけで、すぐに利用開始できます。

    PayTodayに関しては、具体的なデッドラインが公表されていません。急ぎの場合は、できるだけ早い時間帯に申し込みましょう。

    ⑥ 申し込みやすさ – 手間・対応地域・営業時間

    FREENANCE ペイトナー(旧yup) PayToday
    審査時の面談 基本不要
    必要ならオンラインで
    不要 基本不要
    必要なら電話で
    契約時の訪問 不要 不要 不要
    希望すれば対面も可能
    対応地域 全国 全国 全国
    営業時間 平日9:00~18:00 平日10:00~18:00 平日10:00~17:00
    問合せ方法 チャット、メール チャット、メール、LINE 電話、メール

    申し込みやすさについては、ご覧のようにほとんど差がありません。強いて言えば、電話対応の有無で好みが分かれそうです。

    ⑦ 主な必要書類

    FREENANCE ペイトナー(旧yup) PayToday
    • 請求書(フリーナンス口座)
    • メール履歴
    • 入出金明細
    • 本人確認書類
    • 登記簿謄本(法人のみ)
    • 請求書
    • 仕事のURL
    • 本人確認書類
    • 請求書
    • 入出金明細
    • 確定申告書
    • 本人確認書類

    FREENANCEの「請求確認メール履歴」とは、請求書を送った証拠や、顧客が請求書を受け取った証拠となる画像を指します。メール・チャット・メッセンジャーなどのスクリーンショットでOKです。

    ペイトナー(旧yup)の「仕事のURL」は、事業の実態が確認できるSNS・HP・GitHub・ポートフォリオなどを指します。URLを持っていなければ、直近3ヶ月程度の入出金明細でも代用できます。過去の請求書・納品書などでも構いません。

    ⑧ 支払いまでの期間(支払サイト)

    FREENANCE ペイトナー(旧yup) PayToday
    105日以内 70日以内 90日以内

    支払いまでの期間(支払サイト)が一定の日数を超えるものは、買取対象になりません。たとえばFREENANCEの場合、支払サイトが105日を超える売掛金は対象外です。

    支払サイトとは? 売掛金を回収するまでの期間

    ⑨ 支払い方法

    回収した売掛金をファクタリング会社へ支払う

    2社間ファクタリングを利用したら、顧客から売掛金を回収したのち、ファクタリング会社の口座へ直ちに振り込むのが基本です。ただし、FREENANCEのみ、フリーナンス口座を介して自動で支払われるので、振り込みの手間がかかりません。

    FREENANCE ペイトナー(旧yup) PayToday
    【フリーナンス口座への売掛金】
    フリーナンス口座から
    自動的に支払われる

    【通常の銀行口座への売掛金】
    フリーナンス口座へ
    振り込む(期日+1営業日)

    案内メールに記載された
    口座へ振り込む
    (期日+3営業日)
    指定の口座へ
    振り込む
    (詳細はマイページで確認)

    3社比較まとめ

    ここまで「FREENANCE・ペイトナー(旧yup)・PayToday」のサービスを徹底的に比較してきました。とくに重要なポイントを以下にまとめておきます。

    FREENANCE ペイトナー(旧yup) PayToday
    2社間手数料 3%~10% 一律10% 1%~9.5%
    調達可能額 1万円~申請上限なし 1万円~25万円※初回 約10万円〜約5,000万円
    業歴 3ヶ月以上 不要
    創業直後でも利用可能
    6ヶ月以上
    支払サイト 105日以内 70日以内 90日以内
    主な必要書類など
    • 請求書(フリーナンス口座)
    • メール履歴
    • 入出金明細
    • 本人確認書類
    • 登記簿謄本(法人のみ)
    • 請求書
    • 仕事のURL
    • 本人確認書類
    • 請求書
    • 入出金明細
    • 確定申告書
    • 本人確認書類
    その他の特徴 フリーナンス口座を
    便利に使える
    個人間の取引にも
    利用できる
    契約方法をオンラインと
    対面で選べる

    一般論として、手数料が低いサービスであるほど、審査がしっかり行われる傾向にあります。なので、手数料が高いからといって、一概にマイナス要素とは限りません。

    あるサービスで買い取ってもらえなかった売掛金を、別のサービスで買い取ってもらう分には何の問題もありません。ですから、どのサービスを利用するか決めきれない場合は、まずは手数料の低いサービスから試してみるとよいでしょう。

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