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料金が安いおすすめ会計ソフト一覧!費用相場や選定ポイントを解説

更新日: 2024/12/19 PR
料金が安いおすすめ会計ソフト一覧!費用相場や選定ポイントを解説

料金が安く、きちんと実用性もある会計ソフトを一覧にまとめました。大まかな料金相場や、押さえておきたい最低限の機能などもわかりやすく解説します。記事の後半では、個人事業主向け・法人向けのソフトをそれぞれ紹介します。

INDEX

目次

    会計ソフトの料金比較一覧

    安く利用できる会計ソフトを厳選して紹介します。個人事業主向けと法人向けのソフトでは、料金相場などが大きく異なります。以下の一覧表は、タブを切り替えてご覧ください。

    個人事業主向け法人向け
    料金(税込) 自動仕訳 申告書作成 操作画面
    やよいの白色申告 オンライン 無料〜 やよいの白色申告 オンライン かんたん取引入力
    やよいの青色申告 オンライン 11,330円/年〜
    初年度無料から
    かんたん取引入力 - やよいの青色申告 オンライン
    タックスナップ 12,936円/年〜 タックスナップ - ホーム画面・取引一覧
    freee会計 12,936円/年〜 取引の登録(手入力) – freee
    マネーフォワード クラウド確定申告 11,880円/年〜 マネーフォワード 確定申告 トップページ画面
    円簿青色申告 無料 円簿青色申告の操作画面
    フリーウェイ経理 Lite 無料〜
    39,600円/年
    フリーウェイ経理Lite
    JDL IBEX 出納帳 Major 無料〜 JDL IBEX 出納 帳 Major の入力画 面
    Main財務管理 無料〜 Main財務管理の入力画面
    料金(税込) 自動仕訳 決算書作成 操作画面
    弥生会計 オンライン 30,580円/年〜
    初年度無料
    弥生会計オンラインの取引入力画面(法人)
    freee会計 39,336円/年〜 会計freeeの帳簿付け画面(法人向け会計ソフト)
    マネーフォワード クラウド会計 39,336円/年〜
    円簿会計 無料 円簿会計
    フリーウェイ経理 Lite 無料〜
    39,600円/年
    フリーウェイ経理Lite
    JDL IBEX 出納帳 Major 無料〜 JDL IBEX 出納 帳 Major の入力画 面
    Main財務管理 無料〜 Main財務管理の入力画面

    「性能が多少悪くても、できるだけ安い会計ソフトがいい!」と考える人も多いでしょう。ただ、性能があまりに低すぎると作業効率が落ちるので、最低でも以下の2点を満たすソフトがおすすめです(上表の赤枠)。

    • 自動仕訳の機能がある
    • 確定申告書や決算書を作成できる

    「自動仕訳(しわけ)」とは、クレジットカード等の取引明細をオンラインで取得し、日付・金額・勘定科目を自動的に記帳する機能をいいます。自動仕訳があれば、大幅な時短につながる上に、入力ミスなどのヒューマンエラー防止も期待できます。

    帳簿付けから確定申告まで、シームレスに行える機能も重要です。せっかく会計ソフトで帳簿付けをしても、そのデータから確定申告書や決算書が自動的に生成できないのであれば、二度手間になってしまいます。

    会計ソフトにかかる費用相場

    会計ソフトの相場を考える際は、以下の3点を押さえるとよいです。相場を正しく把握するには、これらの条件をそろえて料金を比較する必要があります。

    サブスク or 買い切り 初期費用の有無などが異なる
    個人事業主 or 法人 作成すべき書類などが異なる
    事業規模 主に従業員数が異なる

    サブスクと買い切りの違い ‐ 長期的なコスト

    サブスク
    (主にクラウド型)
    買い切り
    (インストール型)
    会計ソフトの長期的な費用(サブスク、 クラウド) 会計ソフトの長期的な費用(買い切り、 インストール)

    >> クラウド型とインストール型の違い ‐ 会計ソフトの基本

    サブスクのほうが、支払いの見通しを立てやすく、初期費用も抑えられます。一方、買い切りのソフトは、法改正や機能の陳腐化による買い替えの時期が予測しづらいため、想定外のコストが発生する場合があります。

    基本的には、サブスクのクラウド型ソフトがおすすめです。つねに最新版の機能を利用でき、法改正にも素早く対応可能です。事業の成長に合わせて、料金プランを柔軟に変更できます。

    ここからは、サブスクの料金相場を前提に解説を進めていきます。

    個人事業主と法人の違い – 大まかな相場

    個人事業主向け 法人向け
     
    1万円〜4万円/年
     
    2万円〜50万円*/年

    * 小規模〜中小法人の場合(中堅以上の企業は除く)

    個人事業主向けの会計ソフトは、月額でいうと、1,000円台〜3,000円ぐらいまで幅があります。開業したばかりであれば、だいたい月1,000円程度のプランで充分です。

    法人向けソフトは、事業規模などによって相場が大きく異なります。いわゆる「一人会社」の場合は、個人事業主向けと同程度の金額から導入できるプランなどもあります。

    事業規模による違い(法人) – 大まかな相場

    一人会社 小規模企業 中小企業
     
    2万円〜4万円/年
     
    〜10万円*/年 〜50万円*/年

    * 複数の従業員にアクセス権を付与する場合などは、さらに追加費用が発生する場合があります。

    法人の場合は、従業員数や経理担当者数によって、料金相場が大きく異なります。従業員が多い企業は、経費精算や内部統制の機能が必要になるため、相応の費用がかかります。

    【会計ソフトの選定ポイント】料金以外に重視すべきことは?

    料金だけでなく、以下の項目も判断材料にするとよいです。どんなに安くても、役に立たなければ意味がありません。最低限の合格ラインを設けたうえで、その基準をクリアしたソフトのなかから、より安価なものを選ぶのがよいでしょう。

    1. 搭載されている機能
    2. 使いやすさ
    3. サポート体制

    ① 搭載されている機能

    自動仕訳 銀行口座などを紐づけて記帳を自動化できる
    申告書や決算書の作成 帳簿データから自動で申告書や決算書を作成できる

    最低でも「自動仕訳」と「申告書作成」の機能はあったほうがよいです。これらの機能がないと、取引は手入力する必要があり、申告書なども自分で作らないといけません。せっかく会計ソフトを導入するなら、自動化できる業務は自動化しましょう。

    また、消費税の課税事業者であれば、消費税申告の機能もあったほうがよいです。インボイスを発行する事業者や、年間売上が1,000万円を超える規模の事業者などは、原則として消費税の確定申告をする必要があります。

    ② 使いやすさ

    頻繁に使うソフトなので、画面の見やすさ・操作のしやすさも重要です。どのソフトも、基本的には無料トライアルができます。まずは候補のソフトを2〜3つまで絞り、実際に使ってみて判断するのがおすすめです。

    ③ サポート体制

    有人のメール・チャット・電話などで、オペレーター対応をしてくれるソフトを選びましょう。わからないことがあってもすぐに解決できるので、滞りなく業務を進められます。

    ソフトによっては、画面共有機能により、同じ画面を見ながらオペレーターに指示を出してもらえます。とくにパソコンが苦手な個人事業主などは、サポートの充実度も確認したほうがよいです。

    料金が安いおすすめの会計ソフト【個人事業主向け】

    個人事業主向けに、機能・使いやすさ・サポートを考慮した上で、安く導入できる会計ソフトを紹介していきます。「弥生・freee・マネーフォワード」の大手3社のソフトのほか、最近リリースされた「タックスナップ」も非常におすすめです。

    やよいの白色申告 オンライン

    やよいの白色申告 オンライン - 個人事業主向けクラウド白色申告ソフト

    • ずっと無料でもすべての機能が利用できる
    • 映画チケットなどの優待サービスあり(フリープランは除く)
    • 青色申告には対応していない

    「やよいの白色申告 オンライン」は、永年無料のフリープランでも、機能面は他の有料ソフトにまったく見劣りしません。自動仕訳から申告書の自動作成まで、スムーズにできます。ただし、青色申告に対応していない点には注意しましょう。

    フリープラン ベーシックプラン トータルプラン
    料金
    (税込)
    0円
    永年無料
    12,650円/年
    初年度無料
    23,100円/年
    初年度半額
    (11,550円)
    帳簿付け 自動仕訳 自動仕訳 自動仕訳
    確定申告
    消費税申告
    サポート Webサイト Webサイト
    福利厚生サービス
    メール
    チャット
    電話
    画面共有
    ※電話は年10回まで
    Webサイト
    福利厚生サービス
    メール
    チャット
    電話
    画面共有
    業務相談

    サポートが手厚い「トータルプラン」が、初年度は半額で利用できます。トータルプランなら、ソフトの使い方だけでなく、帳簿付けや確定申告のやり方などの一般的な質問まで受け付けてもらえます。

    やよいの青色申告 オンライン

    やよいの青色申告 オンライン - 個人事業主向けクラウド青色申告ソフト

    • 初年度は無料or半額
    • 最安プランですべての機能が利用できる
    • 映画チケットや飲食店、宿泊施設などの優待サービスあり

    「やよいの青色申告 オンライン」は、最安プランでも、他社の上位プラン相当の機能を利用できます。プランによる違いはサポート内容のみで、機能面での違いはありません。年間1万円ほどで消費税申告にまで対応できるのは、他社にない強みと言えます。

    セルフプラン ベーシックプラン トータルプラン
    料金
    (税込)
    11,330円/年
    初年度は無料
    18,975円/年
    初年度は無料
    33,000円/年
    初年度は無料
    (16,500円)
    帳簿付け 自動仕訳 自動仕訳 自動仕訳
    確定申告
    消費税申告
    サポート Webサイト
    福利厚生サービス
    Webサイト
    福利厚生サービス
    メール
    チャット
    電話
    画面共有
    ※電話は年10回まで
    Webサイト
    福利厚生サービス
    メール
    チャット
    電話
    画面共有
    業務相談

    初年度は半額で利用できる「トータルプラン」がおすすめです。サポートが手厚く、質問できる範囲が広いプランです。ソフトの使い方だけでなく、帳簿付けや確定申告のやり方など、一般的な業務に関する質問もできます。

    タックスナップ

    バナー画像 - タックスナップ

    • 業界最安クラスの料金で、経費判定の機能が利用できる
    • 上位プランなら、アプリに帳簿付けを「丸投げ」もできる
    • 消費税申告にも対応できる(2024年12月のアップデート〜)

    「タックスナップ」は、スマホでの利用に特化した、次世代型の会計アプリです。銀行口座やクレジットカードを紐づけると、スワイプによる簡単操作で誰でも手軽に帳簿付けができます。

    カンタンプラン 安心プラン
    料金
    (税込)
    1,408円/月
    12,936円/年
    28,776円/年
    今だけ17,776円
    帳簿付け スワイプ仕分け
    (経費の自動判定あり)
    丸投げ仕分け
    (高度な自動仕訳)
    確定申告
    消費税申告
    サポート Webサイト
    LINE
    Webサイト
    LINE
    税務調査補償

    「カンタンプラン」では、スワイプ仕分けなどの基本機能が無制限に利用できます。経費になる可能性を自動判定してくれる機能があるので、初心者でも迷わず記帳できます。「安心プラン」にすると丸投げ仕分けの機能が開放され、ほぼ操作しなくても帳簿付けができるようになります。

    freee会計

    クラウド会計ソフト freee(フリー)

    • 最先端の機能をリーズナブルな価格で利用できる
    • 事業の成長に合わせてプランを変更できる
    • パソコンを買わなくても、スマホだけで完結可能

    「freee会計」は、最先端の機能が搭載されている会計ソフトです。「〇〇の銀行口座から電気代が引き落とされたら水道光熱費で記帳する」といったルール設定をすれば、放置するだけで帳簿付けが完了します。

    スターター スタンダード プレミアム
    料金
    (税込)
    1,958円/月
    12,936円/年
    3,278円/月
    26,136円/年
    43,780円/年
    帳簿付け 自動仕訳 自動仕訳 自動仕訳
    確定申告
    消費税申告
    サポート Webサイト
    メール
    チャット
    Webサイト
    メール(優先)
    チャット(優先)
    Webサイト
    メール(優先)
    チャット(優先)
    電話
    税務調査補償

    消費税申告が不要なら、「スターター」でも十分に実用可能です。ただ、レシート画像のアップロードや読み取りは、月5件しかできません。6件以上取り込みたい場合は「スタンダード」へアップグレードしましょう。

    マネーフォワード クラウド確定申告

    マネーフォワード クラウド確定申告

    • コストパフォーマンスがよい(複数のソフトが使える)
    • どの機能もハイレベルでまとまっていて使いやすい
    • 外部サービスとのスムーズな連携が強み

    「マネーフォワード クラウド」は、複数のバックオフィスソフトがセットで利用できるサービスです。請求書ソフトや電子契約ソフトなどが、追加費用なしで使えます。あらゆる業務を、安価にデジタル化したい個人事業主にはピッタリです。

    パーソナルミニ パーソナル パーソナルプラス
    料金
    (税込)
    1,408円/月
    11,880円/年
    1,848円/月
    16,896円/年
    39,336円/年
    帳簿付け 自動仕訳 自動仕訳 自動仕訳
    確定申告
    消費税申告
    サポート Webサイト
    メール
    チャット
    Webサイト
    メール
    チャット
    Webサイト
    メール
    チャット
    電話

    基本的には「パーソナル」がおすすめです。「パーソナルミニ」は、いろいろと機能制限がかかりますが、月400円ぐらいしか安くなりません。「パーソナルプラス」は、単に電話サポートが付くだけなので、料金重視の方にはおすすめできません。

    料金が安いおすすめの会計ソフト【小規模〜中小法人向け】

    一人会社や小規模企業、中小法人向けに、比較的安価な料金で導入できる会計ソフトを紹介していきます。「弥生・freee・マネーフォワード」の大手3社のソフトがおすすめです。

    弥生会計 オンライン

    弥生会計オンラインの取引入力画面(法人)

    • 初心者でも仕訳の登録・修正がしやすい
    • サポートが充実している
    • 消費税申告書の作成には対応できない

    「弥生会計 オンライン」は、小規模法人向けのクラウド会計ソフトです。法人向けソフトとしては、かなり安価に利用できます。ただ、消費税申告には対応していないので、年間売上1,000万円を超える規模の法人には不向きです。

    セルフプラン ベーシックプラン
    料金
    (税込)
    30,580円/年
    初年度無料
    41,360円/年
    初年度無料
    利用人数 3人
    追加可能
    3人
    追加可能
    帳簿付け 自動仕訳 自動仕訳
    決算書
    消費税申告
    サポート Webサイト
    福利厚生サービス
    メール*
    電話*
    画面共有*
    業務相談*
    * 最大2ヶ月のみ
    Webサイト
    福利厚生サービス
    メール
    チャット
    電話
    画面共有
    業務相談

    2つのプランに機能面での違いは一切ありません。「ベーシックプラン」なら、オペレーターによるサポートが無制限に利用できます。初年度は無料で使えるので、どちらにするか迷ったらベーシックプランがおすすめです。

    今なら初年度無料弥生会計 公式サイト

    freee会計

    会計freeeの帳簿付け画面(法人向け会計ソフト)

    • バックオフィス業務をfreeeで一元化できる
    • 正しい運用をすれば大幅な業務効率化が期待できる
    • 業務フローの見直しが必要になる場合がある

    「freee会計」は、メーカー側が想定する業務フローの通りに運用することで、大幅な合理化・効率化がねらえるソフトです。料金は、本記事で紹介しているソフトのなかではやや割高ですが、それに見合うポテンシャルは充分あります。

    ひとり法人 スターター スタンダード アドバンス
    料金
    (税込)
    4,378円/月
    39,336円/年
    8,008円/月
    72,336円/年
    13,178円/月
    118,536円/年
    57,178円/月
    525,096円/年
    利用人数 1人 3人
    追加可能
    3人
    追加可能
    5人
    追加可能
    帳簿付け 自動仕訳 自動仕訳 自動仕訳 自動仕訳
    決算書
    消費税申告
    サポート Webサイト
    メール
    チャット
    Webサイト
    メール
    チャット
    電話
    Webサイト
    メール
    チャット
    電話
    Webサイト
    メール
    チャット
    電話

    従業員が少ない小規模企業は、ひとまず「スターター」がおすすめです。より詳細な経営分析を行いたい場合は「スタンダード」も視野に入ります。基本的に「スタンダード」と「アドバンス」は、中小企業向けのプランです。

    まずは無料トライアルfreee会計 公式サイト

    マネーフォワード クラウド会計

    • バックオフィス業務全般をカバーできる
    • クラウド会計、クラウド経費、クラウド請求書などがセットで使える
    • 外部サービスとの連携やデータ取得が得意

    「マネーフォワード クラウド」では、会計ソフトのほか、経費精算や請求書発行などのバックオフィスソフトがセットで利用できます。業務のデジタル化を手軽に進めたい企業にはピッタリのソフトです。

    スモールビジネス ビジネス
    料金
    (税込)
    4,378円/月
    39,336円/年
    6,578円/月
    65,739円/年
    利用人数 3人 3人
    追加可能
    帳簿付け 自動仕訳 自動仕訳
    決算書
    消費税申告
    サポート チャット
    メール
    チャット
    メール

    「スモールビジネス」は、基本的に一人会社や小規模企業向けのプランです。一方、消費税申告が必要な場合や、従業員を数十人ほど抱える中小企業は「ビジネス」が適しています。いずれも電話サポートには非対応です。

    まずは無料トライアルマネーフォワード 公式サイト

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